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来る6月9日は、昨年逝去した久我美子の没後1周年となります。それを記念して彼女の作品を紹介いたします。■久我美子1931年1月21日-2024年6月9日東京市牛込に生まれる。1946年、女子学習院(女学校課程)在学中、第一期東宝ニューフェイスに合格。同期に三船敏郎・堀雄二・伊豆肇・若山セツ子・堺左千夫らがいる。1947年、女子学習院を中退し、『四つの恋の物語』で映画デビューを果たす。1950年の映画『また逢う日まで』での岡田英次との窓硝子ごしの接吻を演じた。1954年、
本日6月9日は、昨年逝去した久我美子の没後1周年となります。それを記念して彼女の作品を紹介いたします。(1931年1月21日-2024年6月9日)『噂の女』(1954)監督溝口健二撮影宮川一夫共演田中絹代、大谷友右衛門【あらすじ】京都の色街・島原で置屋を女手一つで切り盛りしている初子。東京の音楽学校に通い婚約直前であった娘、雪子が自殺を図り、家へ戻ってくる。初子は年下の医者で思いを寄せている的場に娘を診せる。傷心の雪子であったが、いつしか親密となった的場に
今井正監督今年も早や年の瀬となりまして今回はこの映画のご紹介です。樋口一葉さん、23歳の時の作品。表題作の『にごりえ』他『十三夜』『大つごもり』の三作からのオムニバス映画。ここでは『大つごもり』を。「十二月十五日晴れいと寒し薄霜降りたる」資産家の家で女中奉公をしているみね(久我美子)はある日、半日ばかりの暇を貰って叔父の病気見舞いに行く。幼くして両親を亡くしたみねを親代わり