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みなさんタイトルの通りです一つ前の記事の通りの方向性なので、もう勉強ブログとしては更新することはありません長らく続けてきたアメブロは試験日前後に気まぐれ的に見るだけにしたいと思います来年の4月からは課長なのでなるべく不要な情報は遮断したいという気持ちもありますなんだか人生における司法試験の位置付けがハッキリしたせいか最後なのに意外とそんなに書きたいことがありませんみなさんのご健勝を祈念しております今までありがとうございました😊
先日、「出題趣旨と再現答案ではどちらが重要か」というご質問をいただきました。結論からいうと、私は、再現答案のほうが圧倒的に重要だと思っています。出題趣旨も有益な教材だとは思いますが、重要度としては、再現答案>>>出題趣旨と考えています。以下、理由を述べます。理由①第一に、私たちが通らなければならない試験は、相対評価の試験であって、絶対評価の試験ではないからです。「新司法試験はあてはめ勝負」は本当かでも書きましたが、出題趣旨は、絶対評価の見地から、試験委員が「願わくばできて欲しかっ
基本講義刑法総論(ライブラリ法学基本講義)/新世社¥3,360Amazon.co.jpあまり使っている人は見かけませんが、なかなかの良書です。タイトルに「基本講義」とありますが、初学者用のテキストではありません。レベルは結構高いです。横書き2色刷りで、刑法の基本書では珍しく条文が明示されているところがgoodです。論文試験では重要かつ理解の難しい因果関係の部分など、原理論的な部分に遡って誤魔化しのない記述がなされており、辞書としての有用性が高いテキストだと思います。
まず、間違えてはいけないのは、あくまで短答対策の基本はインプットテキストにあるということです。(択一六法など含む)何故なら、よくある「短答過去問だけで大丈夫」という言葉は過去問を通して周辺知識含めてインプットをする、というのが正しい理解なのですが、合格者の言葉はある意味親切ではないので勘違いしてしまう人も多いでしょう。過去問を5周もしたのに点数が上がらない方などは要注意です。私の友人の友人が予備試験に合格した時は、むしろ分からない事があったら分かるまで先に行かない方法で勉強していたそうです
以前書くと宣言していた企画です。(どれだけの方が見ているか不明ですが)知り合いの社会人合格者(社会人予備合格者3名)、社会人受験生(短答合格者7名)からの意見も貰い作成しました。予定ではインプット編、応用インプット編、アウトプット編、テキスト編の4編成です。(一部書き足しました。令和4年7月3日)インプット(入門講義オッズ)一貫指導講師限定1位呉講師(伊藤塾)2位高野講師(加藤ゼミナール)3位本田講師(伊藤塾)4位矢島講師(LEC)5位
何十人かに合格のご報告したのですが、「司法試験」というとピンとこない人もいて、弁護士になるための試験というと、あ、そうなの!となる方もいました。司法試験に合格⇒司法修習終了⇒法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)になることができます。さて、11月20日のブログで、弁護士目指した動機を書いていきました。障害年金不服申立ての内容に疑問があるから、弁護士になって、障害年金訴訟代理をやりたいと。ただ、さらに根底の部分として、弁護士を目指した動機というのが以
刑法各論第6版(法律学講座双書)/弘文堂¥4,200Amazon.co.jp刑法各論の基本書としては、受験界で人気No.1のテキストです。記述が非常に分かりやすいです。特に、各構成要件の冒頭部分の保護法益の解説は秀逸です。法律学者の中でもひときわ文章力が秀でた先生なので、内容的には同じことが書いてあっても、通常のテキストでは得られない理解ができてしまうところが本書の凄いところです。普段予備校本しか使わない受験生にも、これだけは持っておいて損はないよと言いたくなる学者本が何冊
勉強ですが、先週は類型別を一回目通読し(7時間程度)今週は類型別の2回目通読と、基本刑法Ⅰの因果関係までを読みました(10時間程度)論文前の半分弱のペースですが、まあ、徐々に加速はしていけると思います。そして、一応、来年の予備論文に向けて、今年度の口述試験の頃までは、民実刑実とその関連科目(民法民訴刑法刑訴)その後の2月3月は、そのやり残し(おそらく民法)と、選択の労働法。4月から短答までは、憲法行政商法その、「基礎固め」をコツコツ頑張る予定でいます。私は、昔
★ロースクール時代の予備校の役割の角度を変えた続編(のつもり)で書いています。司法試験の受験生像の変遷を長々と述べてきたところで、ここで、旧司受験生との対比を意識した現在のロースクール生(新司合格者を含む)の特徴を、私なりに簡単にまとめてみます。①試験に関係ない勉強を大量にしており、その部分のレベルは上がっている。②試験に関係ある部分については、かつてよりもレベルが下がっている。これが現在のロースクール生(および新司法試験合格者)の特徴だと思います。今回はこれを受けて
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。前回説明したとおり、僕は、司法試験の勉強をしていることを、途中から会社や友人に伝えました。今回は、言ってよかった部分の話をします。会社に伝えた経緯僕は、こちらで説明したとおり、1回目の論文試験で落ちました。それで、思ったんです。こんな中途半端なことしてたらダメだ。仕事をやめて、勉強に専念するしかない。それで、勉強と両立できる仕事を探しました。そして、職場に仕事をやめると言ったんです。
令和4年予備試験論文試験の成績が既に到着しております。1成績表2再現答案へのリンク『令和4年司法試験予備試験再現答案憲法』第1地方鉄道維持特措法案が、争議行為を禁止し、争議行為のあおり、そそのかしを処罰しているのは憲法28条に違反しないか。第2憲法28条は、勤労者が団体行動、…ameblo.jp『令和4年司法試験予備試験再現答案行政法』第1設問11Dが本件処分について取り消し訴訟の提起を断念した理由は、取り消し訴訟は、処分があったことを知った日から6箇
こんにちは、ぎんざけです。司法試験や予備試験受験生がブログを見るときに間違いなく気にするポイントがあります。そうです、試験の成績です!!!ということで、自己紹介の続きとして現時点までに判明している成績を晒させていただきます!(私も受験勉強中にブログを見るときはそこから見ていました笑)司法試験予備試験(令和2年)短答230点台(順位は1桁)論文250点台(順位は100番台後半)憲法C、行政法D、民法A、商法A、民訴A、刑法C、刑訴D、一般教養A、実務基礎C口述121
今日は、呉先生の刑事訴訟法について書きますね。もう少しで風邪が完治しそうなので、講義収録を土日で撮れたらなぁと思ってるところですおすすめ度★★★★(★5が満点)※下記まとめ参照<良い点>・条文構造が見えやすい。・刑訴の基本書に比べると文字数がかなり少なく通読可。<悪い点>・かなり古い説も載っている。・価格が高い。<まとめ>本書は分野によっておすすめ度が異なります。公訴部分は★5です。リークエに従って解説をされているのかなという印象を受けます。リーク
掲題ガイダンスを収録し,公開しました。①予備試験1年合格のための学習戦略②カリキュラムの全体像③カリキュラムの進め方の3本立てです。①は一般論的なものになりますので,アガルートアカデミーの受講生でなくても参考になる内容だと思います。ぜひご視聴ください。にほんブログ村司法試験ランキング■司法試験合格者募集■現在,アガルートアカデミーでは司法試験合格者を募集しています。職種は,講師,個別指導講師,論文添削者,学習フォロースタッフです。ご興味がある方はこちらをご参照
今日は、会社法について書きますね。おすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・論点が把握しやすい。・制度趣旨からの丁寧な説明がなされている。・ページ数がそこまで多くない。<悪い点>・特になし。<まとめ>悪い点を書こうとしたものの、特にないですかね。悪い点というかリクエストとしては、関係図のようなものがあるのですが、今ある図を小さくして、その分の余白により多くの図を挿入すればより分かりやすい基本書になるのではないかと思いました。コメントでリークエ、田中、本
お久しぶりです。短答試験の自己採点は160点行きました。ボーダースレスレですが論文勉強します。加藤ゼミナールの講座感想止まってますが、ボチボチ書いていきます。
今回はテキスト編になります。過去のコラムはこちら『【コラム】社会人予備試験受験生(予備合格者も含む)が予備校比較してみた。合格オッズランキング!④』以前からの続きです。『【コラム】社会人予備試験受験生(予備合格者も含む)が予備校比較してみた。合格オッズランキング!①』以前書くと宣言していた企画で…ameblo.jp『【コラム】社会人予備試験受験生(予備合格者も含む)が予備校比較してみた。合格オッズランキング!③』前回、前々回に引き続き今回は応用インプット編を取り上げま
判例百選のエントリーで、>たしかに、百選掲載の重要判例を知っていることは(特に短答では)必須かもしれません。>しかし、だからといって、百選を使用することまでが必須とは言えないと思います。と書きました。今回は特に短答試験について、もう少しこの点を突っ込みたいと思います。【短答で判例学習はどこまで必要か】短答試験において、たしかに、判例の要旨・ポイントを事前に知識として記憶しておくことは、肢を切る際の前提となっていると思います。この点で、判例のポイントを学習
私としては充分満足です。再現関係は明日続きを書きます。
刑事訴訟法講義(第6版)/信山社¥3,570Amazon.co.jp池田前田、講義案と並ぶ、数少ない実務ベースの基本書のひとつです。たしか、辰已の西口講師の入門講座でテキストとして採用されていたと思います。ギリギリ入門書に分類することも可能なテキストです。著者は刑訴学者ではなく、元検察官の方のようです。ところどころ微妙に判例とは違う部分もあるようですが、見解は概ね実務ベースです。本書の売りは、何よりも文章の分かりやすさです。たとえば、証拠能力と証明力の違いについて、
こんにちは、ぎんざけです。一つ前の投稿のまとめノートの暗記が終わったら、次は実際に論文問題(過去問、足りなければ演習書)に取り組んでいきます。過去問を後にとっておいてもいいことはありません、すぐに取り組む必要があります!とはいえ、この段階では問題は多分解けないので、問題と解答・解説を読むという形で問題ありません。そして、解答・解説を読んで、「ここを覚えていたら問題が解ける」というポイントをカードに抜き出してください(1問あたり多くて3つまで)。いわゆる論証カードですが、過去
刑事訴訟法(有斐閣双書プリマ・シリーズ)/有斐閣¥2,730Amazon.co.jp刑訴の概説書です(ギリギリ基本書にもなるかなと思います)。福井先生は別にもっと厚い正真正銘の基本書も出しておられますが、本書が一番出来がいいテキストだと思います。コンパクトですが、けっして無味乾燥ではなく、記述は分かりやすく読みやすいです。定義などの確定的な概念から出発して各論点の説明に至る文章の運びが上手いです。通読に適した教材だと思います。人権擁護に傾いた学説っぽい学説を採られている
法律入門判例まんが本〈4〉憲法の裁判100/辰已法律研究所¥1,575Amazon.co.jp重要判例を4コママンガにした教材です。判例の事案を具体的にイメージするのは意外と難しいものです。こういった教材で、絵の形で頭に焼き付けると印象に残りやすいと思います。所詮はマンガなので、勉強のメインに位置付けるべき教材ではありません。ただ、勉強の合間などにパラパラと眺めるのにはちょうど良いアイテムです。憲法・行政法などはおすすめです。おすすめ度⇒B
哲学者さんから「中村先生は現在の司法試験予備試験対策として肢別本の利用についてはどのように考えていますか?」というご質問をいただいたのですが、これまでにも同様の質問が結構あったので、記事で回答します。端的に回答すると、肢別の短答過去問集は、司法・予備の短答対策としては「ずれている」と考えています。理由は、以下の4つです。1.“本試験と同じことをする”のが最も効果的な試験対策だという根本的コンセプトからすると、短答本試験の出題形式を肢・記述ごとに分解してしまっている点で、短
新司法試験短答過去問パーフェクト通年・体系本〈1〉公法系憲法〈平成22年版〉/辰已法律研究所¥2,625Amazon.co.jp新司法試験短答過去問詳解〈平成22年単年版〉/辰巳法律研究所¥3,780Amazon.co.jp2012年版新司法試験体系別短答式過去問集1公法系(憲法・行政法)(2012年版新司法試験.../早稲田経営出版¥3,360Amazon.co.jp新司法試験短答式問題と解説〈平成23年度〉/法学書院¥1,680Amazon.c
本日は設問3の答案例をアップします。第1Xの主張1Xは,I国の国籍を有するものであるがゆえに,Y大学から入学不許可の決定を受けている。この決定は,国籍に基づく差別であり,合理的理由のない区別であるから,憲法14条に違反し,違憲である。2⑴本件入学不許可決定は,Xが,もっぱらI国人であることのみを理由に行われている。というのも,Y大学の不許可理由には,I国には核開発疑惑があり,国連安保理決議がI国への核技術移転防止を義務付けており,大学等に対し,安保理決議を履行するためにI国人
今回は、数日前にいただいたご相談にお答えをする形で記事を書いてみたいと思います。数日前、下記のようなご質問(ご相談)をいただきました。こういったお悩みは、決して特定の一個人のものではなく、多くのロースクール生にとって切実な問題だと思ったので、独立したエントリーとして残しておくべきだと考えました。質問:ローの勉強と試験対策とのバランスをどう取ればいいですか?私は国立ロー既修1年目です。講義は学者が最先端・応用分野を扱うものが中心で、学術的です。もちろん、試験対策になる講義もありますが
今年の司法試験、予備試験の論文試験の問題を眺めていると気づくこと。それは判例百選から多数出題されていることです。昔から百選は重要だと言われてきましたが、改めてその重要性を認識しました。科目別にみれば、◎憲法、民法、会社法、民訴、刑訴、労働、倒産、知財、租税〇刑法、行政、経済こんな印象です。ここ数年はAランクからのずばり出題も多く、しっかりと読み込みたいですね。読み込むポイントは事例を把握する、条文を把握する、規範+理由を確認するということです。【合本】憲法判例百選I
今回はお勧めの予備校本を紹介させて頂きます。個人的に予備校本で十分に試験に合格すると思いますので,こちらを選択される方は選択したテキストを使いこなして下さい。今回は概説書という観点で紹介させて頂きます。■憲法シケタイ少し古くなったような印象ですが,分かり易いと思います。憲法第3版(伊藤真試験対策講座5)Amazon(アマゾン)900〜10,951円■行政法シケタイ全体が分かり易く書かれています。行政法第4版(伊藤真試験対策講座13)Ama
予備論文を振り返って、それが強く合格のために求められているのだと実感しているこの頃です。①まずは条文、そして原理原則。②いわゆる三段論法を含めた法解釈。③それが出来た上での、現場思考。これら全てが出来る方は、予備論文に合格するのも当然ですよね。ただ、これらを、例えば、他学部出身の社会人(非学生で、非無職を広く指します)で、独学だと、天才でもない限り全て出来るようになるのは困難だと思いますね。非常に優秀な方でも3年の学習は必要でしょう。そして、①②