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【概要】激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。《「熟柿」佐藤正午著角川書店Webページより一部抜粋》【雑感】主人公・市木かおりの人生は、とことん悪い方へ悪い方へと展開していってしまう。人生運の悪い女性のやるせない話。
昨年の『カフネ(阿部暁子)』に相当する本を見つけました。おそらく2025年のトップスリーに入るのではないかと思われます。佐藤正午さんの『熟柿(じゅくし)』熟柿とは、熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つことを意味します。◆あらすじ◆激しい雨が降る夜、泥酔して眠りこけた夫を助手席に乗せ、片手に携帯電話を持ちながら運転していたかおりは、突然現れた老婆を撥ねてしまう。パニックになった彼女は、そのまま逃走してしまい、その後あっけなくひき逃げ犯として逮捕
地元の図書館で借りてきた佐藤正午「鳩の撃退法」(小学館)を読み始めた。………と、スマホに向かって文字を打ち始めてえっ❗ってひっかかった。小学館の[かん]って「館」じゃなくて「舘」だったか?私は小学生の頃から小学館の本や雑誌を読んできているが、ずっと当たり前のように「小学館」だと思ってきているが。(笑)(恥)「館」でいいよな?まさか「舘」じゃないだろう?気になり迷い出すとさっぱりわからなくなる……(不安マックス❗)情けないことに[私は国語の教師であり小説
なんか「佐藤正午って結婚してたんだぁ。」の記事につられてここを訪れる人がチラホラと。試しに「佐藤正午結婚」でググってみると上位にこのブログがランクされている。なんでや。改めてネットで「佐藤正午結婚」で調べたがこれを書く元になった同じ記事を見つけることはできなかった。しょうがないのでボケ老人がおぼろげな記憶を辿ってみる。地方新聞に連載中のエッセイみたいなものだったと思う。「ブラジルの公園みたいなところでイニシャルのアクセサリーみたいなものを買おうとしたけどちょっと前に自分のイニシ