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8月某日、朝。キッチンに1人で立つ松潤。そしてその手元にはグツグツと煮え滾る鍋。「フフッ、フフフフッ」松潤が鍋の中をかき混ぜながら、笑っている・・・。俺がいるのはキッチンが見えるリビング。今回は危ないから入ってくるなとキッチンの出入り禁になった俺。本当は側にいたいけど、キッチンにいても役に立たないのはわかりきったことなので仕方なくリビングにいる。松潤からは戻ってくるまでテレビを観て待つよう言われたけど・・。でも画面には
▼S▼会社へ向かう松潤の鞄の中。後ろから聴き慣れた足音が聞こえてきた。「まっつじゅーん、おっはよー、ふぁぁ。今日も花粉がよく飛んでるね・・・クシュンッ!!ズビッ!!」挨拶しながら欠伸してくしゃみをし鼻を啜る相葉くん。相葉くんも花粉症持ちだ。最近は松潤とよく花粉症対策の話をしている。「おはよう。今日は風が強いからまた一層花粉が飛んでるね」「だねぇ、ズビッ。今日は一日こんなかなぁ、ふぁぁ」鼻をすすって
寒っ……着ていたシャツをしょおくんに着てもらったからTシャツだけじゃ寒いな…潤っ!パーカー羽織っとけあっ!大野さん?ソレ、オイラの…ツアーパーカー売り切れだろ(笑)ヤるよ…ぇ!でもっ!オイラまだ何枚か持ってっからありがとうございますっ!ぉお……念願のパーカーっ!!!俺の5、6人前で売り切れたんだよぉ〜大野様っ!ありがたやぁ〜嬉しいっ!!潤くん!シャツごめん……ね……あ、パーカーしょおくん、お疲れ様ですあ、パーカー大野さんがくださって…寒そうにしてたから(笑
結局俺のキスシーンはそれだけだったから、その後松本曰くの“消毒”はなかった。そして次にそういう仕事があったのは俺ではなく松本だった。ならその撮影を撮り終わったら俺のところに来るかな、なんて意識してしまった。またあの感触を味わえるのかもしれない。事前にそのスケジュールを聞いていた俺はその日は朝からドキドキしていた。松本も俺も仕事が終わるのは夕方。夕方以降は予定は入れてないし、いつきても大丈夫、、、。、、、ってなんで松本のために約束もないのに予定開けてんの!
相変わらず自由勝手なこいつをどうしたものかと頭の中で超スピードで考える。眼を開けて起き上がって何してるんだと突き離してもいいが、こいつのことだ、寝ているからキスしたとかそれがさもそれが当然の様に開き直りそうだ。(そもそもスキありと言って襲ってきているしな、、、)じゃあ松本をドッキリさせるのはどうだろうか。いつもこいつに振り回されているし、偶にの仕返しもいいだろう。そう思い付いた俺は眼を開けた。眼の前に松本の閉じた眼と長くフサフサな睫毛が見える。すげぇ、やっぱり
流していた曲を止め、ダンスのレッスン室の床に寝転んだ。俺は新曲の振り付けがなかなか覚えれず、個人的に練習していた。メンバーには迷惑をかけたくないしな。けれども1人の練習にも行き詰まって、休憩することにした。閉鎖された部屋の中、自分の息が荒く聞こえてくる。床の冷たさが気持ちいい。大きく息を吐いて眼を瞑る。汗が額から流れ落ちるのがわかったが、拭うのが億劫でそのままにしていた。動きたくなくなってイメージトレーニングに切り替える。しばらくそのままの状
やはり松本に注意しようとしたが何か様子がおかしい。俺の上で身体を起こした松本はちょっと虚ろな表情だ。「これからそういう系の仕事も増えてくるんだよね」松本は遠い目で独り言のように語る。確かにその可能性は高いけど。「・・・・・・・・・・」「・・・松本?」「・・・しょおくん」「はい?」「これからも消毒するから」はいぃぃぃぃぃ!?消毒ってお前はグループメンバーでまだ恋人ではないから!!まだって何!?松本は若干パ
翔さんにゆっくりと話しかける。「普段だとなかなか経験できないことばかりだったからね。たしかにテンションは上がってた。でも全て翔さんと一緒だったから楽しかったんだよ。オレ1人じゃここまで楽しめなかったもん」「相葉くんや智くんやニノもいるじゃん・・」「でも一緒に竿を持って釣りしたのも釣った魚を分け合って食べれたのも翔さんだから。翔さんと共有の思い出ができて嬉しい。最高の宝物だね。ありがとう♡」「・・・そうか」そう言うと翔さんはまた布団に顔を埋めた。
S「しょおくんっ!」振り向けばプクっと頬を膨らまして、腕組みをしている潤「あっ………」「もう、早く片付けないとかず達が来ちゃうよ!」「いや、片付けてる……はず……」そう言って自分の周りを見渡してみれば、書類や本の山「いやさ、気になり出すとついつい………」そうなんだよ片付けてるはずなんだけど、気になる物があるとそっちに気がいっちゃって、読みだしたり見返したり………結局、始める前より散らかっているパターン「はぁ……もう、時間ないからダンボールに戻して」「はい……」今日は大安
“初体験”を俺がさせたってのを嬉しく思っているのは、、、ヤバくないか。だって俺は女が好きだし、松本には恋愛感情はないはずなのに。松本はメンバーの1人で弟の様な存在で、、、そういう意味では好きだし大切な人ではある。けどただそれだけなはず。はずなんだけど、、、、、前にも思ったけど、弟にキスなんて(しかもベロチュウ)なんて出来やしねぇよな。っつーことは、、、え?、、、俺、マジで松本に落ちかけてんの、、、?いやいやいや、そんなまさか。俺は至ってノーマル、女が好き
は?翔のセリフに眼が点になる。「俺と愛し合う喜びより羞恥や恐怖が勝っているんだろう。未知に対することにそれは仕方がない。でもヤッテみれば、怖さよりも幸せが勝つ。怖さなんか感じられないほどどろどろにしてやるから」「・・・・・羞恥心は?」「それもぶっ飛ぶ」それは、、、すごい自信、、、だね。なに?翔ってそんなに経験豊富なワケ?ふーん、、、翔がそういうなら、もう訊いちゃえ。「ていうか、最後までやるの?」「もちろん」「エネルギー
「ちょっと顔、洗ってくるね……」そう言って洗面所に向かった潤その隙に増田と上田にざっと状況を説明する上田は今のうちに帰ると言ってくれたが、それはそれで潤に怒られそうだ「すっげー美味かったっす!」「よかった、お粗末さまです」たらふく食べた増田と上田は潤にも会えてご満悦て帰って行った「潤……ごめんな……」食器を洗う潤を後ろから抱き締める「ううん、俺も言っておけば良かったし…ってか、しょおくん、動き辛いからっ」そんな潤の抗議は気にせず、項にチュッとキスを落とす「しょおくんっ……
「HappyHappybirthday~~ふふふーん♬︎♡」今日はしょおくんの誕生日一緒にお祝い出来るようになってもう何年かな?今年は平日だし、しょおくんは仕事だからちょっとだけ豪華なディナーを家でと思い準備中キッチンにいつもの様に座りながら、愛をたっぷり込めて、しょおくんの大好物ばかりを作っていく最近、お互い仕事が忙しくてゆっくり2人で夕ご飯も食べられなかったから嬉しくて堪らないピンポーンとチャイムが鳴ると、勝手知ったる我が家の様に俺が出る前に入ってきたかず「おじゃまします
2人でのんびり入れるサイズの広めのバスタブに向かい合って入る冷えてしまった足をマッサージしてやる「しょおくん、大丈夫だよ?」「いいや、潤の大丈夫はあてにならない」「もぉ………でもありがとう」「どういたしまして」今日の感謝の気持ちも込めて、念入りにマッサージをする太腿、膝裏、ふくらはぎ、上から順に優しく程よい強さで足の甲、裏、指1本ずつ丁寧に丁寧に「ふふっ、しょおくん、そこ~擽ったいっ」足の指の間に辿り着くと身体を捻りながら擽ったがるぱちゃぱちゃとお風呂のお湯も跳ねるガッ
【J】「・・・おい、潤。何、可愛いことしての?」翔くんの声が聞こえたと思ったら、むんずと手を握られる。えへ♡起きちゃった♡「すごーい♡間近で見ちゃった、触っちゃった♡」「・・・お前はまだツルツルだもんな」そう言って顎を触られた・・・と思ったらそのまま顎に指がかかってクイってもっと顔を上げさせられた。そして口唇にチュッと軽くキスされた。すごい!!スムーズ!!さすが、翔くん!!!手馴れてる感満載!!!って感動して
Jかずたちが来てみんなで食卓を囲むお互いに仕事を始めると前みたいに集まる事がなかなか出来なくて、久しぶりの集合積もる話もたくさんあって、楽しい時間を過ごした料理もあらかた食べ尽くして飲みに徹し始めた頃「じしゃーん!発表がありまーすっ!」相葉さんがいきなり立ち上がった3人の目が相葉さんに向くと、鞄から1枚の紙を取り出した「………売買契約書?」「そうっ!買っちゃった~~~~」「ち、ちょっと雅紀っ!俺、聞いてませんよ?」珍しいかずが慌てるそれもそのはず相葉さんが手に持っている
赤い瞳がジッとオレを見てくる。普段は柔らかい朱色の瞳だけど、今は血のように赤い。瞳の色合いが感情で微妙に変わることに最近気付いた。この色は、、、何を思っているの?「翔さんの力になりたい」「・・・・・」「ね?」再度促すも言い出しにくいことなのか翔さんはなかなか話そうとしない。無理強いはいけないので、今日は聞き出すのを諦めようとしたら、翔さんがぽつりと話し始めた。「・・・飯、美味かったな」「うん」「温泉も気持ち良かった」
「仲間として好きだけなら、リーダーやニノやまーくんだってそうでしょ。3人にも同じことができるの?」えーっと、、、。ちょっと想像してみる。智くんは芯がしっかりしているからリードされそうだ。雅紀は男子校のりでならできそうだな。ニノにいったては子犬っぽいからできそうだけど、見返りを請求されそう。、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。「・・・・・できなくもない」ってことにしとこう。俺の答えを
オレ達の様子を見ていたニノがちょっと呆れ気味に呟く。「本当に甲斐甲斐しく世話焼きますね、潤くん」それに相葉くんがフォローしてくれる。「それが松潤の幸せだからいいんじゃない。それよりニノはしっかり食べないと!!」「えー・・・ナマモノ苦手なんです」「大丈夫!!茶碗蒸しだって煮物だってあるよ。ほら、食べた食べた」「ちょっ、そんなに盛らないでよ!!限度ってもんがあるでしょ。もう、オジサンも食べるの手伝ってよ」「んー、おいらは魚と米と酒があれ
▼S▼来た。来てしまった。、、、何がって?花粉飛散のシーズンが、だ。ニュースでも頻繁に花粉の情報が流れている。俺は携帯電話だから花粉症所謂アレルギー反応を起こすことはない。人間は目が痒くなったりくしゃみが止まらなくなったり鼻水が出たりと繊細だ。まあ、俺も時々埃(松潤の掃除中)や胡椒(食事時特にラーメン時)とかでくしゃみが連続で出る時はあるから、それが毎日続く辛さは少しだけどわかるつもりだ。俺はちらりと松潤を見る。
さて、オレ達はどこで寝るかな。皆んなで和室に寝るのもいいけど、、、翔さんに相談しよ。ってあれ?翔さんはどこ?そういえばさっきから姿が見えない。「しょ、翔、さん?」名前を呼ぶが、和室内からは返事はない。ひょっとして酔っ払って何処かに行っちゃった?えー!?そのままいなくなったらどうしよう!?さっきの不安が蘇ってくる。和室から顔を出して他のところもキョロキョロと探す。するとベッドの布団の中央部が凹んだようになっているのに気づいた。
J忙しいしょおくんにこんな事で心配かけられないそう思った今回のコンテストは図面だけではなく、プレゼンもある特殊な形式だったプレゼン会場には主催者の方達はもちろん、何名かの審査員の方もいた実はその中に今回のコンテストの提案者である有名な設計士さんがいたらしい《W》という名前しか明かさず、メディアに顔を出す事も一切しない本人を知っている人は本当にごく一部の人でも、設計の良さと飛び抜けた才能、アイディアの持ち主で世界中に彼の手がけた建物がたくさんあるそんな人に俺は告白された「最初は
AM7:45、、、、、。目の前にはトーストが置いてある。トースターで焼いてジャムも塗ってくれた。しかも松潤がこだわって買ってたパンだから美味しくないはずはない。松潤が時間がないなか作ってくれたんだ。けど、、、けど、けど!!朝食はオムライスの予定だったんだ。時間が無くってオムライスがトーストになっただけの話、、、。時間がなくなったのは不可抗力だ。俺だけの所為じゃない、、、はず。だって、頑張ったんだぜ、俺。ちゃんと6
「VS」からの妄想です。おやつ的なかる~いやつね。一応、4人分書くつもりです。☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆「一夫多妻制ね。」「あ・・・え~っと、あれは・・・。」「しかも、俺とリーダーだけならまだしも4人全員だなんて、調子に乗りすぎだろ。」「いや、別に調子に乗ったわけでは・・・。俺だって両腕広げて2人のつもりだったのよ。それがなぜか4人とも奥さんになっちゃってさ。」「へ~、2人のつもりだったんだ。」あ~っ、しまった!「
俺は同性は恋愛対象としてみることはできない。ゆえに交際はお断りするしかない。気を持たせてはいけないので、正直に答えた。「ごめん。俺は恋愛対象は女の子だけだから・・・。お前のことは好きだけど弟としかみれない。だから付き合えない」わかりやすくズバッと答えた、はずたっだ。松本でもわかりやすく。それで諦めてくれるだろうと思っていた。ひょっとしたらこれから距離をとられるかもしれない。振られた相手のそばにいるのは辛いことだ。気持ちが落ち着く
それはそれで嬉しいし悪い気はしなかった。だからと言って性的指向が異性である俺にとって松本が恋愛対象になるわけでもなく、俺と松本の関係は平行線だった。つまりは仲の良いグループメンバーだった。ある日それがちょっと変わる。アイドルとしてデビューして数年。デビューした頃はまだ未成年だったから、ドラマに出ても端っこの学生の役が多く、しかも恋愛要素はゼロだった。それが成人して初めてラブストーリーもののドラマに出れることになった。主役じゃないけど、そこそこの役どころで
その時、ピンポーンとインターフォンが鳴った。違う意味でまたもやドッキーンと心臓が脈打つ。び、吃驚した、、、。ピンポーン、ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーーン鳴らし過ぎだ、あいつ!!急いで玄関を開ける。「松本、そんなに鳴らさなくても聞こえてるわ!!」玄関を開けたと同時に抗議するが、松本が俺の胸の中に飛び込んでくるのも同時だった。俺の言葉を聞いているのかいないのか松本は俺にぎゅっと
松本に顔を上げさせようと松本の後ろ髪をちょんちょんと引っ張る。「おい、人の寝込みを襲うなよ。俺だからこのぐらいで済んだものの、他の奴だったらヤられてるぞ。まぁ、もし女相手ならこのぐらいしてやればお前からなら喜ばれんじゃねーの」『覚えとけよ?』と松本に笑いかける。けれども松本は顔をあげようとしない。あれ?と思っていると「僕、ベロチュウ初めてだったのに・・・」と肩と声を震わせて松本は言う。松本は依然俺の肩に顔を伏せていて表情は見えない。
控え室のソファーに座ってドラマの台本を読んでいた俺の元を訪ねてきた松本は、今、俺の大腿の上に乗り上げ首に腕を回して抱きついている。俺の顔の横に松本の顔があるからからここからは松本の表情は見えない。「・・・しょおくん、キスしたんだって?」「まあ、ドラマでな。そういうシーンはあったな」「オレ聞いてない。しかもオレとはまだなのに」「お前と付き合っているわけじゃないだろ。演技上のことだからいちいち報告することでもないし」「・・・・・・・・・・」「・・・
俺は高校卒業と同時に芸能活動を辞めるつもりだった。松本は逆に今後も芸能活動に力を入れていきたいと言っていた。なので、そのうち距離が開くのは見えていた。松本を説得するより距離が開く方が早そうだ。ひょっとすると説得するより距離があいた方が問題を解決してくれるかもしれない。お互い一般的な道を歩いていくのがベストだと考えていた俺は距離があけば松本のこの感情もなくなるだろうと、いつか若気の至りだったとなるだろうと思った。だからそれまで自由にさせておくかと。「あ