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少し遅い夏休みを取りました。今日から3日間、阿波の国を探訪します。阿波の国?そう四国の徳島県です。「何を探訪するの?」ですが日本国の始まり、天皇家の成り立ちです。知っている人は知っている話ですが、日本国の始まりは阿波国、徳島というのは常識化しつつあります。(と言う僕もこの説にはまったのは最近の事ですが)邪馬台国とはもちろん阿波(徳島)を中心とした四国の事という理解です。それらに関する遺跡、神社などを巡るのが今回の旅行です。邪馬台国が九州だ、近畿地方だ、という話は正直、馬鹿馬鹿しくて
今回も「日帰り」「マイル旅」です。羽田発6:55のJAL便で徳島空港には8:15着、帰りは20:30発、目一杯時間が有効に使えます。朝と言ってもまだまだ暗い羽田空港明後日の22日が冬至なので、当たり前です。機内で寝ているうちに1時間ほどで徳島空港に到着。阿波踊りのモニュメントもクリスマスバージョンでした歩いてすぐのレンタカー屋さんに向かいます。借りたのは黒のヤリスヤリスで向かったのは「邪馬台国では辰砂が採れる」と魏志倭人伝に記載のある若杉山遺跡です。辰砂とは水銀朱とも呼ばれる硫
久しぶりのボトックスです。眉間と額に注射しました。今回も使用したのはドイツのメルツ社のボカチャアラガン社のボトックスと製造方法が違っているので理論上「抗体形成が起きない」と言われている製剤です。僕は好んで使用していますが、厚生労働省の認可は下りていません。EUやアメリカでは20年近い使用実績があります。もちろんFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可も取得している製剤です。治療前の額のシワ我ながら深いと思います。額には16単位注射しました。額の注射後5日目眉毛の外側がアップして
ベッカー母斑とは「扁平母斑に毛が生えている」タイプの呼び名です。ちなみに母斑とはアザのことです。母斑細胞が存在することによって正常ではない色の付いた皮膚となっている状態です(回りくどくてスミマセン)扁平母斑は生まれつき、もしくは成長に従って現れてきますが、ベッカー母斑は生まれつきが殆どで、成長とともに毛が生えてくる、というパターンが一般的です。肩から上腕にかけて毛が生えています。これでは気にならない方が不思議です。この患者様の場合も茶色の扁平母斑が生れつきあって、中学生くらいから徐々に
パイプカット、男性避妊の手術です。年に数件、決して多い手術ではありません。僕は医師歴も長いので結構な数の症例を行いましたが、若い形成外科医師は「手術した事もなければ見た事もない」という医師が多いと思います。多くは泌尿器科で行われているのかもしれません。先日、手術した患者様の精管がかなり細くて難渋しました。通常は陰嚢を皮膚の上から指で摘むと内部にコリコリした索状物が容易に触れます。左右1本ずつ触れます。しかし、その患者様は精管がとても細かったために皮膚の上からは触れにくく手術時間が長
最近、問い合わせが多い陰嚢の血管腫のモニター患者様です。正式には「被角血管腫」と呼びます。老化現象の一種と思っていましたが、つい最近に「10代の頃には既にあった」という患者様もいらっしゃいましたので、一概に老化とも言えないようです。女性でも陰部に出来る方がいます。原因ははっきりしていません。陰嚢の被角血管腫の治療前血管腫の数はそれ程多くは無い患者様でした。やはり「下着が出血で汚れていて気付いた」という方でした。血管の走行に沿って血管腫が見られます。治療直後の状態ロングパルスY
今まで使用していた炭酸ガスレーザーが遂に故障したので、新製品を購入しました。韓国のレーザー機器メーカーのジェイシス社製品です。国産の美容医療用のレーザー機器製造会社はほとんどありません。主に「盛り上がっているホクロ」や「ミリウム」「脂漏性角化症(ゆうぜい)」などの治療に活躍します。EdgeONEというジェイシス社の機種この機種にはフラクショナルモード(スキャナーで皮膚に細かい穴を開ける機能)が付いています。このフラクショナルモードが付いていない機種は厚生労働省でも認可されていますが
小陰唇縮小のモニターです。この方は小陰唇だけの肥大で、副皮やクリトリス包皮の余剰はありませんでした。型通りにデザインして余剰小陰唇を切除、6-0PDSという吸収糸でしっかり中縫いをかけて表面は5-0Rapidという吸収糸で連続縫合を行いました。治療前の状態元々の大きさもありますが、肛門側の小陰唇肥大は出産時の会陰切開の影響もあると思います。治療前のデザイン(黒いマーカーのラインより外側を切除します)小陰唇を全く無くしてしまうのではなく、最低でも左右で5mm幅程度は残すようにデザインし
切らないフェイスリフトとして有名なサーマクールですが、中々モニターになって頂ける方がいませんでした。久しぶりのモニターです。蛍光ペンで格子状にマーキングしますメーカーで販売している「グリッドペーパー」で転写する方法もありますが、フリーハンドの方が一人一人に合ったデザインを描けるので僕は好んでいます。上眼瞼や有毛部、粘膜部位など以外は全て照射します。上眼瞼にも有効、というサーマクールアイというチップもありますが「全ての患者様で実感出来る訳ではない」ので宇都宮院では導入していません。使用
下眼瞼の脱脂の患者様です。美容皮膚科以外の治療で多少なりとも切開を加える手術では当院で最も多いと思います。この患者様も特に左の目の下の脂肪の膨らみが目立つ方でした。いわゆる「経結膜脱脂」を予定しました。まぶたの裏側の結膜だけの切開ですので、顔の表面には傷は残りません。治療前の正面点線でマーキングした部分の脂肪を除去する計画です実際に除去した眼窩脂肪右側は内側、中央の2ヶ所だけ除去しました。脂肪は3ヶ所存在するのですが、外側の脂肪は突出していませんでしたので、そのままです。手術
陰部の血管腫のモニターです。場所は女性の大陰唇のあたりです。男性では陰嚢によく出来る血管腫で被角血管腫という名称が付いています。赤い盛り上がりが血管腫です大きさは様々です。原因は分かりません。ロングパルスYAGレーザー(キュテラ社XEO)で3mmスポットサイズ、パルス幅は10msec、出力は130~140Jで1カ所につき1〜2パス照射しました。ピリッとしますが全く局所麻酔無しで治療可能です。この患者様は小陰唇縮小手術と同時に行いました。照射直後の状態皮膚の色が変色しているのが
今日は徳島県北西部の神社などを精力的に巡ります。今回の3日間の旅行では時間的に全然足りない事が分かったので、アクセスの悪い徳島県の北西部、吉野川北部を中心に巡る計画です。飛行機のフライト時間ギリギリまで頑張ります。先ずは朝ご飯を食べに食堂へ降りました。昨晩にスタッフの方から言われた通り冷蔵庫のトレーを取り出しました。食パンをトーストして紅茶を淹れただけの作業です。これで夕方まで頑張ります誰も居ない宿のフロントに鍵を置いてチェックアウトです。玄関を出たら隣家の方が門を開けてくれ
今年も忘年会の季節になりました。昨年までの自粛ムードは無くなりました。場所はいつもの焼肉屋さんです。若いスタッフが多いので、焼肉が定番です。総勢14名の参加でした美味しいお肉と表彰式、ビンゴゲームで盛り上がりました。今年もあと20日あまり、年末には全身麻酔の手術も多く入っています。トラブル、事故など無いように年末を乗り切りたいです。明日からまた、仕事です。
人気の日銀本店見学ツアーに行ってきました。2ヶ月以上前からネット予約しました。もちろん無料、専任ガイドさんがつきます。受付を済ませて、いざ日銀の中へ侵入します入り口を入ってすぐの大広場ここは撮影可能でした。基本的に撮影可能エリア以外は写真不可でした。ここでトイレを済ませます。日銀内部には部外者用のトイレは無いそうです。これから約1時間の見学ツアーです。日銀本館入り口、エントランスという言い方がピッタリバロック様式の建物だそうです。設計は辰野金吾氏、言わずと知れた東京駅など
今日28日から美容クリニックは書き入れ時に入ります。多くの会社が今日までが仕事納めだからです。スタッフも手術以外に脱毛、ダーマペン、水耕注射、美容点滴などで大忙しです。ランチはお寿司を頼みました。今年はすしざんまいの握り寿司です例年は地元の「ひょうたん寿司」さんから出前を頼んでいたのですが、今年は注文が遅くなってしまい断られてしまいました。仕事の合間にパクッと食べられて良いですよね。味も悪くは無かったです。とは言っても僕が食べたのは16時過ぎでしたが。今日を含めて今年の仕事もあ
エラの咬筋に対してボトックスを注射する方法は小顔治療の定番となっています。この方も「エラ骨切りまでは考えていないが、小顔になりたい」という要望の方でした。診察時の超音波エコーで噛み締めた際の咬筋の厚みが「右14.2mm」「左15.2mm」もあったので治療適応としました。ボトックスはアラガン社のボトックスビスタを左右それぞれ50単位ずつ咬筋内に注入しました。通常のシワ治療でのボトックスの効果の発現は7〜10日程度ですが、咬筋萎縮の目的の際は約1ヶ月後が仕上がりです。治療前の状態確かにエ
女性の顔面によく見られる「白くて丸い小さな盛り上がり」をミリウムと呼びます。日本語では稗粒腫と書き「はいりゅうしゅ」と読みます。治療前はまぶたに多数のミリウムがあり、目立っていました体質的なもので年齢が若い割には数多くミリウムができています。もちろん気になる、との事です。実際の治療は局所麻酔を行なってから炭酸ガスレーザーでミリウムの表面に穴を開けて、中身の脂を摘出します。2〜3日はステロイド軟膏を塗ってもらいます。軽いお化粧は翌日から可能です。治療後、約3週間です目立ったミリウ
脂漏性角化症は脂性肌の男性に圧倒的に多い疾患ですが、この方は比較的若い女性でした。左コメカミに直径2cm以上の大きな隆起性のシミがある、という訴えで来院されました。鑑別診断としては「表皮母斑」「脂腺母斑」「ウィルス性疣贅」などが挙げられます。視診、触診、発症経過などから「脂漏性角化症」と判断して炭酸ガスレーザーでの治療を計画しました。単独の脂漏性角化症としては大きな部類です局所麻酔下に炭酸ガスレーザーで隆起部分を焼灼しました。5分程度の所要時間です。治療直後の状態真皮に僅かに角化
両上腕入れ墨のモニター患者様です。初回治療は2009年7月、その後2回目の照射が2010年1月でした。モニター契約だったにも関わらず13年も来院のなかった方でした。別件の相談で来院したので写真を撮らせてもらいました。2009年7月の治療前の状態2009年7月の治療直後の状態昔のQスイッチYAGレーザーは点状出血がありましたね。2010年1月の2回目治療前の状態まだまだ入れ墨は残っていますし、軽度の色素沈着もあります。2023年10月の状態数カ所、色素の残存している部分がありま
扁平母斑に毛が生えているものを「ベッカー母斑」と呼んでいます。この患者様は以前にもブログでアップしたと思いますが「扁平母斑の茶色そのものは気にならないが、毛が気になる」ということで当院で合計7回レーザー脱毛を行いました。6回終了時点で来院してもらい「もう十分に毛が減ったので7回目の脱毛で治療は止めます」という経過の方でした。使用したレーザーはシネロン・キャンデラ社のロングパルスYAGレーザーです。2016/11/7、治療開始前の状態2017/10/16、脱毛6回終了後の状態この時点で
第65回、そのうち箱根駅伝を追い越してしまうと思います。こちらは年3回、あちらは年1回です。設備の整った会議室でプレゼンや会議を行いました今回からは売り上げの増減の詳細や施術数の詳細が開示され、比較対象が広がりました。チェーン展開だからといって同一料金にこだわらずに、各院で独自性をもった料金体系に変えていく方向性が示されました。エレクトロポレーションのデモ顔面皮膚に特殊な微弱電流を流して、皮膚深部への薬剤の透過性を高める機器です。何と、皮膚表面から5~6cmの深さまで届く、というプ
陰嚢に出来た血管腫のモニター患者様です。正式には「陰嚢被角血管腫」と呼びます。老化現象の一種と思っていましたが、そうとばかりも言えないようです。この患者様も30代でした。下着への出血で気付く事が多いのですが、原因ははっきりしていません。治療前の状態明らかに左側に被角血管腫が多く存在しています。この方のように左右差のある患者様も多いです。これも原因は分かりません。今回も使用したレーザーはキュテラ社のXEO、ロングパルスYAGレーザーです。左側の照射直後の状態黒い点々がレーザー
首に出来ているイボです。脂漏性角化症の一種だと思います。治療前の状態黒く盛り上がっていて、見た目にも気になります。キシロカインの局所麻酔注射後に炭酸ガスレーザーで焼灼して平坦化させました。治療時間は5分程度でした。上皮化するまではネクスケア(ハイドロコロイド系の防水絆創膏)を貼付してもらいました。ネクスケアには防水シールが付いているので、シャワーは当日から許可です。治療後、約7週間経過の状態まだ傷跡の赤みと色素沈着がわずかに残っています。将来的には皮膚が少し白っぽくなる瘢痕と
顔脂肪吸引のモニター患者様です。事情により、最終的な検診は7ヶ月以上経ってしまいました。顔脂肪吸引は僕がお勧めする治療の1つです。腹部や太ももと違って「皮膚のたるみが殆ど無い」「3ヶ月後に必ず効果が実感できる」「ダウンタイムが48時間で済む」「傷が目立たず、抜糸不要」というメリットだらけの治療です。治療前の状態顔の下半分のたるみ、下垂が気になります。治療後、7ヶ月半の状態フェイスラインがアップしてたるみや下垂が目立たなくなっています。もちろん、その分若返った印象が得られています。
胸部はケロイドの好発部位です。ニキビが出来た後に徐々に皮膚が赤く盛り上がってきたそうです。典型的な胸部のケロイドです。写真のように「蝶ネクタイ」の形を呈しています。皮膚科でケナコルト(ステロイド注射)やドレニゾンテープ(ステロイドテープ)による治療を受けていたそうですが、改善しなかったようです。カウンセリングを十分に行ない、リスクやデメリットをお話しした上で手術療法を行いました。典型的なケロイドです原因は「ニキビ」「やけど」「ピアスの穴開け」「虫刺され」など様々ですが、体質的な要素
今日のメインイベントは剣山(つるぎさん)登頂です。生憎の雨模様ですが、本降りにならない事を願うばかりです。2年前に男体山登山を悪天候のために中断した記憶が蘇りました。朝靄のかかった四国山地朝ご飯は完食しました今日も夕ご飯まで食事無しの予定ですので、朝はしっかり頂きました。宿の「つるぎの湯大桜」を7:30にチェックアウト、約1時間の道のりで剣山へ向かいます。朝早かったので、昨日のような通行止めにも会いませんでした。8:30過ぎに剣山のリフト乗り場の駐車場に到着。この近くに劔神社
やっと地元の神社に初詣です。今日は1月6日でしたが、人出は少なくなかったです。お賽銭を奮発して(ランチ代程度)クリニックの繁盛と安全、スタッフの健康を祈願しました。神棚にあげるお札を2枚買い求めました。例年通りの「天照大神」と「二荒山神社」の2枚です2枚で¥2,200でした。御祭神は第10代崇神天皇の長男、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)です。古事記、日本書紀にもはっきりと出ています天皇の長男ならば次の天皇になったのでは?と思いますが第11代天皇は異母弟の垂仁天皇でした。
唇が薄くて気になる、という男性モニターでした。治療方法は口唇粘膜内へのヒアルロン酸注入です。使用したのは定番のジュビダームビスタボリューマXC、もちろん厚生労働省の認可を受けている製剤です。以下に注入方法を示します。注入する部位をマーキング(ペンで印をつける)します。口角の針の刺入部位に局所麻酔を行いますこの際に使用するのは34Gという市販の中では最細の針ですので、痛みも極小です。局所麻酔を行った部位に25G針で皮膚に穴を開けます皮膚に開いた穴からカニューレを唇の粘膜内に挿入しま
自分自身の脂肪を採取して、遠心分離したのちに注入するCRF注入の適応は様々です。今回は陰茎(ペニス)増大目的での注入です。治療前のペニス患者様は長さではなくて「太さが足りない」というお悩みでした。注入直後の状態少しだけ内出血が現れていますが、痛みは全くありません。痛みがないのが脂肪注入の利点です。豊胸の場合でも胸の痛みは全くと言って良いほどありません。左の太ももから脂肪を採取しています。注入箇所はペニスの根元に1カ所だけ、透明な溶ける糸で1針だけ縫っていますが肉眼的には分からな
顔全体にメリハリを付けたい、より若く見せたい、という相談の患者様です。患者様のご希望は「前額部(眉上付近)の凹みをふっくらさせたい」「鼻根部(鼻筋)を高くしたい」「涙袋にヒアルロン酸を少しだけ入れたい」「ほうれい線をより目立たなくしたい」「上口唇をハッキリさせたい」とのご希望でした。カウンセリングの上で、ダウンタイムの少ないヒアルロン酸注入を行う計画を立てました。ヒアルロン酸注入部位へのマーキング前額部の眉上付近には「ジュビダームビスタボリフトXCを34G針で皮内に左右トータルで0.3c