ブログ記事227件
いつもながらの”行き当たりばったり”ですが…、今回は、当ブログ謹製の「インタラクティブ・モナドロジー(対話型単子論)」を説明して参りたいと思います。前回まで、「存在(それ自体)」や「恒真命題」等を論じていた訳ですが、依然として「それ(存在)をどう”認識”しているのか…?」という問題が残ります…。「コール・アンド・レスポンス(呼びかけと応答)的認識論」は、自分の考える”全く新しい認識論(存在論でもある)”になります。概念図は次のようになります。主体⇒認識像⇐
ドゥルーズの大著『差異と反復』を読了しました。二〇歳代の頃、単行本で出ていたものを図書館から借りて読んで以来、文庫版での再読です。若い頃、ほとんど書いてある内容を理解できいないまま、この難解な大著のコンセプトを引用しまくっていました。「反復が微細なズレを生み、その差異が新しいものの創造につながる」といったコンセプトです。しかし、再読してみると、ドゥルーズは、差異と反復を、あらゆる物事や概念の根源として位置づけており、本書は、それまで主流だった同一性を重視する哲学(思想)を根本から転倒しようとい
テセウスの船TVドラマ前置き【テセウスの船】とは、パラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題(同一性=アイデンティティーの問題)をさす。第1話生まれる前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕された主人公・田村心(竹内涼真)は、母・佐野和子(榮倉奈々)と姉兄と共に、加害者家族として世間からの厳しい視線を浴び、暗闇の中を生きてきた