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私は記憶法というジャンル(あるいは書籍)があまり好きではありません。記憶法に絞った本はそれほど読んでいませんし、あまり読む気にもなれません。記憶法の多くは、その話のネタの豊富さに比べて、実行可能性の低いものが多いからです。エビングハウスの忘却曲線とか、言っていることは分かるのですが、いちいちそんなものに合わせて勉強できるかというと、多くの人には面倒くさすぎて難しいと思います。そんなこんなで、記憶法にかんしては、よほどシンプルなものでない限り敬遠してきました。極論すれば、記憶法は
私は、大企業勤め。年収は、40歳900万、50歳1,000万、53歳1,100万、その先昇進すれば57歳1,200万、60歳1,400万、更に昇進すれば2,000万前後です。手堅く考えると1,200万ぐらいで出世は終わるかなと思います。なので、役職定年を迎える57歳ぐらいが私の勤め人としての定年となるでしょう。ちなみに私の会社も65歳が定年になるそうですが、今まで部下だった人物のもとで部下をやるつもりはありません。背に腹はかえられぬと言いますが、私はそうならないように準
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の8回目です。今回は選択科目です。前回の記事を読みたい方はこちら。難易度僕は、選択科目の勉強は、予備試験の論文の後に始めました。司法試験当日から逆算すると、だいたい半年前からです。当時は、コロナのいろいろがあって、予備試験合格から司法試験まで3か月しかありませんでした。でも、なんとかなりました。だから、そんなに心配しなくてもいいと思います。そこまで難しい論点は出な
講師紹介は今日で最後なので、最後に友人の講師を紹介させていただきます。以前、学校の勉強と試験勉強で、根源的に試験に強いタイプとして紹介した人です。総論的な勉強法、具体的な個々の方法論、いずれもこのブログの方針と99%同じです。このブログの内容に共感していただいていた方には、間違いなくどの講師よりもおすすめできます。まず、今まで何度となく同じことを書いてきましたが、もう一度だけ最後に書いておきます。試験に限らず、およそ何か物事を成し遂げるのに必要なことは、次の2つしかありません。
1日平均3時間未満しか勉強しない人。憲法の4人組を基本書にしている人。3段階審査論を使わないと司法試験に合格することができないと思っている人。高橋重点講義を読まないと司法試験に合格することができないと思っている人。基本書を各科目3冊以上通読したことがある人。判例百選を5色以上に塗り分けている人。すぐに教材を浮気する人。ロースクールの予習・復習に勉強時間のほとんどを費やしている人。ロースクールの教授の有難いお言葉は、しかし建前かもしれないという可能性
社会人受験生にとって、勉強仲間はなかなか得ることが出来ず、苦労されていることが多いと聞く。私には幸運にも10名近くの勉強仲間がおり、全員が社会人である。この中では私は一番勉強期間が浅く、知識も浅いと実感している。昨年はこの集まりから1名の予備試験合格者を輩出した。(ダメだった方の中で論文500位台が2名)今年は6名の短答合格者が出ている。このような集まりに加えてもらったのは運がよかった。ちなみに、男女比はほぼ同数である。基本的には答案の共有や勉強法の共有、たまにZOOMを使っ
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。自己主張はやめよう自己主張が強いと、司法試験になかなか受かりません。人間関係の問題じゃないですよ。答案の書き方の話です。オリジナリティを出す人多くの受験生が、答案でオリジナリティを出そうとします。自己主張するんですね。俺の答案を見ろ。他の受験生が書かないことをかいてるぞ。これ、けっこう多いんですよね。実際、僕もそうでしたし。論文試験では、白紙の答案用紙が配られます。何を書い
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の6回目です。今回は、2回目の予備試験の論文です。前回の記事を読みたい方はこちら。睡眠不足対策何度も言ってますが、司法試験の最大のヤマ場は論文試験です。僕も、2回目の論文試験をパスすべく、1年間必死に取り組んできました。そんな僕が、試験直前に最も気を付けたのは睡眠時間です。睡眠不足になると、脳の回転が悪くなります。解ける問題も解けなくなります。筋肉疲労なら、100
高校時代の話です。桜蔭に通っていた知り合いの女の子がいました。彼女とは、3年生のとき友人を通してある図書館の自習室で知り合いました。今日は、その桜蔭の彼女がやっていた「スピードぐるぐる勉強法」(←苦し紛れにネーミング)について書いてみたいと思います。彼女は優秀な桜蔭生の中でも極めて学力が高く、毎回の模試で志望校欄に「東大文Ⅰ」と書き、そして毎回のようにA判定を獲得していました(A判定以外取ったことがないと言っていたような・・・)。私は、いまと違い当時は人間の地頭(=先天
独学合格のための個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。ちなみに、受講生の中には学生さんもいます。社会人のためにブログを書き始めたんですが、学生さんも見てるみたいですね。僕は、45歳で司法試験の勉強を始め、理系出身の社会人でありながら、独学で48歳で合格しました。ご存じのとおり、司法試験は、日本の文系科目の中で最も難しい資格試験です。普通に考えて、独学での合格はまず無理です。ですから大半の受験生が、ロースクール(ロー)に通うんですね。私も合格して、司
まず、間違えてはいけないのは、あくまで短答対策の基本はインプットテキストにあるということです。(択一六法など含む)何故なら、よくある「短答過去問だけで大丈夫」という言葉は過去問を通して周辺知識含めてインプットをする、というのが正しい理解なのですが、合格者の言葉はある意味親切ではないので勘違いしてしまう人も多いでしょう。過去問を5周もしたのに点数が上がらない方などは要注意です。私の友人の友人が予備試験に合格した時は、むしろ分からない事があったら分かるまで先に行かない方法で勉強していたそうです
別に興味ないという方もいっぱいいると思うのですが、合格者座談会用に自分の経歴をざっくりまとめようと思います。身バレとか大丈夫か?とかも思うんですが、まああまり気にしないタイプなので、適当に書いていきます。割と浮き沈みの激しめな人生を歩んでます。プロフィール・年齢アラサー元公務員・ADHD(注意欠陥多動性障害)持ち・仕事をしながら1年ほど、専業受験生になって1年半(延期があったため)ほど勉強して予備試験経由で司法試験に合格。令和2年予備試験合格(短答900位くらい、論文100位
【ローに向いていない人】・勉強期間が2年未満の方→予備抜けできる可能性があるので、まずは予備にチャレンジした方がいいと思います。・勉強期間が2年以上で予備短答合格に近いところまで行った事がない方→勉強時間の確保が出来ていない、または、資格試験の勉強のやり方がそもそも分かってない可能性があるので、今の状態でロー、特に未修に行くのは危険です。・週に20時間以上、勉強時間の確保ができない方→テスト前のレポート課題などが終わらない可能性があります。・みんなでワイワイやるのが苦手な方→
(1)司法試験と2つのルート司法試験に合格するためには2つのルートがあります。最も一般的なのは法科大学院に入学するルートです。大学卒業後、法学部卒業者は2年、法学部以外の者は3年の間、法科大学院で学び、修了することで司法試験の受験資格を得るルートです。法科大学院の授業料と2~3年の時間が必要になります。法科大学院を経ないで、予備試験に合格することで司法試験の受験資格を得るルートもあります。予備試験は合格率が3~4%の非常に難易度の高い試験です。しかし、大学在学中から受験可
またまた夜勤中にブログを更新するmonsterです。完全に習慣化しつつあるwmonster会ほとんど来る人いないもんだと思ってたけど、それなりに人が集まってきてくれています。ありがたい。多くの人に来てもらった方が盛り上がりますからね(●^o^●)【福岡開催】日時:10月20日(金)場所:天神・博多あたり予算:飲み代のみ【大阪開催】日時:11月の金・土曜のいずれか場所:未定(いいとこあれば教えてください)予算:飲み代のみ【東京開催】日時:12月の金・土曜のいず
このブログの頻出概念である「潰す」という言葉の意味について、何人かの方からご質問を受けました。これについては、以前、コメントの返信という形で以下のように書いたことがあります。①単に頭で「覚えている」以上の、使えるレベル②頭で理解している以上の、体で体得しているレベル③100回解いても100回間違えないレベル④特定の問題の処理について質問されたとき、考えて答えるのではなく、脊髄反射的に口が勝手に答え始めるところまで内在化されているレベル要は、40度の熱で朦朧とした意識の中で寝込んでいる
こんにちは、ぎんざけです。司法試験予備試験を独学合格するために使った教材をまとめて投稿します。法学部卒レベルの人に必要な教材目安としてご覧ください。また、予備試験後に司法試験用に買った本は、以下の別記事をご覧ください。『(司法試験独学合格)必要な参考書』こんにちは、ぎんざけです。予備試験合格後、司法試験合格に必要と思われる教材について投稿します。(予備試験合格までに必要な参考書は以下の記事をご覧ください)『(…ameblo.jp過去問論文合格答案集スタンダード100(
第1設問1(1)について1Gは、B社に対し、本件登記手続き申請行為を破産法164条1項により否認することが考えられる。これは認められるか。2本件売買契約は令和3年9月15日に締結され、令和4年3月1日に所有権移転登記手続きが行われているので、「その行為が権利の移転があった日から15日を経過した後」に行われたといえる。またB社は、令和4年2月21日に本件通知を受け取ったあと、上記登記申請手続きを行っており、本件通知は支払い停止の通知であることから、「支払いの停止等のあったことを知ってした
未習2年生と既習1年生がいい感じにこなれてきています。ローの情報は未習生の方が圧倒的に詳しいので、色々教えて貰って助かってます。未習2年生の上位層は情報をまとめるのが上手い人が多い印象です。来年の本試験に向けて、最後何を見直すか、というのを意識して授業レジュメや予備校教材→まとめノート化しており、とても参考になります。勉強の方は、6月末の期末テストに向けて、忙しくなってきています。基本的にはテスト問題は司法試験タイプの長文事例問題なので、やるべき事は論文対策と同じです。在学中受験を考えると、
最近受講相談で掲題質問が多いので,記事にしてみました。今から予備試験の合格を目指して学習をスタートさせた場合,2021年の予備試験を目指すか,2022年の予備試験を目指すか迷うところだと思います。結論から言うと,学習時間が取れる方(目安としては,1日最低でも3~4時間以上)は2021年予備試験を目指し,それが取れない方は2022年予備試験を目指すのがいいと思います。ただし,2022年予備試験からは選択科目が新たに導入されますので,その点はご注意ください。2021年予備試験を受験
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。今回は、司法試験の短答試験についての2回目です。1回目の記事はこちら。今回は、短答試験の出題範囲についてです。出題範囲は「全部」短答試験の出題範囲は、民法の試験なら、民法全部です。条文全部と民法にかかわる判例全部です。受験指導で、「どこまで覚えればいいんですか」という質問をよく受けます。条文六法(参考書)なんかを買うと、膨大な量の情報が載っているからです。
法学教室(有斐閣)は、学部生だけでなく、LS生の普段の学習でも有効性を発揮すると考えられています。つまり、学部の定期試験だけでなく、司法試験や予備試験でも通用するということになります。例えば、LS生に「橋爪連載に目を通したか?」と問えば、みんな、一定の反応を示すことでしょう。(注:橋爪連載とは、橋爪隆東大教授の執筆した「刑法総論の悩みどころ」「刑法各論の悩みどころ」のことをいう。後掲参照。)論稿の特徴は次の通りです。1.基本書補完機能基本書では、あっさり書かれていること
今回は民法の紹介になります。改正法もありますので,新規の受験生と従来の受験生で教科書は変わってきますが,普遍的なものを選択しました・🔲基本書(全体)①潮見「民法(全)」膨大な民法は一冊でまとまっているのは凄いと思います。民法(全)第2版Amazon(アマゾン)4,681〜10,370円②リーガルベイシス民法入門リーガルベイシス民法入門第3版Amazon(アマゾン)4,128〜9,900円本書を全体を掴むのに良い本だと思います。🔲総則①佐久
たのしい刑法I総論/弘文堂¥3,150Amazon.co.jpたのしい刑法〈2〉各論/弘文堂¥3,465Amazon.co.jp学者執筆のテキスト(学者本)ですが、ほとんど予備校本のような装いです。分かりやすさの点でも、予備校本に全く負けていません。タイトル通り、学者執筆のテキストとは思えないほど記述が分かりやすく読みやすいです。内容的にみても、学者の独自見解が打ち出されている部分はほぼなく、概ね受験界通説に近いです。どの基本書をみても独自説ばっかりの刑法テ
1Xでのとある件について。社労士試験の世界では、合格基準の透明化という功績を残された伝説の方がいらっしゃいます。それが、TKTK氏です。その方が、厚労省への開示請求を繰り返された中で得られた資料に、次のようなデータが存在していました。https://livedoor.blogimg.jp/tktk009-tgr7m3xr/imgs/c/a/ca3fee6d.jpgもちろん、社労士試験は選択と択一は独立して合格基準が存在しており、合格順位などは存在していないのですが(当
伊藤塾の新司法試験部門の講師です。特に論文対策講義について、最もおすすめな講師のひとりです。伊藤塾でも一定の人気があるようで、たくさんの講座を担当されています。中でも、本試験分析講座が際立って良いです。論文の処理過程の部分、すなわち、・問題文から一定の生の主張が立てられるプロセス・一定の生の主張から条文が立てられるプロセスこういった、文字情報としての解答例には表れてこない思考過程の部分の説明が上手です。問題文の事情を使うスキルも高いです。「問題文にこう書いてあ
まずは、短パフェ全問解き憲法民法(民法①のみR5年度版)全問1周目の結果ですが、憲法332/416正答率80%民法①243/26193%民法②368/41289%民法合計611/67391%となりました。(部分点は加算せず。)まあ刑法は口述対策の遺産がまだ残っているので、これで後顧の憂いはひとまず解消したと言えましょう。ついでなので、私がよく使うコツや要領について少し。まず、短パフェは全問解こうとすると、そこで心が折れそうになることもあるでしょう
★このブログは、2011年7月から2012年12月まで本体部分が書かれ、その後、約11年にわたり断続的に加筆・修正を行ってきましたが、2023年12月をもって完全に終了しました。(2024年1月1日)********************ブログのおすすめエントリーを、50個選んで貼り付けておきます。・勉強法関係・司法試験・ロースクール関係・予備校関係・その他以上の4つのカテゴリーに分類しました。タイトルの文字を大きくしているエントリーは、おすすめのものです
今日は、呉先生の憲法について書きますね。昨日はアメーバがメンテナンス作業をしていたみたいで、書いていた記事が消え、記事更新ができない状況になっていました。毎日更新途切れたので悲しいですが、のんびりやりますおすすめ度★★★★(★5が満点)<良い点>・統治部分がコンパクトにまとめられている。・人権部分の要所で最近の見解が記載されている。<悪い点>・答案の書き方がわからない。・判例の引用が長い。<まとめ>人権部分は論文対策として★3、短答対策として★4です