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というわけで、今日も今日とてナイフの話題。以前……そう数年前、「スパイダルコのパラミリタリー2が欲しい」とこのブログでも書いた記憶があります。スパイダルコというナイフメーカーをご存知の方は多いでしょう。私も、四半世紀前から知っています。まだ小学生くらいだったころ、ナイフマガジンを買うと、必ずといっていいほど、どこかのページにスパイダルコのナイフが載っていたものです。特集でなくても、広告とかね。あとは、『世界と日本のナイフカタログ』なんて年刊の本を見ても、数ページにわたっ
最近……でもないのですが、やたらと「フェザースティック」と「コンベックス」という組み合わせを目にします。簡単に言えば、「コンベックス」にしたナイフで「フェザースティックを削る」ということです。個々の主張には、若干の違いがあったりもするのですが、・コンベックスにするとフェザースティック作りがやりやすいというのが、基本的な考え方となっているようです。しかし……それは本当に正しいのでしょうか?今日の記事では、その辺りのことを、ちょいと検証していきたいと思います。■前提の確認つい、反
私が大好きな北欧のナイフですが、当然、軍用のナイフも存在しています。例えば、超有名なのはスウェーデン空軍に採用されている(いた?)ファルクニーベンのナイフ。ファルクニーベン(Fallkniven)F1サテンラミネートVG-10WサーモランハンドルザイテルシースF1zAmazon(アマゾン)26,358〜29,319円ファルクニーベン(Fallkniven)DC4ダイアモンドセラミックコンビネーション砥石ナイフ研ぎ器グレー10*3.2cmAm
今日も今日とてナイフの話題。いや、もう書きたいことは山ほどあるんですが、まずはブツをご覧いただきましょう。こんな感じのナイフ。どうです?見た感じ、「なにこれ?」って思ったりしません?では、このナイフの裏面も。こちらはフラーが入っていて、一見すると普通のナイフに見える。けれども、一枚目も二枚目も同じナイフです。そう、表と裏で全然作りが違うんです。便宜上、ギザギザが強い方を「表」、ツルッと綺麗に加工されている方を「裏」としましょうか。このナイフ、Z
今日はナイフ……というか研ぎのお話し。実は先日、「ナイフの研ぎ方」を解説したウェブサイトを発見したんです。モーラナイフなど北欧のナイフを紹介していたりもしている、いわゆる「まとめ系」のサイトなんですけれども、そこには、「10円玉2個分の角度でナイフを研ぐ」と書いてあったんです。これは非常に良く目にする記述です。私が持っているナイフの専門書のなかにも、そう書いてあるものがあります。けれども……。それは本当に正しいのでしょうか?今回は、またしても簡単なも
今日は、さらにフクロナガサ(叉鬼山刀)に突っ込んでみる、の8回目。前回のおさらいや、新しい資料の紹介なんかをしようと思ってます。まず、前回のそれですが、「きちんと裏押し部分が平面になるように研いだ4.5寸のフクロナガサ」があります。このくらい研ぎ込んで初めて、裏押し部に平面が出ます。一般的な和式の刃物と比べると、裏押し部分が割と広いですよね。これは6寸のそれですでに体験済みだったのですが、今回まっさらな状態(ちょぴっと小刃を研いだりしたけど)から、少しづつ研ぎ進
さて、「色々な新鋼材を試してみたい。それをレビューしてみたい」なんて前回、言いましたが、そのお約束(?)を果たすべく、今日はこのナイフを持ってきました。そうです、バークリバーのブラヴォー1。鋼材はCPM3V。このCPM3Vは炭素鋼……と言い切れるものでもなくか、といってステンレスというにも憚られるらしい、という鋼材だそうです。いわゆるセミステンレスって書いている記事もありました。その意味ではD2みたいな感じなのかな。BarkRiverバークリバーブラボー13V
さて、先日YouTubeを見ていたら、「ナガサ」(秋田の山刀)の研ぎ方を解説している動画がありました。解説主は、私のようなユーザーではなく、「造り手である鍛冶屋」の方。まずは御託はともかくご覧いただきましょう。これこれ。私の以前の数年にわたる探求も、こんなに分かりやすく動画にしてくれています。要点は、「裏スキがある裏側は、角度をつけて小刃付けをして研ぐ」という点に尽きます。私達は、和式刃物には「裏スキ」があることを知っていますし、それをほと
今日は久しぶりに北欧のナイフの話題。ふと、あまり使っていなかったモーラナイフが出てきたんですが、全然研ぎを入れていない状態だったんです(刃先だけちょっと糸刃をつけてる)。以前からやろうやろうと思っていた、量産品ブレードについての解説がこれで出来るな、と思い記事にしました。ブレードの問題に関しては、拙著『北欧ナイフ入門』にてかなりの部分を書いているのですが、それに追加した情報として、今回は別の角度から問題を探ってみます。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイ
調子はいかがでしょうか!(^^)!『海外直輸入のカリマーSF通販ショップ』店主の稲嶺(イナミネ)です♪本日も当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!キャンプで何かと役に立つロープワークですが、基本から応用までたくさんの種類があります。その中から、今回は「バックパックハンガー」についてご紹介。地面が濡れているときなどに使えるロープワークですので、ぜひ試して頂けると嬉しいです。それでは早速いきます♪1分で出来るロープワーク。バックパックハン
というわけで、どうしても気になるのは切れ味なので、ちょっとテスト用で購入してみたナイフがあります。これ!TOPSのUTEってナイフですね。トップスtpbaja45-brkBajapostedwithamazletat19.06.02DremeCorpAmazon.co.jpで詳細を見る上は別のナイフですが、同じくTOPSのナイフです。で、最初にお見せしたナイフが刃厚が5mmと結構厚い。小さいナイフなんですが、厚みのため(とフラットグラ
さてさて、カスタムナイフを手に入れ、「しっかしVG-10は研ぐのが難しいなぁ」と思っている今日この頃ですが、研ぎやすさ、ということでは和式の刃物やナイフは、結構研ぎやすい。まぁ、見た目が綺麗に研げるかどうか、ってのはまた別の問題だとしても、「切れ味を回復させる」という意味では、やりやすいと言えるでしょう。この辺りは、和式刃物のほぼ唯一のまとまった書籍『和式ナイフの世界』にも言及がある通りです。和式ナイフの世界postedwithamazletat18.07.16
というわけで、またしても新シリーズ……といいつつ、やはりフクロナガサの話題となるのでした。けど、フクロナガサに限定せず、木の柄のナガサや、阿仁以外の場所で作られている山刀、あるいは広い意味での山刀や剣鉈について、またとりとめなく話していければな、と。さて、ナガサ、あるいはフクロナガサといえば、一番有名なブランドが「叉鬼山刀」(マタギナガサ)です。名前は聞いたことがある人は多いでしょうが、実際に持っている人、使ってみたことのある人、となると、結構少ないみたいです。西
今日も翻訳をしようとおもって説明書を開いてびっくり。基本的なエッジの研ぎ方は、前回まででおしまいでした!!!たった二回の翻訳で、とにもかくにもナイフが研げてしまう、というわけで、トライアングルシャープメーカーの実力がお分かりいただけたのではないかと思います。つまり、難しいことは一切なし。誰でも簡単に研げる、というわけ。スパイダルコトライアングルシャープメーカーDVDナイフpostedwithamazletat18.06.19スパイダルコ売り上げランキン
今日はブログの本道、「北欧ナイフ」について。先日、ツイッターにて、アハチのナイフとケラムのナイフ、どちらを買おうか迷われていた方がいて、ちょっと口を挟んでしまったんですが、ツイッターでは書ききれないこともあるので、ブログ記事にしてみようかなっと。アハチは、フィンランドのナイフメーカーだと言い切れる(購入すると、MadeInFinlandと誇らしげなタグが付いてくる!)んですが、実はケラムはちょっとわかりにくい。たとえば、今現在、北欧のナイフを買うなら「ここ!」というLa
調子はいかがでしょうか!(^^)!『海外直輸入のカリマーSF通販ショップ』店主の稲嶺(イナミネ)です♪本日も当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!今回の記事では、「KarrimorSF(カリマーSF)の生い立ちや歴史」についてご紹介していこうと思います!というのも、私自身とてもKarrimorSF(カリマーSF)が好きでして、そのカッコよさとクオリティーの凄さを少しでも多くの方に知ってもらいたいと思ったからです。これからキャンプを始めたいと思っている方や
昨夜、ツイッターにて「モーラナイフの黒錆つけ」をしているツイートを見かけました。使用していたナイフは、定番のモーラヘビーデューティMG。モーラ・ナイフMoraknifeCompanionHeavyDutyMGpostedwithamazletat16.07.17MoraofSweden売り上げランキング:409Amazon.co.jpで詳細を見るこれの黒錆加工を施すと、当然ブレードが黒っぽくなります。すると、なんとなくタクティカルな雰囲気が出てきていたん
さて、今日は北欧のナイフから少し離れて、ビクトリノックスについて。たまにビクトリノックスについての投稿もしているんですけれども、落ち着いて考えてみると、ビクトリノックスって凄いですよ。私とビクトリノックスの付き合いも30年以上になりますし、自分がナイフの道(?)に入るきっかけになったのも、ビクトリノックスですから、折に触れて話したくなってしまうんです。ビクトリノックスの凄いところなんですが、まず価格。3,000円台くらいから、それなりのモデルのものが購入出来て、実用十分とい
やほー!コンドウアレルギーだよ今回は松山市野外活動センター通称レインボーハイランドに行ってきた!松山市野外活動センター(レインボーハイランド)|松山市野外活動センター(レインボーハイランド)|(公財)松山市文化・スポーツ振興財団松山市野外活動センター(愛称:レインボーハイランド)は、スクールゾーン・キャンプゾーン・アドベンチャーゾーンの3つからなる複合施設です。45haの面積と920人が宿泊でき、アスレチック広場・多目的グランド・テニスコートなど遊び場が充実しています。www.c
今日、昔お世話になった人に会ったんですが、「これ、研いでおいてよ」とナイフを渡されました。それが、レザーマンのナイフ。レザーマンのナイフはご存知でしょうか?いわゆる「ツールナイフ」に相当するもので、ナイフはもちろん、ドライバーや栓抜き、缶切りなんかがついているアレです。レザーマンの場合は、プライヤーがついているのが大きな特徴ですね。その人は別にナイフ趣味がある人じゃないんですが、バイクとか乗りますからね、そういうのも一本持っているということなんでしょう。レザー
追記しらたかキャンプ場は22年2月より予約システムを[なっぷ]に変えました。それにより、ブログの内容に齟齬が生じています。ご注意ください。さらにキャンプ場自体もサイト数が増えたり、設備が整ったりどんどん進化しています。当ブログの最新の記事を読んでいただければ、ある程度の様子がわかるかと思います。ご活用ください。前回に続いて恵那市にある、しらたかキャンプ場のサイト紹介をします。建物のすぐ横、小さな丸太橋を渡って入るのが③「かほなんサイト」です。ユー
というわけで、ニムラバス、色々試しています。季節柄もあって、いちご狩りのお供に連れて行ったりしましたが、やはり使いやすくて気に入っています。BENCHMADE(ベンチメイド)#140BKNimravusニムラバス154CMブレード/直刃【日本正規品】[並行輸入品]Amazon(アマゾン)29,260円が、気になるのはやはり切れ味。研ぎ込もうと思えば思うほど切れ味感が出なくなっていく……。これは、ATS-34でも感じること。そんなことをツイッターで
ども野営です連休前半は山へ行って来ました。藤の花が咲き、渓流シーズン真っ盛りですが釣り無しです今回は、またハンモックスタイル。設営が終わればいつも通りの乾杯山は良いですよねー最近はスウェーデン軍のアルストが一軍入りしトランギアのT3五徳をmercariで購入して運用してます。スウェーデン軍のアルストはトランギア製と比べ1.5倍ほど大きいので付属の輪っか無しでピッタリフィットします。トランギアT3(2023)TR-4003
実は、先日、大人気の砥石「刃の黒幕」の#1000、オレンジを買いました。ええ、他の#320とか、#2000なんかは既に使っていて、「これはいいなぁ」と思っていたのですが、なぜか#1000を買うのが遅くなってしまったのです。なんで、遅くなってしまったのか?というと、#1000に相当するような砥石は既にたくさん持っているから、なんですよね。大体、#800、#1000の砥石は中砥と呼ばれて、研ぎの際の「基本」ともいえるものです。ほら、よくナイフの本や、ナイフや研ぎを扱ったウェ
そういえば、全然書いたことなかったな、と思い出したので今日はコンベックスグラインドのお手軽な研ぎ方のご紹介。正直、私はなんでもかんでもコンベックスにしてしまう、という昨今の風潮はあまり好ましく思っていないのですが、実際に、コンベックスのものを研いだりする機会もありますし、誰かのお役に立つこともあろうと大ナタ振るって書いてみることにしました。よく動画なんかで見るのは、「しゃくり研ぎ」というやり方です。砥石の上で刃をしゃくるようにして、刃先を丸めていく、というやり方ですね。
さて、今日はフィンランドの総合アウトドア通販サイト、Lamniaについてのお話し。私はかなり早い段階(だと思う……)で、このLaminiaというサイトを知って利用していたのですが、去年あたりから、Lamniaも北欧ナイフを購入する人にはかなり知られる存在になってきました。私が使い始めた頃は、まだ日本語に対応しておらず、英語(か北欧の現地語)くらいしか使えなかったのですが、最近では物凄く使いやすいサイトになりましたね。拙著『北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメ
というわけで、今日は剣鉈のお話し。秋田五城目の山刀(ナガサ)を手に入れ、ちょくちょく遊びながら使ってみているのですが、とってもいい感じなんですよ。まず、切れ味がシッカリと出ている。また、片刃のハガネ部分はハマグリ刃に研がれ、強度があり、永切れします。もっと使い込んでいかないと、分からない部分、使い込むことで変化する部分はありましょうが、今のところ大満足。多分、もっとキンキンで切れ味のよい剣鉈や山刀ってあると思うんですが、自分にとっては秋田のナガサって、なんか使い
パラコードと呼ばれるヒモがあります。基本的に約250キロの重量に耐える便利なヒモです(ただし、typeがいくつかに分かれており、粗悪なものはもっと耐荷重が低い)。ナイフのランヤードホールに、あるいはちょっとしたジッパータブの代わりに、本当に色々と応用が効いて私も愛用しています。野外に出る時は、10メートルに切ったものを2本程度持っていきます。そういえば、最近、私が日常的に使っているクラシカルスタイルのプーッコの、ベルトループがべろべろになってしまいました。このナ
少し間が空いてしまいましたが、KNIFE工房やすながさんのところにお邪魔した時の記録の2回目です。工房の隅っこに無造作に置かれていたナタ……。見せて頂くと、それは今はもう手に入らない三代目西根正剛氏のナガサとフクロナガサだったのです……。というのが前回までのお話し。いや、本当にびっくりしましたよ……。「ナガサ」に関しては以前から興味関心があり、かなりの研究(?)を進めてきたつもりなんですが、三代目……つまり西根稔氏のナガサの実物はまだ見たことも触ったこともありません。
ども、しゃちょーです。今回は、サバイバル的な腕時計のこと。アップルウォッチ、実はサバイバルにも使えるんじゃね?って話。固定概念に捕らわれず、「コレしかなかった場合にどうするか」という視点からモノを考えてみたら、案外良いって結論に至ったのです。想定される対抗馬としては、G-SHOCKやプロトレックかと思います。私の時計は、これまでは全てプロトレックで構成されてきました。・左:普段使い~ライトなアウトドアシーン。・中:ガチなアウトドアシーン(普段も使うけど)・右:予備