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YAGPのタンパファイナルで踊られた「パキータ」の9つのバリエーションを集めた映像です。「パキータ」で踊られるバリエーションはたくさんありますね。この投稿をInstagramで見るYouthAmericaGrandPrix(@yagp)がシェアした投稿この他にもパキータのバリエーションは色々あるので、踊るとしたらどれにするか、選ぶのが大変ですね。▼パキータ全幕楽譜こちらのパキータ
バレエダンサーが勘違いしていることの一つに、カウントと拍子があります。クラスレッスンにおいて、カウントは四の倍数でできています。もちろんたまには例外もありますが、それは今は無視しても良いくらいに稀なことです。バレエクラスで使われるアンシェヌマン(フリ)は、8、16、32、64のカウントでできています。そして一つのカウントに1つの動き(パ)が入っていることが多い。これはピアニストにとっては1小節と考えて良い場合が多いのですが、この一小節に何拍入っているのか、が拍子ということになります。そしてそ
バレエピアニストを目指す人が、ある意味、新鮮な驚きを感じることの一つに、バレエダンサーの多くが「何分の何拍子」と言うことを全く理解してないということです。バレエピアニストは、ピアノを習い始めて直ぐに4拍子と3拍子が出てきて、小さな頃から一小節に何拍入っているか、と言うことは、はっきりと意識していなくても無意識にとっくにわかっています。そしていつも音楽に合わせて踊っているダンサーも当然そうだろうと思っています。でも、実はそうではないのです。ダンサーは、まずバレエの動きを理解して、それができる
実技レッスンが始まっています。バレエの先生というのは、ピアニストに対してどう気持ちを持っているか、ということを知っておく必要があります。確かに上手いピアニストに越したことはない。でも、それよりもコミニュケーションの取れるピアニストとやりたいものです。いくら上手くても、コミニュケーションの取れないピアニストとはやりたくないのです。ということは、(最初の新人の頃は)上手くなくても、必死で先生の気持ちを押し測り、コミニュケーションを取ろうとしてくれるピアニストとやりたいと思っています。もちろ
クラスレッスンでは、最後にバランスをすることが非常に多いのですが、なぜだかわかりますか?最初にいきなりバランスをすることはまずありません。例えばプリエを一通り4ポジションやって、最後にバランスをすることがほとんどです。バランスとはリセットです。体がちゃんと白紙の状態にあるか、バランスをとって確かめるのです(軸の確認)。さまざまな動き(プリエのようなゆったりとした動きから、ジュッテやフラッペのような速い動きまで)をした後、果たして体がちゃんと真っ直ぐになっているか(もしなっていないようなら
優れたバレエピアニストは、クラスレッスンの時に、次のようなことを常に考えています。「このフリ、私だったらどういう曲で踊りたいだろ・・・?」クラスが進んでいる時に、前のメニューは、こんな動きでこんな音楽で踊った。次は先生がこんなフリを出してきた。私がダンサーだったら、このフリは、こんな曲で踊りたい。だって、前のメニューはこれこれだったから・・・つまり、クラスを一つの大きな作品として捉え、動きの流れに対して、音楽の流れを作るのです。それはもしかしたらあるダンサーにとっては不快なものかもし
「バレエピアノの世界」というイベントが行われます。司会進行は洗足学園ピアノコース講師で、バレエピアノを教えている小泉直美先生です。実際のバレエパフォーマンスもピアノ伴奏で行われます。チケットは完売しているそうですが、興味のある方はお問い合わせください。
前回、メトロノームに合わせて弾くことの大切さについて話しました。そのことで質問があったのお答えします。クラシックにガチガチに固まった人は、歌うこと(Cantable)は、テンポキープをやめてルバートすることが「歌う」ことだと誤解しているひとが多くいます。では、バロック音楽のメヌエットやガヴォットなどは歌わなくても良いのでしょうか?舞曲やアンサンブルで一定のテンポで進行している曲ではカンタービレでなくても良いのでしょうか?インテンポをやめてしか(ルバートでしか)「歌う」ことができないのは、非
バレエピアノはまだまだ認知度が低いようですが、高い専門性と熟練度が要求される、とてもハードルが高い一種の専門職です。様々な能力が必要です。ある程度のところまでは多くの人が行けますが、それ以上となると大変難しいもので、正直、努力だけではどうにもならないこともあります。でも、これはどんな分野にも言えることでしょう。洗足学園では、それをサポートするさまざまなシステムがそろっています。とりあえず新人の皆さんは、必死になって努力してみてください。また、洗足学園では新たにバレエピアノについて学ぼ
以前も書いたと思いますが、もう一度書かせてください。先生がダンサーに注意することがよくありますが、その多くはピアニストへの注意だと思って聞いてください。もしそうでないとしたらそれで良いのですが、多くの場合、ピアニストにも一種の「責任」があります。脚が伸びないのであれば、ピアニストの責任であり、ジャンプが低いのであれば、そうであるかもしれません。ダンサーへの注意の間、他のことをしているのではなく、その注意を自分のこととして聞いてみてください。心の片隅に置いておいてくださいね。
メトロノームに合わせてバレエピアノの練習をすることはとても良いことです。最近ではスマホで無料のメトロノームがたくさんあります。クラシックピアノしか弾けない人は、メトロノームに合わせて弾くことが苦手な人が多くいます。確かに、クラシックの作品でメトロノームにきっちり合わせて弾くことは、音楽的でないと思われています。曲の冒頭に書いてある速度表示は、「このテンポでずっと弾いて欲しい」ということではなく、「このくらいの速さで始めてほしい」という意味で、テンポキープの意味ではありません。しかし、バレエ
歌は、息を使って歌います。息のは限界があるので、息継ぎがあり、フレーズがあります。クラシックバレエが「歌」だと言うことは、何度も言いましたが、バレエにも呼吸、フレーズ、息継ぎが必要だと言うことです。ダラダラと長く続くメロディを歌とは言いません。歌とはいくつかのフレーズによって成り立っています。バレエのアンシェヌマンも、必ず、いつくかのフレーズに分けることができます。そのフレーズと音楽のフレーズを合わせると、とても踊りやすくなります。呼吸がしやすくなり、息継ぎがしやすくなります。それを表
洗足学園バレエコースでは、前期公演に向けてのリハーサルが始まっていて、ピアニストは本番の演目を弾いています。もちろんリハーサルは本番のために行うのですが、実はクラスレッスンも本番のために行なっています。簡単に言うと、バレエダンサーの本番のある日のスケジュールはこのようになっています。①クラスレッスンのバー②クラスレッスンのセンター③リハーサル④本番洗足学園バレエコースでは③のリハーサルまでピアニストが関わっていて、これは非常に恵まれた状況です。ピアニストの皆さんは、クラスから、だ
バレエピアノを勉強されている方は、なるべく先輩ピアニストを見学してください。出来るだけ、信頼できて上手なピアニスト。その時、一つ注意があります。先生が出したフリに、先輩ピアニストが曲をつけますが、皆さんは、先輩ピアニストが弾きだす前に、自分だったらどんな曲を弾くかを決めてください。その曲とピッタリの曲だったらまず合格です。でも、おそらく多くの場合、自分の考えた曲とは、テンポも表情も、もしかしたら拍子も違うかもしれません。そして、どうして自分はこう考えたのに、先輩ピアニストはこう判断し
クラシック音楽やバレエは「様式美」の芸術だと言われます。バレエピアニストはこのことをよく理解しておかなければなりません。様式とは、わかりやすく言い換えると「ワンパターン」の事、それもとびっきり美しい、洗練された「ワンパターン」のことです。クラシック音楽やバレエには、あらかじめ決められた約束事やパターンが沢山あります。確かに、それらを無視して音楽やバレエを作っても良いのですが、それはもはや「クラシック音楽」でも「バレエ」でもない全く別のものになります。クラシック音楽やバレエが年々新しくな
バレエコースの話ではないのですが、洗足学園のアニソンコースの今年の新入生は、半数近くがアジアからの留学生。日本のアニメが大好きで、洗足学園に入学したとのこと。皆さん、日本語がとても上手でびっくりです。お互い仲良くしていきたいですね。四年間、頑張ってください!
楽しみながら、気軽にピアノとバレエのスキルアップ!洗足学園バレエピアノ養成講座では、バレエのレッスンで使用される音楽を中心に、ピアノの演奏技術を学ぶことができます。洗足学園の学生であれば、どなたでも参加可能です。バレエ音楽に興味がある方はぜひご参加ください!(ピアノ初心者、バレエ初心者、バレエコースの学生さんも大歓迎)。レッスン内容は次の通りです。・バレエピアノの演奏技術の練習・バレエの振り付けに合わせた演奏の練習・ピアノ演奏技術の習得・バリエーションの演奏・その他レッスン(毎週