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日本の戦争映画で「二百三高地」は日露戦争を描いた作品としては最高傑作だと私は思っている。日露戦争の旅順攻囲戦に焦点を当てた映画で二百三高地は旅順戦を象徴するような戦いである。北海道の旭川第七師団が陥落させた二百三高地。多くの将兵がこの地で戦死した。映画「二百三高地」で第三軍司令官乃木希典陸軍大将を演じた仲代達矢の乃木大将が一番大好きである。児玉源太郎陸軍大将を演じた丹波哲郎も良かった。ロシアは、1896年の露清密約の後、1898年に遼東半島を租借し、旅
舛田利雄監督カラー185分明治37年に起こった、日露戦争を描いた作品。この頃、貧しく未開地の多かったアジアの国々はアメリカ、フランス、イギリス、ドイツなどに植民地として餌食にされていた。ロシアも、満州から朝鮮半島まで次々と支配下に置きこのうえ旅順、大連と勢力の拡大を狙っていた。明治政府はそうした植民地化の嵐から日本を守ろうと防衛拠点として朝鮮半島・旅順の支配下を目指した。ここでロシアと日本は真っ向から対決することになりこれが日露戦争ですね。
「二百三高地」二百三高地予告編1980年8月2日公開。日露戦争の旅順攻囲戦における、203高地の日露両軍の攻防戦を描いた作品。興行収入:18億円。脚本:笠原和夫監督:舛田利雄出演者:仲代達矢、三船敏郎、森繁久彌、丹波哲郎、天知茂、夏目雅子、あおい輝彦、新沼謙治、湯原昌幸、佐藤允、永島敏行、愛川欽也、野際陽子、赤木春恵、松尾嘉代あらすじ:十九世紀末。ロシアの南下政策は満州からさらに朝鮮にまで及び、朝鮮半島の支配権を目指す誕生間もない明治維新政府の意図
こんばんはいつもたっきーブログをご愛読頂きありがとうございます先日、下関の長府の乃木神社に行ったときに、宝物館に展示されていた乃木大将の肖像や書に触発されてしまい、それ以来「二百三高地の映画が観たい!」と思っていたのだった最近は、Amazonで買ったDVDを車載のDVDプレイヤーで観ているのだが、その中で乃木大将を演じているのが仲代達矢さん1月に仲代達矢さん率いる無名塾のお芝居「左の腕」を観る予定にしていたので、「これは、長府の功山寺に紅葉を見に行って乃木神社に寄り
今回ご紹介するのは、1980年公開の東映映画『二百三高地』(監督舛田利雄、脚本笠原和夫)。製作費3億円が相場の時代に15億円をかけて製作された3時間に及ぶ戦争大作である。私は学生時代に、この映画を新宿の映画館で観て非常に感銘を受けた。その後、DVDが発売されてすぐ購入し、今でも時おり鑑賞している。『二百三高地』は、日露戦争(1904-1905年)において、日本とロシアが雌雄を決した旅順攻防戦を舞台にしているが、その時代の日本の政治家、軍人、民衆を広範に描いている。さらに、軍
むしろ「史実に反するエンタメ狙いのフィクション」ではない、ってところに、ポイントっていうか、問題があるんです。坂の上の雲は、もちろん小説です。松山出身の同世代の二人、正岡子規と秋山真之、それと兄の好古の三人を主人公にして、日露戦争に向かう上り坂の日本の姿を、社会と文化のいろんな側面から多面的に描いていこう、っていう意欲的な小説だったんですが。ところが、司馬遼太郎先生というのは御存知のとおり、徹底的に調べて書く人なんで、だんだん取材成果の発表のほうの比重が増えてきて、特に正岡子規が死んだあとは
梅之助が映画の記事を書く時は基本、監督や出演者、あらすじ、個人的感想・考察を順序立てて書いているのですが、今回はざっくばらん、好き勝手に書かせて頂きます。1980年夏に公開された東映の「二百三高地」で、監督は舛田利雄氏、脚本が故・笠原和夫氏となっています。公開当時、梅之助は中学生でしたが、この映画に凄く興味を持ったので、さだまさしさんが歌う主題歌「防人の詩」を買っちゃいましたよ。ほぼリアルタイムで作品を観て、それ以来、何度観たかなぁ。「君の祖国は日本と呼ばれる」は宣伝動画のキャッチコピ