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阿闍梨【外伝】一隅を照らす❖気持ちを育てる引用天台宗公式サイト法話集気持ちを育てる比叡山の麓の「仰木」と呼ばれる地域に光曜山華開寺があります。この地域には七ヶ寺がありますが、比叡山の横川の木々を霊木として仰ぎ見たことが町名の由来とされるほど、信仰心の強い土地です。しかし、最近の核家族化やコロナ後の生活スタイルの変化の波はここにも訪れ、信仰心も薄れがちになっています。そのため、お葬式が終わったその日のうちに初七日を行い、二七日と三七日を同日に一緒に行ったり、今年の年回法要と来年
阿闍梨【外伝】一隅を照らす❖一大事引用天台宗公式サイト法話集一大事(いちだいじ)「国家の一大事」「人生の一大事」「お家の一大事」など、簡単には解決できそうもないとても大きなトラブルが起こった時などに使うこの「一大事」という言葉は、もともとは『法華経』が語源です。『法華経方便品』に「諸佛世尊は唯(ただ)一大事の因縁を以ての故にのみ世に出現したもうと名づくるや。諸佛世尊は、衆生をして佛の知見を開かしめ、清浄なることを得せしめんと欲するが故に、世に出現したまふ。衆生に佛知見を示さ
阿闍梨【外伝】一隅を照らす❖昭和天皇勅額・『傳教』四月二十九日は『昭和の日』でした。比叡山延暦寺には、昭和天皇宸筆による『勅額』が掲げられております。令和元年五月の『比叡山時報』には勅額の意味が書かれておりますのでご紹介させて頂きます。延暦寺の総本堂根本中堂の堂内の中央正面には、『傳教」(伝教)の勅額が掲げられています。ちょうどその勅額の下に玉座を示す畳が置かれ、中央の場所は結界で区切られています。この勅額についてご紹介しましょう。昭和12年7月3日にこの勅額は比叡山延暦寺に
阿闍梨【外伝】一隅を照らす❖祈りの道引用天台宗公式サイト法話集祈りの道昔お聞きしました、山田惠諦お座主様のお言葉を思い出します。「名も知れぬ草だが何かの役に立つから生えている。この世にあるものは、全て価値があるから存在している。心とは、何に対しても相手の価値を認める気持ち。僧の価値はその支えになることだ。私の場合は信じてただ祈ることが、私の僧としての道だと確信している。」私達の一生において、人間の命のはかなさと無力さを知らねばなりません。そのことが、苦しく哀しい一生
昨日、午前中書いてたblog…消えた。゚(゚´Д`゚)゚。GWの京都旅行の5月4日の分…もう書き終わる所だったのに…力作だったのに(笑)『愛する息子』からの電話をblogの途中だからと拒否ったら…なぜか一緒に消えた。。。…ぅぅうう(ノ_・、)ヤルキナクスワー。でも書かないと旅が終わらない(笑)…仕方ないかな…書くか(*´・ω・)キノウモキエタンダヨナー。チェダゼ。↑昨日…ここで下書き保存して…やる気でなかった(笑)今日、気を取り直し…書く(*・ω・*)5/4(水)AM6
阿闍梨【外伝】❖天台宗最高秘法『延暦寺御修法(みしほ)』嚴修延暦寺御修法(みしほ)とは、毎日総本堂である根本中堂において奉修されている「長日(ちょうじつ)御修法」と、毎年4月4日より7日間21箇座にわたり厳修される「御修法大法」の2種類があります。「御修法大法」は、延暦寺の年中行事のなかでも最も重要な法儀であり、古来の伝統に従って厳修される天台密教最高の秘法です。内道場には、国家・国民の象徴である天皇陛下の御衣(ぎょえ)をお預かりして奉安し、天台座主猊下を始め、各門跡門主や天台宗内から特
❖比叡山行院今日は久しぶりに比叡山の行院(ぎょういん)に伺いました。比叡山行院は、比叡山の一番奥「横川(よかわ)」の元三大師堂のもう一つ奥にあります。ほとんど人の訪れることのない静寂な聖域です。天台宗の僧侶となるには、まずお師匠さまの弟子になって「得度式」を受けさせていただきます。得度式はお坊さんとしてのスタートで、仏さまの弟子として精進していくことを誓う大切な儀式です。得度式を終えた後は、しかるべき時期に行院での60日間の修行に入ります。大学在学中か卒業後に入る人が多いかなぁ。