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去る9月16日に松戸市にある戸定邸内の茶室「松雲亭」にて子ども茶道体験会をいたしました。毎年、松戸市教育委員会様よりご依頼をいただきまして8年目となりました。体験に来てくださるのは「松戸市なんでも体験団」に参加している小学生のお子様たち全員で17名でした。コロナ禍では、飲食はせずに茶道体験をするという前代未聞!の体験会もいたしました。今年はようやくお茶と菓子を召し上がっていただけました。本当にうれしいです!教育委員会のご担当者様とも「感慨深いですね~
利休百首のご紹介です。※利休百首とは利休の教えである茶人の心得・作法などを和歌に詠んだものです「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたててのむばかりなる事と知るべし」この言葉を読むと、「ただ湯を沸かして茶を点てて飲むだけ」ならば、お作法もお稽古もいらないのでは?そう思われるかもしれませんね。この「ただ」は奥が深い!ただなんとなく、気軽に、のどを潤すために美味しいお茶を飲むだけだったらこんなに茶道が長く続くことはなかったことでしょう。私も茶道を長年続けてこなかったと
禅語のご紹介です。直心是道場(じきしんこれどうじょう)「直心」とはまっすぐな心、執着やとらわれのない心を意味します。「道場」とはその道を修行する場所、の意味執着せず、まっすぐな心をもって修行すればいつでも、どこでも今いる場所が道場となって、自分を精進させることができる。という教えです。コロナ拡大の影響で茶会は中止、稽古も自粛という状況になり茶道の世界も大きな影響を受けました。一服のお茶を通じて人と人が交流する茶の湯。今まで当たり前だったことが出来
もうすぐゴールデンウイーク!長い休暇を有効に使いたいですね。ゴールデンウィークに、心を落ち着かせ、日本の伝統文化を体験してみませんか!この機会に、茶の湯の世界を覗いてみませんか!茶道とは、ただお茶を点てるだけではありません。一服のお茶を通じて心と心の交流を大切にする日本の美しい文化です。和心美茶道教室では、実際にお茶を点てる楽しみを味わいながら茶花、禅語、茶道具などの意味を知ることができます。初心者の方でも楽しんでいただけるよう、すすめてまいります。
七月のお稽古で掛けたお軸をご紹介!「瀧直下三千丈」(たきちょっかさんぜんじょう)7月~8月の暑い季節によく掛ける禅語です。「瀧」の一文字の隣に「直下三千丈」と書かれています。瀧の最後の一筆がザーッと勢いよく下に伸びていてまるで瀧が流れているよう!水しぶきが飛んでくるような感じがします。意味は直訳すると「瀧が天空からまっすぐに流れ落ちてくるようだ」三千丈=約9kmなので在りえない瀧の長さですが、それくらい迫力という意味で「天空から」とな
和心美茶道教室のブログにお越しくださいましてありがとうございます。主催の渡辺ちえです。和心美茶道教室は初心者の方を対象とした茶道教室です。何も知らなくても大丈夫!点前作法をはじめ、お茶の心やお茶の楽しさをしっかりとお伝えしています。茶道を始めるにあたって少し不安に思う方もいらっしゃることでしょう。でも、敷居が高いと敬遠していてはもったいない!茶道は総合芸術と言われ和文化の魅力が集まっています。沢山の方に茶道の良さを知っていただきたいと思っています!【茶道
新しいことはじめませんか!茶道を通して、日本文化の美意識を学び、日々の生活に取り入れ心豊かに生きることそれが茶道の良さです!お茶に興味があったけど少し敷居が高いと思っていた方も月に1度のお稽古から茶道を始めてみませんか!日程はこちらお問い合わせフォーム和心美茶道教室は初心者の方を対象とした茶道教室です。何も知らなくても大丈夫!月1回のお稽古で、点前作法をはじめ、お茶の心やお茶の楽しさをしっかりとお伝えしています。
お稽古で掛けた禅語をご紹介します。水が恋しくなる初夏から盛夏に掛けるお軸です。「山水有清音」(さんすいにせいおんあり)自然の中には清らかな音が溢れています。木の葉が風に揺れ川のせせらぎ小鳥のさえずり、虫の声すなわち、「作られたものでないありのままの世界」を表しています。自然の音は癒されますね。こちらの禅語をみると「茶室にも清音あり」と、私は思うんです。湯がシュンシュンと沸く音お茶を茶碗に入れ、茶杓を打つ音湯を注ぐ音サラサラと茶筅を振る音畳の上をスッ
桜が開き始めた3月31日に教室の稽古茶事をいたしました。コロナがあったため5年ぶりの茶事でした。今回、ほとんどの方がはじめての参加でした。緊張もあったと思いますが事前の勉強をしっかりとしてくださったことと茶事ができない間、稽古場でミニ茶会をしていたことで比較的スムーズに進めることができたように思います。亭主をしてくださった方は今回で2回目の茶事ですが、亭主の役割を通して、遣り甲斐と、色々なことに広く興味を持つようになったと言ってくださいました。何より
和心美STYLEは月に一回から通える茶道教室を開催しています。美しい所作、しつらい、おもてなし。そして、美味しいお茶とお菓子。茶道には楽しみがたくさんあります。ご一緒に楽しみましょう。和心美茶道教室についてはこちらをご覧くださいお問い合わせフォームご希望のお稽古名、日時をご記入のうえご連絡ください。※メールアドレスの間違いが多くなっております。ご確認のうえ、送信くださいませ。また、念のため携帯電話の番号もご記入いただきますと助かります。2日以内に詳細のご連絡をいたし
久しぶりに利休百首のご紹介です。※利休百首とは利休の教えである茶人の心得・作法などを和歌に詠んだものです「はぢをすて(恥を捨て)人に物とひ習ふべし是ぞ上手の基なりける」聞くは一時の恥、と言いますが、知らないことを恥じて分かったふりをしてしまうことってありますよね。でも、消極的な姿勢は自分自身にとって損なことです。質問できない理由って何でしょう。・聞いたら先生に迷惑では?・質問するタイミングが難しい・どのように質問したらいいか分からない・下手な質問をするのがカ
先日の子供茶道体験で掛けたお軸は「心静茶味香」(こころしずかにちゃみかんばし)雑念を払い心静かに一服のお茶を味わえばその味わいは清々しいものである一服のお茶の味も香りも心の在り方次第ということです。今回、参加者のお子さんたちには少し簡単に「一緒に仲良くお茶を味わいましょう!」という意味だとお話しましたが、ただ一服のお茶と言えど、湯の温度、点て方、取り合わせの道具、その日の心の在り方で随分と変わってくるのです。いつでも、お茶をいただけることに心から感謝したい
和心美茶道教室では子供さん向けの茶道教室を開催しています。挨拶やお辞儀などの礼儀作法、互いを思いやる気持ち物を大切に扱うことなど茶の湯には大切な教えがたくさんあります。茶道を通じて自然と和の心を学ぶことができる教室です。お問合せフォーム私は、2015年より松戸市教育委員会からのご依頼で子供茶道体験教室をさせていただいています。2020年開催の様子https://ameblo.jp/na-go-mi-style/entry-12569902396.htmlこのお
テーブルで楽しみながら日常を豊かにする茶道の心得やお点前を覚えるレッスンです。「お抹茶を飲むのは好きだし、お茶を点てる所作は無駄がなくて、とても美しいから、できれば身につけたい!」「”やりたい”気持ちを満たせる、だけど、初心者にも敷居の高くない場所を探していました。」そんな声にお応えする内容となっています。~盆略点前習得全6回~お申込みフォームレッスンの対象は、初めての方向けです。■日程:6月開始水曜午後コース毎第3水曜日16:00~第1回目
先月の茶事で掛けた禅語をご紹介します。「花知鳥待花」(花は鳥を知り鳥は花を待つ)この掛軸は数年前に手に入れたのですが見た瞬間、不思議と美しい情景が広がりワクワクする感情が湧き起ってきた大好きな言葉です。鳥たちが花の蜜を啄ばみながら枝を渡りゆきその結果、実を結び生命を受け継ぐことを花は知っている。鳥は花が咲くのを心待ちにしている。自然のはたらきの中で互いを知り、互いを認め合っている。ということです。そういえば、以前、業躰先生の研修で「自然の花は競うこと
4月16日に松戸教室の茶会をいたしました。以前のような大寄せ茶会ではなく生徒さん同士の少人数の茶会です。今回のような取組みの茶会は2回目となります。全員で!前列5名がお客様後列3名が亭主チーム亭主や半東をつとめる生徒さんたち3名に茶会の趣向やそれを表現するための道具組を企画していただきました。3ヶ月ほどかけて話し合い少しづつ決めていきました。生徒さんによると、茶会のことが夢にでてしまうほど、真剣に!取り組んでくださったようでとてもうれしかった
日本には季節や行事などを表す美しい言葉がたくさんありますね。茶杓の銘などに使いたい言葉をご紹介します。今後も少しづつ更新していきます。旧暦四月の異名:卯月卯の花が咲く月という意味。また、稲を植える月という「植月」という説もあり。もとは陰暦の4月を表す言葉ですので今の季節感とはずれてしまいます。★春闌(はるたけなわ)春真っ盛りの頃★長閑(のどか)ぽかぽかと穏やかに暖かくのんびりと過ごしやすい様子★春宵(しゅんしょう)うっすらと陽が残る日暮れの頃。日暮れから夜の間
畳で生活する方が少なくなって「畳の目」と言われてわからない方も増えました。下の写真の赤い矢印が一目ですね。「五目のところに棗を置く」とか「畳の縁から数えて十六目下がった位置に座る」など茶室では畳の縁(ヘリ)や畳の目を基準に座る位置や道具を置く場所が決まっています。一目は約1.5センチですので座る位置の十六目は24センチです。(尺貫法で言えば八寸)それだけの空間があればお辞儀で膝前に手をついたりお茶の入った茶碗、お菓子を取る懐紙を置くことがます。言わば、自分の
先日、テーブル茶道の生徒さんから「先生のように茶道を伝えられるようになるにはどうしたら良いのですか?」「裏千家の許状って何ですか?」などの質問をいただきました。興味を持ってくださるのはとてもうれしいことです。お稽古が終わってから2人で2時間くらい話し込んでしまいました。他にも茶道の先生になりたい方がいるかは分かりませんが、話した内容をまとめてこちらにシェアしたいと思います。流派や先生によっても考えが違うところもありますのでご参考までにお読みください。まず、
日本には季節や行事などを表す美しい言葉がたくさんありますね。茶杓の銘などに使いたい言葉をご紹介します。今後も少しづつ更新していきます。旧暦五月の異名:皐月早苗を植える月の意味★夏近し(なつちかし)★夏隣(なつとなり)上の二つは、もうすぐ春の終わりの頃、空の色や、強くなってきた陽ざし風の匂いに夏が近いことを感じる頃★夏来る(なつきたる)★夏は来ぬ(なつはきぬ)夏がきた、の意立夏★夏兆す(なつきざす)★夏めく(なつめく)夏らしくなること★八十八夜(はちじゅうはち
茶碗などの道具には正面があります。そのお道具の「顔」となる大事なところです。木の器で綴じ目があるものはどこが正面かご存知ですか?お盆や建水など丸いものは、綴じ目が有る方が「正面」四角いものは、綴じ目を向こう側にし、すなわち綴じ目がない方が「正面」です。この黒い器は「縁高」というお菓子器濃茶の際に使う、正式な菓子器です。綴じ目があるの見えるでしょうか。この綴じ目を向こう側にしてお菓子を盛りつけますよ。覚え方は「丸前、角向こう」です!(まるまえ、かくむこう