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Q妊娠12週目の妊婦です。この度はリプロで授かることができ感謝の気持ちでいっぱいです。心配事があり、こちらで相談させて頂きたくメッセージを送らせてもらいました。妊娠12週0日の時、外食で外国産(産地不明)の粉チーズとイタリア産のモッツァレラ(ナチュラルチーズ)を食べてしまいました。店に確認したところ、どちらのチーズも加熱はされていないという事でした。①私はリステリアに感染した確率は高いでしょうか。外国産のチーズだから不安になっております。②ネットで調べたら潜伏期間が1日〜1ヶ月くらいと
胚移植、筆者は今まで1万件はしてきたと思います。もちろん、数をやればいいというものではないけど、どんなに難しい子宮でも、誰よりもスマートに胚移植できるつもり・・・もちろん、自称ではありますが。でも、自分だけ上手ならいいみたいなのは私の美学ではなくて、当たり前だけど、技術の共有を地道に行い、当院ではどの医師も非常に高い技術を持っていますと自信を持って言ってよいと思います。それだけの数をやっていると、ベテランドライバーのようなもので、頭で考えなくても手が勝手にやっている、に近い部分があり、「緊
本論文は、卵巣老化への介入に関するViewsandReviewsです。FertilSteril2026;125:387(米国)doi:10.1016/j.fertnstert.2025.12.020要約:卵子の老化は生殖医療における最も大きな制約であり、妊娠率の低下と流産率・染色体異常率の増加をもたらします。そのメカニズムは、単なる卵胞の枯渇だけでなく、卵巣間質の線維化、栄養センサー経路(PI3K/Akt/mTOR)の調節異常、ミトコンドリア機能不全、クロマチン構造変化など
☆マークのついているものは、特にお勧めの記事です。☆マークをつけた記事を一覧にしてみました。なお、☆の数が多いほど(1~3個)お勧め度が高くなっています。2026.6.7「☆ART治療における採卵数と累積出産率の関係」2026.6.9「☆乳癌治療後の妊娠予後」2026.6.10「☆CD138陽性はフローラとは無関係」2026.6.12「☆子宮鏡下組織回収システム術後の妊娠率」2026.6.19「☆DD双胎妊娠で胎児異常は自然妊娠とART妊娠で変わらない」2026.6.21「
本論文は、卵子凍結においてダブルトリガーと注射製剤のGnRHa単独トリガーを比較したランダム化試験です。FertilSteril2026;125:488(スペイン)doi:10.1016/j.fertnstert.2025.09.016FertilSteril2026;125:423(スペイン)コメントdoi:10.1016/j.fertnstert.2025.12.023要約:2021〜2023年にひとつの不妊センターで妊孕性温存のために採卵+卵子凍結を実施する
今月の誌面上バトルは、ドナー卵子は新鮮と凍結のどちらが良いかについてです。FertilSteril2026;126:256(米国、オーストラリア)doi:10.1016/j.fertnstert.2026.06.010FertilSteril2026;126:255(米国)コメントdoi:10.1016/j.fertnstert.2026.06.009要約:ドナー卵子は新鮮と凍結のどちらが良いかについて、新鮮派4名と凍結派2名の意見を紹介します。新鮮派・米
採卵までについては、色々な医師やクリニックがSNSでたくさんの情報をアップしています。しかし採卵後の症状については意外と情報がありません。ということで今日は採卵後の症状についてお話してみたいと思います。採卵後の症状については、大きく分けて3つに分けられます。①採卵直後~当日夕方までの症状(採卵術そのものの痛みの残存)②採卵当日夕方~採卵2日後くらいまでの症状(卵巣出血)③採卵3~7日目くらいまでの症状(卵巣過剰刺激症候群)では1つ1つ見ていきましょう。①採卵直後
本論文は、ジェノゲスト療法中に発症したくも膜下出血の症例報告です。BMJCaseRep2026;19:e271171(日本)doi:10.1136/bcr-2025-271171要約:子宮腺筋症と子宮内膜症のある42歳女性には、2親等以内にくも膜下出血の家族歴があり、また30年間1日15本の喫煙をしていました。ただし、高血圧・頭痛・飲酒・頭部外傷の既往はありません。ジェノゲスト1mg/日で開始しましたが、不正出血が持続するため3ヶ月後に2mg/日に増量。増量後10ヶ月は特別異
本論文は、ヘアカラーで子宮筋腫のリスクが増加することを示しています。FertilSteril2026;125:94(米国)doi:10.1016/j.fertnstert.2025.08.002要約:2010〜2012年にミシガン州デトロイト地域在住で、子宮に問題がない黒人女性1,693名(23〜35歳)を対象に、20ヶ月後と40ヶ月後に経過観察を行いました。40ヶ月の段階で、過去1年間のヘアカラー使用の有無について質問票を用いて調査できた868名(26~39歳)を対象に、その
新年明けましておめでとうございます。年頭の挨拶にかえて、大谷翔平選手10の言葉をご紹介します。1.イライラしたら負け感情をコントロールし、冷静さを保とう。質の高い成果につながる。2.悔しさがあるから嬉しさがある挫折しても諦めずに向き合おう。乗り越えれば、大きな達成感を得られる。3.失敗は成功への通過点つまずきから改善点を見つけ行動しよう。その積み重ねが目標に近づく。4.無理だと思わないことが一番大事まずはできると信じよう。前向きな発想が視野を広げ、解決策が見
Q第一子を出産後に15〜18週の感染流産を3回繰り返しています。絨毛膜羊膜炎とのことでした。主治医には3回とも自然妊娠であることから慢性子宮内膜炎の可能性は低く、最後の流産前に細菌性膣症の状態を呈していたことからそちらが原因ではないかと言われ現在膣内の善玉菌を増やすようにしていました。念のため、次回妊娠前には慢性子宮内膜炎の検査と子宮内フローラの検査を行う予定です。主治医に不育症について詳しい大学病院を紹介されたため、本日そちらで診察を受けたのですが子宮内膜炎や子宮内フローラの検査治療は絨毛
リプロダクションクリニック「大阪」「東京」は毎日診療をいたしております。10月の松林の診察日については、下表をご覧下さい。診察日を記載していますので、お間違いないようお願いいたします。今月は、国際学会のバックアップなどのため変則的な勤務になっております。当院は、高度な診療を行うため、常勤と非常勤を合わせて、現在生殖医療専門医が27名おります。当院は松林、竹内、土信田、大原を中心に議論を重ね、一貫したリプロダクションクリニックの治療方針を徹底しておりますので、松林が不在の日にも不都
本論文は、帝王切開後の筋層の厚さの評価に関する検討です。FertilSteril2026;125:717(イラン)doi:10.1016/j.fertnstert.2025.10.011FertilSteril2026;125:628(米国)コメントdoi:10.1016/j.fertnstert.2026.01.012要約:2023〜2024年にひとつの病院で不正出血を主訴に子宮全摘術を受けた女性で、帝王切開歴を有する83名を対象として、経腟超音波・肉眼・病理に
本論文は、受精卵が1個しか得られなかった患者において、初期胚移植と胚盤胞移植のどちらが出産率が良いか検討したものです。HumanReproduction2026;41:1106–1114(オーストラリア)doi:10.1093/humrep/deag075要約:2009〜2022年にオーストラリアとニュージーランドのARTデータベース(ANZARD)を用い、初回採卵で受精卵が1個のみで、出産歴のない女性11,163人を対象に、初期胚移植(6,505人)と胚盤胞移植(2,216人
2024.8.31「Q&A4136第二子に向け相談」で回答をいただいた者です。回答いただき、ありがとうございました。その後、5日目3CBを移植するも陰性、6日目4CBを移植して陽性、先日無事に元気な赤ちゃんを出産しました。先生からの回答がなければ新規で採卵して遠回りしていたと思います。よく不妊治療をされている方のブログで同じようなグレードの胚だと移植しない方もおられますが、低グレードの胚の移植を迷われている方の参考になればと思います。アドバイスいただき、本当にありがとうございました。
今や誰でも知っているGPS。位置情報をONにしていれば、うっかりパートナーに“どこにいたか”がバレてしまう…なんて話もあります。(もちろん、位置情報を家族共有したり、勝手にアプリを入れられたりしなければ問題ありません。なお、バレて困るような場所に行かなければ、もっと問題はありません。念のため)さて、このGPS、もともとは米軍が運用していた軍事用衛星測位システム。1980年代に民間に開放されたものの、安全保障上の理由で民間用はわざと精度が落とされており、50〜100mの誤差が入れられて
Q2026.7.13「反復流産患者では、帝王切開が次回の流産リスクを増やす」の記事を見て驚いてしまいました。私は昨年第一子を授かるまでに、下記の経験をしています。①7週流産(心拍確認後)②胎嚢のみ流産③PGT-A正常胚着床せずこのあと、慢性子宮内膜炎の治療をし、着床の窓が1日ズレていたことが判明し、PGT-A正常胚で妊娠できました。第一子を出産する際は逆子のため計画帝王切開となりました。まだ凍結胚があるため、第二子、第三子、、と考えているのですが、こちらの記事をみて、絶望的な
Qリプロで治療をして現在妊娠14週を迎えることが出来ました。妊娠中期以降の流産原因に細菌性膣炎などの感染があると知り不安に感じております。以前、リプロで治療をしている際に、慢性子宮内膜炎と診断されました。治療をし陰性になったのですが、その後また再発してしまいました。①私のような慢性子宮内膜炎を繰り返す人は、妊娠中も細菌性膣炎になりやすいでしょうか。②初期の妊婦健診でおりもの検査を実施していません。妊娠後期になったら行うと産科の主治医に言われております。妊娠初期におりもの検査をしないのは普通
本論文は、反復着床障害(RIF)に関する、米国生殖医学会(ASRM)の見解です。FertilSteril2026;126:277–293(米国)doi:10.1016/j.fertnstert.2026.03.026要約:米国生殖医学会(ASRM)は、反復着床障害(RIF)を「良好胚盤胞を移植し、95%の累積妊娠率(妊娠反応陽性)に達するはずの移植回数を行っても妊娠成立に至らない状態」と定義します。具体的な目安としては、PGT正常胚では胚移植3〜6回の不成功、非PGT胚ではより
Q32歳、第一子妊娠中です。不育症があり、バイアスピリンを28週、ヘパリンを16週まで使用予定です。リプロダクションクリニックで治療し、先日無事に妊娠する事ができました。本当にありがとうございました。今後出産を迎えるに当たって疑問があり質問させて頂きました。まだまだ先の話になるのですが、妊娠後期に入ったら百日咳ワクチンを打ちたいです。しかし、百日咳ワクチンというものは単独では存在せず、DPTワクチン(トリビック)というものを打つ事を知りました。この中に破傷風ワクチンの成分も含まれると知りまし
Q現在妊娠15週目の妊婦です。こちらのクリニックで妊娠に至ることが出来ました。不育症もあり、移植時よりバイアスピリンとヘパリンを使用しております。現在、気になっていることがあり、こちらのブログで質問させて頂きたいです。ヘパリンを打って1ヶ月近く経つのに、しこりが消えない部位が何箇所もあります。圧迫すると痛みがあったりなかったり様々です。①下腹部で子宮に近い場所のヘパリン跡が、まるで粉瘤のような塊になってしまいました(なんとなく可動性もあるような)。今後、胎児が成長し子宮が大きくなるにつれて、
本論文は、正常胚移植の理想的な内膜厚に関する検討です。HumReprod2025;40:1919(米国、スペイン、UAE)doi:10.1093/humrep/deaf129要約:2017〜2022年に、3カ国25施設において実施した自己卵による単一正常胚移植30,676周期を対象に、子宮内膜厚と妊娠成績の関係を後方視的に検討しました。内訳は、ホルモン補充周期24,097回(78.6%)、自然周期759回(2.5%)、修正自然周期820回(19.0%)でした。移植時の子宮内膜厚
本論文は、不妊治療を受けている夫婦におけるマルチビタミンサプリ使用状況と、妊娠転機との関連を前方視的に検討したものです。FertilSteril2026;126:391(米国)doi:10.1016/j.fertnstert.2026.04.008要約:2013〜2017年に米国4施設で行った、男性への葉酸と亜鉛サプリを投与したFAZST試験とその女性パートナーのライフスタイルを調査したIDEAL試験のデータ(JAMA2020;323:35)を用いて二次解析を行いました。
松林秀彦先生貴院で治療していただき、おかげさまで45歳で無事出産することができました。本当にありがとうございました。目の前にいる子どもたちを見ていると今でも夢のようで、子どもたちが今こうしてここにいるなんてなんだか魔法みたいだ…と感じてしまうことがありますが、松林先生のブログを拝読していると、決して魔法などではなく、松林先生をはじめ生殖医療に携わっておられる方々の、日々のたゆまぬ努力の結晶なのだと改めて認識させられます。松林先生のブログをきっかけに貴院にめぐりつくことができ、かけがえのない
本論文は、アンタゴニスト法とPPOS法の正常胚率について検討したものです。FertilSteril2026;126:78-85(アラブ首長国連邦)doi:10.1016/j.fertnstert.2026.03.038要約:2018〜2024年にドバイの施設で、自己卵子による採卵で得られた胚盤胞のPGT-Aを実施した女性を対象に、アンタゴニスト法(973周期)とPPOS法(398周期)の正常胚率について後方視的に検討しました。年齢、BMI、AMH、AFC(胞状卵胞数)、刺激薬剤
本論文は、複数のドナー精子によるART治療(体外受精、顕微授精)でXX/XYキメラが確認された症例報告です。FSRep2026;7:116(米国)doi:10.1016/j.xfre.2026.01.001FSRep2026;7:105(米国)コメントdoi:10.1016/j.xfre.2026.02.004要約:妊娠歴のない33歳の女性が、将来の妊娠のための胚凍結保存を希望し不妊クリニックを受診しました。遺伝子保因者スクリーニング検査(Horizon2
Q2024.5.8「Q&A4021卵子提供で2回陰性」、2022.5.20「Q&A40334021の続き」、2024.7.22「Q&A4096移植前の大腸ファイバー検査」、2024.8.24「Q&A4129卵子提供で移植3回陰性」、2024.10.9「Q&A4175もう一度卵子提供にトライします」、2024.12.1「Q&A42282人目のドナーさんで質問」、2024.12.26「Q&A42532人目のドナーさんで質問2」、2025.3.17「Q&A4334ドナー卵子で妊娠する
今日からシリーズでPGTについて解説していきます。前々回の記事をシリーズ①とリネームして今日は②、PGTのラボで行う手法について説明します。明日以降、モザイク胚は結局どういうものなのか、G分染法(G-Bnad)、ArrayCGH、NGSの違い、当院でPGT症例全例に行っているSNPArrayとは何か、1倍体や多倍数体について、そして前回まとめたPGTのメリット・デメリットについてあらためて触れて行きたいと思います。まず、染色体というのは人単位で存在するものではなく、1つ1つの細胞の中に
本論文は、DD(2絨毛膜性2羊膜性)双胎妊娠において、1個移植と2個移植による妊娠予後の違いについて検討したものです。HumReprod2026;41:763(日本)doi:10.1093/humrep/deag031要約:2014〜2024年にひとつの施設で実施した新鮮胚移植4658周期、凍結胚移植15,872周期による多胎妊娠206件を対象に、DD双胎妊娠における1個移植と2個移植の妊娠予後の違いを後方視的に検討しました。結果は下記の通り(有意差のみられた項目を赤字表示)
本論文は、正常排卵周期を有する女性のLHサージを調査した研究です。FertilSteril2013;99:279(フランス)doi:10.1016/j.fertnstert.2012.08.047要約:1990年代半ばに欧州5カ国(フランス、イタリア、ドイツ、ベルギー、スペイン)8施設の月経周期24〜34日で、18歳から45歳の女性107名、283周期を対象に、毎日の早朝尿によるホルモン値、基礎体温、頸管粘液、経腟超音波による卵胞のデータを前方視的に検討しました(BJOG20