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気温(室温)の高い今の季節は、エポキシレジンの2液を計量して、ゴムヘラで混ぜ合わせている間に化学反応が亢進して、だんだんと熱くなってくることがあります。混ぜ合わせる量が合計で100グラム程度でしたら、急激に発熱することはありませんが、150グラム、あるいはそれ以上を混ぜ合わせていますと、だんだんと熱が手に伝わってくることがあります。混ぜ合わせ終わったあと、気泡が抜けるのを待ってから型に流し入れるわけですが、抜けるのを待っている間にも化学反応は進んでいきますから、混ぜ合わせた液の総量と
エポキシレジンは、硬化後も温めるとビニールのようにやわらかくなるので、その性質を利用することで、おおきくカットすることができます。ホットプレートの温度を「保温」にして、そのままではまだ熱すぎるので、くしゃくしゃにしてシワを作ったアルミホイルで、プレートからの距離を作って温度調節をし、1時間以上かけてじっくりと芯まで温めて、刃の厚いカッターナイフで一気にカットします。その様子を動画にしましたので、よろしければご覧くださいね。観てみますと力を入れてカットしている
ホビージャパンの「幻想クラフトシリーズ」の第5弾。『魔法雑貨の作り方』『魔法少女の秘密のアトリエ』に続く魔法雑貨のハンドメイド本、『小さな魔法雑貨の作り方不思議な力が宿る「魔法のお守り」編』が2023年2月2日に発売されます。プレリリースページを見る予約もできますこの本の中で、2液性のエポキシレジンの扱い方の基本やコツ、注意点、そしてシリコンモールドの作り方、UVレジンとエポキシレジンの使い分け方について監修しました。それから「UVレジンとエポキシレジンで作ることがで
エポキシレジンにドライリーフなどを固めた作品が作りたくて、去年から持ち越しとなっていた原形制作を完了させて、今日は両面型の片面の型取りです。原形は「原型」と表記されることが多いですが、シリコン型との混同をさけるために、アメージングでは「原形」と表記しています。それではひと工程ごとに画像でご紹介していきますね。制作した原形をプラ板の上に載せます。今回はファイルケースを使用。ファイルケースは安いし、レジンがくっつかいないのでいろいろと使えて重宝します。(色付きのファイルケース
シリコンで両面型を作ることも、それにエポキシレジンを流し入れて立体成型して作品を作ることも、それほどむずかしい創作ではない、ということを知っていただきたくて、シリコンの両面型と、その型での立体成型についてご紹介しています。その第2弾、しずく型と球体の制作の様子の2回目を、順番に見ていただきますね。ちなみに第1弾の、立方体の両面型制作はこちらをご覧くださいね。前回は石粉粘土である程度形を作ったところで乾燥させる、という工程まででしたので、その続きです。乾燥させますと、水
フラワーショップにかわいらしいタンザニア産のクレマチスが売っていたので、アメージングスタイルドライフラワー製法で、ドライフラワーにしてみました。このクレマチスの名前は「アメージング・オスロ」というそうで、名前に縁があって、なんだかうれしくなりますね。いつもこのブログをお読みいただいてる方はもう聞き飽きたと思いますが、初めての方もいらっしゃると思いますので、念のためにおことわりしておきますが、これからご覧いただくクレマチスは生花ではなく、ドライフラワーですので、お間違いのないように
新しいドライフラワーの作り方、アメージングドライフラワー製法の作り方を、作業工程を順をおって見ていただきますね。このバラはレジンに固める予定ですので、茎は必要ありませんから、ガクの下2センチほど残してカットします。少し茎を残すのは、乾燥させたあとでクリーニングをするときに、持つところがないと作業がしにくいためです。傷んだ花びらや、古くなった花びらを取ってしまいます。その方がきれいなドライフラワーになりますからね。仕込む容器(タッパーなど)に、強力な乾
オンシジュームを自然乾燥でドライフラワーにしますと、言葉は悪いですが、色が褪せてかつお節のようになってしまいます。アメージングスタイルドライフラワーならきれいにできるだろうな、と思って作ってみましたが、案外簡単でした。こんな感じになりましたよ。オンシジュームのアメージングスタイルドライフラワー取り出した時に色がそのままでしたので、「あれ?まだ乾燥していないのかな?」と思いましたが、ちゃんとドライフラワーになっていました。アップで見ていただきま
フラワーショップでベニバナがありましたので、アメージングスタイルドライフラワー製法でドライフラワーにしてみました。ベニバナって、観賞用のトゲナシベニバナと、染料などを採るためのベニバナがあるんですね。はじめて知りました。ベニバナのドライフラワーは、なんとなくよく見るような気がしますから、たぶん割と簡単にできるのだろうな、と思いましたが、花の下の総苞がつぶれずに乾燥するのかどうか?花よりもそちらの方が気になったので、10日ほどかけてドライにしてみました。それでは見ていただきましょ
一般に「ドライフラワーに作りにくい」「ドライフラワーにできない」と言われているアルストロメリアですが、アメージングスタイルドライフラワー製法なら割と簡単に美しくドライフラワーにすることができます。いろいろと言うよりも、見ていただいた方が早いですね。模様が蝶のようですね花びらの花脈花びらにへこみやシワのないことにご注目いただきたいよく見ると模様ってこうなっ
イベント出店のお知らせです☆ベルナードマルシェ日時:9月30日(金)10:00~17:00:10月1日(土)10:00〜17:00:10月2日(日)10:00〜16:00場所:浜の町アーケードベルナード観光通り今週末は、長崎へ!長崎物産会様主催『ベルナードマルシェ』に出店させて頂きます♪私は、3日間Aブロック、マクドナルド付近にいます!😊Aブロック〜Dブロックまでずらっと素敵な雑貨やフード、物産、キッチンカーが並ぶ3日間!Aブロ
※この記事は2024年4月12日に更新しました※ときどき質問されることですが、生花をレジンに入れて固めることはできません。なぜかと言いますと、生きた状態の植物をレジンに入れますと、細胞が死んで茶色や黒く変色してしまうからです。それは花だけでなく、葉も実も同じです。ですからドライフラワーか押し花を作るか、市販品を求める必要があるのですね。でも、ドライフラワーや押し花なら、どんな状態の花でも大丈夫、というわけではありません。生花の時の鮮度や、ドライフラワーや押し花にな
3月、4月はとても忙しくて、2月に仕込んだままだったアネモネとニゲラを、ようやく取り出すことができました。どちらもきれいなアメージングスタイルドライフラワーになっていましたよ。このアネモネは、セントブリジットという品種だそうで、花びらがたくさんありますから、フラワーショップで見た時に「ダリアかな?」と思いましたが、葉を見ますとキンポウゲ科ということは一目瞭然ですから、アネモネとわかります。アネモネニゲラ埋設材を落とします。今日は取り出してクリーニン
桜にはいろんな種類があって、ほぼ一年中なにかしらの品種が咲いている、と言ってもいいですが、1月になりますと、フラワーショップでも様々な桜が売られるようになりますね。先日、「梅がほしいな」と思ってフラワーショップへ行きますと、かわいらしい「啓翁(けいおう)桜」が売られていましたので、これはいいものが見つかったとさっそく買い求めて、アメージングスタイルドライフラワー製法で作ってみることにしました。啓翁桜の仕込みの様子を見ていただく前に、まずは先年ドライフラワーにしました、十月桜の画
レジンに花を入れて固める場合、いろいろと制約があります。ひとつはエポキシレジンの発熱の問題。エポキシレジンは、2つの液体を混ぜ合わせることで化学反応が起きて、透明に硬化する素材ですが、ほとんどの製品が硬化する時に化学反応によって発熱します。発熱の度合いは製品によってまったく違いますが、一度に数百グラムの液を混ぜ合わせて固めようとしますと、たいていのものはかなり熱くなりますし、製品によっては焦げて煙を発生させるものもあり、とても危険です。ですから、一度に固められるのは、ある程度の量まで
先週は、啓翁桜の花だけをアメージングスタイルドライフラワーにしてみた様子をご覧いただきました。今回は、枝付きのままでドライにするために仕込んだ、啓翁桜を取り出してみました。バラバラと花が落ちるかも、と思っていましたが、ほとんど落ちなかったです。それではご覧ください。花が白っぽくてわかりにくいので、背景を黒と白とで見ていただきますね。花びらがしわくちゃにならないで、きれいなドライフラワーにすることができるのはわかっていま
ツツジやサツキをドライフラワーにしようと思う人は少数だと思います。とてもデリケートですし、なにに活用したらいいのかよくわかりませんし、そしてなにより作るのがむずかしいですからね。ツツジのドライフラワーツツジやサツキが美しく咲きほこる時期になりますと、毎年想い出すことがあります。私がこのドライフラワー製法を考案した、今から10数年前のこと。当時の私は一日中頭の中でドライフラワーについて考えていました。まだまだ植物のことでよくわからないことが多かったですし、ドライフラワーにす
アメージングスタイルドライフラワー製法で作ったドライフラワーは、よく生花と間違われますが、デルフィニウムは生花もなんとなくドライフラワーのような風合いなので、ドライフラワーにしても生花とほとんど変わらないですね。茎が少し細くなるからドライとわかる程度で、手に持って花を見くらべましても、どっちが生花でどっちがドライフラワーかよくわからないです。ということで見ていただきましょう。(花の挿し方が雑なのは性格です)左アメージングスタイルドライフラワー右生花生花ここから
ナデシコをアメージングドライフラワーにしました。素朴でとても可愛らしいドライフラワーになりましたよ。ナデシコとカーネーションの違いは、おそらく厳密にはないのでしょうね、みんな「ナデシコ科」ですからね。たぶん、花びらが一重のもの、小ぶりのものをナデシコと呼んで、花びらの枚数が多いものや大ぶりのものをカーネーションと区別しているのでしょう。ビオラとパンジーみたいなものですね。ビオラとパンジーを区別しているのは、おそらく日本だけですから、日本人は「細かい」性格なのでしょう。いつ
自宅で咲かせた胡蝶蘭でドライフラワーを作ってみました。やはり自分で育ててみますと、いろんなことがわかってきますね。まず最初の花が咲いたのは4月15日。最後の5つ目の花が咲いたのが5月5日。つまりだいたい5日おきに花が咲いていったわけですね。胡蝶蘭は根本の方から咲いていきますから、先端の花の方が新鮮ということになります。胡蝶蘭は開花期間がとても長い花で、1~3ヶ月間咲き続けます。我が家の胡蝶蘭も、6月25日現在まだ2つ花が付いています。ドライフラワーを作
フリージアをアメージングスタイルドライフラワー製法でドライフラワーにしてみました。球根植物は乾燥させにくいものが多いのですが、フリージアはわりと簡単にドライフラワーにすることができます。いつものように大きな画像をアップしていますので、拡大してよくご覧くださいね。クローズアップしていきますよ。花びらがピンとして、花脈もきれい。つぼみはどうしてもつぶれてしまいますが、花はそのままでドライフラワーになりま
よく聞かれることですが、レジン造形作家の私が独自のドライフラワー製法を考案したのは、『生花をレジンに閉じ込めたような、本当に美しいレジンフラワーが作りたい』という想いからでした。『本当に美しい』というのは、シリカゲルで作ったドライフラワーをレジンに封入してみたら、全然きれいだとは思えなくてがっかりした、という経験から、『もっといい物を作りたい』という、造形作家としての純粋な気持ちでした。それで考案したのが、『アメージングスタイルドライフラワー製法』です。論より証拠、見ていただければ
今回はブルーは使わず女性らしいカラーの宇宙玉レジンを作りました。京都オパールも白系のものを仕入れましたのでそちらを使用します研磨やコンパウンド仕上げの時間をどのくらいかけているかの質問もありましたので今回は研磨工程を詳しくお伝えします使用した道具や素材は下記にてご確認、ご購入もできますまずはYouTube動画見てくださいねhttps://youtu.be/Rb9jvqvpfgQ【UVレジン】女性らしいカラーの宇宙玉レジン作りました。研磨作業工程も詳しく
シダの葉には美しいものがありますね。山へ行ってきれいなシダの葉を探して採取してきました。シダの名前はくわしくありません。以前、図鑑を買って覚えようとしましたが、むずかしくて・・・左の葉はシノブで、右下のがカニクサという蔓性のシダ、これくらいはかろうじてわかります。これを乾燥させてドライリーフにして、エポキシレジンに閉じ込めて作品を作ろうかと思っています。だいたいデザインは決まりました。押し花のように挟んで乾燥させますと、ぴったんこになってしまっておもしろ