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「静物画」(エリカ・ラングミュア著,高橋裕子訳、八坂書房,2004年)より。オランダの画家ハルメン・ステーンウェイクはメタファーとメトニミー(換喩)を混ぜて使っている。メトニミーは簡単に言えば関連性に基づく比喩である。頭蓋骨は,人間の死すべき定めを表す。このようなタイプの絵は「ヴァニタス」として知られる。旧約聖書の伝道の書冒頭の「コヘレトは言う。なんという空しさ,なんという空しさ,すべては空しい。」というラテン語に由来する。StillLife:AnAllegoryoftheVa
(桜の木の下には死体が埋まっている?)税務署からの不幸の電話の翌日、小野寺センセイから連絡があった。「幸いお父上は『買い替え特例』は使っていなかったようです」「じゃあセンセイの屁理屈、いえ高邁な理論が問題だったんでしょうか」「いろいろ聞かれましたが、明確に否認はされませんでしたね」その場のやりとりでは連中もはっきりと断言せず、追って沙汰する、ということになったのだそうだ。あ~辛気くさ。それから2日後再びセンセイから連絡があった。「本件これで終了だそうです」「というこ
愛方がいただいたブーケを記念に残しておこうと、(僕が)写真を撮っていたのですが…。僕が撮ると、花束はいつも『明るさ』『華やかさ』の底のどこかしらに、無意識に『重さ』『影』『湿度』を収めたいと思ってしまいます。どうしてなのか、僕はそれを美しいと感じるのです。そういえば小学生の頃、美術館ではじめて心が震え、図録が欲しいと思ったのは、ヴァニタス(寓意画)でした。ヴァニタス(ラテン語:vanitas)とは、「人生の空しさ」を表す寓意的な静物画のジャンルのひとつ。豊かさなどを意