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松家仁之氏の「火山のふもとで」を勧めてくれた友人が、「こっちはもっとすごい」と絶賛していたのが、同氏の長編小説「天使も踏むを畏れるところ」です。まだ読み始めたばかりなので第一印象しか述べることはできませんが、皇居新宮殿という、奥深いしめやかな場所へと分け入っていく建築家らを描いた物語と言えそうです。主人公のモデルは「火山の・・」同様、吉村順三。実際に皇居新宮殿の造営に関わり、最後まで見届ける前に仕事を降りたようです。吉村順三が新宮殿を担当した??これまで聞いたことがなかったので
松家仁之著「火山のふもとで」読了。建築家・村井俊輔にあこがれて村井設計事務所に入所した「ぼく」が、「夏の家」で先生たちとともに働く短い日々を描く小説です。「建築拝見」が好き、という私の趣味を知っている本好きの友人のお勧めでした。建築事務所を舞台にしている点がなかなか珍しく、著者は建築家?と思うほど、建築の語彙が飛び交い、専門集団の雰囲気が醸し出されています。一見、地味目の設定ではあるものの、先生の言葉や事務所の様子、コンペでのやりとりなど、実にリアルで熱気を帯びています。「建物」に