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殺気を感じるセンサーがあると相手の力量がわかります。ある日、道場に入るとすぐに、いつもと異なる気配が場内に漂っていました。普段は存在しないバイオレンスの圧力です。しかも張り付くような粘度がある。気配のする方向を見るとずんぐりした大柄な男が座って、こちらを見ています。一瞬、頭をよぎったのは「もしかしたら、時代錯誤の道場破りか?しかし、それにしては殺気がない」あるのは、かなり強いバイオレンスの世界の圧力。体型や筋肉から見て、こういうタイプはルールなしの喧嘩がかなり強い。格闘技
才能が溢れる生徒さんに技を伝授するのは、師範としは至上の喜びです。今回も優れた有段の生徒さん達に、合気道の極意を丁寧に指導しました。長年、私の元で稽古を継続されて来た方々ですから、修得されました。極意は私から掛けられる体験をする事で身体が覚えます。驚きとともに、笑い声があがります。それまでの常識や経験を一変させてしまうからです。今回は『最小の力で最大の効果を発揮』する<真の合気道>の術理の伝授でした。そして、それが極意と呼べるのは、2つの条件が必要と考えています。1.路上の護身で
合気という概念は人により多様です。観念的な解釈は、お好みの解釈でも構いませんが、精神性を強調すると宗教的な偏りを感じる方も少なくないのではないでしょうか。私が定義している武術としての合気道は『瞬間冷凍技術』です。入門してすぐの生徒さんに、合気道の武術としての特長を説明するときに、よく使う言葉です。子供の頃、夏の遊びとしてゴム風船に水を入れて投げ合ったことはありませんか?水手榴弾の威力を上げようと水道の蛇口から入れる水の量を増やし過ぎて、投げるどころか、きちんと持てずに落として足元で破裂