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※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいなんだかんだあった俺達が、付き合うようになって1ヶ月が経った。営業課では俺達は相変わらずライバル同士で、相変わらず仲が悪いと思われている。「おはよう。」チャンミンはやっぱり俺より早く出勤をし、オフィスのブラインドを開け、エアコンを付け、ポットの水を入れ替えスイッチを入れる。それには適わないが、それでも2本早
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください僕は、ワークショップの朝、髪を整え、気に入ってる服を選び準備を整える何となくお洒落に気を遣うのは、今日は他にも生徒さんもいるからだどんな人達が来るのかもわからないから、少し緊張をしていた顔が浮腫んでいないか、肌の調子はどうかを鏡に向かって顔をあっちこっち捻りながらチェックも怠たらないユノはそういう所で僕の体の調
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいユノと話す事はなかったけど、ワークショップは興味深くて僕は真剣に香水作りに挑んだ「香が選べた人から俺の所に持ってきてくれるかな」ユノがそう言うと皆がユノの所に香を書いた紙を持って行った僕は最後まで迷っていて柑橘系やウッド系、なんだか滅茶苦茶になってしまってユノの所に持って行くの躊躇う他の皆はいい香りを選んでるねとか言われてるの
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください俺はチャンミンがあの時の奴だって知って驚いた。先ず見た目が全く違う事。それにあの後。学校内のどこを探してもチャンミンは見つからなくて。俺はもしかして幻でも見たんだろうかとさえ思っていた。でもチャンミンは確かに存在したんだ。チャンミンとして俺の前に再び現れてたって事だ。「どうして?俺だって知っててお前は何も言わなかったんだよ……。」
雑念に苛まれながらも頑張った計画のおかげで、一人旅は順調そのもの。ここのローカル線ならではの野趣味溢れる車窓に、尻の痛みも気にならない。一つの峠を越えるとガラッと違う風景になったり、乗り換え時間240分ある駅で足湯してみたり、道の駅行ったり。良い旅の企画をしたもんだ、さすが僕。いよいよ明日は帰宅という前日の夕暮れ時。今回の旅のハイライトとも言える。夕陽が海に沈む様子がどうしても見たくて日没時間に合わせてこの時間帯にした。しかも天候も素晴らしい。僕は期待に胸
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいチャンミンは驚いていた。俺がチャンミンを好きだって言った事。俺だって驚いているくらいだ。「ユノ、本当に?本当ですか?」そうだよな。本当に?って疑うよな。俺も自分が信じられない。今すごくドキドキしてる事だって異常だって思っている。「僕はあなたに優しくなんかなかったですし、好かれる要素があったとは思いません。」
ユノ先輩の家に行ったって話から僕は一躍有名人になった先輩の友達はなんだかやたら僕に絡んで来る様になったし、周りの女子達も僕を見る目が違う先輩の友達にれなたのは嬉しかったけど、元々陰キャの僕は目立つ事がなかったから凄く困ってしまった教室に僕を見に来る先輩がいたり、女子から声をかけられたりする今まで地味だった僕の学校生活は一転したどれだけユノ先輩が凄い人気のある先輩だったかって事だユノ先輩と友達の僕を利用してやっぱりユノ先輩に近づきたいって人も出て来た僕
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいすっかり日が沈んで暗くなったオフィスで自分の一角だけの電気を付けて俺は1人で残業をしていた。出張では、変な夢は見たけど、チャンミンとの仕事は意外に上手くいったし、チャンミンと少し打ち解けられたんじゃないかも思えた。兎に角迷惑をかけない様に俺はいつになく頑張ろうって思って残業もしてた。「まだ居たんですか?」突然声をかけられて俺は顔を上げる。
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください俺は電車に揺られなから、でもずっとチャンミンから来たLINEを見ては閉じ。又見ては閉じを繰り返してしていた。見たくないのに。意味がわからなくて、信じられなくて。見てしまう。そんな感じ。俺はIDカードを機械に通して足早にエントランスを抜けた。エレベーターに乗ってる間、移動する階数を知らせる電光の数字を睨みながら考えるのはチャンミンの事ばかりだった。当て付け?男が恋愛対象だって言っ
俺の手に重ねていただけのチャンミンの手がするりと俺の手を絡め取る少し汗ばんだ手きっと緊張してるんだな俺はその手をキュッと握り返した「ユノ・・・僕、もう一度言っていいですか?」俺は恥ずかしかったからちらりとだけチャンミンを見たそして又顔を伏せたのに、チャンミンが俺の顔を覗き込んで来る「ねぇ、ユノ・・・」「うん」顔を反らしてもチャンミンが追いかけて来る「僕はずっとあなたを見てました、雨の日も風の日も彼氏の家の前で待ってるあなたが気
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください「お前達二人は仕事ができるんだから、二人で手を組んだら最強だろ!」課長はどこか虚ろな目でそう言った。「無理です。」チャンミンが速攻答える。「この人と一緒になんて無理ですから。」「は?お、俺だってっ!」「一人の方がいいです。」「俺だって!!」「あ~~~いい!いい!お前達の意見はどうでもいい。兎に角あれはお前達に任す!!」
散歩に出かける時は十分に注意する隣近所の人に犬を飼ってるのがバレると大家さんに報告される恐れがある俺の住んでるアパートは勿論ペットを飼うのを許されてないからもしバレたらアパートを出て行かなくちゃいけなくなる早めにペット可のアパートに引っ越しを考えないと、と思っていたそっと外の様子を俺は伺って犬を連れて外に出た大きな体を揺らしながら歩く犬と一緒に歩く出来るだけ人通りの少ない道を選んだ俺は歩きながらこいつの名前を考える名前を教えてくれると助かるんだけどなぁ・・
俺は帰る為に上着を取った「今日はすみませんでした」「こっちこそ、ご馳走様。とっても美味しかったよ、ランには嫌われちゃったかも知れないけど」「いえ、ランはユノが好きですよ」吠え過ぎたランはチャンミンに怒られて元気がない「ランおいで」俺が呼ぶとランは尻尾を振りながら来る俺はランをワシワシ撫でてバイバイと言った「くぅぅん」ランの甘えた声俺は又会えるって思ってたランと散歩をしにチャンミンは来てくれるって、思ってたからでもチャ
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください気のせいだった。チャンミンが好きだなんて。付き合ってもいいなんて思ったのは間違いだった。チャンミンとだけは有り得ない。男だし。年下だし。そうだあんな可愛くない後輩元々嫌いだったんだ。好きだから虐めるとかガキだし。いっつも怒ってばっかで。ちょっと優しくされたから。ちょっと褒められたから。ちょっと……。居心地が
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください「あの…………。辞めた方がいいですよ。」俺の背中から聞こえた声は酷く落ち着いていた。誰?俺は校舎の屋上で柵を乗り越えた幅の狭い際に立ってその声のする後方を振り返る。そこに立っていたのは俺と同じ学生。襟のピンバッチには「I」の文字が見えた。一年生か。俺は後輩のその男を確認だけして又視線を戻す。下から風が吹
※BL表現がある為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいC翌朝の頭の痛さは本当に頭って割れるんじゃないかって思ったくらいだった胸はむかむかして水も受けつけないくらいだったもう二度と酒は飲まないと誓った頭は痛いし気分は最悪だし、いい事なんか一個もないでも仕事の付き合いで飲む機会が多くなって僕はその度、酒に強くなって行ったただユノにはあれから何度も一緒に住もうと言ってる
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください結局彼女の事は謎で、チャンミンとも気不味いままではあったけど、困難と言われた契約を無事取る事が出来た。相手の社長は傲慢な所もあって一旦納めた提案書を突き返してきたし、何度もクレームもあって、兎に角大変だった。認める。チャンミンとだったからこの契約は取れたんだ。俺一人では無理だった。チャンミンの細か過ぎるくらいの分析のお陰で乗り切った所もある
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください又冷たくなってしまったチャンミン。以前の様に一緒に仕事こそすれど、どこか遠くに感じる。話し掛けても無言だったり喋っても仕事の事を最低限話すだけだ。時には怒られるし。時には睨まれる。でも、やっぱりチャンミンとの仕事は息が合い、誰とよりやりやすかった。俺はショックを受けいていた。チャンミンがよそよそしいのが。又俺に冷たいのが。あぁそうだ。寂しいんだ。「どうしたユノ。」声をかけ
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください給湯室でコーヒーを淹れて飲んでいるとチャンミンが給湯室に入ってきた。チャンミンは抑揚もなく「お疲れ様です。」と言ってバリスタに紙コップをセットしてエスプレッソのボタンを押す。いつもエスプレッソを選ぶチャンミン。俺は苦くて絶対選ばないコーヒーがチャンミンは好きな様だった。ウィーンと機械音が響いてコーヒーが抽出される。いい香りが辺りに充満すると癒される筈の空間なのに、チャンミンの存在でど
俺ははっきりと聞こえた声に、今度こそ間違いなくこの犬が喋ったと思っただって、タイミングもその内容も間違いなく俺が話しかけた返事だった「お、お前喋れるの?!」そんな訳ないそんな訳ないのに俺は聞く「今返事したのはお前なの?なんだよ、どうして何も言ってくれないんだよ、今ありがとうございますって言ったのお前だろ?」犬は当然の様に何も言わないなんで?どうして?今喋ったじゃん!俺の頭がおかしくなったって言うのか?!俺は結局こいつを警察には連
チャンミンに教えてもらった住所に俺は向かって歩いていた俺の家からはそう遠くなくて丁度いつもの散歩道を挟んで向こうくらいだった俺はチャンミンに渡された地図とにらめっこしながら歩いてると向こうからチャンミンとランが歩いて来た「ラン!」俺が呼ぶと、ランは走って俺の所まで来てくれた「どうしたの?」「あ、道が分からないかもしれないと思って迎えに来ました」「そうなの?ははっ、わかるよー」「すみません」「謝る事ないけど」チャンミンは律儀だ「
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください俺はチャンミンに抱き締められながら、なんだろう、こんな事がとても当たり前の様に感じた。強引に抱き締められているのに。チャンミンだって男なのに。こうする事でとても安心できたんだ。さっき、あの男にされた時はとても嫌だった。男の事は突き飛ばしたのに、チャンミンの事はそうしようとは思わなかった。それどころか震える体は更に安心を求め
俺はインスタントのコーヒーを淹れてその人に渡すそして自分の分も淹れて座わった「俺チョンユノって言います」「僕はシムチャンミンです」歳は同じくらいだろうか?よくよく見たら背が高くてとてもカッコいい見た目だったこれはモテるそんな感じだランはチャンミンにぴったり寄り添って座ってるやっぱり、チャンミンの事をしっかり信頼してる感じだしチャンミンは優しくランに手を添えているし、どう見てもランの飼い主はチャンミンで間違いないなのにどうしてランはここへ来たがっ
※BL表現がある為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいC結局僕は高校の間見事な反抗期で出した結論は進学じゃなく就職と言う、ユノ先輩に反抗する様な形での選択だった先輩と同じ道を進めないならいっそ別の道で成功してやろうと思った「就職?本気なのか?」「本気ですよ」「俺はてっきりチャンミンは俺を追いかけてきてくれるって思ってた」「本気で行ってるんですか?行ける訳ないじゃないですか、先輩と同じ
朝起きると、俺と一緒に寝ていた筈の犬がいなかった俺は寝惚け眼で辺りを手で探ってみるけどあのふさふさで温かかった感触を感じる事はできなくて、俺は暫く考えさせられる夢だったのか・・・でも確かに俺はあの犬を家にあげた・・・よな?じゃあどこ行った?俺はハッとして体を起こす「どこ行った?!」俺は急に不安になる「大丈夫、僕はここにいますよ」俺はその声に振り返る又だ又あの声がしたでもそこにいたのは犬だった確かに昨日助けた
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください結局、最後は健人に起こされるくらい僕は爆睡してしまったみたいで、施術の90分はあっという間に終わってしまった「オイルは自然と体に馴染んで行きますが、もし気持ち悪い所がありましたらこちらで体を拭いて下さい。どうぞ。あちらでお待ちしております。ゆっくり着替えて下さい」そう言って僕にホッとタオルを渡すと、カーテンを閉め、出て行った健人僕はゆっ
その五日後、車窓からの展望が売りな特別列車の切符を買いに、またそのみどりの窓口に行った。青春18切符では乗れない列車だけど、海岸線沿いに少し停車したりと、車窓マニアの中では好評だったので僕も乗ることにした。ネットでは座席指定ができないので、あらかじめ進行方向を向いた座席で、かつ海側の窓側座席をゲットするのは窓口指定が必須というやつだ。この間のこともあり、現実主義の僕はもはや無駄な期待は捨て去った。「人間諦めが肝心。僕はチョンさんの担当から逃れられない宿命にある」と受け入れて列
「お前、ちゃんと勉強してるの?」「勉強ですか?なんで?」「だって・・・色ボケしてるからさ、ちゃんと勉強出来てるのかなって心配になる」色ボケしてるのは僕だけみたいな言い方にまず腹が立った「してますし!」それは嘘だったユノ先輩が高校を卒業してからと言うもの全く学校が楽しくないそれイコール勉強なんかもっと楽しくないんだしかもユノ先輩がエリート大学に行ってしまったから、先輩を追いかけると言う目標も失われた僕にはどう頑張ったって無理だと言う諦めモードになっ
※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいY俺はそう立派な人間ではなくてただ真面目に生きてきた特別いい高校を出た訳でもなく、特別いい大学を出た訳でもないただ好きな仕事に就き、小さな工場だったけれど社長が優しくて、他の従業員もとてもいい人ばかりだった結婚を数年前にして子供もいたし、こんな俺を誰もが幸せだなと言った確かに奥さんのソアは綺麗で子供はウタっ
春になるとユノ先輩は晴れて大学生になってしまったなってしまったと言う言い方をする理由は僕にとっててちっともめでたくないからだだってもう学校にユノ先輩はいないんだもう廊下ですれ違う事も、校庭でユノ先輩が校庭でサッカーをする姿を見る事も、渡り廊下で待ち待ち合わせする事も、一緒に帰る事もないのだから、めでたい訳がないそして先輩は一流の大学に進学を決めた・・・と言う事は、僕が命がけで頑張っても同じ大学に進む事もできないユノ先輩は一流の大学に進んだんだから一流の会