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唇に出来る血管腫を特に「静脈湖」と呼んでいます。原因は「自然発生」「外傷」などが考えられます。痛みなどの症状が無い場合が殆どだと思います。治療はロングパルスYAGレーザー、一択です。治療前の状態下唇右側に直径5mm程度の円形紫色の血管腫が認められます。使用したレーザーはロングパルスYAGレーザーのXEOアメリカのキュテラ社の製品です。3mmスポット、130J、2パス、で照射しました。コンタクトクーリング装置が付いていますので、麻酔不要です。本当にこのレーザーは重宝しています。
2019年3月から導入している蓄熱式光脱毛機「カロンS」の2台目を導入しました。共立美容外科宇都宮院では開業以来、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類(台数は5台)のロングパルスレーザーで医療脱毛を行ってきました。今までは全て厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)から認可された高級機器(車で言えばメルセデス級ですね)を導入してきました。「皮膚が黒い方でも比較的安全に脱毛出来る」「毛根が深くても脱毛出来る」「エステ脱毛と比べて圧倒的に効果が高い」「日本医学
唇に出来る血管腫のことを特に「静脈湖」と呼んでいます。比較的、ポピュラーな疾患です。特に原因らしい原因がない事が多いようです。唇を強く噛んでしまった際に出来る「血豆」とは違って、時間が経っても消えません。当院での治療は「ロングパルスヤグレーザー」だけです。機種はアメリカのキュテラ社のXEOです。もう20年近く現役で稼働しているレーザーです。治療前の静脈湖唇の粘膜の下に血管腫が透けて見えます。ロングパルスヤグでスポットサイズ3mm、パルス幅10msec、照射出力は130Jで3
また「小陰唇縮小&クリトリス包皮切除」のモニターです。クリトリス包皮切除(クリトリス包茎とも呼ばれています)を同時に行う患者様も多くいます。VIO脱毛をしたら女性器が露出されて気になった、という患者様も多いようです。手術前後の画像治療前の状態小陰唇が大きくて下着からはみ出てしまう、という訴えでした。また、クリトリスももう少し露出したい、というご希望でした。小陰唇の横幅が広いタイプでした小陰唇自体の厚みは薄いタイプでした。切除デザイン切除した組織右側がやや大き目でした。手術直
包茎患者様の中でも一番数が多い「仮性包茎」のモニター患者様です。頻回の通院が可能な方でしたので、その治療経過を報告します。昨今、悪い意味でのアップセル(釣り上げ商法)のクリニックが増えているので、その予防・警鐘にもなれば良いとも思っています。治療前の状態典型的な仮性包茎では、このように包皮が被さっていて亀頭が露出していません。もちろん病気ではありませんが、不潔になり易いのは確かです。仮性包茎なので包皮をめくると亀頭がストレスなく露出されますこれが「かんとん包茎」や「真性包茎」では亀
生まれつき、もしくは中学生くらいまでの幼小年期に現れてくる太田母斑の患者様です。東洋人に多いとされています。お尻にある蒙古斑と同じタイプのアザ(母斑)です。この患者様は生まれつきではなく、成長とともに徐々に現れてきたそうです。治療はレーザー一択です。4回照射後の比較写真治療前の状態右小鼻に茶褐色の太田母斑が認められます。レーザー照射時の痛みは色の濃さに比例しますので、入れ墨のように真っ黒な場合は局所麻酔注射を行いますが、この程度の色素では麻酔クリームの塗布で十分です。照射直後の
小陰唇縮小のモニター患者様です。小陰唇肥大はほとんどは生まれつき(この方は19歳)だと思います。加齢や出産で小陰唇が肥大(伸展)する場合もあります。この方はクリトリスに被さっている皮膚も余剰だったので、一部分切除しました。場合によってはクリトリスが常に露出するくらいまで皮膚切除を希望する方もいます。もちろん小陰唇肥大は命に関わる疾患ではありませんので、気にしない方も多いと思います。治療の目安としては「水着や下着からはみ出してしまう」「セクシーな下着などが小陰唇で盛り上がってしまう」「
時々、患者様がいらっしゃる「ペニスへのシリコンリング」挿入術です。もちろん、モニター契約の患者様です。この「モニター契約」、自費診療独特の制度だと思います。保険診療の病気で「術前後の写真を公開する代わりに3割の自己負担を無料にします」なんて有り得ませんよね。治療前の状態この患者様は過去に他院で仮性包茎の治療を受けられていたので、今回はその際の傷口を利用しました。新しい傷は作っていません。治療直後の状態亀頭の冠状溝に縫合糸(吸収糸)が少し見えています。多少の腫れはあります。この
顔全体にホクロが多い方です。大きさも様々、盛り上がっているものもあれば平らなものもあります。全部で31個のホクロを治療しました歯科のような局所麻酔の注射が必要です。炭酸ガスレーザーで31個、そのうち「根が深いホクロ」29個に対してはQスイッチYAGレーザー(1064nm)を追加照射しましたQスイッチYAGレーザーを追加したホクロは出血が見られますので、必ず絆創膏が必要です。当院ではデュオアクティブというハイドロコロイド系絆創膏を主に使用しています。いわゆる「キズパワーパッド」系の絆
悪名高いアクアフィリングの除去後にCRF脂肪注入で再建した患者様です。アクアフィリングはアクアリフトとかアクティブジェル、とも呼ばれている非吸収性物質です。ウクライナ製です。未だに「安全な豊胸注入剤です」と謳って販売しているようです。術前の超音波エコー皮膜(エコー画像上部の濃い白い線状部位)を形成しているのが分かります。皮膜内部の低エコー領域には不均一な陰影が写っており、注入されたジェルが粒子状(固形物)になっている事が推測されました。術前の超音波エコー皮膜の中に一部ジェルが進出
モニター患者様です。二重埋没法(2糸、挙筋法)と目頭切開(Z法)を行いました。アイプチの跡がうっすらと残っているのですが、そのラインでの二重ラインを希望でした。アイプチなどの接着剤やテープでの二重は「浅い」ので幅が広くても違和感は少ないですが、埋没法の場合はナイロン糸で奥から引き込むために「深く」なります。治療前元々、目は小さい方です。二重埋没法のデザインと目頭切開のZのデザイン手術直後この時点ではそれほど違和感はありませんでしたが。目頭切開のナイロン糸の抜糸は5日目に行いまし
女性の陰部の血管腫のモニター患者です。正式には「被角血管腫」と呼ばれるものです。原因はよく分かりませんが「体質」と「老化」と考えています。VIO脱毛をしていたら気が付いた、という方でした。このパターンは結構多いです。小陰唇と大陰唇の間に血管腫が点在しているのが分かりますこの方は男性の被角血管腫よりも「被角」が厚いように思いました。治療はロングパルスYAGレーザーの一択です。アメリカのキュテラ社XEOです。1個に付いて2ショット、ピリッピリッとしますが通常は麻酔クリームも不要
脱毛レーザーは消耗品です。10年以上前の機種が稼働しているクリニックは殆ど無いと思います。宇都宮院の現状の機器は「ジェントルマックスプロが4年目」「クラリティIIも4年目」「ジェントルYAGは10年」「カロンSは6年」「XEOは23年」です。XEOは基盤交換をしています。これからは脱毛患者様が増える時期ですので、それに合わせて脱毛レーザーを1台新調しました。シネロン・キャンデラ社の「ジェントルマックス・プロ・プラス」です。見た目は全く同一でした「プラス」になったので照射直径が1
Google的には画像が掲載されていると「エロサイトに分類されてしまい、クリニックの評価が下がってしまう」という噂の「小陰唇縮小&クリトリス包皮切除」のモニター患者様です。クリトリス包皮切除は別名、クリトリス包茎とも呼ばれています。男性の仮性包茎のような状態です。清潔&感度アップが目的です。治療前の状態下着からはみ出てしまうような明らかな小陰唇肥大ではありませんが、「小陰唇を出来るだけ目立たなくしたい」「クリトリス包茎も改善したい」というご希望でした。この状態ではクリトリスは包皮に覆
表皮母斑の足かけ4年の治療経過です。比較的珍しい(美容クリニックでは)患者様です。多くは皮膚科を受診するのかもしれません。生まれつきの方です。表皮母斑は「表皮の過形成」が原因の盛り上がりのある疾患です。表皮母斑は疣贅状や線状の事が多いのですが、この方のように広範囲の面状の表皮母斑は珍しいと思います。顔面だけでなく、体幹や四肢にも現れます。再発の可能性があるものですので、先ずは「テスト照射」を行いました。初診時の状態です顔面の右半分に顎からもみあげにかけての広範囲な表皮母斑が存在
youtubeネタです。「みんなの無添加生活」というチャンネルです。このチャンネルを見てからセブンイレブンのバナナを買うのを止めました。というか食べるのが怖くなりました。「安いものには訳がある」どころではありませんでした。僕のお昼ご飯はバナナ1本が普通です数日前にyoutubeを開いたら「闇バナナ」という文字が目に留まりました。ほぼ毎日の昼ごはんはセブンイレブンで買っている3本で230円くらいのバナナでした。1日1本のペースで食べていました。僕の食べているバナナは安全なのかな?
何でも出来るものは受け入れています。今回は男性器へのヒアルロン酸注入です。治療前後の状態左側写真はヒアルロン酸注入前です。仮性包茎の手術を他院で受けていますが、皮膚が取りきれていないのとクランプ法だったために傷口が「ツートンカラー」になっています。右側写真は亀頭の「カリ」に注入した直後です。1ccの注入量です。たった1cc、と思うかもしれませんが写真のように変化は確実に分かりますね。もちろん亀頭に針を刺したならば激痛だと思いますので、あらかじめ亀頭の根元皮膚に冠状に局所麻酔を行い
糸リフトのモニター患者様です。1年3ヶ月後の比較写真ここ10年くらいで急激に普及してきた糸リフト、主流はPDOなどの吸収糸ですが、根強い人気なのは非吸収糸のスプリングリフトです。フランスの1stSurgiConcept社製品です。宇都宮院では14年前から導入しています。最大の特徴は「吸収糸ではないので効果が長い」「糸自体に伸縮性があるのでひきつれ感が少ない」「糸全てにコグ(突起)が付いているの引っ掛かりが確実」「バイニードルタイプである」という点です。バイニードルタイプなので、基本
パイプカット、男性避妊の手術です。年に数件、決して多い手術ではありません。僕は医師歴も長いので結構な数の症例を行いましたが、若い形成外科医師は「手術した事もなければ見た事もない」という医師が多いと思います。多くは泌尿器科で行われているのかもしれません。先日、手術した患者様の精管がかなり細くて難渋しました。通常は陰嚢を皮膚の上から指で摘むと内部にコリコリした索状物が容易に触れます。左右1本ずつ触れます。しかし、その患者様は精管がとても細かったために皮膚の上からは触れにくく手術時間が長
陰嚢の血管腫の患者様です。血管腫でも特に陰嚢に出来る小丘疹を被角血管腫と呼んでいます。必ず治療が必要なものではありませんが「見た目が気になる」「性病と間違われないか不安だ」「破れて出血して下着が汚れてしまう」などの場合は積極的に治療を行っています。大きさも1〜2mmのものが殆どです。治療はロングパルスYAGレーザーの一択です。当院では3台導入しているロングパルスYAGレーザーの中でもキュテラ社XEOを主に使用しています。治療前の状態1〜2mmの被角血管腫が目立ちます。この患者様は
脂漏性角化症は脂性肌の男性に圧倒的に多い疾患ですが、この方は比較的若い女性でした。左コメカミに直径2cm以上の大きな隆起性のシミがある、という訴えで来院されました。鑑別診断としては「表皮母斑」「脂腺母斑」「ウィルス性疣贅」などが挙げられます。視診、触診、発症経過などから「脂漏性角化症」と判断して炭酸ガスレーザーでの治療を計画しました。単独の脂漏性角化症としては大きな部類です局所麻酔下に炭酸ガスレーザーで隆起部分を焼灼しました。5分程度の所要時間です。治療直後の状態真皮に僅かに角化
アメリカのレーザー機器会社のCutera社が倒産した、という書き込みをFBで見つけて調べてみるとInvesting.comというサイトで以下のような記事(おそらくGoogle翻訳)を見つけました。Cutera社、破産申請後にNasdaqから上場廃止へ「医療機器メーカーで電気医療・電気療法装置を専門とするCutera社が、Nasdaq証券取引所から上場廃止となる重要な展開があった。NASDAQ:CUTRの銘柄コードで取引されていた同社は、2025年3月5日に米国破産法第11章に基づく自主的
陰部の血管腫のモニターです。場所は女性の大陰唇のあたりです。男性では陰嚢によく出来る血管腫で被角血管腫という名称が付いています。赤い盛り上がりが血管腫です大きさは様々です。原因は分かりません。ロングパルスYAGレーザー(キュテラ社XEO)で3mmスポットサイズ、パルス幅は10msec、出力は130~140Jで1カ所につき1〜2パス照射しました。ピリッとしますが全く局所麻酔無しで治療可能です。この患者様は小陰唇縮小手術と同時に行いました。照射直後の状態皮膚の色が変色しているのが