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築40年超の高経年マンションは、建物の老朽化と居住者(区分所有者)の高齢化という「二つの老い」に直面しています。これに対応するため、「区分所有法」の改正が行われてきました。また、現在開会している国会でも「区分所有法」の改正が審議されています。如何に建て替えしやすい区分所有法にするかが課題ですが、建て替えやすい法律になっても、マンションの終末期になればいろいろな問題が発生します。中でも建て替えたい派、建て替えたくない派などの果てしない抗争が繰り返し行われます。
マンションは木造一戸建てよりも建て替えが簡単ではありません。鉄筋コンクリート構造がその一因ですが、もっと大きな要因は、所有形態が複雑であることです。区分所有法前の民法では修繕や建て替えするためには共有者全員の同意が必要であり、それは困難な手続きを伴いました。・・・太平洋戦争後から数年後の1950年代に入り、首都圏などの都市への人口の集中が始まりました。住宅の絶対数が足らないという事態の解消策の一つが中高層の住宅で所有できるという住居形態でした。今では、通常
[マンション管理士本試験前日のため、本日は11:00の更新となります(#^.^#)]みなさん、こんにちは(^o^)。「区分所有法マスター講座」は、今回がいよいよ最終回です。“復旧&建替え”の要点まとめ…をお届けします。※「区分所有法マスター講座」は、マンション管理士&管理業務主任者受験生で区分所有法を学習する方のために、無料で掲載する講座です。また、来年度の宅建受験生及び自己啓発目的で区分所有法を学習する方にも役立つ内容となっています。(毎回、これらの方の活用度を、☆印(5段階)で表
マンションにおいて管理組合の頭の痛い問題の1つが、区分所有者の管理組合運営に対する関心の低さです。YouTube本来であれば、年に1回開催される通常総会は、多くの組合員が参加し、意見を交わし、賛否を投じる重要な機会です。最高意思決定機関である総会に、参加者はまばら、というのが多くの管理組合の現状です。議決権行使書であれば、組合員一人一人の意見が反映したものですからまだいいのですが、委任状それも特定の代理人を選任するのではなく議長一任がそれなりの数に上ります。