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フーガは対位法と和声法の両方の技術を必要とする音楽の中で比較的難しい曲であり、一般には難しく捉えられがちですが、個人的にはちゃんと勉強していけばそうでもないと感じています。今回は全曲を完全にアナリーゼする、というよりは独学で勉強なさっている方のためにフーガのアナリーゼのやり方や作るためのヒントをご紹介してみたいと思います。■□■□■□■□■□■□このシリーズのインデックスその①この記事ですその②主題と対旋律の作られ方その③和声還元その④音型の考察その⑤フレーズアナリー
マミー&ミーピアノのホームページにご訪問ありがとうございます本日は、秋山徹也先生のコンペ課題曲アナリーゼ講座がありました秋山先生のアナリーゼは明快でわかりやすくかつ、今回はA1(小1.2)~C級(小5.6)の楽曲だったのでさほど入り組むこともなく、わたしも頭の中が整理されてすっきりしました近現代の曲を和声分析しているといくつもの選択肢ができてしまい悩んで手が止まることもありますが解釈を導く考え方のヒントもいただき、貴重な
こんにちは。今日はバッハのついて少しお話します。先日のセミナーで、6歳のYちゃんが、アンナマグダレーナバッハの音楽帳にある、有名なバッハのメヌエットのト長調とト短調を弾いてくれました。バッハの作品の弾き始めとして、この曲から始めるお子さんも多いと思います。愛らしく優雅で気品もあり、弾きやすい曲でもあります。Yちゃんは、お母さんに手解きを受け、6歳とは思えないほどしっかりとした弾力性のある指で、ピアノの音色も温かく、一番大切な「音の質」がとても良く、必然的に音楽の流れも自然でした
今回はラヴェルのソナチネ分析とそれを通してこれから勉強なさる方へのアドバイスをしてみたいと思います。細かいことは後述するとして音楽の勉強ではある先生に付いたらAと言われ、別の先生にはBと言われ、さらに別の先生にはCと言われる、時には真反対のことを言われて戸惑うことがあるかもしれません。先生に師事しなくても書籍により解説が異なるということはよくあります。全然別のことを述べていることすらありますが、学習者の方には「その先生や著者にとっては」そうであるという意味で受け取って、絶
(リハーサルに来たバイオリンの子がくれたモーツアルトとベートーベン)最近YouTubeでピアノのマスタークラスを見ることにはまっています。その中の1つをご紹介します。教えておられるピアニストのシフさんはペダルを使わずにバッハを弾かれる方です。でもシフさんのバッハの演奏はペダルを踏んでいる響きで、それは多分、演奏会場の音響が抜群に良いからです。前回の記事にも書きましたが会場の音響は無視出来ませんね。興味がある方は最後にシフさんのバッハの動画を載せておきますのでご覧下
「ギター基礎トレーニング」は学習者がギタリスト、「質問コーナーは「色んな楽器の方」からの質問に答えた記事です。ギターはピアノに負けてます・・・はっきり言ってギタリストの皆さん悔しくないですか?私は悔しいです!なのでディストーションも買いました、マッチレスのアンプで糞デカイ音を出してみんなを威嚇しました…ギターでもピアノに負けないようなハーモニー感覚を身につけ、ピアニストの地位を脅かしましょう!!!(ガオ〜)ギターでドロップ2を弾きましょうギター独自のフレ
今年に入ってから、月イチで、和声講座を開催しています講師は、姪っ子でもある、山地祐莉香先生以前のブログより『姪っ子ちゃん♡頑張りました♪(≧∇≦)/♪飯塚新人音楽コンクール』以前、卒業演奏会の記事(リブログ参照)で紹介した姪っ子ちゃんは、現在、桐朋学園大の大学院1年在学中なのですが、先日行われた、飯塚新人音楽コンクール、ピアノ部門…ameblo.jp姪っ子の祐莉香ちゃんは、高校3年まで、実は作曲専攻志望だったので、ガッツリ和声の勉強もしてきて、大学でも、ピアノを極めながら、副科で和声も専
よくドビュッシーやラヴェルは旋法的と言われますが個人的にはラヴェルの方が旋法色が強いと感じています。一般的に旋法と言っても長いスパンで使われることはあまりなく、どちらかというと一時的に調性感をあやふやにしたりして和声的な多彩感を得るために用いるケースが目立ちますが、ここではその使い方を少し述べてみます。■ドビュッシーの例ドビュッシー牧神50小節目ドビュッシーの牧神の50小節目を見てみましょう。E♭7-5(=A7-5)はKEY-A♭のドミナントでコードでトニ
最近ブラムースの晩年のピアノ小品にハマっています。数としてはそんなにたくさんあるわけではなく7つの幻想曲op116を皮切りに、3つの間奏曲op117、6つの小品Op.118、4つの小品op119と全部で4つの曲集(全20曲)でほぼ全部がブラームスが59歳(1892年)のときに作ったものです。今回はその中から6つの小品Op.118の1曲目をアナリーゼしてみましょう。楽譜はこちら■曲の背景若い頃は大作をたくさん作り作曲家としての名声を十分に得ていた
芸術を教育するって難しい〜人気記事はこちら↓どんなにお金をかけても無駄!レッスンで上達しない人の特徴毎日の罠?上手くなるためにこだわるもの今やらなかったらもう遅い?ピティナ全国大会対策①今やらなかったらもう遅い?ピティナ全国大会対策②そのままでいいの?ピティナ全国大会で気をつけるべきこと全国大会出場決定第1号!全国大会出場決定第2号!続々ピティナ全国大会出場決定!知らなきゃ損!ピティナ全国大会の明暗を分けるアレピティナ全国大会を目指すなら、目指せ音の魔術師!ピティナ全国
ご訪問頂きありがとうございます。大津市坂本🎹音色が変わるピアノ教室✨ラプリマ音楽教室上田明美です。ウン十年ぶりにこんなテキストを棚から引っ張り出してきました。↑ヤマハ指導グレードの問題集。グレードの取得に興味のある生徒さん、ハイグレードの試験に取り組み中の現役講師さんのレッスンをする中でヤマハ独特のセオリーを私自身も理解していないといけないなあと思い立ち、ちょっと問題に取り組んでみたりしています。
ポップスのおさらいも一昨日で一段落、クラシックの楽譜と向き合う日々がしばらく続きます今さらっているのはロマン派ですが古典の影響や国の民謡を取り入れたとても風情のある作品。コラールというと声楽ですがピアノでも一つのスタイルとして書かれることも多いです。4声の賛美歌、リズムが揃ったものがメインだと思いますが物理的にもとても息の長ーい音楽なのです。一緒にピアノで演奏していると息をどこですればいいのか困惑。ゆっくり歌いすぎるのかも。んーでもこの和声の移り変わりの美しさ。
このブログは洗足音楽大学の授業HowtoComposeの予習復習用に書いております。履修学生の方に特化した話題が主な内容ですので、御理解の上お楽しみください。前回はモチーフとは何か?というお話をしました。モチーフとは曲の始まりです。あなたが創ったモチーフはその後、どのように成長していくのでしょうか?せっかく造ったモチーフを上手く育てないと「ひねくれたまごっち」になってしまうかもしれません。と、言う事で、今回は、モチーフの育て方を見ていきましょう。モチーフ(
和声・対位法・フーガに興味がある方、一緒にzoomでお勉強しませんか。基本、ミュート設定にして課題を解き、出来たら皆さんに見せてコメントを頂いたり、質問し合ったり、毎週、その日によって色々な内容で、宿題発表会も有り、その場で実施会も有り、自習会も有り、みたいな感じで、やっていきませんか。入退室自由。参加費無料。見学のみもOK。お申し込みは私にか、下記のフォームからお願い致しますm(__)mhttps://resast.jp/page/consecutive_events/33924
お気に入りラベンダーお読みくださり、ありがとうございます私は毎年急に暖かくなるこの時期胃腸が弱くなりましてかかりつけの病院に行きましたはやっているよとお腹の風邪といわれました寒暖差が激しいのでお気をつけてお過ごしくださいね今日になって喉も痛くなってきました実はお買い物いつもありがとうございます実はずっと思っておりましたショパンの大曲を練習してきたけどなんとなくざーっと弾けるようになってきたけど秋に演奏する機会に誘ってもらえてそれにはマズルカにし
長調・短調問わず♭Ⅶ度の和音がⅤの前に用いられるのは後期ロマン期以降にはよくあり、特にフォーレやラヴェルなどの作曲家には幾らでも例を見出すことが出来ます。フォーレヴァイオリンソナタ1番1楽章フォーレはごく当たり前のように長調でも短調でもⅤの前のⅣやⅡmの代わりに♭Ⅶを用います。これはフォーレが長調と短調を混合したような和声法を用いるので納得がいきますし、弟子のラヴェルもよくやります。ブラームスなどでも見かけますが、これは古典和声へのアンチテーゼと解釈することが出来ます
今日は合唱のお祭りに少しだけ顔を出して聴いてきました。どれもキレイな作品ばかりで寝ちゃうかと思いました。伴奏のグランドピアノがスタインウェイだったけどまぁバランスの良い音で惚れ惚れ。響きだとか、和声とか、音楽的なことに加えて歌詞とかみんなで衣装を合わせている統一感とかセンスとか生活感。どんな練習をしたのかなとかバックグラウンドのストーリーを感じながら聴くと程よい緊張感があって楽しい。今日は「母の日」、この一週間はいろんなママに感謝。本
楽曲を演奏するときに、どうしたら表情豊かに立体的に、音楽的に表現力を持って演奏できるのか、そのヒントのひとつになるのが、たとえば非和声音ですね。エネルギーと緊張。きょうはこれについて少し書いてみます。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。非和声音非和声音とはなんでしょうか。音楽にはメロディ、に限らず、いろいろな動きがありますよね。そして、和声音楽、調性音楽では、その背後にハーモニーがあります。ところが、いろいろな動きってハーモニーの