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ジェジュンが怒っている。ぷくうと頬を膨らませて赤い顔をして、プンプン怒っている。昨日「めちゃくちゃに抱いて」と言われたから、本当にめちゃくちゃに抱いたら怒ってしまった。2回失神し、ジェジュンが起き上がれたのは昼を過ぎてからだ。(そりゃ怒るわ)「ジェジュンア~もう機嫌直して♡」「知らないっ!ユノ兄のバカっ!」「だって、お前が言ったんじゃん。ゆのひょーん、めちゃくちゃに抱いてぇって」「言ったけどっ!…(まさかオモチャ使うなんて聞いてないっ)」※ろーたーです。本気のヤツじゃあり
ユノは、中国との合同制作の映画に出演することを決めた。シムチャンミンとの一件が、影響していると否定できないだろう。ジェジュンとの時間は少なくなるが、それより自分を厳しい場所に追い込んで、自分の演技の幅を広げ、一回り大きく成長したかった。シムチャンミンにも、ジェジュンにも負けたくなかった。撮影が始まれば、中国に行く事になるだろう。今はこっちでの仕事をこなしながら、筋トレなどをして体作りも始めた。しかし撮影開始は、2か月は先の事になるだろうから、ジェジュンにはまだ黙っていた。
ジェジュンが出演したCMがテレビで流れた。CMはドラマ仕立てになっており、小さな男の子が主役だった。たおやかな音楽に乗せて、可愛らしい男の子が少年になり、大人への階段を上ってゆく。台詞は一切なく、映像と効果音と音楽のみ。やがて少年は、子供と大人の狭間、危うい魅力を持った青年へと成長する。その青年が、ジェジュンだった。おそらく田舎を出て都会へ一人でやってきた。殺風景な安アパートだが、今日からここが彼の城だ。引っ越しが済んで、窓辺に腰かけ、ふと夕暮れの街へ視線を落とす
「世子様。ユチョン様がお目通りをと…」そう言ったシンドンに、ジェジュンは満面の笑みで通すように手招きした。「やぁ、ジェジュン。久しいね」(あぁユチョン。待っていたよ)ユチョンはユノと共に世子の陪童(ぺドン:世子の学友)だった。ジェジュンとユチョンは、一緒に勉強したころから妙に気が合って仲が良かった。ユチョンは世子相手にも敬語を使わず飄々とした所があり、それは町を駆け抜ける風のように自由で、ジェジュンはとても気が楽になれたのだ。新しい事や珍しいものが大好きで、好奇心旺盛な
今日は久しぶりにジェジュンが家に戻ってきた。仕事も早く終わり、明日も3か月ぶりのOFFなのだという。「今日はいっぱい作るゾ~~!」毎日忙しく、趣味でもある料理をする時間が全くなかったジェジュンは、今日は思う存分料理をするぞと、楽しみにしていたらしい。帰ってきてそうそうスーパーに走り、大量の食材を買い、よたよたと帰ってきた。鼻歌を歌いながらキッチンに立ち、テーブルの上に乗りきらないほどの料理を作っている。「すごい量っすね。そんな食べられるのかな?」「大丈夫。ジュンスも
語り部アロマが紡ぐ「象る」聞いていかれませんか。2023年春韓国ユノside――――ユノとジェジュンの愛の巣であるマンションのリビング「ジェジュァ―。ただいま!やっと休みだ。やっと帰ってこられた。ほんとにドラマの撮影ってなんでこんなに詰め込みでやるんだろ。体力バカと言われる俺でも、ん?寝ている・・な」180㎝越えの男が横になっても手足が伸ばせるほどの大きな白いソファーに横たわり静かな寝息を立てている麗人。ユノは床に胡坐をかいて座面に手を当て、その上に顎をのせてじっく
♕-D-U-E-T-Synopsis-後半あらすじSecondHalfof-D-U-E-T-/Synopsis-後半のあらすじ-Yunjaelica's♕Roomユン❤︎ジェリカの部屋です。yunjaelica.blog.fc2.com
退院が決まる前、ジェジュンにモデルの話をもちかけてきた人が、見舞いを兼ねてやってきた。ちょうどそこにいたヒチョルが、ジェジュンと話しているその人を品定めするように上から下まで眺めていた。「…あの…こちらは…」困ったように話すのは、シンドンさんといって、モデル会社のスカウトを担当している。大柄で人のよさそうなシンドンさんは、少しメタボ気味で、本当にモデル会社の人間かというほど、ダサい。「あ、彼は僕の先輩でヒチョルって言います。僕の事心配みたいで…すみません」「いえ、当然の事