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扁平母斑に毛が生えているものを「ベッカー母斑」と呼んでいます。この患者様は以前にもブログでアップしたと思いますが「扁平母斑の茶色そのものは気にならないが、毛が気になる」ということで当院で合計7回レーザー脱毛を行いました。6回終了時点で来院してもらい「もう十分に毛が減ったので7回目の脱毛で治療は止めます」という経過の方でした。使用したレーザーはシネロン・キャンデラ社のロングパルスYAGレーザーです。2016/11/7、治療開始前の状態2017/10/16、脱毛6回終了後の状態この時点で
小陰唇縮小のモニターです。この方は小陰唇だけの肥大で、副皮やクリトリス包皮の余剰はありませんでした。型通りにデザインして余剰小陰唇を切除、6-0PDSという吸収糸でしっかり中縫いをかけて表面は5-0Rapidという吸収糸で連続縫合を行いました。治療前の状態元々の大きさもありますが、肛門側の小陰唇肥大は出産時の会陰切開の影響もあると思います。治療前のデザイン(黒いマーカーのラインより外側を切除します)小陰唇を全く無くしてしまうのではなく、最低でも左右で5mm幅程度は残すようにデザインし
小陰唇縮小のモニター患者様です。小陰唇肥大はほとんどは生まれつき(この方は19歳)だと思います。加齢や出産で小陰唇が肥大(伸展)する場合もあります。この方はクリトリスに被さっている皮膚も余剰だったので、一部分切除しました。場合によってはクリトリスが常に露出するくらいまで皮膚切除を希望する方もいます。もちろん小陰唇肥大は命に関わる疾患ではありませんので、気にしない方も多いと思います。治療の目安としては「水着や下着からはみ出してしまう」「セクシーな下着などが小陰唇で盛り上がってしまう」「
本当に久しぶりに銀座に行ってきました。銀座1丁目でした目的は宣材写真です。宣材写真?正式には「宣伝材料写真」のことです。ホームページで掲載する写真やSNSで使用する写真のことを最近では宣材写真と言うのだそうです。伺ったのは「銀座シルキア」さんです。ネットで調べて良さそうなので予約を入れましたネクタイと白衣で撮ります。まずはお店の方にネクタイを選んでもらいました。5本持って行ったのですが、僕の顔色や白衣に合ったものという事で無難なレジメンタルストライプのネクタイに決定です。その
2019年3月から導入している蓄熱式光脱毛機「カロンS」の2台目を導入しました。共立美容外科宇都宮院では開業以来、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類(台数は5台)のロングパルスレーザーで医療脱毛を行ってきました。今までは全て厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)から認可された高級機器(車で言えばメルセデス級ですね)を導入してきました。「皮膚が黒い方でも比較的安全に脱毛出来る」「毛根が深くても脱毛出来る」「エステ脱毛と比べて圧倒的に効果が高い」「日本医学
脂漏性角化症は脂性肌の男性に圧倒的に多い疾患ですが、この方は比較的若い女性でした。左コメカミに直径2cm以上の大きな隆起性のシミがある、という訴えで来院されました。鑑別診断としては「表皮母斑」「脂腺母斑」「ウィルス性疣贅」などが挙げられます。視診、触診、発症経過などから「脂漏性角化症」と判断して炭酸ガスレーザーでの治療を計画しました。単独の脂漏性角化症としては大きな部類です局所麻酔下に炭酸ガスレーザーで隆起部分を焼灼しました。5分程度の所要時間です。治療直後の状態真皮に僅かに角化
陰部の血管腫のモニターです。場所は女性の大陰唇のあたりです。男性では陰嚢によく出来る血管腫で被角血管腫という名称が付いています。赤い盛り上がりが血管腫です大きさは様々です。原因は分かりません。ロングパルスYAGレーザー(キュテラ社XEO)で3mmスポットサイズ、パルス幅は10msec、出力は130~140Jで1カ所につき1〜2パス照射しました。ピリッとしますが全く局所麻酔無しで治療可能です。この患者様は小陰唇縮小手術と同時に行いました。照射直後の状態皮膚の色が変色しているのが
ホクロが気になる患者様も多くいらっしゃいます。ホクロと言っても様々で、炭酸ガスレーザーだけで簡単に綺麗になる物もあれば、何度も再発するものもあります。保険診療のように「切除縫合」すれば再発はないのですが、傷が残ります。切りたくはないです、という場合はレーザー治療が第一選択です。治療前の状態左右対称にあるので特に気になります。色も黒く少し盛り上がっているホクロでした。歯科のような局所麻酔を行ってから炭酸ガスレーザーで盛り上がっている部分を焼灼しました。しかし、根が深くて色も黒かった
サーモン注射は韓国で大ブレイクしている美容注射です。元々はサーモンの卵巣から抽出された「ポリヌクレオチド」という成分がコラーゲンを増加させる作用がある、という事で注目されました。いわゆる「コラーゲンブースター」です。作用機序としては真皮の線維芽細胞を刺激、活性化させてコラーゲンを増生させます。効果は約1年継続すると言われていますが、最初は3〜4週間ごとに3回の注射を行い、その後は1年に1回のメンテナンス注射が推奨されています。サーモン注射はポリヌクレオチドを合成高濃度化させた製剤ですの