ブログ記事396件
毎日不安定で、産んでも良いのかな?いや、産むと決めて頑張る!という葛藤の日々。でも、旦那は、勝手に作っといて、堕ろすなんて可哀想だといって、泣いていました。わかります。私も、他人のことだったら同じように思ったはずです。でもそろそろ覚悟を決めて、前を向きたいな、とは思うんです。実は今日、本当は中絶可能な病院に相談に行く予定でいて、でも、同じ時間に長男の個人面談がある事に気がつき、急にキャンセルしました。病院がキャンセルになったこと、そして、旦那が泣きながら言った言葉で、やっと産む決心が
反出生主義という言葉をご存知ですか?私は反出生主義です生まれなかった方がいい、寝ている間の無意識が好ましく、起きている間は「考えることも意識がある今も嫌」寝ている時間だけが落ち着ける「生まれれば快楽も苦痛もある。生まれなければ快楽も苦痛もない。この2つを比べると、苦痛がある前者の方が害悪」「私の子どもは産んでいないから存在していない。なのでそこにいて、と思う。産まないのが私の愛情」なのに舞い上がって結婚して子供を産んでしまったこの世に必要のない自分が人並みのことをしようとした事で自
★底本第一部p92~95★手塚による要約現世の生を軽んじ、死を説く宗教者や厭世主義者たちを生の向上に無用な者だと断定する。また真の生を逃避する勤勉をも指摘する。★解説・ツァラトゥストラは死の説教者を嫌悪する。ツァラトゥストラによれば、大地は不用な者たちに満ちているのだという。・不用(p92):「ふよう」と読む。無用、不要などといった意味。・p92の「生から離脱せよという説教を受けてしかるべき者たち」は「『生から離脱せよという説教』を受けるのが当然な者たち」とい
シオランというルーマニアの哲学者を取り上げて、ペシミスト(悲観論者みたいな意味)な思想や生い立ち等をわかりやすく紹介した本。俺は生まれきたことが苦しい訳でも自殺したい訳でもないが、装丁のイラストがセンスあって面白そうだったので選んでみた。とりあえずこのシオランという人は病んでる売れないキャバ嬢みたいな感じで、何にもしたくない、生きることは虚無で、子供を作るなんてことは悪で、怠惰は素晴らしい、自殺は解放だ、みたいなことを難しく、屁理屈をこねて書き連ねていたらしい。
先日、EXITがMCのニュース番組で『反出生主義』というのを知った。反出生主義は…ものすごく簡単に言うと人生辛くて苦しいのでその想いをさせんために子どもは産まないべきだという思想。その反出代表として発言されてた方が子どもを産むのはエゴだとおっしゃってて何当たり前なことを言ってんだと思ったのである意味その意見を肯定する意味でもこうツイートした。そしたら反出の11名からアンチなコメントがきた。(リツイートの先の先で…を含む)普段の私ならスルーするけど時間たっぷりあった
ルーマニアの思想家、エミール・シオランの言葉を紹介したい。彼の著書「生誕の災厄」は人間の真理をズバリ言い当てた名言が多いのだ。①あらゆる罪を犯した。父親となる罪だけは除いて(10P)②「しかし神は、あなたがたがその実を食べる日、あなたがたの双の眼が明くことを知っておられる」眼が明いたとたん惨劇がはじまった。理解せずに見ること。それこそが楽園である。したがって地獄とは、人間が理解する場所、理解しすぎる場所のことだ。(40P)③人は誰でも、むろん無意識のうちにだが、自分だけが
前回の続き。ルーマニアの思想家、シオランの名言を紹介する。①人間という人間に、うんざりしている。それでも、私は笑うのが好きだ。そして、私は、ひとりでは笑うことができない。(160P)②あなたに付き従っている僧たちは、なぜあんなに晴ればれとした顔をしているのですか、と訊かれて、仏陀は、あの者たちは過去も未来も念頭にないからだと答えたそうだ。まさにそのとおり、人間は過去について、あるいは未来について思いをめぐらしたとたん、心が曇るのだ。両方に思いを及ぼしたら最後、心の底まで真っ暗闇になっ
前回に続きシオランの「生誕の災厄」からの紹介。前回の①肝心なことはひとつしかない。敗者たることを学ぶ―これだけだ。(162P)②若い人たちに教えてやるべきことはただの一事、生に期待すべきものは何ひとつとしてない、少々譲ってもほとんど何ひとつない、ということに尽きる。各人の引きあてたあらゆる見込み違いを列挙して、<失望表>を作製し、これを学校に掲示するというのが理想だ。(168P)③何ごとによらず、深く掘り下げたことのない人間だけが、信念を持つ。(177P)④精神科医の著作
反出生主義に関してネットにあふれている意見をざっと読んでみたところ、感情的に否定しているだけの鳴き声だったり、そもそも反出生主義の定義を理解していなかったり、「子供をつくれないやつが嫉妬しているだけ」といった決めつけであったりとどうもきちんとした議論がなされていない印象です。反出生主義に対する反論は非常に難しく、大学で哲学を修めた知識人であってもこれだ!というみんなを納得させるような結論を導けていないのが現状です(いるならだれか教えてください)。今回は私が重い腰をあげて、反出生主義に
8に幻滅して9に移行しましたが、これは良かった。とっても、良かった。シリーズ最高傑作と推す声あるのもうなずける。何をもって「最高」と評価するかは視点によって変わるが、「高速インターネットやスマホの普及以前」という時代区分で言えば、確かにすべてのFFシリーズの集大成だったといってよい。「原点回帰」のスローガンのもと制作されたらしいが、決して同じものの反復ではなく、実験や挑戦を繰り返して築かれた歴史を回収し、一つの時代の到達点として昇華させたスクウェアのレガシー、究極の(=final)ファ
拙著親になる罪~反出生主義を乗り越えて~が発売されてはや5か月。反出生主義から転向した体験談を綴った著作はまぁまぁの売れ行きで、反響(反発?)もあった。「面白かった」とわざわざXに返信くれる人もいた。本を出しただけで「偉ぶっている」という人もいた。私が「出産を賛美している」と誤解する人や、なぜか男女論に結び付けて批判する人もいた。この程度のことは覚悟しておかねばなるまい。私はそういうタイプの人たちと手を切りたくてサークルから抜けたのだから。で、わざわざそのことを書いて本にしてい