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※韓国ドラマ「ドリームハイ」の最終回後の設定です。※最終回のネタバレ含みます。完全に妄想小説ですが、それでも良い方のみどうぞ~満員御礼のコンサート会場に、拍手が鳴り響く。この音は、海の向こうにも届いているのだろうか…。今日はヘミにとって100回目のコンサートだった。アンコールも含めて十数曲を歌いきり、拍手と歓声の余韻に浸りながらヘミは舞台袖に戻った。そこには昔馴染みの顔が。お世話になった先生方。かつては一緒にデビューし、切磋琢磨した「ドリームハイ」のメンバーたち。皆が花束と笑顔
※こちらは何のシリーズにも繋がらない短編です。騒々協奏曲【後編】③「・・・違いますよ、ユさん、誤解しないで欲しい。俺はユ・ウンスさんに会えたから他はもう気にしていないと言ったんです」「・・・え?」ヨンは小さく笑うと、クルリと後ろにいるメヒに顔を向けた。「気にしていないとはそういう意味なんだけど」「何、言っているの?」「確かにこの間まで過去の苦しみはあったが、彼女とエレベーターで出会う為に必要だったのだと俺は思っている」「エレベーター?」「メヒに話すつもりは無い。『許すも許さ
契約恋人⑰結局ウンスが予約した部屋は使われる事は無く、チェックアウトする際はヨンが2つのキーをフロントに返した。「ありがとう」「あ、ありがとうごさいました」キーを返して来たヨンにフロントスタッフは焦りながら受け取り、支払いは2部屋ともヨンが払うと言う事に正面の2人をスタッフ達は伺ってしまう。何しろ彼の片手はずっと女性の手を握り締めているのだ。「まだ時間があるなら少し寄りたい場所があるんだけど」「今日の夜までに帰れればいいから」「なら、大丈夫そうだね」そんな会話をしながら2人は去
※こちらの話はあくまでも“契約恋人”のウンス、ヨン、世界設定だと思って下さいませね。契約恋人⑲叔母はいず、だが先程会議室にいた上層部の面々が再び集まり、その中心にヨンは椅子に座り黙っていた。「何ですか?まるで尋問の様ですが?」「そういう訳ではありませんが・・・」「我々はただ正直なチェ氏の言葉が聞きたいだけです」上層部の中でも比較的若い役員のイ氏がヨンの鋭い眼差しに圧され戸惑うと、すかさず隣りに座る古株の役員が声を出した。彼もヨンの父親と知り合いで、タン氏の様に企んではいないが考えが一
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑳チャン侍医がウンスの部屋に行く頃には夕方になっていて、やはり大人しく待っていられなかったのか薬草園の花を摘んで隣りには薬員迄いて楽しく話をしていた。「医仙?」「あ、チャン先生」見つかったとばかりに焦った顔をしたが、チャン侍医はそのウンスの様子を見て違和感を感じた。しかしウンスの笑顔は何時のに戻っている。「・・・今日女官達が匂い袋を聞きに来ました」「えぇ?そうだったの?行けば良かったわ!」「また来ると言ってお
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ㉒――しかし。今し方典医寺に向かった筈のヨンが兵舎に戻って来た。出て行ったばかりのヨンが直ぐ戻って来た事に広間にいた隊士達は驚いていたが、いつにも増して声を掛け難い空気を放ち二階に上がって行く姿に自室に入る迄ただ見つめるしか出来ずにいた。二階の廊下の奥から荒く扉が閉まる音を聞き、トルベははぁーとため息を吐いた。最近何回ため息を吐いただろうか?そう思いながらも、横にいた隊士に顔を向ける。「副隊長に伝えてくれ。また隊
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑰しかしその事であの硬い迂達赤隊が少し様子が変わったとしたら・・・?彼等を狙っている女人が王宮内にも市井にも沢山いるのは有名で、女官達でさえ密かに機会があるのなら・・・と考えている者もいるのだ。禁軍もそれなりに人気はあるが、やはり王様の信頼が厚く忠義を尽くしている迂達赤隊と横柄な態度で歩く禁軍との違いは明らかだった。「あの・・・医仙様?」「はい?」「最近迂達赤隊の方々が何処かに出掛けている等と言う話は聞きませんか?
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑪「・・・迂達赤隊の者が怪我をしたので、チャン侍医を呼びに来ただけです」「やだ、怪我?私が診るわよ!」「イムジャ」急いで自分の道具を取りに行こうとするウンスの腕をヨンが掴み止めると、ウンスは驚いた顔を向け見上げた。しかし、ヨンの強い光を放つ瞳を間近で見てしまい一瞬身体が硬直してしまう。「・・・ッ、少しは」「え?」この光は彼の怒りなのか、また違う何かなのか?近い距離で見ると何故か心臓を掴まれた様に怖い。しかし、彼
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑱次の日の昼頃に典医寺に数人の女官が入って来て診療所から出て来たチャン侍医は何事かと驚いてしまった。しかし女官の一人が医仙と昨日の話を振って来て大凡の想像が付き、なるほどでは、と作り方を教える為に彼女達を典医寺の広間へと案内をした。簡易的に造った小さな小屋へと女官達を招き入れると、薬草とは別に干している乾燥させた花や花から抽出した精油を見せながら説明を始め、女官達は初めて聞く内容で理解していなそうな女官もいたが
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑲朝から部屋の窓側に椅子を置きウンスはボーと外の薬草園を眺めていた。診療所に向かう前にチャン侍医が部屋に入って来てウンスの顔を見ていたが、小さく首を横に振り“今日は診療所に来ない様に”と言われてしまい、何故?と詰め寄ったが、眉を顰めたチャン侍医は兎に角駄目だと言うとさっさと出て行ってしまった。・・・いや、チャン先生のが正しいわね。ウンスの瞳に何かを感じ、チャン侍医は医者としての判断をしたのだと思う。ウンスはこの時代
勢いで書いておりますので違和感を感じてもスルーして頂けると嬉しいです✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ6.5①(下に説明有り)「おや?隊長どうされました?」典医寺に入り医仙の部屋に向かっていると薬草園からチャン侍医が生薬を摘んで歩いていた。ヨンの足音に振り向き不思議そうな目を向けて来る。「まだ医仙は帰って来ていないのか?」首を傾げていたが小さいため息を吐く。「・・・確かに少し遅いか」ヨンは振り向き去ろうとしたが・・・また微かに舞う香りに気
心、境界線⑦数メートル先のヨンと確実に目が合い、ベンチの後ろに隠れているウンスとしては言い訳が出来ず、驚いた表情で此方を見下ろして来るヨンをただ見上げていた。「・・・何してるんだ?」「・・・お、落し物を探して」「落し物?」ヨンはベンチへ数歩近付いたが直ぐに止まり、ジッとその場からまだ座っているウンスを見つめ、「・・・話、聞いていたか?」「は、話?・・・少しだけ」少し間の後尋ねて来たヨンにそう答えてしまうが、実際終始聞こえていたなどとは絶対に言えない。それに聞いたからといってどうす
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑬暫くして典医寺にチャン侍医が戻って来た。「・・・医仙?」だが診療所を見渡し薬員達しかいない事に気が付き、ふと感じる気配に小さくため息を吐くと静かに書架室の扉を開けた。机に突っ伏しているウンスを見つけ扉を閉めたチャン侍医は、その向かいに座って動かない赤色毛の頭を見つめる。確かにこの部屋の匂いは色々な匂いが混ざり合ってチャン侍医も眉を顰めてしまう。しかし、草木や甘い花の匂いの中にいるウンスの姿の方が違和感が無く見
【あをによし:第9話.夜もすがら夢に惑う】七瀬が二人目の子供を身籠(みごも)っていると知ってから、浬(かいり)と息子の颯(はやて)はよく家の中のことを率先してやっていた。七瀬は真夏の暑さに、やや体調を崩し、食欲も落ちていたので、気遣った浬は、七瀬が食べやすいメニューを、よく作ってくれた。特に大和の国、三輪で生まれた手延べそうめん、三輪そうめんは、ツルツルとのど越しもよく、薬味の清涼感を持って美味しく食べられた。「少し、風を入れ換えよう」クーラーばかりでは身体が冷えすぎると、七瀬を気遣った
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑩ウンスは通路を渡り診療所へ向かったが、診療所にも典医寺の中にもチャン侍医はいなかった。「・・・あれ?来てねって言っていたのにな・・・」ぽりぽりと頬を掻いていたが薬員が入って来て呼び止めると、どうやらチャン侍医は王宮に用事があり出掛けているという。「・・・じゃあ待っているわ、チャン先生が来たら書架室にいるって伝えてくれる?」「わかりました」書架室に入り直ぐ扉を閉めてしまったウンスに薬員は首を傾げたが、チラッと見ただ
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽鈴の鳴る方へ(7)「先輩はどんなジャンルが好きなんですか?」突然のセリフに思わず、カウンターに持って行こうとしていた本を落としてしまった。自分の声で驚かせてしまったとわかった彼は、急いで本を拾い、「すみませんでした。驚かせてしまいまして」そう言い、申し訳なさそうに笑った。それが今世で、チェヨンに初めて掛けられた言葉だった。彼は今世でもやはり入学早々ファンクラブが出来る程の人気であったが、それは全く前とは違っていたのだ。品行方正、文武両道、眉目秀麗全て
勢いで書いておりますので違和感を感じてもスルーして頂けると嬉しいです(汗)✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣佳人(カジン)(2)「医仙、運命の人はおりましたか?」私は余計な事を言ってしまった?それとも怒らせた?だからあんなにしつこく聞いて来るのかしら?あれから事ある毎に聞いて来るヨンに最初はからかうなと怒っていたが次第に疑念を抱き始めていた。・・・だって私は現代に帰るのよ?なのに高麗に私の運命の人がいるっておかしいじゃない?そもそも高麗と現代では常識も価値観も
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ㉑兵舎に戻り自分の部屋に入ったヨンは暫く呆然と立ち尽くしていた。噂。チャン侍医を嘲笑していた自分が何て愚かだ。ヨンはチェ参尚の問いに答えずに大股で坤成殿を出て、背後から“その女人は誰なのだ?!”との声も聞こえたが一言も返さなかった。「・・・外で出したのは、・・・二回程・・・しか・・・いや、わからんな」無意識に出していたのだろうか?下唇を噛みながら今迄のを思い出せと頭を働かせるが、記憶にあるのは二回だけ・・・
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永久機関と君と⑦奉恩寺に足を進める度にウンスは機嫌が悪くなっていく。元々こういう場所は嫌いな上、自分の前を歩く“メヒ”と名乗る女性がチェヨンの関係者だと知り嫌な予感しか湧かないからだ。女性が絡むのは何時も相場が決まっている。行き着く先は修羅場だ。あの顔とスタイルのチェヨンが女性にモテない訳がない。更に有名製薬会社の次期社長なら彼が手を振り払ってもぞろぞろと寄って来るだろう。・・・もしかしたら、自分もその中の愚かな一人に入るのかしら?チラリとメヒを見ると、長い黒髪を靡かせ細くスタイル
※こちらは何のシリーズにも繋がらない短編です。騒々協奏曲【前編】明らかに様子がおかしい、だが見たくない。ウンスは先程から一向に表示が変わらない電子掲示板を真っ直ぐ見つめ、目の端に映る人物を見ない様にしていた。この建物に来た事を後悔し、時間を無駄にしたと思っていたのが数分前で今は結婚相談所に登録した事さえ後悔し始めている。数分前までの自分は結婚相談所でマッチングされ紹介された男性と今日待ち合わせをし、食事をする筈だった。確かに考えると自分も悪いのだが、高収入だけを聞き男性の資料を詳しく見
勢いで書いておりますので違和感を感じてもスルーして頂けたら嬉しいです。✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑨「医仙様から良い匂いがするのです」「それは何時もの事ではないのか?」「あぁ、石鹸?というヤツですか?それもですが、何か清々しい香りが・・・」少し間の後、「あぁ、匂い袋という物ではないのですか?」「匂い袋?」「医仙に頼まれてチャン侍医が作った様なのです。気持ちを落ち着かせる効果があるらしく・・・」「へぇ、医仙様の為にチャン侍医が作ったの
永久機関と君と⑧血が出ている腕を抑え、ヨンとメヒを唖然と見ていたウンスの傍にチャンビンが駆け寄って来た。「大丈夫ですか?ウンスさん!」「はい・・・」しかし、ウンスの血の滲んだジャケットを見てウンスの手を退かし傷を凝視しチャンビンは険しい眼差しになる。「これは・・・早く病院に行きましょう」座り込んだウンスの身体を支えながら立ち上がらせたが、ウンスはそれよりもと2人に視線を向けると押さえ付けられたメヒはまだその怒りをヨンに吐き出しており、それを何の感情も映らない瞳のチェヨンが静かに見下ろ
※こちらは何のシリーズにも繋がらない短編です。騒々協奏曲【中編】①「待て!おかしいだろう、俺はただの“飾り”だと言っていたじゃないか!」『いやぁ、そのつもりだったんだけど、何故かマッチングの中に入っていたらしく・・・。でも今更“そいつは飾り”だとも言えなくてなー』「いや、そこは断れよ!お前社長だろうが!」1週間前から身に覚えがないメールがちょこちょこと業務連絡の合間に入って来ていた。聞いた事がある社名に「あぁ、アンジェの会社か」と安易に考え、開きもせず何も反応もしなかったがそれが悪かっ
底から②途中王様達の様子を伺う為に馬車を止めたが、それ以外は休まず進めた為朝早く旅籠屋を出立し日が落ちる前に宮殿に無事着く事が出来た。馬車の中で王妃が何か言っていたらしいが、そのうち静かになり時々女人の声が聞こえるだけになっている。結局自分は天からの客人を帰す事が出来なかった。名を掛けた約束も破り、武士としての誇りさえ捨てた。“王命”。その一言で済むとわかっている。だが、女人との約束を違えた時、詫びるモノは自分の命しかない。瞬時にそう考えた。・・・あの時の師匠はどういう気
とある一つの物語【前】どうして俺を信じてくれなかった?お前になら背中を預けられると伝えた筈なのに。伝え切れなかった何かがあったのだろうか?彼女が自分を信じるまでには何が足りなかったのだろう?「あの医員、帰ったら婚儀を挙げるらしい」渡された質素な飯を受け取りながら仲間の話に耳を傾けていたヨンは誰だ?と聞き返した。飯を渡して来た男はあそこにいる奴だと空いた手を炊き出し場に向けた。自分達先陣部隊の軍では無く、飯炊きする下っ端と共に動く面々の中に目立つ白衣の数人が見える。「どの医員だ?
とある一つの物語【後】②『“チェヨン”さんが生きてて、本当に良かったわ!』もう一度頭の中でその言葉を繰り返し、ハッとヨンは我に返った。やはり、この女人があの戦場にチャンビンを向かわせその間自分の様子を調べていたのか。『お前は誰だ。理由を言え』内心では自分を知っている謎と溜まっていた不満を言葉としてぶつけるべきだとわかっている。だが、どうしても口が開かない。早く言えと焦る程、乾いていく喉に潤いを持たせようと嚥下までしていた。「・・・あー、ごめんなさい」返事もしないヨンにウンスは乾
底から③最近寝覚めが良くない。日に日にあの夢を見る機会が増え、だがその内容は禍々しいものに変化していく。二人でよく鍛錬した場所にメヒが佇んでいるが、その姿は最期に見たあの中身が空洞になった姿だった。それでも彼女は言う。『懐かしいわ、ここも二人だけの場所よ。覚えてる?』「・・・ああ。・・・」だが、“覚えている”とは口から出なかった。はたして自分が覚えているのは、こんな姿のメヒと鍛錬した場所だろうか?浮き足立つ中、集中出来ない程に木漏れ日の様に穏やかな空気を浴びてい
空想的幸福論[まとめ・前][2023.02.28]※長いのでお暇な時にでもどうぞ(^ω^)_🍵『イマジナリーフレンド』私は小さい頃からそんな者が見えていたらしい。らしいというのは、まだ5歳だった私はそれが何なのかわからず両親に友達が出来たと嬉しそうに話し、両親も疑問に思わず、『良かったね』と笑顔だった事を今でも覚えているからだ。だが、1週間程経った頃、その友達の姿を見ないと両親は不思議がり私に尋ねて来た。『