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2月16日、上野アウトリーチを実施しました。山友会では新型コロナウイルス感染拡大に伴い、食堂での昼食の提供を休止しています。そのため上野駅周辺で路上生活するおじさん※たちと会える機会が、少なくなってしまいました。そこではじめたのが、夜間の上野アウトリーチです。※おじさん…山友会を訪れる年配の路上生活者の方や元ホームレスの方のことを、親しみを込めて「おじさん」と呼んでいます。ボランティアの方々と上野駅で落ち合い、5名のスタッフで訪問相談の開始です。今回も40個のお弁当をキャリーバッグへ詰め
広報支援チームやまともボランティアの藤井です。前回のブログでは、年間約27,000人とも推計される高齢者の孤立死の背景についてレポートしました。※前回記事はこちら→孤立死の背景には何があるのか?※前々回の記事はこちら→孤立死の現状孤立死をテーマに、その現状や背景についてレポートしてきたこの記事も最終回。今回は、そもそも何が孤立の要因なのか、そして社会的孤立の問題をどのように解決すればよいのかということについてレポートしていきたいと思います。1.孤立の要因は何なのか理
季節は梅雨に入りました。皆さま如何お過ごしでしょうか?新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、ここ最近、山友会へ相談に来られる方が多くなってきました。一番多い相談が、仕事と住む場所を失って路頭に迷っている状況の方です。山友会では水曜日に隅田川テラス付近のアウトリーチと、木曜日に白鬚橋付近で炊き出しを行っています。5月のゴールデンウィーク前でした。隅田川テラスをアウチリーチで回っているとき、男性が一人ベンチで座っていました。※写真はイメージです。記事に登場する人物とは関係あり
山友会では、ホームレス状態にある方や元ホームレスの方などの社会的に孤立してしまうことによる様々な問題を解決し、自分自身が必要とされているという自信を取り戻してもらうことを目的に、「居場所・生きがいづくりプロジェクト」を当事者の方々と一緒に運営しています。2023年年度から、山友会の居場所・生きがいづくりプロジェクトでおじさん※達が企画した「まちづくりについて考えるミーティング」を開催しています。※おじさん…山友会を訪れる年配の路上生活者の方や元ホームレスの方のことを、親しみを込めて「
4月24日(木)、炊き出しとアウトリーチを行いました。今回はボランティア6名とスタッフ2名、計8名で、事務所に近い橋のたもとと両国方面の2班に分かれて活動しました。この日はコロッケ弁当をお配りし、炊き出しには99名の方にお越しいただきました。両国方面のアウトリーチでは、10名の方とお会いし、お話を伺いながら回ってきました。春らしい暖かな一日でした。この日は、初めて参加するボランティアさんもいらっしゃいました。コロッケ弁当作りから片付け、そして午後の炊き出しまで、一日を通してお手伝いを
4月18日、上野アウトリーチを実施しました。この日は、ボランティア3名とスタッフ2名の計5名で、40名の方々とお会いし、近況を伺いながら、山友会の食堂スタッフが手作りしたお弁当をお渡ししました。今回は、数カ月ぶりにお会いした方と少しお話をすることができました。これまでどのように過ごされていたのかを尋ねると、「声をかけられてついて行ったら、西東京の方で生活保護を受けて施設に入った。でも、いろいろな理由でお金が差し引かれて、全然手元に残らなかった。だから、またここに戻ってきた」
4月17日(木)、炊き出しとアウトリーチを行いました。今回はボランティア6名とスタッフ1名、計7名で、事務所に近い橋のたもとと両国方面の2班に分かれて活動しました。この日はおにぎりをお配りし、炊き出しには64名の方にお越しいただきました。両国方面のアウトリーチでは、11名の方とお会いし、お話を伺いながら回ってきました。季節の変わり目ということもあり、「新しい服がほしいな」と話す方がいたり、隅田川を眺めながら、「あそこを境にして、向こう側にいる人たちの着ている服は全然違う。あちらは環境
4月23日(水)、アウトリーチを行いました。今回はボランティア3名とスタッフ1名の計4名で、隅田川河川敷エリアを訪問し、23名の方々にパンセットと非常食をお渡ししました。当日は雨模様でしたが、ここ最近から私たちを待っていてくださる年配の女性から、「雨だから今日は来ないと思ってた」とおっしゃっていて、それに対してボランティアさんが、「雨でも雪でも来ますよ!」と笑顔で応えていました。冷たい雨の中でも、こうして私たちを待っていてくださる方がいるということは、大
10年近く山友会クリニックを受診されているZさん。もともとは路上生活をされていましたが、生活保護を受給されるようになり、地域の別の病院に通院していました。しかし、年金受給の関係などで一時的に生活保護が廃止されると、通院も中断。再び山友会クリニックに定期的に通われるようになりました。それからは毎月欠かさず受診されていたのですが、ある時から2か月ほど姿が見えなくなり、スタッフの間でも「どうしているのだろう」と心配していたところでした。そんなある日、一人の男性が山友会を訪れ、「Z
4月16日(水)、アウトリーチを行いました。今回はボランティア4名とスタッフ1名の計5名で、隅田川河川敷エリアを訪問し、29名の方々にパンセットと非常食をお渡ししました。ボランティアさんがいつも気にかけている女性がいます。女性同士ということもあってか、自然な会話が交わされていました。「まだ寒くない?風邪ひいちゃだめだよ。無理しないでね」と、ボランティアさんが声をかけます。数年来の関係があるからこそ、まるで友達同士のようなやりとりです。「ありがとねー」声