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〈Gー4肝移植手術に向けて〉いよいよ、ドナーの入院日。私が案内されたベッドは、なんと、夫が前日まで使用していた、ベッドでした。そのベッドに、横たわり、天井を眺めていると、「見舞う側だった自分」には見えなかった、新たな世界が広がります。命の危機に直面している、人間の苦しみを、共有することなど、出来ないけれど、このベッドの上で過ごした、眠れない日々、カーテン越しに、薄明るくなる夜明け、外界の空気をまとって、見舞ってくれる家族のまぶしさ…。
最寄り駅まで歩いただけで、黒砂まぶし顔になるほどの強風…~こんな強風で大丈夫なのかなあ~計画した一日目の観光地巡りに、不安がよぎります。ところが!初日の出と共に夜が明け、清水駅に降り立った時には、風はかなり収まり、雲ひとつない快晴に。旅行の成否のカギを握るのは、何といっても「天候」ですから、旅行日に、雲ひとつない、スカイブルーの空に恵まれるなんて、それだけで、ラッキー過ぎます。特に、一日目は、・三保の松原と富士山・日本平(にほんだいら)・久能
ブログをお読みいただきありがとうございます当ブログのフォロー・アメンバー申請は自由ですメッセージなどは不要ですので、お気軽にどうぞ初めてお越しいただいた方は、こちらに目次がございますこのブログの目次|夫婦間腎臓移植への道橘薫さんのブログテーマ、「このブログの目次」の記事一覧ページです。ameblo.jp先日、いただいたコメントに返信できていなかった分をまとめて返信させていただきました~ありがとうございました先ほど、夫より連絡があり5月3日に退院できることに
このように、全身の皮膚に出現した赤紫の斑点や、お腹周りの膨張、そして、食欲不振の常態化、ゴロリと横たわる回数の増加、など、今にして思えば、元凶はすべて、肝臓の極度の機能低下によるものだったのですが、それに気付かないまま、漠然とした不安を抱えながらも、それを打ち消すように、我慢強い夫は、仕事に没頭していましたから、私はそんな夫を見て、危機感を募らせることは、ありませんでした。(本当は、かなりしんどかったのだと、夫は後述していましたが…)そんな膠着状態が一変し
そして、もうお一人、強力な援軍になって下さる医師と、知己を得ることが、出来ました。それが、西光雄医師です。西先生は、74歳の現在も、香川県坂出市にある、聖マルチン病院の名誉院長として、患者の診察を、続けていらっしゃる、現役の泌尿器科医です。そればかりではなく、ベテランの腎移植医として、はるばる、東京へも遠征して、移植手術の現場で、応援・指導に入っている方です。ところで、このブログでもよく登場する、「瀬戸内グループ」という言葉…実は、この謎めいた言葉は、
その日、夫は、意外なほどルンルン状態で、近所の内科医院から戻ってきました。夫と、初対面のヤブ医者との会話と言えば…「肝臓が硬いようなのですが」と、夫が自己申告しても、「そんなに硬くはないよ」「白目が少し黄色っぽいようなのですが」と、これまた自己申告しても、「そうかな、フツーだよ」との返答。そして、持ち帰った薬が、ウルソ錠という、胆汁の分泌を良くして、肝臓の働きを高めるという、基礎的でポピュラーな肝臓薬。このベーシックな薬を、毎食後、たった一錠ず
ブログをお読みいただきありがとうございます当ブログのフォロー・アメンバー申請は自由ですメッセージなどは不要ですので、お気軽にどうぞ初めてお越しいただいた方は、こちらに目次がございますこのブログの目次|夫婦間腎臓移植への道橘薫さんのブログテーマ、「このブログの目次」の記事一覧ページです。ameblo.jp夫婦間腎臓移植:レシピエントの夫、入院3日目昨日のブログ・・・夫の残尿問題↓『夫婦間腎臓移植まであと1週間!メンタルぅ~~~っ!』ブログをお読みいただきありがと
腹水が、どんどんたまってくると、心肺まで圧迫されるらしく、夫は「心臓が苦しい」と、言うようになりました。慌てて病院に行って、座っているのも困難な夫を待たせて、やっとのことで、心臓のレントゲン撮影をしてもらっても、「心臓には、何の異常もありません。ですので、出せる薬はありません」と、医師から淡々とした口調で、告げられるだけ…二人でトボトボと帰宅するも、症状が好転するわけもなく、夫はますます、横になっているだけの毎日を、過ごすようになりました。『難治性
ブログをお読みいただきありがとうございます当ブログのフォロー・アメンバー申請は自由ですメッセージなどは不要ですので、お気軽にどうぞ初めてお越しいただいた方は、こちらに目次がございますこのブログの目次|夫婦間腎臓移植への道橘薫さんのブログテーマ、「このブログの目次」の記事一覧ページです。ameblo.jp夫婦間腎臓移植:レシピエントの夫、入院4日目今日は、検査等はなく体力測定があったんだと測定内容までは聞いていませんが、100点満点だったんだってへぇ~スポ
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(昨日の続き…)(3)移植した肝臓は、その後、敗血症を乗り越え、機能するようになったものの、敗血症によって、突然、急性腎不全になった夫の、2つの腎臓は、その後回復することはなく、腎機能がダメになってしまった夫は、人工透析生活を、余儀なくされるようになりました。↓(4)「夫を何とか人工透析生活から離脱させてあげたい」という、私の思いや学びや行動が、実を結び、肝臓に続いて、2度目の臓器移植手術である、「生体腎移植手術」を、受けることが出来ました。
2022年6月1日生体肝移植2024年2月21日移植後1年8か月21日。移植患者にとって毎日の薬の服用は重要だ。かかせないのは免疫抑制剤!朝夕セルセプトカプセル250mg1日6カプセル食前朝夕プログラフカプセル0.5g1日2カプセル服用。移植された肝臓が拒絶反応をおこさないようにするため一生のみつづけなくてはいけない。しかし年齢重ねるごとにのみ忘れがおおくなってくるのが現状だ。のみ忘れを思いだし夜中の2時に服用したこともある。ケアマネ時代は
今から思えば(←この表現ばっかり!後悔先に立たずの連続です)自分の意思で身体の制御が出来ない、というのは、大問題だったのです。「振戦」と言っても、寒くてガタガタ震えたり、極度の緊張で震えたり、といった経験は、誰にでもあるので、こういった振戦は、生理的(正常)振戦で、問題にはなりません。一方で、何らかの病気が原因となって、震えが生じる場合があります。アルコール依存症や脳卒中、パーキンソン病やバセドウ病などで、震えが見られることが、多々あります。夫の「振戦
後日談になりますが、近所のおばあちゃんに、この医者のことを話すと、おばあちゃんはビックリして、「あの医者の所に行ってたの!?」「バカ息子だから殺されちゃうよ!」と、即答したので、やっぱり「とんでもないヤブ医者」なのだと判明しました。どおりで、駐車場と待合室が、いつもガラガラだったはずだ~(あーあ)飲食店なら、こんなにガラガラ状態が続けば、間もなく閉店・撤退となるのでしょうが、開業医ならば(それも、父親が評判の良い医者だと、その跡を継いだ息子は、患者も引き継げ
…こんな経緯で、2016年12月に始めた、「ダブル移植の語り部」ブログ。本編は、2年3か月にも及び、(というとカッコよく聞こえますが、実際は、単にダラダラ書いただけ…)最後は、すっかり元気になり、会社勤めも難なくこなせるようになった、夫とともに、高知県に〈だるま夕日〉を見に行く、という最終章『だるま夕日』で、幕を閉じました。その後も、続編として、「どなドナDONOR」と銘打った、地味なブログを、書き続けていたところ、えひめ移植者の会会長の、野村さんから
〈Gー2肝移植手術に向けて〉移植手術三週間前になり、手術に向けて、家族と移植医との面談が、行われました。今回の手術の中心となる、血管外科のO医師は、よく通る声で、説明を始めました。「今回の移植では、ドナーの年齢が、56歳ということで、まだ、そんなお年ではありませんが、肝移植の世界では、40歳以上の方を、高齢者ドナーと呼んでいます」「次に、今回の手術は、通常よりも、長時間になります。成功率も、下がります。ちなみに、この病院で、術後、一年以内に
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昨日の抜けるような青空から一転して、今にも降り出しそうな、曇天の朝。事前学習したメモ用紙を、上着のポケットに入れ、寒さ対策のカイロも入れ、ホテルのビニール傘を借りて、出発!JR金谷(かなや)駅と、大井川鐵道の始発駅である金谷駅は、つながっていて、昔ながらの切符を、現金で購入し、駅員さんに、鋏を入れてもらい、まずは、2両編成の大井川本線の電車に、乗り込みます。乗客は、全部で10人程度。運行本数が少ないので、毎日欠かさず乗り降りする、地元の乗客らしき人は、
【羽ばたき振戦】通常、体内でたんぱく質を分解する過程で生成される、有害物質のアンモニアは、肝臓で無毒化されて、尿素に変わり、尿として排泄される。ところが、肝硬変などによって、肝機能が低下した場合、肝臓がアンモニアを、処理できなくなり、脳に運ばれたアンモニアが、肝性脳症を引き起こす。羽ばたき振戦は、肝性脳症の神経症状のひとつである。…このように、振戦は、重度の肝硬変であることを知らせてくれる、大事なシグナルだったのです。そして、この振戦の症状こそが、結果的に、夫を
〈Dー2肝臓の提供条件〉次に、生体肝移植の説明では、医学書に載っている、ドナー条件に加え、以下のような、驚くべき高いハードルが、示されました。「生体肝移植では、過去に、ドナーの方がお一人、亡くなられています。肝臓を、切り取り過ぎたのではないか、という反省に立って、厳格な基準が、作られました」「肝臓は、右葉と左葉に分かれていて、大人が子どもに、肝臓を提供するケースでは、三分の一の大きさの左葉を、提供すればよいのですが、大人から大人、中でも、
朝一番で、総合病院の婦人科に行ってきました。紹介状持ちの新患。午後から仕事だから、早く行きました。この時間だとまだ駐車場は空いてる。割と早く順番が回ってきました。診察室が内診室込みなんだね、今は。子供を産んだ頃(遥か昔)は別に内診室があったんだよね。その方が合理的だよね。結局、内診ありの診察もエコーもあり、だった。本日の結果。こちらの先生の見立ては、子宮に何個か小さいけど、筋腫あり。確かに卵巣は腫れているけれど、中にあるものは形がしっかりしていないので、ただの血の残りじゃないか
〈Fー7最後の賭け〉2・「50%以下ならしません」という言葉に、驚きました。確かに、生体臓器移植は、ドナーの身体損傷を、前提にしています。それゆえ、「イチかバチか」の勝負に出るような、手術をして、失敗すれば、患者の命を奪う、のみならず、ドナーにダメージを、与えてしまいます。そのため、病院側の『安心・安全・トラブル回避』が、優先されるのだと、痛感しました。医療側は、とりあえず、脳死肝移植への登録を、勧めます。それは、(言葉は悪いですが)一応、可能性
精密検査の結果、病名が判明しました。~肝硬変(非代償期)~もはや元に戻ることの出来ない時期に、入ってしまった、肝硬変でした。翌日、初めての入院。この時は、投与された利尿剤が、よく効き、腹水が体内から無くなり、めでたく退院したものですから、夫も私も、この病状は改善するものだと、信じてしまいました。現実は、そんなに甘いものではなく、ほどなく、消えたはずの腹水で、夫の身体は膨張するようになりました。『沈黙の臓器』と呼ばれる肝臓も、さすがに耐え切れずに、沈黙を
2022年6月1日生体肝移植。2024年2月10日移植後1年8か月と10日。デニーズにて。ドナーの手術と入院費用について質問がありました。解答します。質問された○○さん遅くなってすみません。ドナーの手術代は入院費用に含まれます。基本生体ドナーの術前術後入院費用はレシピエントに請求されます。但し個室代やオムツ代は含まれません。ドナーにかかる費用は3か月をめどに生体ドナーの保険診療に替わります。わたしの場合3か月目からも娘にかかった費用は全額負担しています。参
生まれて初めて見た、この黒い中華饅頭は、衝撃的過ぎて、今でも、そしてこれからも、忘れることは出来ません。そんな(腹水過多による)おヘソ周りの異常のことなんて、どの肝臓病の本にも、出ていませんでしたから、夫特有の変化なのかと思っていたら、肝臓の専門医は、「この出っ張った部分が、服に触れると痛いですから、腹巻を買って、保護してください」と、慣れた様子で、事もなげにいうのです。慌てて、腹巻を買いに走り、おヘソの黒い中華饅頭を、守って(!)あげました。そ
〈Bー6初めての入院〉ペッタンコになったお腹が、再び、ふくれるようになったのは、退院してから、二週間後。「また、お腹が出てきた」という夫の言葉は、ショックでした。口にするものは、チョコレートやジュースくらいで、エネルギー的にも、立ち上がれるわけがありません。それでも、ふらふらと起き上がって、車を運転して、会社に行き、必要最低限の仕事や指示をして、自宅に戻り、ひたすら横になるという生活を、約一か月、続けました。何度も、「病院に行こう」と、
肝臓は、人間の身体の中で、最も大きな臓器ですし、消化器官としても、絶えず機能しなければならないので、常に、十分な血流が必要だと、言われています。健常人なら、立っていようが座っていようが、肝臓に、十分な血液が、流れるのでしょうが、当時の夫の肝臓は、肝硬変の中でも、5段階のレベル4くらいの、お手上げ状態でしたから、横になると、やっと少し血液が流れてラクになる…そんな感じだったのでしょう。入院すれば、ずっとベッド上で、横になって過ごすことが出来ますが、それ
気の利いた投稿ができません皆様にコメントいただき感謝もうしあげます🫶お一人づつ返信ができませんが、ご了承くださいませドナーの私、寝てる分には痛みは全くありません。ちっこ管も取れ、点滴一つになり、ドレーンがまだぶら下がってます熱は37度代前半ひとりでちっこに行ったら、油汗と吐き気があり一苦労。そんな中、夫に会ってきました本人も、思ってたより痛みがなく、ごきげんさんですクレアチンも2.5まで下がったらしく、ちっこも大量に出ており、順調に回復しております今日はこのへんで
〈Bー2初めての入院〉全身に赤いボツボツが出現して以降、夫は暇さえあれば、ゴロゴロと横になるようになりました。昼食の休憩時間には、会社から自宅に戻り、昼食もろくに食べずに、ひたすらゴロンと横になり、また仕事に戻る、という日々。そんな状態でも、夫は頑なに、精密検査を拒み続けました。「悪いと分かっているから、病状告知が怖い」「入院、治療となれば、会社が立ち行かなくなる」という心理が、病院行きを妨げていました。黄疸とともに、夫のお腹が少しずつ、
驚愕の足地蔵尊…『百聞は一見に如かず』ですので、皆さんも、ご覧になって下さい。そして、誰もが感じる、「なぜ、こんなお地蔵さんが?」に関しては、説明板も載せておきますので、お読みになって頂ければ、「なぜ?」も、解消するのではと、思います。この足地蔵尊、知る人ぞ知る存在らしく、傍らには、たくさんの絵馬が、吊り下がっています。「股関節痛が良くなりますように」「父が歩けるようになりますように」「足のケガが治りますように」等々足に特化したお地蔵様ならではの、祈願内