ブログ記事1,815件
新しいドライフラワーの作り方、アメージングドライフラワー製法の作り方を、作業工程を順をおって見ていただきますね。このバラはレジンに固める予定ですので、茎は必要ありませんから、ガクの下2センチほど残してカットします。少し茎を残すのは、乾燥させたあとでクリーニングをするときに、持つところがないと作業がしにくいためです。傷んだ花びらや、古くなった花びらを取ってしまいます。その方がきれいなドライフラワーになりますからね。仕込む容器(タッパーなど)に、強力な乾
レジンに花を入れて固める場合、いろいろと制約があります。ひとつはエポキシレジンの発熱の問題。エポキシレジンは、2つの液体を混ぜ合わせることで化学反応が起きて、透明に硬化する素材ですが、ほとんどの製品が硬化する時に化学反応によって発熱します。発熱の度合いは製品によってまったく違いますが、一度に数百グラムの液を混ぜ合わせて固めようとしますと、たいていのものはかなり熱くなりますし、製品によっては焦げて煙を発生させるものもあり、とても危険です。ですから、一度に固められるのは、ある程度の量まで
エポキシレジンにドライリーフなどを固めた作品が作りたくて、去年から持ち越しとなっていた原形制作を完了させて、今日は両面型の片面の型取りです。原形は「原型」と表記されることが多いですが、シリコン型との混同をさけるために、アメージングでは「原形」と表記しています。それではひと工程ごとに画像でご紹介していきますね。制作した原形をプラ板の上に載せます。今回はファイルケースを使用。ファイルケースは安いし、レジンがくっつかいないのでいろいろと使えて重宝します。(色付きのファイルケース
春に山へ出かけて行って、山野草のヒトリシズカ(一人静)を、その場でアメージングドライフラワー製法で仕込みました。そうして作ったヒトリシズカのドライフラワーを、しずくのような形のレジンに閉じ込めました。まるで二人のヒトリシズカが、向かいあって舞っているようで、なんとも可愛らしいレジンフラワーができました。ヒトリシズカはだいたい10センチくらいになるので、たくさん咲いている中から、小さい個体をさがしてアメージングドライフラワーにしました。レジンに入れるには、小
しずく型と球体の原形が完成しましたので、いよいよシリコンで両面型を作る工程に入ります。「むずかしそう・・・」という気持ちをまず捨ててください。ひとつひとつの工程はけっしてむずかしい作業ではありませんからね。1回目はこちら2回目はこちら3回目はこちらそれでは順番に見ていきましょう。原形をカットしたプラ板に接着します。ここではしっかりと接着した方がいいので、瞬間接着剤を使用します。原形の下に厚さ5ミリほどのあぶら粘土を敷いて、原形の半分を粘土で埋めます。
さて、エポキシレジンを立体成型するための、両面シリコン型制作の第2部としまして、「しずく型編」を数回に分けで公開していきますので、ご参考になさってくださいね。前回は立方体を立体成型するための両面シリコン型の制作工程と、成型、加工についてみていただきました。立体成型では立方体が一番簡単なので、最初に見ていただきました。そちらの方はまだサンプル作品ができていませんので、その作業と並行して、ペンダントやピアスなどのパーツ製作に使える、しずく型と球体の両面型の作り方と、成型の仕方についてご
さて、両面型の2回目のシリコンを流し入れて、固まったところから再開です。これで両面のシリコン型、つまりモールドができたわけですが、たとえばこのパーツでピアスを作る場合、モールドが2つあって、一度に両方のピアスパーツが成型できた方がいいですよね。そうした場合は、このまままた同様にシリコンで型を取っていきます。文章の説明ではわかりにくいかもしれませんので、画像でご説明しましょう。これは同じパーツを量産する場合にも使うテクニックです。1回目はこちら2回目はこちら3回目はこち
桜にはいろんな種類があって、ほぼ一年中なにかしらの品種が咲いている、と言ってもいいですが、1月になりますと、フラワーショップでも様々な桜が売られるようになりますね。先日、「梅がほしいな」と思ってフラワーショップへ行きますと、かわいらしい「啓翁(けいおう)桜」が売られていましたので、これはいいものが見つかったとさっそく買い求めて、アメージングスタイルドライフラワー製法で作ってみることにしました。啓翁桜の仕込みの様子を見ていただく前に、まずは先年ドライフラワーにしました、十月桜の画
さて、4層に分けてレジンを流し入れました、四葉のクローバーのレジンフラワーを取り出しました。右のクローバーには気泡が付いてしまいましたしちょっとバランスもよくないですね。左の方がいいです。層に分けて流し入れることで奥行きが出て立体感があります。背景の白も、薄く着色した層と濃い目に着色した層に分けることで色に深みが出ています。完成イメージ。シンプルでいいと思いますよ。時間をかけて丁寧に原形にツヤを出しましたから成型したレジンも
5センチ角のキューブのレジンに、デンファレを封入してみました。こうした完全な立方体をレジンで成型するのは、実はとてもむずかしいのです。しかも中に有機物である花を閉じ込めるのは、さらにむずかしさが増します。15年前に一度チャレンジしてみて、「これは一筋縄ではいかないな、今の自分にはムリ」と痛感してやめて以来、15年ぶりの再チャレンジです。まずは画像を見ていただきましょう。パッと見はいい感じですが、上部に気泡がついてしまって、まずは失敗です。最初からうまくいくこと
しずく型と球体の両面型を、シリコンで取ります。シリコンはKE17を使います。のっぺりとした形状の両面型を取る場合、ちょっと硬めのKE17の方が適しています。もっとも私はもう20年以上KE17で型取りをしています。気温の変化による影響も受けにくいですし、初心者さんでも扱いやすいと思いますよ。1回目はこちら2回目はこちら3回目はこちら4回目はこちらそれでは順番に見ていきましょう。むずかしく考えないで、ひとつひとつの工程をご覧くださいね。ラッカーが
両面シリコンモールド(シリコン型)が完成しましたから、とりあえずレジンを流し入れて立体成型してみましょう。パーツラインがどのようなものなのか、というところを今回は見ていただきますね。1回目はこちら2回目はこちら3回目はこちら4回目はこちら5回目はこちら6回目はこちらそれでは順番に見ていきましょう。レジンを流し入れる前に、離型剤を吹き付けます。離型剤を吹き付けることでレジンが型から取り出しやすくなり、また型が傷みにくくなるので長持ちします。
エポキシレジンは、硬化後も温めるとビニールのようにやわらかくなるので、その性質を利用することで、おおきくカットすることができます。ホットプレートの温度を「保温」にして、そのままではまだ熱すぎるので、くしゃくしゃにしてシワを作ったアルミホイルで、プレートからの距離を作って温度調節をし、1時間以上かけてじっくりと芯まで温めて、刃の厚いカッターナイフで一気にカットします。その様子を動画にしましたので、よろしければご覧くださいね。観てみますと力を入れてカットしている
しずく型と球体のシリコンの両面型制作の最終回です。最後にパーツラインを付けないで仕上げるための、型の加工についてご説明しますね。1回目はこちら2回目はこちら3回目はこちら4回目はこちら5回目はこちら6回目はこちら7回目はこちらそれではご説明しましょう。と、言いましても簡単ですが。2つの型が合わさる部分を2ミリほどの幅で、ぐる~~~っとカットします。せっかく作った型に切れ目を入れてしまうのは惜しい気がするかもしれませんが、どうせパ
3月、4月はとても忙しくて、2月に仕込んだままだったアネモネとニゲラを、ようやく取り出すことができました。どちらもきれいなアメージングスタイルドライフラワーになっていましたよ。このアネモネは、セントブリジットという品種だそうで、花びらがたくさんありますから、フラワーショップで見た時に「ダリアかな?」と思いましたが、葉を見ますとキンポウゲ科ということは一目瞭然ですから、アネモネとわかります。アネモネニゲラ埋設材を落とします。今日は取り出してクリーニン
シリコンの両面型の制作の様子を、引き続きご覧いただきましょう。昨日の続きです。まずセロテープを取り除きます。ゴムを取り出します。ゴムの下に入り込んだシリコンを丁寧にカットします。厚紙のまわりのシリコンもきれいに取り除きます。原形の下に入り込んだシリコンをカットして取り除きます。※本来は原形の下にシリコンが入り込まないように、すき間をあぶら粘土で埋めるのですが、今回はそうするよりも、あとでカットした方がいいと判断しました※シリコン同士
レジンの表面をなめらかに削るために使う、切削ナイフを自作しようと思って、先端が丸い刃物をずっと探していて、ようやくネットで見つけて即注文した。小さくてかわいい彫刻カンナ。申し訳ないけれど欲しいの刃だけ。くぼんだ箇所を削るのにどうしても必要なことを痛感したから、今後、この手の外丸カンナを探して、刃先のカーブの異なる刃を何本か手に入れようと思う。さっそく削ってみたけれどなかなかいい。もちろんもう少し砥石で先端をなめらかに研がないと、レジンには使えないけれ
ツツジやサツキをドライフラワーにしようと思う人は少数だと思います。とてもデリケートですし、なにに活用したらいいのかよくわかりませんし、そしてなにより作るのがむずかしいですからね。ツツジのドライフラワーツツジやサツキが美しく咲きほこる時期になりますと、毎年想い出すことがあります。私がこのドライフラワー製法を考案した、今から10数年前のこと。当時の私は一日中頭の中でドライフラワーについて考えていました。まだまだ植物のことでよくわからないことが多かったですし、ドライフラワーにす
紆余曲折あり10年勤務した公務員を退職アラフォーからハンドメイド作家を目指すモモの活動ブログですハンドメイド販売は令和6年2月より開始メルカリ販売ページはこちら♡こんばんは立派なハンドメイド作家になるためコツコツ努力中のモモです今日は大雨で公園に行けなかったので娘と2人で手芸屋さんに行ってきました新作用にシリコンモールド何個か購入しちゃいましたシャカシャカばかり3つです金魚鉢は娘に作ってと頼まれ特に欲しい訳ではなかったのですが購入昨日のウーパールーパー
フリージアをアメージングスタイルドライフラワー製法でドライフラワーにしてみました。球根植物は乾燥させにくいものが多いのですが、フリージアはわりと簡単にドライフラワーにすることができます。いつものように大きな画像をアップしていますので、拡大してよくご覧くださいね。クローズアップしていきますよ。花びらがピンとして、花脈もきれい。つぼみはどうしてもつぶれてしまいますが、花はそのままでドライフラワーになりま
気温(室温)の高い今の季節は、エポキシレジンの2液を計量して、ゴムヘラで混ぜ合わせている間に化学反応が亢進して、だんだんと熱くなってくることがあります。混ぜ合わせる量が合計で100グラム程度でしたら、急激に発熱することはありませんが、150グラム、あるいはそれ以上を混ぜ合わせていますと、だんだんと熱が手に伝わってくることがあります。混ぜ合わせ終わったあと、気泡が抜けるのを待ってから型に流し入れるわけですが、抜けるのを待っている間にも化学反応は進んでいきますから、混ぜ合わせた液の総量と
るぅくま*◎レジン作家◎男の子ママ(4歳)◎Instagram→レジン作品紹介◎100均大好き◎おうちのこと、収納、家計管理、節約、お料理などなど…たくさん興味ありありたくさんのことを学んで、たくさんのことを発信出来たらいいなるぅくま*のきろくblog◎いいね、フォロー、喜びますよろしくお願いいたします私の作業部屋、作業机には100均のものが溢れてます(ダイソーが多いかな?)収納には100均!ってくらい……(いや、家中かな…(笑))本当に…本当にっ!!
アメージングスタイルドライフラワー製法で作ったドライフラワーは、よく生花と間違われますが、デルフィニウムは生花もなんとなくドライフラワーのような風合いなので、ドライフラワーにしても生花とほとんど変わらないですね。茎が少し細くなるからドライとわかる程度で、手に持って花を見くらべましても、どっちが生花でどっちがドライフラワーかよくわからないです。ということで見ていただきましょう。(花の挿し方が雑なのは性格です)左アメージングスタイルドライフラワー右生花生花ここから
今日は、今から30年近く前の若い頃に、型取りと成型の実験のために作った物を見ていただきましょう。実験ですから、最初から作品にする気も、もちろん販売する気もありませんでした。ちょっと複雑な立体型による成型ですが、たぶんフィギュア制作者なら頭の中で型の構造が組み立てられると思います。3つのラインがスパイラル状にねじれ中に空間ができています。中の空間に別の素材を入れることもできます。こちらが石粉粘土で作った原形。それ
※この記事は2024年4月12日に更新しました※ときどき質問されることですが、生花をレジンに入れて固めることはできません。なぜかと言いますと、生きた状態の植物をレジンに入れますと、細胞が死んで茶色や黒く変色してしまうからです。それは花だけでなく、葉も実も同じです。ですからドライフラワーか押し花を作るか、市販品を求める必要があるのですね。でも、ドライフラワーや押し花なら、どんな状態の花でも大丈夫、というわけではありません。生花の時の鮮度や、ドライフラワーや押し花にな