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人は死ぬと肉体から魂が抜ける。浮遊する魂だけの存在となります。それから,しばらくは,自分の体(抜け殻のようになった姿)を眺めたり,悲しい顔をしている縁者達を眺めることができるが,じきに辺りは,真っ暗闇に包まれます。この闇の世界を,仏教では冥土といいます。冥には,暗いという意味があるが,肉体を離れた魂は,この闇のなかに,いつまでもとどまり続けることはできないので,自分の行く先を見つけないといけない。そのための旅をしないといけない。人は,死ぬと,まず最初に,死後の世界へ向かう旅に出る
「三途の川」とは、あの世とこの世を隔てる川とされます。しかし実際にどんなところで、どんな意味を持つのか…「三途」とは仏教の世界観における六道のうちの「餓鬼道」「畜生道」「地獄道」を意味します。「十王信仰」によると、人は死後「魂」となって冥途を旅して裁判を受けます。十王というのは、冥途において死者を裁く裁判官のことです。あの有名な閻魔大王もこの十人の王の一人です。死後、初七日~五七日(三十五日)と七日ごとに法要が行われ、七七日(四十九日)をもって忌明けとなるのですが、それぞれの
9尊目。今回より菩薩編でございます。●観音菩薩(※画像は文化遺産オンラインより)(滋賀県大津市「九品寺」所蔵、「木造観音菩薩立像」)日本では「観音さん」と親しみを込めて呼ばれるほどポピュラーな菩薩さまですな。別名を「観世音菩薩」、「観自在菩薩」。インドでの名前は「アバローキテシュバラ」で、これは『観自在』の名前の由来でもある。日本では「光世音菩薩」とも意訳されていた。勢至菩薩と共に、阿弥陀如来の手助けをする菩薩で、勢至菩薩は「智」を、観音菩薩は「慈悲」を司る
往生要集源信(げんしん)著源信は奈良で生まれ比叡山で修行した日本の僧侶です。『往生要集』は、極楽浄土へ行くための案内書として書かれました。極楽浄土は、西にある阿弥陀仏(阿弥陀如来)の世界です。平安時代に、極楽浄土への導きを願う浄土信仰が貴族の間で広まりました。往生要集をもとにした地獄の様子を絵にした「絵解き」によって、日本人の地獄のイメージは形成されています。ただ往生要集に閻魔は出てきません。閻魔の起源は、インドの「ヤマ」にある。ヤマは最
皆さんこんにちは。こちらは大威徳明王(だいいとくみょうおう)という仏様です。大威徳明王は五大明王の中の一人で、西方を守護します。大威徳明王のお姿は六つの顔、六つの腕、六つの足を持ったお姿で、神の使いである水牛にまたがっています。六つの顔は六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道)をくまなく見渡すためにあります。六つの腕は矛や剣などの武器を持って仏法を守護するためにあります。六つの足は六種の修行項目である六波羅蜜(布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を怠けず歩
アクセスありがとうございます🤓宮島から見える気になる建物。いつも気になっていて、少し抵抗があり今まで行かなかったけど、今回初めて行ってみました!!《平等大慧会》という、結構メジャーな宗教団体の施設のようですが、特に勧誘とかも全く無くて、人もほとんどおらず、のんびりした普通に良いところでした。海の見える杜美術館そうこの建物です。宮島から見える建物。海の見える杜美術館です。ドーム型の建物と一体型ではなくて、少し離れてるんですね。ちなみに、ドーム型の建物は《王舎城》という名前で