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月に1回、【いま、『モモ』を精読する読書会】と題して、日曜の朝6時~8時という早朝に読書会を開催しています。集まって最初に15分読書タイムをとり、気になるところに付箋を立てて、それぞれの箇所のすばらしさや、わからないということや、付随して思い出したことなどを語る、という大変に時間をゆったりと使う、まさにこの本の味わい方にふさわしいと自負するやり方で今日は12章の途中まできました。回を追うごとに、進むスピードが落ちてきました。描かれていることが、本当に、深すぎて。前日、カ
①の記事の続きです。ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んで「傾聴」について書いています。モモを参考に真の傾聴について考えたことを前回の記事にも書いていますので、興味のある方は読んでみて下さい②モモには時間がたっぷりあるということこれは才能とは別にモモが誰よりも持っていたものです。モモは他のキャラクターたちと違って、帰らなければならない家があるわけでもなく、仕事をしているわけでもなかったので、時間がたっぷりありました。なので、時間に縛られることなく話し相手が満足するまで、ただじっと座って
ミヒャエル・エンデの『モモ』を読みました。恥ずかしながら私自身、名著だということも、ミヒャエル・エンデのことも何も知りませんでした(笑^^;読み進めていくと、どんどんどんどん物語の中へ引き込まれていき、ストーリー自体も非常に面白いのですが、とてもただの素晴らしい物語として完結させてしまうことはできませんでした。それはあまりにも今の世の中とリンクする部分が多く、(きっと初版が出た当時からそうだったと思うが)「時間」について改めて考えさせられると共に、当たり前のように時短や効率を求めるように