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先日、同じ合唱団のAさんと話している時に、名指揮者だけど逸話の多い人という話題になった時に、真っ先に名前が挙がるのは、やっぱりオットー・クレンペラーでした。そんな訳で今日は、クレンペラーについて書きたいと思います。Wikipediaだけではありませんが、参考にさせてもらいました。オットー・クレンペラーはユダヤ系ドイツ人で、マーラーの弟子として研鑽を積み、歌劇場で音楽監督に就くも、ナチス・ドイツの台頭でアメリカに亡命。戦前はアメリカで活躍するも脳腫瘍に倒れ、言語障害や身体の麻痺、そして躁うつ病の
ノット東響のマタイ。正直、テンポが遅すぎて、緊張感や推進力をあまり感じられなかった。ふだん切れ味のある革新的な演奏をするノットらしくないなとも思った。この遅いテンポは何のためなのだろう?過去の録音や演奏の特長と比較してみた。《マタイ受難曲》全曲ノーカット録音の演奏時間比較カール・リヒター(1958、旧盤)ミュンヘン・バッハ管(モダン)、ロマン派的厚い伴奏約155分―重厚・劇的、リヒター像の代表カール・リヒター(1979、新盤)同上、晩年の解釈約180分―より遅く荘
今日はなんと「マタイ受難曲」を聴き始めてしまい(笑)成り行きで途中で止めるにやめられず、というような感じでずっと聞き続けてしまったのでした(笑)今日聴いたのはカール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団による1964年7月録音の音源です。これは私にとって想い出のある演奏でした。私が自分で購入した「マタイ受難曲」のレコードはこれだったか、フルトヴェングラーの演奏だったかちょっと記憶が曖昧なのですが、学生時代、「マタイ受難曲」などのバッハの作品の演奏に参加していた頃、人に聴
来月はオペラが多めですが、オペラ以外にも楽しみな公演がいくつか。その一つが、9/27&28ノット東響のバッハ《マタイ》。歌手が良い。海外招聘組はカタリナ・コンラーディ(KatharinaKonradi)、アンナ・ルチア・リヒター(AnnaLuciaRichter)、ヴェルナー・ギューラ(WernerGüra)、ミヒャエル・ナジ(MichaelNagy)。4人共素晴らしいですが、特に注目したいのがコンラーディ。1988年キルギス出身。透明感のある声