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今日はシリーズ3作目、モザイク胚についてです。前回は、「染色体は細胞の中に存在し、PGT(着床前遺伝学的検査)では通常5個ほどの細胞を解析する」という点についてご説明しました。さて、染色体が細胞の中にあるということは、細胞ごとに染色体の状態が同じとは限らないということを意味します。🧬トリソミーとモノソミー通常の染色体は1番から22番までの常染色体が2本ずつと性染色体(XXもしくはXY)の46本から構成されますが、トリソミーとは染色体が3本あること、モノソミーとは染色体が1本し
胚盤胞の染色体の異数性を調べる「着床前遺伝的検査(PGT-A)」は、正常な染色体をもつ胚(euploid胚)を見つけるために行われます。ただし、すべてのケースで必ず行うべきかは議論があります。今回ご紹介する研究は、「PGT-Aをせずとも、胚の数からある程度の予測ができる」という統計的なアプローチを示しています。胚の数(コホートサイズ)が重要なカギ研究では、PGT-Aを受けた206名の患者(うち105人が37歳未満、101人が37歳以上)から得られた1065個の胚盤胞を分析。これらを「正