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今回は漫画サンテを語ります。前作「まんがサガワさん」(オークラ出版)から1~2年後にまんだらけ出版より出版された本で佐川一政の過去作「サンテ」を漫画にして再構成したものです。フランスに実在する刑務所「サンテ」での憧憬を漫画化したものでそこでの出会いや体験が後の「作家」としての彼を形作ることになったのだと思います。限定1000部(復刻版)のサガワさんとは違い限定800部なのでかなり知名度は低い作品ですが…ただし後述の狂気が控えめになっているとはいえ生々しいグロシーンや不謹慎な発言は少なからずある
今年11月24日で佐川一政が亡くなってから1年…今日は佐川一政著「まんがサガワさん」を語りたいと思います。前半は非常に危険な内容なのでぼかしつつ書きます。漫画だけなのかと思いきやガロ系漫画家の根本敬の対談や佐川一政自身のエッセイも入ってて漫画とは銘打っているもののかなり彼の自伝・エッセイ的な側面が強いです。【1】人を喰った話この漫画は佐川がカービン銃で被害者を撃つところから始まる。その後被害者の骸を服を脱がせて自分も脱ぎ屍○したり○ったりしたあと解体し湖に捨てる計画だったらしい。しかし湖の
きょうの表題、昭和・平成の端境期に起きた連続幼女殺人事件(宮崎勤事件)をモチーフとした戯曲作品(1990年発表)。で、それを手掛けた人。“戯曲界の鬼才”、“アングラ界の帝王”とも呼べる唐十郎(から・じゅうろう)氏。その人の存在を知ったのは、高校時代。“文藝春秋”内の広告での話。そこで『佐川君からの手紙』という小説の存在を知った。その“佐川君”が、“パリ人肉事件”の佐川一政氏であることを知ったのは、大学時代のことであった。。。1963年に“状況劇場”なる劇団を旗