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正式謝罪直後の面談の続きです。正式謝罪の少し前のことですが、〇〇医師(上級医)より「〇〇さん(母)のお身体を元の状態に戻す事は、本当に残念ですが出来ないと思います。でも、病院全体で出来る限り〇〇さん(母)と娘様が少しでも得心出来るように、全力で取り組み続けることは間違いありません。」と力強いお言葉をいただきました。そして、2020年6月2日には前院長からも「誠意をもって対応していく」とお聞きし、これでやっと前に進めると、家族として大きな期待を抱きました。しかし、それ以降病院側
正式謝罪⑧(虚偽説明と検証の公平性)の続きです。〇〇先生(過失医)の事後対応があまりにも酷いと感じたことについても、院長(当時)へお伝えさせていただきました。「何よりも患者さん家族に誠実に対応しないと駄目だと思います。みんな、そりゃ過ちがないわけじゃないと思うけど・・それを認めてね。軋轢が生まれ始めたところで聞いた時に私も注意したんです。家族の方に寄り添うように対応しないと駄目だと。最近は会われてますか?〇〇先生(過失医)と。」(私:全く・・・)「〇〇先生(過失医)にはよく
あり得ない発言の続きです。2020年5月1日、多職種カンファレンスが終わって帰宅するために駐車場へ向かった際、偶然〇〇医師(過失医)にもう一度お会いました。「〇〇先生は母を早く退院させたいのですか?」と質問したところ、次のように仰いました。(2020年5月1日の記録より)「バルンや自己導尿無しで一時帰宅するのもありだと〇先生(泌尿器科の医師/現在の副院長)が仰ってましたよ。そのうち導尿も必要なくなるかもしれないし、腎臓が悪くなったらまた病院に来てもらう・・という感じで。」
母の意向の続きです。2020年のGW中、〇〇医師(過失医)に主治医から外れていただいた方が良いのかどうか悩みました。そして、GW明けの5月7日、正式に医療安全推進室へ意向をお伝えさせていただきました。その際、責任者の方からも「その方が良いと思います」という趣旨のことを言われました。しかし、正直なところ、〇〇医師(過失医)に主治医から外れていただいたことが正解だったのか、不正解だったのか・・・今はよくわかりません。以下は当時の日記です。主治医交代、初めて病室で迎えた母の日、愛
損害賠償請求決意までの続きです。医療事故から約4ヶ月が経過した2020年5月21日、多職種カンファレンスがありました。実は、このカンファレンスの直前、〇〇医師(上級医)が補償の話をスムーズに進めるために市民病院の顧問弁護士にも同席してもらった方が良いのではないかと病院上層部へ打診してくださったのですが、ある幹部職員が「弁護士は同席させない」とご判断されたとのことでした。医療安全推進室の〇〇さん(責任者)へ正式に損害賠償請求の意向をお伝えしたところ「詳しくないので後日連絡します」との
初めてのカルテ開示の続きです。2020年6月2日の正式謝罪から2ヶ月弱が経過した7月21日、当時の医療課長より示談までの流れについてのご説明がありました。《場所》市民病院4階応接室《時間》午後16時~《出席者》〇〇医療課長(当時)他1名、医療課の男性職員の方〇〇さん/医療安全推進室責任者(当時)《内容》症状固定→後遺障害等級認定→損害保険会社による積算→病院から具体的な和解案の提示という流れになるとのことでした。最初の段階では最低限の金額提示になるこ
医療安全が事故を把握した時期の続きです。2020年7月21日に医療課と医療安全推進室のご説明を受けた後、〇〇医師(上級医)へ状況(示談までには相当時間が掛かりそうなこと、市議会には実名で報告されること、等)をご報告させていただきました。その際、医療安全推進室が母の医療事故を把握した時期についての説明が変わってきていることに違和感を感じていることもお伝えさせていただきました。〇〇医師(上級医)へ再度報告時期についてご確認させていただいたところ、「当日は事故発生直後に手術室の看護師さん
安楽死の話の続きです。2020年1月22日の医療事故から約11ヶ月が経過した12月頃、代理人を立てずに円満和解することは困難だと認識しました。2020年12月14日に弁護士との面談を予定していたため、〇〇医師(過失医)の現状と、脳外科全員で作成したとされる虚偽の検証報告書が病院上層部ではどういう扱いになっているのかを確認するため、医療安全推進室へ面談を申し入れました。当時、記録したことを抜粋、要約しながら掲載したいと思います。面談時、医療安全推進室の責任者の方がメモを取ってい
甘い考えの続きです。医療事故から3ヶ月と少しが経過しても母の状態は改善せず、誠実に対応していただいているようにも思えず、〇〇医師(過失医)に対しては日に日に不信感が増すばかりでした。そんな中、2020年5月1日に再度多職種カンファレンスがありました。出席者:〇〇医師(過失医)・〇〇医師(上級医・現在の主治医)・看護師長(当時)・医療安全推進室2名(責任者〇〇氏・〇〇師長)〇〇医師(上級医)からは医療過誤による後遺障害「神経障害性疼痛」は永続する可能性が非常に高いこと等の病状説
神戸新聞NEXT2021年12月17日付記事赤穂市民病院の男性医師、医療事故8件障害残った患者の家族「そもそも技量なかったのでは」赤穂市民病院(兵庫県赤穂市中広)の脳神経外科に在籍した男性医師が関わった手術で、医療事故8件が相次いだ問題を巡り、過失による医療過誤と認められた1件は医師が初www.kobe-np.co.jp
非現実的な状況の続きです。2020年7月30日、医療安全推進室の責任者より〇〇医師(過失医)の謝罪文を受け取りました。手書きの部分は一切なく、氏名までワープロ打ちだったことに驚きました。全文を掲載することは控えたいと思いますが、手紙の中にはご自身の過失を完全に認めたうえでの謝罪の言葉もありました。「今回の事故はすべて私の技術の拙さが原因です。」「繰り返しになりますが、手術で歩けなくしてしまったこと、直接〇〇様に、事故のことを話さなかったこと、長女様の不安に寄り添えず信頼
訴訟についてはご一読いただければうれしいです『民事裁判を起こしました』これまで話せなかったこと維持透析目的で転院したのに、透析を受けられなかった父父は介護施設入所していました。入所するまでは夫婦ふたりで生活(娘…ameblo.jp入院時どころか、急変後も一切の説明をしない医誠会カルテ上、1月9日の午後9時40分過ぎ、父は病室で心肺停止で発見されました。急変時に対応について確認を怠っている医誠会は慌てて父を蘇生、その後心肺停止、蘇生を隠し、看
主治医交代の続きです。2020年5月1日の夜、〇〇医師(上級医)に、〇〇医師(過失医)を主治医から外していただきたい旨お願いしました。その際、「〇〇先生(過失医)は、その時その時でパッと頭に浮かんだ事柄を、あまり深く思慮せず直ぐに口にする傾向がちょっとある様に思います。娘様に対してだけでなく、色んなコメディカルの人達に対してもそうですし、僕に対しては殆ど毎日のことです。」という趣旨のことをお聞きしました。当時は、私を気遣ってそう仰っているのかもしれないとも思いましたが、医療安全推進室の責
事実の説明の続きです。医療事故から約4ヶ月が経過した2020年5月26日、〇〇医師(上級医)より母の手術動画を見せていただきました。知識のない私が見てもわからないだろうと思っていましたが、ドリルで神経を巻き込んだ事故の瞬間は素人の私でもはっきりとわかるくらいショッキングな映像でした。誠実に事後対応してくださった病院関係者は〇〇医師(上級医)だけでした。この3年間、「手術前まで時間が巻き戻せたら良いのに」という会話を何回したことか・・・〇〇医師(上級医)も私も悔やんでも悔やみきれず、
一連の医療事故から1年以上が経過してから開催された『院内医療事故調査委員会に準じた検証会議の議事録』とのことです。議事録を全て拝読し、被害者家族としてのコメントも掲載していただきました。赤穂民報2023年3月18日付記事赤穂民報|《市民病院医療事故多発》議事録に個別検証の記載なし赤穂民報|赤穂市民病院の脳神経外科手術で2019年9月からおよそ半年の間に8例発生した医療事故をめぐって同病院が開いた「検証会議」の議事録に、事例ごとの検証結果が記載されていないことがわかった。www.ako
本日、3年2ヶ月入院していた〇〇市民病院から転院しました。病室での最後の写真(2023年3月31日13時36分撮影)喘鳴が酷くてちょっとしんどそうでしたが・・・医療事故後4度目の桜色々書きたいことはあるのですが・・・また後日。医療過誤の経緯に関する記事はこちら→医療過誤
多職種カンファレンスの違和感の続きです。あり得ない〇〇医師(過失医)の言動から、母に対して誠実に治療してくださっているようには思えず、あまりにも無責任ではないか、医療過誤までもなかったことにしようとしているのではないかと悩み、2020年4月13日、私から医療安全推進室に面談を求めました。1月の医療事故から3ヶ月弱が経過していましたが、医療安全推進室からご連絡いただいたことは一度もなく、面談はこの日が初めてでした。私からは主に以下のことをお伝えしました。・多職種カンファレンスで
母以外の医療事故の続きです。2021年1月28日の転倒骨折事故以降、下肢免荷(体重をかけないこと)が必要となり、十分なリハビリが出来なくなりました。免荷は8週間の予定でしたが、実際には8週間を過ぎても骨癒合に向かうことはなく、全く先が見えない状況が続きました。2021年2月26日に〇〇医師(上級医)より「〇〇先生(過失医)から刑事告訴された。病院を辞めないといけなくなるかもしれない。そうなった場合は主治医を続けることが出来なくなる」という趣旨のご連絡をいただき、3月以降、実際に病院
“医療事故当日”より抜粋・・・手術の終了予定は何時頃か質問したところ、「お昼過ぎには終わる予定」とのことでした。しかし、手術中に医療事故が発生してしまい、母が病棟へ戻ってきたのは19時半過ぎでした。それまでの約10時間半、説明は一切ありませんでした。・・・お昼過ぎには手術が終わる予定とのことでしたが、15時を過ぎても終わらず・・・徐々に言い表しようのない不安を感じ始めて、数回にわたり病棟看護師さんに様子を尋ねました。しかし、毎回「何か問題があれば手術室から連絡があるので、問題ないと
損害賠償請求を意識した瞬間の続きです。市民病院と〇〇医師(過失医)に対して「不誠実な対応さえ取られない限り損害賠償請求はしません」と伝えてしまったために医療過誤さえもなかったことにされるのではないかという思いが募り、母の医療事故から3ヶ月が経過した頃、初めて家族以外の人に相談しました。病院の内情に大変お詳しい方で、事故の内容、病院も医療過誤と認めていること等をお伝えしたところ、「これは、病院側の対応を信頼してというようなレベルの医療過誤でなく、法律に照らし合わせて判断せねばならないでしょ
第1回検証会議の続きです。医療事故から1年以上もの月日が経過していましたが、その間も母はずっと後遺障害に悩まされ、事故前の平凡な日常生活は完全に奪われてしまいました。事故の直後から医療従事者を含む病院関係者から「〇〇医師(過失医)は他にも複数の医療事故や問題を起こしている」とお聞きしていましたが、普通ではあり得ないような話が多く、全てを鵜呑みにすることは出来ませんでした。そんな中、当時の主治医(上級医)が〇〇医師(過失医)に刑事告訴されるという異常な状況を目の当たりにし、それ
医療安全推進室への不信感の続きです。医療事故が原因で後遺障害が永続するという事実を母が知った時、精神的に強い方ではない母は絶望して自暴自棄になるのではないか、〇〇医師(過失医)を一生恨み続けるのではないか等の思いがあり、母に事実を話すことを恐れていました。〇〇医師(過失医)より「賠償請求する場合、お母さんに医療事故の事実を説明する必要があります。病院とギクシャクして退院を迫られる可能性もあります」という趣旨のことを何度かお聞きしていたこともあり、事故直後より「不誠実な対応さえ取られ
理不尽さに疲弊する日々の続きです。2020年7月10日、初めて開示されたカルテのコピーを受け取りました。確認したかったのは事故当日の〇〇医師(過失医)のカルテでしたが、念のため全てのカルテの開示請求をしました。〇〇医師(過失医)のカルテにはいくつもの虚偽記載がありましたが、この頃には既に多くの病院関係者より「〇〇医師(過失医)は平気で嘘を吐く人です」とお聞きしていたので、冷静に拝見することが出来ました。むしろ驚いたのは看護カルテの方で、事実ではない個人情報の記載や家族に対する批判
医療安全について思うところがあります。医療行為や患者さんの管理は当然安全に行うようにしなければなりません。そのために必要な事は何でしょう。大きな病院で行われているのは医療安全委員会なるものが管理して医療事故の調査をしたり、マニュアルを作ったり、やり方を制限したりしています。また医療行為の方法・リスクについて様々な説明書と同意書を大量に作り逐一患者さんにそれを説明してサインを求めています。私が卒業した大学の附属病院では度々医療事故がおこりマスコミに出てきます。最も医療安全委員会なるものに労力をさ
こんにちは。東大阪病院医療安全管理室のMです当院には2つの重要な院内コードがあります。「ブルーアラート」と「コードホワイト」です。【ブルーアラート】病院内の入院患者、外来患者、来院者の急変発生時に発生現場の職員では対応できない時の職員確保のために発するもの※他院ではスタットコール、コードブルー、ハリーコール、ハートコールなどとよばれています。【コードホワイト】不審者の発見、患者・家族からの暴力等の対応(発見報告・応援依頼)の為の職員確保のために発するものこの2
馬尾神経切断という医療事故が原因の神経障害性疼痛は、鈍い痛みは常にあるものの最近は顔を歪めるほどの強い痛みは治まっていて、それは家族にとっては一番嬉しいことでした。もしかするとこのまま軽減するかも・・と期待していました。しかし、今日久々に強い痛みに耐える母の表情を見て、やはり後遺障害診断書に記載されている通りなのだと痛感しました。後遺障害診断書には以下のように記載されています。↓「腰部から両下肢にかけての極めて著しい疼痛と痺れ(神経障害性疼痛)、これに関しては永続的な鎮痛剤の投与
みなさまこんにちは、恵愛メディカルです2022年11月26日・27日に神戸で開催されました、第17回医療の質・安全学会学術集会にて、当社と九州大学大学院医学研究院の共同で、ポスター発表させて頂きました当社からは、「複数店舗を運営する保険薬局における医療安全文化調査の試み」というテーマで、米国AHRQが開発した医療安全文化調査票(HSOPS)を用いて、薬局で実施した調査の報告をさせて頂きました医療安全文化調査は、①患者安全文化を測定して、改善点を
こんにちは。血液内科スタッフKです。突然ですが、血液内科といえば、化学療法!ということで、当科でも年中ほぼ毎日何らかの抗がん剤投与を行っていますが、医師って抗がん剤の安全な処方について、きちんとした教育を受ける機会が少ない気がするんです。いや、まあ確かに医学部で「処方箋の書き方」みたいな講義はあったんですが、実際病棟で役立つかと言われると・・・。そこで、今回は、特に若手の先生に、抗がん剤処方の際に気を付けてほしいポイントをお伝えします。これは、与薬の最前線にいる看護師さんから学
「医療安全の動向と薬剤師の役割」についての取材記事「医療安全の動向と薬剤師の役割」について薬事日報の記者から取材を受け、記事にしていただきました(2013年10月7日号)。※取材と記事の掲載、ありがとうございました。