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手術を終えたシニさんとも会え、眠りについたのでほっとしていたところ、先生からお話があるということで家族と一緒に話を聞くことになりました。私は仕事を終えていったので、シニさんのお母さんや私の母など家族は先に先生から話を聞いていましたが、同席してくれました。先生からの話は以下のようなものでした。内容は、母が記憶してくれており、後から聞いたものになります。(私も居ましたが、ここまで詳しく記憶することはできていませんでした。)大腸の腫瘍は取り除いたが、腹膜播種がみられ腹水も少したまっている状態
手術前日、先生からの説明の際にとったメモが見つかりました。シニさんはいないところで、私たち家族への説明でした。内容は下記のようなものでした。・肝臓や肺には今のところ転移は見られないが、今後見ていく必要がある。・腸は3分の1切ることになる。・中を開けてみたら、がんが広がっているかもしれない。大腸の壁は薄いから。・見えるものはとるが、がん細胞が浮いているようなものはとれない。・周りに散らばっている、遠いところに飛んでいる場合、抗がん剤治療を半年くらいすることになる。・リンパ節にちょっ
先日のブログで、家族の選択として「余命は伝えない」ことになったと書きました。このことについて、コメントを頂き拝見して、本当に難しい問題であったと改めて思いました。正解はわからないし、今も正解はないのかなと思っています。実は、シニさんが亡くなる半年ほど前だったと思うのですが、シニさんとシニさんのお母さんとでお話している中で、この時の話になったそうです。手術からはすでに2年が経過していました。そこで、「余命2年」と言われていたことをシニさんは知り、とても驚いたようです。私はシニさんが当時
先生から話を聞き、シニさんへはどのように伝えるかという話になりました。私はその時初めに思ったのは、「余命も含めてすべてを伝える」でした。なぜなら、シニさんは手術前にがんのことをたくさん調べていて、これくらいの進行なら余命はどれくらい等の話を私としていたからです。手術の説明をすれば、余命をぼかして伝えてもわかってしまうのではないか、そしてはっきりと伝えなかったことに嫌な感情を抱くのではないかと思ったからです。そしてそのことを先生や家族に伝えました。この話はいったんここで終わり、また改め