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今日は、オイルストーン、それも特に小型の俗にポケットストーンと呼ばれる砥石を使っての研ぎをご紹介したいと思います。おおよそ、多くのナイフ本では「研ぎに関しては、大きい砥石を用意したほうがいい」と書いてあり、それはそれで的を射ているのですが、小型のポケットストーンでもキチンとした研ぎが出来ない、というわけでは決してないのです。ポケットストーンを使った研ぎは、やはりナイフ本でもよく出てきます。が、その多くは「タッチアップ」にちかいもので、ポケットストーンを持って、ナイフをこすっ
先日、ちょこっとお話ししたH.Roselliのナイフの簡単なインプレです。まず、どんなナイフかってことで画像をお見せいたします。フィンランド、RoselliのHunterです。これです。一般的なプーッコなどの北欧ナイフとはちょいと違う趣がありますよね。確かにグラインドの雰囲気は北欧ナイフのそれですし、カーリーバーチのハンドル、飾り気のない質実剛健感も北欧ナイフのそれ。しかし、ブレードにご注目あれ。そう、これ、「セミスキナー」のブレード形状なんです。「セミスキ
今日は、先日のアクティビティによって、ちょいと刃が欠けてしまったナイフを取り上げたいと思います。まず、どんな具合になっているのか、少し研いだものですが、ご覧いただきましょう。こんな感じ。比較的目立つ欠けが3か所あるのがわかります。ちなみに、ナイフはAhtiのもの。おっと、慌てて付け加えておきますが、これ正確にいうと「欠け」というよりは「潰れ」です。ちょっと色々あって、こんな風になってしまいました。本当はナイフユーザーとしては恥ずべき失態なのでしょうけれども、これも何かの役に立つこと
というわけで、ツイッターのほうで少し書いていますが、今更ながらモーラナイフのEldrisを入手してみました。こんな感じで、本当にちっこいナイフです。モーラエルドリスMoraEldrisブラック[並行輸入品]postedwithamazletat18.06.22Morakniv売り上げランキング:786,478Amazon.co.jpで詳細を見るお値段は4000円ほど。普通のモーラナイフのコンパニオン、あるいはコンパニオンヘビーデューティーM
今日は、検索キーワードからの記事。今までも、検索キーワードで、みなさんが知りたいと思われる情報を発信してきたのですが、今日は、最近増えてきた「モーラナイフ砥石何番?」みたいな、検索キーワードについて、突っ込んでみたいと思います。■まずは基礎編まず、砥石について。ご存じの方も多いと思うのですが、砥石は「番号が小さいほど、“粗い目”になります」。つまり、#1000と#2000の二つの砥石があったら、#1000のほうが粗く、#2000の方が細かい目となるわけです。市販されていて、買いや
今日はナイフ……というか研ぎのお話し。実は先日、「ナイフの研ぎ方」を解説したウェブサイトを発見したんです。モーラナイフなど北欧のナイフを紹介していたりもしている、いわゆる「まとめ系」のサイトなんですけれども、そこには、「10円玉2個分の角度でナイフを研ぐ」と書いてあったんです。これは非常に良く目にする記述です。私が持っているナイフの専門書のなかにも、そう書いてあるものがあります。けれども……。それは本当に正しいのでしょうか?今回は、またしても簡単なも
こんにちは。もう、年の瀬ですね。クリスマス、あるいは自分へのご褒美として新たにナイフを買われた方も多いんじゃないかと思います。ですので、今日もやっぱりナイフの話題。北欧のナイフの場合、一度ベタで研いで、フルスカンジにしてから好みの刃を付けると、スッキリとした切れ味を得られることが多く、私も多くの場合で勧めています。モーラナイフ、ヘレ、Laurinmetalli製ブレードを刀身に使ったプーッコやレウクなど、ほとんどの場合、一度、フルスカンジにしてやったほうが、ス