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今日は、民法演習サブノート210問(第2版)について書きますね。短いので、ぜひ読んでみてくださいおすすめ度★★★★(★5が満点)<良い点>・問題数が多く、論点の網羅性が高い。・問題文が短いので、何を書けばいいのか把握しやすい。・解説も短いので、通読にそこまで時間がかからない。<悪い点>・答案に使えない、おかしな解説が割とある。<まとめ>本書は、コンパクトな解説、論点の網羅性が特徴の演習書です。民法を学んだことがない人、ある程度学んだが論点の抽出がで
【初学者向け/遅すぎた構成要件の実現】・遅すぎた構成要件の実現と早すぎた構成要件の実現とで混乱してしまう……・とりあえず論証を覚えたけれども、なぜそのように書くのかわからないで書いているから、どっちが一連一体の行為と書けばいいのかわからなくなることがある……など、うまく整理できていない方は、こちらの投稿をリポスト・いいね・ブックマークをしてください。いいね等があれば、解説動画を別途収録する予定です。この論点を検討する際に大切なのは、・行為の個数をどのように捉えるのか
注意司法試験まで半年を切っている方は、今はこの記事は絶対に読まないでください。初めて読む方は、試験が終わってから(受かってからor落ちてから)読んでください。なお、これから司法試験の受験を考えている方や、予備校の入門講座受講生、予備試験受験生、ロースクール受験生、そしてもちろんロースクール生には、むしろ積極的に読んで腹をくくっていただきたいです。********************以前、ロースクール進学のリスクというエントリーを書きました。そ
ブログを始めてから1年半、途中中断した時期を除けば、実働期間は1年くらいでしたが、実質的な更新は今日で最後です。なお、このブログ自体は、今後も(Amebaが置いてくれる間は)消さずに残しておきます。これから先も、新しい教材が次々と出版されていくと思います。長い目で見れば、試験傾向はもちろん、制度自体も変わっていくことになるでしょう。ブログで書いた内容の多くは、十年も経てばそれなりに古くなっているだろうと思います。そこで、十年後にこのブログを読む受験生に対して、いくつかメッセージを残
令和5年の予備論文の成績と総括です令和5年予備論文成績と総括|yobiteki再現答案はこちらhttps://note.com/yobiteki/n/n4ae9d9166dd7憲法C問題文を読み間違って3者間(2者間)で書いていないが、内容的にはCくらいいけているのではないかと思っていた。憲法は対立利益を意識した基準を設定して、「メイン事実」を拾って評価していれば、細かい事実を落としていてもCで守れる印象。ただしABを目指す…note.com
最近、予備試験受験生の方と話す機会があったのですが、短答式試験の勉強方法について質問されたので、備忘録として書いてみます。1短答式試験で何点を目指すべきか最終合格したいなら、法律7科目だけで、210点中168点を得点する必要があります。要は8割です。一般教養が壊滅的でも合格できる水準に達すれば、短答の点数という意味で、必要十分だからです。経験上、8割を超えると、更に点数を伸ばす労力が過大になるように思いますので、8割を目標とすれば足ります。短答式試験の出題範囲で
で、日が空いてしまったがここからが本題。結論から言うと、①まず、来年令和2年度の司法試験予備試験を受験(宅建士試験も受験)②予備試験合格の翌年、司法試験を受験③司法試験に合格すれば、次に公認会計士試験を受験④公認会計士試験に合格すれば、次に不動産鑑定士試験を受験⑤不動産鑑定士試験に合格すれば、中小企業診断士試験に再挑戦し合格以上が、今後の挑戦ルートになる。次に、このようなルートを選択した理由について書く。まず、最終ゴールである中小企業診断士試験の1次免除科目を
民法1第3版(1)/勁草書房¥2,310Amazon.co.jp日本民法史の大権威、我妻栄先生の民法概説書です。通称「ダットサン」。ダットサンというのは、大昔の日産のコンパクトカーのブランド名だそうです。①総則・物権②債権③親族・相続の3冊組です。通称どおり、基本書よりもコンパクトな分量で民法全体が解説されたテキストです。コンパクトなので、辞書としての有用性はあまりないかもしれません。伝統的な通説(≒我妻説)で一貫して論じられています。民法テキストの中
最近、自分の合格後の過去問の確認と法改正知識のアップデートを兼ねて、毎朝、ちょっとずつ短答過去問を解いているのですが、予備短答対策について論じます。ずらずらと書いてみましたが、先に書いたものほど、優先順位が高いものとなっています。1とりあえず短答過去問を全て解く辰巳の短答過去問パーフェクト7科目分合計8冊を買って何度も解くのは、無難かつ確実な方法です平成18年以降の過去問を全て解くのは非効率だと思う人もいるでしょうが、一度出題された知識や事例処理は全ての受験生が対策し得
こんにちは・・・5月に入って初のブログですそんなに日がたっていたなんて💦昨日まで、すごく寒くて雨風も強く、すっかり体調を崩してしまいました鼻炎が治らんのですよ。頭痛もしつこいし。そして今日になったら夏のような強い日差し・・・!おぃいいいい私そんなに丈夫ちゃうでぇえええ(エセ関西弁)内心そんな毒づいてますが、接客にはおくびにも出さないところが腐っても保険出身(笑)とはいえ、今の仕事は「やらされてる感」が全くないので、仕事が多くなってきてもお客様と接するのは嬉しいし楽しいです
1日平均3時間未満しか勉強しない人。憲法の4人組を基本書にしている人。3段階審査論を使わないと司法試験に合格することができないと思っている人。高橋重点講義を読まないと司法試験に合格することができないと思っている人。基本書を各科目3冊以上通読したことがある人。判例百選を5色以上に塗り分けている人。すぐに教材を浮気する人。ロースクールの予習・復習に勉強時間のほとんどを費やしている人。ロースクールの教授の有難いお言葉は、しかし建前かもしれないという可能性
こんにちは、ぎんざけです。予備試験を受けようと思ったのは2019年7月下旬(海の日)です。それ以降合格までどう勉強したかを投稿します!今振り返ると非効率な部分も多々あるのですが、一旦はありのままで書いていきます。前提私は大学の法学部を卒業しているので、法律の全くの初学者という訳ではありません。ゼロから1年半で受かった訳ではないので、その点はご注意ください。2019年7月~11月論文過去問を7科目(+実務基礎)につき、問題と解説と解答を読みました。かなり流し読みで、条文
通称「問研」。伊藤塾の基幹講座(論文マスターなど)で配布される、受講生限定のオリジナル問題集です。内容は、旧司過去問+新作問題、あとロー入試過去問も一部収録されていたように記憶しています。問題数の多さはスタンダード100並みです。全問を潰し切ることは通常は不可能でしょう。講座でも全問を採り上げることはないと思うので、講座の受講者は講師の指示に従ってメリハリづけをしていけばいいと思います。答案の出来ですが、市販の問題集と比べると非常に良くできていると感じます。スタンダー
1Xでのとある件について。社労士試験の世界では、合格基準の透明化という功績を残された伝説の方がいらっしゃいます。それが、TKTK氏です。その方が、厚労省への開示請求を繰り返された中で得られた資料に、次のようなデータが存在していました。https://livedoor.blogimg.jp/tktk009-tgr7m3xr/imgs/c/a/ca3fee6d.jpgもちろん、社労士試験は選択と択一は独立して合格基準が存在しており、合格順位などは存在していないのですが(当
以前書くと宣言していた企画です。(どれだけの方が見ているか不明ですが)知り合いの社会人合格者(社会人予備合格者3名)、社会人受験生(短答合格者7名)からの意見も貰い作成しました。予定ではインプット編、応用インプット編、アウトプット編、テキスト編の4編成です。(一部書き足しました。令和4年7月3日)インプット(入門講義オッズ)一貫指導講師限定1位呉講師(伊藤塾)2位高野講師(加藤ゼミナール)3位本田講師(伊藤塾)4位矢島講師(LEC)5位
民法総則・物権第5版(有斐閣アルマ)/有斐閣¥1,890Amazon.co.jp有斐閣アルマBasicの民法総則と物権法です(Basic⇒入門書レベルのテキストという意味)。記述が分かりやすい点は評価したいですが、内容的にはさすがにちょっとスカスカです。『スタートライン債権法』が債権だけなので、総則・物権で何か良い入門書はないかなと思って読んでみたのですが、残念ながら「スタートライン債権法」とは比べるべくもありませんでした。初学者が読むなら早めに(2~3日で)切り上げ
司法試験(予備試験)を受験することを決意したら、基本書を読んだり、問題集を解いたりする前に、自分がどのように勉強して合格までたどり着くか、勉強方法を最初に考えることが大切です。司法試験も予備試験も、試験範囲が膨大で、勉強時間の量だけで勝負するのに向かない試験です。また、社会人が働きながらの受験勉強では、平日ですと1~2時間の勉強時間を確保するのが精いっぱいでしょうから、現役のロースクール生・大学生に勉強時間の量で太刀打ちすることは困難です。(私は、平日ですと、通勤時間を含めて2時間勉
まずは、短パフェ全問解き憲法民法(民法①のみR5年度版)全問1周目の結果ですが、憲法332/416正答率80%民法①243/26193%民法②368/41289%民法合計611/67391%となりました。(部分点は加算せず。)まあ刑法は口述対策の遺産がまだ残っているので、これで後顧の憂いはひとまず解消したと言えましょう。ついでなので、私がよく使うコツや要領について少し。まず、短パフェは全問解こうとすると、そこで心が折れそうになることもあるでしょう
従来からずっと発行されてるし、発行者も老舗だし、正直中身はどっちも信頼できる。ただ、強いて言うならデイリー六法。何故ならカッコ書きに網掛けしてくれてるからである。会社法とかは、かなり視認性がUPする。
独学合格のための個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。自分で誘っておいてなんですが、司法試験・予備試験の独学での合格は、かなり難しいです。私の実体験に基づき、その理由を、いくつか挙げてみます。1学歴だけでは受からない実際に司法試験に合格して、司法修習生になってみると、身の回りにはGMARCH出身の人がそれなりにたくさんいました。私は受験勉強当時、東大京大や一橋大、少なくとも早慶のレベルがないと合格は難しいのではないかと思っていました。ですから、その人
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。今回から、司法試験の論文がなぜ難しいのかを説明します。今回は、論文試験が難しい理由として、試験時間が圧倒的に足りないことを書きます。論文の特徴の1つは、とにかく時間がないことです。考える時間なんてほとんどありません。むしろ、「考えたら負け」ぐらいの勢いです。何度も言ってますが、この試験では、「考える力」なんて要求されてません。試験では、理解して覚えていることを吐き出すだけです。初見の問題を見
伊藤塾の新司法試験部門の講師です。特に論文対策講義について、最もおすすめな講師のひとりです。伊藤塾でも一定の人気があるようで、たくさんの講座を担当されています。中でも、本試験分析講座が際立って良いです。論文の処理過程の部分、すなわち、・問題文から一定の生の主張が立てられるプロセス・一定の生の主張から条文が立てられるプロセスこういった、文字情報としての解答例には表れてこない思考過程の部分の説明が上手です。問題文の事情を使うスキルも高いです。「問題文にこう書いてあ
司法試験の短答対策をよく同級生から聞かれますが、正直答えられません、というか答える資格はまだないです。司法試験最終合格予備試験論文合格勉強開始3年以内の予備短答合格予備短答法律8割以上もしくは教養0換算で合格このどれかが語れる最低限ですね。私は予備短答初受験2013年で87点くらい、2014年で121点(ボーダー170)でどうあがいても無理と思いゲームに逃げ4年くらいたってから再開するもあと10点付近で止まる。2022年に法律146教養24で初突破、2023年は法律155教
私は記憶法というジャンル(あるいは書籍)があまり好きではありません。記憶法に絞った本はそれほど読んでいませんし、あまり読む気にもなれません。記憶法の多くは、その話のネタの豊富さに比べて、実行可能性の低いものが多いからです。エビングハウスの忘却曲線とか、言っていることは分かるのですが、いちいちそんなものに合わせて勉強できるかというと、多くの人には面倒くさすぎて難しいと思います。そんなこんなで、記憶法にかんしては、よほどシンプルなものでない限り敬遠してきました。極論すれば、記憶法は
本日は、司法試験の受験予備校で用いられている入門テキストの話をします。現在、4大予備校が用いている入門講座用のテキストは以下の通りです。①伊藤塾⇒入門講義テキスト②LEC⇒セブンサミット③Wセミナー(TAC)⇒デバイスネオ④辰已⇒入門テキスト(名称よく知りません・・・)名称はどうでもいいのですが、全てのテキストに共通の特徴は、とにかく無駄に分厚いことです。民法などの大部な科目では、1000ページ前後になると思います。こういった、テキストというより辞書といったほうがいい
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の6回目です。今回は、2回目の予備試験の論文です。前回の記事を読みたい方はこちら。睡眠不足対策何度も言ってますが、司法試験の最大のヤマ場は論文試験です。僕も、2回目の論文試験をパスすべく、1年間必死に取り組んできました。そんな僕が、試験直前に最も気を付けたのは睡眠時間です。睡眠不足になると、脳の回転が悪くなります。解ける問題も解けなくなります。筋肉疲労なら、100
その後、和田民訴を読み終えるのには2日かかってしまったが、非常に良い勉強になったのでそれはそれで良い。そして、今日は、先月購入してそのままだったこの本を頭から8割ぐらいのところまで一気読みしてみた。前半部分は明らかに予備試験向けではない記述が多々あったが、いかに改正民法の解釈がまだ「混沌」としているかを知ることができた点で有益だったと思う。それに対し、後半部分は、改正民法解釈の混沌とした部分もあるが、予備試験の学習にもかなり有益と感じられる内容だと思った。さて、Cブックはか
後述のプロフの通り、体調みながらの勉強なのだ!!今日一日を振り返るのだ!!▽まとめ参照なのだ!!『【R6.05.16】晴・雨/ニュースチェック/寝ながら民訴法-など。【#今日の出来事】』能登半島からどんどん震源が佐渡ケ島に近づいてきているのだ!!実家がヤバイのだ!!まだ余震が心配なのだ!!また学習計画遅延したのだ!!でも、これは自身のせいじゃなく地震のせいなのだ!!とい..min.togetter.com【補足】こうして、ツイッターベースでブログを書いているのだ。(たまに直接ブ
第1設問11①の訴えの適法性①の訴えは、権利能力のない社団であるX自身が、原告となる方法である。Xは権利能力のない社団であるので、「法人格のない社団」(民事訴訟法29条)にあたる。またAという「代表者の定め」もある。以上から、①の訴えは民事訴訟法29条により適法となる。2②の訴えの適法性Xの構成員らが原告となって訴えを提起する方法は適法であるか。「訴訟の目的が共同訴訟人の全員について合一にのみ確定すべき場合」(民事訴訟法40条1項)にあたれば、Xの構成員全員が原告となる必要があ
独学合格のための個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。ちなみに、受講生の中には学生さんもいます。社会人のためにブログを書き始めたんですが、学生さんも見てるみたいですね。僕は、45歳で司法試験の勉強を始め、理系出身の社会人でありながら、独学で48歳で合格しました。ご存じのとおり、司法試験は、日本の文系科目の中で最も難しい資格試験です。普通に考えて、独学での合格はまず無理です。ですから大半の受験生が、ロースクール(ロー)に通うんですね。私も合格して、司