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S都内とは思えない程の緑に囲まれた立派な門年代を感じさせるが、しっかり手入れをされているからか趣があるその門をくぐれば、立派な日本庭園ここは都内だよな?と確認したくなる「しょうちゃん…俺たちなんかが泊まっていい旅館なのかな?」「立派だよな。まさかこんな立派だとは俺も思わなかったよ」尻込みする俺たちをよそに、ニノは慣れた感じで玄関に向かっていく俺たちも慌ててその後を追う檜の匂いが漂う広い玄関綺麗な着物を着た潤のお姉さんが迎えてくれた「ようこそお越し下さいました。若女将のひま
J「ほらっ、お湯溜まったから早く入ってこいよ」しょおくんに担がれたまま、部屋に入りお風呂を溜めてくれた温かさに包まれてなんとなくホッとするホッとするとまた、流れてくる涙テーブルの上にあの封筒はなかった「断ったかな?断ったよね?」誰に問いかけるわけでもなく呟く「断ったに決まってるだろ…」脱衣場の扉の向こう側にしょおくんの影が見える「し、しょおくんっ!」カチャリと扉が開いて、服を来たままのしょおくんが近付いてくる俺の前にしゃがみ込むと俺の頭をくしゃりと撫でた「なにか言われた
Jかずに連れて行ってもらった集まりは刺激的で、すぐにのめり込んでいったもうすでに起業してる人もいて、ただ漠然としていた自分の将来が具体的にみえてきたりもして、月に1回の集まりにはかずが行けなくても顔を出すまでになっていた特に櫻井さんの話は楽しいし、すでに起業している分、現実味もあってついつい聞き入ってしまう事が多かった「松本くん、良かったら連絡先交換しない?」いきなりなんの前振りもなく櫻井さんから言われた「なんかさー、松本くんと話してるとまだまだ悩んでた時期の自分と重なるんだよねー。
J「かずっ、何企んでいるんだよ。この温泉旅行といい、この前、櫻井さんを家に連れてきたり…………あたふたしっぱなしなんだけどっ」「企むなんて~親友の初恋が成就するようにきっかけを作っているだけですよ」「それが企むっていうんだよ!」「だってじゅんくん1人で何かアクションなんておこせないでしょ。人は苦手、緊張しい、しゃべり下手、どこをとっても恋愛には全く向いてないのに―――挙句、好きになったのはお・と・こ♡♡じゅんくんの手には負えないよね~~~」かずの言う事がよく当てはまるから何も
S潤の退院の日どうにか仕事の休みを確保して迎えに行ったその足で携帯ショップへ潤との連絡がとれないのは俺が1番困るから新しいスマホに電源を入れた途端に呼出音が鳴ったディスプレイを見て潤の顔色がかわる手も震えている?「どうした?出ないのか?」「う、うん……出る」少し俺から離れて電話に出る潤気になって耳を傾けた「いや、ですからお断りします。とりあえずって困りますっ!だからっ!あっ!」どうやら一方的に切れた電話「潤?誰から?」「……この前のコンテストの主催者」「困るとか
S急いで予定を立て直すスケジュール帳を開いて寝る間も惜しんで、予定を詰め込む幸いにもここはヨーロッパ理由を正直に話せば融通をきかせてくれる先方も多く、優しい言葉までかけて頂いたおかげで予定より1日早く日本に帰れた空港から直接病院に向かう『今からそっち行く』にのにLINEをしてタクシーに乗り込む松本潤と書かれたプレートを見て気持ちが焦る病室のドアを開ければそこにはベットで眠る潤とお姉さんがいた「お久しぶりです」「あら、櫻井くん。また、潤がご迷惑おかけしちゃってごめんなさいね
S「ただいま………」玄関を開ける音がして、潤が帰ってきた早くないか?確か今日は夕方まで講義が入ってるはず体調崩したか?慌てて部屋から出ていく「おかえり」「し、しょう……お…さん、た、ただいま…」ん?顔赤いな俺は潤に近付いて額に手を当てる「あっ………」俺の手を振り払うように下を向いてしまう潤「どうした?熱、あるのか?」「い、いや……なんにも………ない…です…」「なんにもなくないだろ?帰ってくるのも早いし」「……休講……になって…………」「でも、顔赤いし様子も変だし
J新年の旅館は忙しいけど、しょうさんの事を思うとつい頬がゆるんでしまうしょうさんの寝顔なんて初めてみた子供みたいだったな~-寝相も………「なに、ニヤニヤしてんなぁー」「大野さんっ!すみません、引き締めてやります」「まぁ、頼むよ。潤の皿に盛るセンス、頼りにしてるんだからな」「いや、レシピ通りですよ。」「いーんやっ!違うんだよ。レシピ見て皿に出すだけならだれでも出来んだよ。そんなんじゃ、お客様には満足してもらえないどころか、うちの評判ガタ落ちだ。潤にはそれだけじゃない力がある。
Jしょおくんの指が俺の中に………違和感たっぷりだけど嬉しい「潤?痛くない?」「大丈夫………」耳朶を甘噛みされ舌を耳の中に入れらるザラっとした感触に身体が反応する「あっ……」後ろは更に液体を足され解され指が増やされる俺の力を抜くように俺の意識をそちらに向けないようにしょおくんのキスが身体中に降り注ぎ、舌が全身を舐め上げる俺はしょおくんにしがみつくのが精一杯で、ひたすらしょおくんから与えられる刺激に声をあげる「んぁっ………あっ……いぃっ………」しょおくんの指が俺の中を擦り
J姉ちゃんに報告したら泣いて喜んでくれた岡田さんもすっかり良くなって復帰したそうださらに姉ちゃんからの爆弾発言「あっちのアパートは引き払っちゃったからね。櫻井さんにも話してあるから。櫻井さんが一緒なら私も安心だしね」いつの間にしょうさん………もとい、しょおくんとそんな連絡をしていたのか?そんな流れで声の戻った俺はしょおくん家の同居人となった今日から大学へ復帰朝食を済ませてからキッチンにしょおくんの分を置いておく大学にはもうほとんど行かないしょおくんは、比較的夜遅くまで卒論を
も、キライ…しょおくんなんて大キライ……困ったな…俺はアイシテル…ダメ………言っても許さないふふ(笑)は?なんなのお前ら……声が甘いんだってば…聞いてらんない…聞くけども…ふふ、綺麗……なに?潤の目の中にお月様がいる…どこ?見たい……なら、ご機嫌直して俺の目を見て……しょおくんの瞳の中に潤がいるでしょ?ん……可愛いでしょ?なに言ってんの……拗ねてご機嫌斜めで…スッゲ怒ってるけど俺に抱っこされてオマケに首に巻きついてる可愛い子がいるでしょ?潤しか見
J父さん?母さん?痛いよ……寒いよ………暗くて怖いよ………なんで返事してくれないの?―――いたぞっ!まだ子供は意識あるっ!早くっ!おじさんは誰?父さんと母さん連れて行かないで………俺の前で幼い俺が泣いているあれはあの事故の日暗くて冷たい土砂の中母の身体に守られていた助けたくて手を伸ばそうとするが、届かない次第に遠ざかっていく光景聞こえなくなる幼い俺の声…………暗闇
S人間にあまり関心を示さないニノが連れてくる『松本くん』に興味があった実際の松本くんは中性的な顔立ちと雰囲気で意志の強そうな瞳とは正反対に、人見知りで可愛らしい人だった俺の興味は一気に持っていかれたんだ俺の手招きにおずおずと従って、隣にちょこんと座るそんな姿も可愛いな「松本くん…だよね?」「は、はい。先程はありがとうございました。」「もう、大丈夫?」「はい、すみません。人…苦手でして……」「まぁ、ここにいるやつらは悪い奴はいないから、ゆっくり馴染んでいってよ」「は、はいっ!
S「はぁ…………」俺の後ろを歩く潤から聞こえるため息申し訳なさそうに頭を下げて歩く姿が可愛い「大丈夫?また、足がなんかある?」「い、いやっ、大丈夫で…す。なんか、すみません。かず、心配し過ぎですよね?あんな事ぐらいで、大袈裟ですよ。昔からそうなんですよね。」「あんな事じゃないよ。打ち所悪かったら大変だったぞ」「……ですね。すみません………」「ずっと気になってたんだけどさ、聞いてもいい?」「あっ、足ですか?」「うん、歩き方も少し違和感あるなぁと思ってたんだけど、一緒にいても何も
J忙しいしょおくんにこんな事で心配かけられないそう思った今回のコンテストは図面だけではなく、プレゼンもある特殊な形式だったプレゼン会場には主催者の方達はもちろん、何名かの審査員の方もいた実はその中に今回のコンテストの提案者である有名な設計士さんがいたらしい《W》という名前しか明かさず、メディアに顔を出す事も一切しない本人を知っている人は本当にごく一部の人でも、設計の良さと飛び抜けた才能、アイディアの持ち主で世界中に彼の手がけた建物がたくさんあるそんな人に俺は告白された「最初は
J「潤、体調はどうだ?」入ってきたのは昔からお世話になっている先生「うん、大丈夫」「櫻井さんが帰ってきたんじゃ、もう大丈夫だな」「ち、ちょっと……」ニヤニヤしている先生と真っ赤な顔の俺あれ?こころなしかしょおくんも顔が赤い?「まぁ、良かった。で、潤。足の方なんだかな、どうだ?」「ちょっと動かし辛いかな……」「痛みは?」「ない……」「ちょっと立ってみるか?」「はい……」足をそっと床に降ろしベットを支えに立ち上がる「じゃ、歩いてみて」1歩前に踏み出す前よりも動かし
Ssideシーツを握りしめる手に潤の指が絡みつく溶け出していく潤への想い揺れる景色は心地好くて懇願するように潤へ手を伸ばせば片方の口角を上げながら柔らかく微笑む潤が、何度もその腕の中に包み込んでくれた。「何年ぶりだろう…」「何が…っ…」耳元で囁かれる潤の声が、腰に響く「翔さんの肌に触れるの…」「お互い様だろ…」ニヤリと笑う気配を感じると「じゃあ、翔さんもオレの事足りてなかった?」そう言いながら何度も奥まで突き上げられた。巡り巡った季節にお前と二人だけの時
こんにちは。秋桜です。先日、嵐ファンになって以来の友人達と、翔ちゃんの言葉展へ行ってきました。お付き合いとしては、もう何年?お互いの子どもが保育園や幼稚園の頃に知り合って、その子達がもう独立し始めているのだから…とっても長い間、仲良くしてもらっています。最初は、嵐ファンになって、とにかく情報が欲しくてネットをうろうろしていたときにBBS(!)の「社会人オタ」的なところで知り合ったのがきっかけ。当時、確か1スレッドに100くらいしか書き込めなくて、
Sside潤に声を掛けられてスグに俺の俺を股の間に仕舞おうとするも上手くいかずさらにbin!と弾かれた。だっせー…なんだそれ…「翔くん、…オレもなんだけど、…どうする?」横になってた潤があぐらをかいて座り直し、自分のそれをティッシュで軽く拭いている。その表情は意外と普通であまりにも自然体すぎて拍子抜けする。つーかさ、潤てやっぱなんか男らしいな。こう見ると。binbinだっていいじゃないか。何も隠す必要なんかないじゃないか。どこかから湧きいでる勇気と共にキシリと音を鳴らし
カズナリっ!!ヤバ……お前さっ!電話出ろよっ!!あのさ…なんだよっ!アナタね…編集者の分際で作家様に…カズナリっ!!わかりましたぁ…15時までですよね?出来る…出来るから…お前…印刷屋スゲぇ怖えかんな…わかったわかった…バルコニー行けっ!後2時間厳守!!!はいっ!!ぁあ…ダメだ萌えが浮かばねぇ…じゅんが叱られたいって言ってたな…どやって叱られたいんだょぉ!!!俺のボキャブラリー内では綴れないっ…クレっ!萌えをクレじゅん!!しょおくん見てぇ〜カズナ
Sケーキの箱を開けるとそれはまぁ、無惨な状態「だから先に冷蔵庫にって言ったのにっ!」さっきまで可愛く鳴いていたのに、今は頬を膨らましているまぁ、その顔も可愛いけどクリームを小指で掬って食べる仕草も可愛い「あー、もったいないなぁ」「まっ、また買ってやるから。なっ?」「栗いーっぱいのね?」「いくらでもっ!」2人並んでベッドルームに行けば、そこには広くて大きなベッドが1台ぱふんっと音がするんじゃないかと思う勢いでベッドに横になる潤「ふっかふかだね」「もう1Rやる?」「ば、ば
しょおくんに叱られた事無いもん…本当ですか?うん……本当に愛されてるんですね………そなのかな?旬がね…あ、共同経営者の…叱られたりするのって愛が深まってる証拠だよって…翔さんお前に遠慮してんだなぁ〜って言うのぉなら、しょおくんに叱られたいの…………何か言って……黙ったらャダ……なにこの人……こんなに可愛いかよ…親戚からサクランボがワンサカ届いた誕生日だからって…こんな食えないし…相葉さんと大野さんにあげようと思う前に浮かんだのはじゅん…サクランボと言えばじ
心地よい夜風をうけながら波打ち際を歩く「潤?」名前を呼ばれて振り向くと智の姿があった「寝たんじゃないの?」「トイレに起きたらお前がいないから」「ごめん……」心配かけちゃったなと俯いた俺の頭をくしゃっと撫でられた「潤……」「ん?」「頑張ったな」「うん」必死に勉強していた頃を思い出す「さとし………」「ん?」「しょおくんともいつか家族になれるかな?」「ふふっ、なれるよ、潤なら」俺より身長が小さいはずのさとしの背中はなぜかいつも大きく見えて、その背中に額をくっ付けた
空が白み始める少し前波の音だけが静かな空間を支配していた「海………」潤は初めて見る何処までも広がる水平線に魅了されていた藤の国は大きな山々の麓にある国その山々の豊かな資源で栄えてきた国である唯一、海に面している所も輸出入の為の港として使われている為、砂浜はない秀明が教えてくれた日の出が1番綺麗に見えるポイント流木の上に腰を下ろし、ただただ海風を感じていた空が少しづつ白み始めた時、後ろから砂浜を誰かが歩く音がしたその足音はゆっくり潤の元に近付いてくる「もしかして………」潤
「ただいま~」機嫌よく帰宅する。まあ、帰宅する時に不機嫌なことはあまりないけど…って、あれ?いるはずなのに声がしない「ただいま~。潤いる?お風呂か…わあっ」リビングに入ってきて最初に目にしたもの。それは誕生日プレゼントにと貰いすっかり忘れていたクッキー…。なんでこれがここに…って…「翔さんおかえりなさい」「わっ、びっくりした。ただい…」あれ?何処にいた?もしや気配消してた?てか、俺のただいまの挨拶は般若?のような形相の潤の顔を見て途中で止まってしまったああ、やはり、怒ってますよ
恥ずかしくて顔は見れないけど……「さ、櫻井さん………」「ん?」櫻井さんの手が優しく頭を撫でてくれて心地よい「俺……好き……みたい………」「うん………」聞こえるか聞こえないかわからないくらいの小さな声更に布団に潜ったままだから余計に聞こえづらかったと思うそれでも櫻井さんは俺の声を拾ってくれた「潤、眠くなる前にシャワー浴びよう」「う……うんん……もう……ね、ねむぃ……」気持ちを伝えた安堵と疲労感で身体が重たい「ほらっ、身体、綺麗にしないと…ね?」櫻井さんに引きづられる様にバ
Mside軋むベッドに荒い吐息が行き交っている「っはぁ、はぁ、はぁ、今日はやけに締めつけるじゃん…」「だって…昨日はっ…あっ…」「なに、喜んでくれるんでしょ?それとも、まさかだけど、妬けた?」「妬けないっ…んんっ…そこっもっと…」白い肌がピンク色に染まっていく潤んだ琥珀色の瞳には柔らかな水分が溜まってきた。「感じ過ぎだよ、なんか興奮してる?」「潤くっ…もっ、とっ…」「ここ好きだよね、ニノは」ビクビクに震える華奢な体にこれでもかと悦びの禊を打っ
Ssideベッドの上で、およそロマンチックなキスとは程遠い俺達のキスは、互いの唇を求めれば求めるほどにさらに熱く、潤の唇と触れ合う心地良さに俺の体の奥底からは、ズクズクと何かが湧き上がってきていた。はあはあと息を切らして絡みつくように背中を撫で回し時には俺から逃げられないようにと、潤の両頬を挟んでから、その濡れに濡れた唇に何度も啄む。その紅く柔らかな膨らみを確認するかのように、時にはゆっくりと潤の下唇に吸い付いた。潤…俺はさ、自分でもこんな