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バレエダンサーが勘違いしていることの一つに、カウントと拍子があります。クラスレッスンにおいて、カウントは四の倍数でできています。もちろんたまには例外もありますが、それは今は無視しても良いくらいに稀なことです。バレエクラスで使われるアンシェヌマン(フリ)は、8、16、32、64のカウントでできています。そして一つのカウントに1つの動き(パ)が入っていることが多い。これはピアニストにとっては1小節と考えて良い場合が多いのですが、この一小節に何拍入っているのか、が拍子ということになります。そしてそ
歌は、息を使って歌います。息のは限界があるので、息継ぎがあり、フレーズがあります。クラシックバレエが「歌」だと言うことは、何度も言いましたが、バレエにも呼吸、フレーズ、息継ぎが必要だと言うことです。ダラダラと長く続くメロディを歌とは言いません。歌とはいくつかのフレーズによって成り立っています。バレエのアンシェヌマンも、必ず、いつくかのフレーズに分けることができます。そのフレーズと音楽のフレーズを合わせると、とても踊りやすくなります。呼吸がしやすくなり、息継ぎがしやすくなります。それを表
楽しみながら、気軽にピアノとバレエのスキルアップ!洗足学園バレエピアノ養成講座では、バレエのレッスンで使用される音楽を中心に、ピアノの演奏技術を学ぶことができます。洗足学園の学生であれば、どなたでも参加可能です。バレエ音楽に興味がある方はぜひご参加ください!(ピアノ初心者、バレエ初心者、バレエコースの学生さんも大歓迎)。レッスン内容は次の通りです。・バレエピアノの演奏技術の練習・バレエの振り付けに合わせた演奏の練習・ピアノ演奏技術の習得・バリエーションの演奏・その他レッスン(毎週
前回、メトロノームに合わせて弾くことの大切さについて話しました。そのことで質問があったのお答えします。クラシックにガチガチに固まった人は、歌うこと(Cantable)は、テンポキープをやめてルバートすることが「歌う」ことだと誤解しているひとが多くいます。では、バロック音楽のメヌエットやガヴォットなどは歌わなくても良いのでしょうか?舞曲やアンサンブルで一定のテンポで進行している曲ではカンタービレでなくても良いのでしょうか?インテンポをやめてしか(ルバートでしか)「歌う」ことができないのは、非
メトロノームに合わせてバレエピアノの練習をすることはとても良いことです。最近ではスマホで無料のメトロノームがたくさんあります。クラシックピアノしか弾けない人は、メトロノームに合わせて弾くことが苦手な人が多くいます。確かに、クラシックの作品でメトロノームにきっちり合わせて弾くことは、音楽的でないと思われています。曲の冒頭に書いてある速度表示は、「このテンポでずっと弾いて欲しい」ということではなく、「このくらいの速さで始めてほしい」という意味で、テンポキープの意味ではありません。しかし、バレエ
バレエピアノを勉強されている方は、なるべく先輩ピアニストを見学してください。出来るだけ、信頼できて上手なピアニスト。その時、一つ注意があります。先生が出したフリに、先輩ピアニストが曲をつけますが、皆さんは、先輩ピアニストが弾きだす前に、自分だったらどんな曲を弾くかを決めてください。その曲とピッタリの曲だったらまず合格です。でも、おそらく多くの場合、自分の考えた曲とは、テンポも表情も、もしかしたら拍子も違うかもしれません。そして、どうして自分はこう考えたのに、先輩ピアニストはこう判断し
城ヶ﨑祐子さん昭和30年2月28日生まれ東京都立西高等學校-東京外國語大學外國語學部英米語學科-フジテレビ(S52-H9)趣味・特技・資格・スポーツバレエピアノ平成15年頃。アリコといふ保險會社がテレビの廣告を出してゐた。その出演者が城ヶ﨑祐子さんである。何度も流れてゐた。「城ヶ崎祐子」と字幕が出てゐたので、强く印象に殘つてゐるのだ。昭和52年フジテレビに報道局解説放送室付のリポーターとして入社。當時、正社員として採用するのは男性だけだつたと
洗足学園バレエコースでは、前期公演に向けてのリハーサルが始まっていて、ピアニストは本番の演目を弾いています。もちろんリハーサルは本番のために行うのですが、実はクラスレッスンも本番のために行なっています。簡単に言うと、バレエダンサーの本番のある日のスケジュールはこのようになっています。①クラスレッスンのバー②クラスレッスンのセンター③リハーサル④本番洗足学園バレエコースでは③のリハーサルまでピアニストが関わっていて、これは非常に恵まれた状況です。ピアニストの皆さんは、クラスから、だ
バレエコースの話ではないのですが、洗足学園のアニソンコースの今年の新入生は、半数近くがアジアからの留学生。日本のアニメが大好きで、洗足学園に入学したとのこと。皆さん、日本語がとても上手でびっくりです。お互い仲良くしていきたいですね。四年間、頑張ってください!
クラシック音楽やバレエは「様式美」の芸術だと言われます。バレエピアニストはこのことをよく理解しておかなければなりません。様式とは、わかりやすく言い換えると「ワンパターン」の事、それもとびっきり美しい、洗練された「ワンパターン」のことです。クラシック音楽やバレエには、あらかじめ決められた約束事やパターンが沢山あります。確かに、それらを無視して音楽やバレエを作っても良いのですが、それはもはや「クラシック音楽」でも「バレエ」でもない全く別のものになります。クラシック音楽やバレエが年々新しくな
バレエピアノはまだまだ認知度が低いようですが、高い専門性と熟練度が要求される、とてもハードルが高い一種の専門職です。様々な能力が必要です。ある程度のところまでは多くの人が行けますが、それ以上となると大変難しいもので、正直、努力だけではどうにもならないこともあります。でも、これはどんな分野にも言えることでしょう。洗足学園では、それをサポートするさまざまなシステムがそろっています。とりあえず新人の皆さんは、必死になって努力してみてください。また、洗足学園では新たにバレエピアノについて学ぼ
桜が満開ですね。今週から新学期、という方が多いのではないでしょうか。新たな目標に向かって頑張りましょう。バレエピアニストの皆さんも、今年度もよろしくお願いします。
4月になりました。桜も咲き始めましたね。新しいことが始まる季節です。バレエピアニストの皆さんも、初心を忘れずにに、新たな目標に向かって頑張っていきましょう。
洗足学園音楽大学ピアノコースでは、バレエピアノ専門の指導陣を配し、音楽大学でバレエピアノを専門的に学ぶことができます。バレエコースがあるため、バレエの授業の見学や実際の伴奏もでき、実践的に実力をつけていくことができます。また、バレエ関連科目(解剖学等)の履修も可能です。現在、多くの在学生や卒業生が、実際にバレエコースの授業の伴奏をしています。バレエピアニストとしての将来の進路も充実しています。バレエピアノに興味のある方はぜひ、洗足学園にお気軽にお問い合わせください。
バレエピアニストは、そのクラスのダンサーが、何を目指してクラスを受けているのかをよく考えなければなりません。プロのバレエ団のダンサーが午後からのリハーサルに備え体をチューンナップしているのか、子供たちが将来のプロを目指して頑張っているのか、あるいはアマチュアのご婦人たちが趣味として楽しんでいるのか・・・ピアニストは、そのダンサーの「目的」によって、弾き方や選曲を全く変えなければなりません。ここで一々のケースについて具体的にいいませんが、最終的には皆さんの感覚、センスにかかっていることだけは
「バレエピアノをやるのに才能が必要ですか?」と質問されることがあります。もちろん「はい」と答えますが、これはどんな世界でも当たり前のことで、ある程度以上の高いレベルの技術を身につけるには、それに見合った才能がどうしても必要で、これはどうすることもできません。ただし才能だけでは駄目で、それ以上に必要なのは粘り強い努力、そして、それを継続していく精神力です。これもどんな世界でも当たり前のことで、その世界で一流と言われる人は、この「才能」と「努力」がどうしても必要なのです。エジソンは「成功する
自分の演奏を録音して、あとで聞き返していろいろ検討するのはとても良い事です。できれば、それに合わせて実際に踊ってみてください。先生の声が入っていれば、大体のフリは思い出すはず(もし、思い出せないようなら、残念ですが、あなたはまだ人前でバレエピアノを弾くレベルには達していません)。主役の立場になって伴奏を弾くことが、伴奏者の最も大切な役目です。上手な先輩ピアニストの録音を聴くのもとても参考になります。でも、ひとつだけ注意。エチケットとして、「録音をしていいですか?」と確認してくださいね
実技レッスンが始まっています。バレエの先生というのは、ピアニストに対してどう気持ちを持っているか、ということを知っておく必要があります。確かに上手いピアニストに越したことはない。でも、それよりもコミニュケーションの取れるピアニストとやりたいものです。いくら上手くても、コミニュケーションの取れないピアニストとはやりたくないのです。ということは、(最初の新人の頃は)上手くなくても、必死で先生の気持ちを押し測り、コミニュケーションを取ろうとしてくれるピアニストとやりたいと思っています。もちろ
クラスレッスンでは、最後にバランスをすることが非常に多いのですが、なぜだかわかりますか?最初にいきなりバランスをすることはまずありません。例えばプリエを一通り4ポジションやって、最後にバランスをすることがほとんどです。バランスとはリセットです。体がちゃんと白紙の状態にあるか、バランスをとって確かめるのです(軸の確認)。さまざまな動き(プリエのようなゆったりとした動きから、ジュッテやフラッペのような速い動きまで)をした後、果たして体がちゃんと真っ直ぐになっているか(もしなっていないようなら
バレエの先生は、自分の出したアンシェヌマンに対してどのような音楽を弾いて欲しいかを、無意識に声に出し説明していることが多いものです。同じ先生の同じフリであっても、先生の「その日の」声のトーン、歌い方が違えば、その音楽も違ってこなければなりません。先生は「今日の」ダンサーの様子を見て歌っているかもしれません。極論を言えば、先生の数、その日の歌い方の数ほど、選曲と弾き方があると言っても良いのです。ダンサーもピアニストも人間である以上、全く同じコンディションの日はありません。そこのところを敏感
優れたバレエピアニストは、クラスレッスンの時に、次のようなことを常に考えています。「このフリ、私だったらどういう曲で踊りたいだろ・・・?」クラスが進んでいる時に、前のメニューは、こんな動きでこんな音楽で踊った。次は先生がこんなフリを出してきた。私がダンサーだったら、このフリは、こんな曲で踊りたい。だって、前のメニューはこれこれだったから・・・つまり、クラスを一つの大きな作品として捉え、動きの流れに対して、音楽の流れを作るのです。それはもしかしたらあるダンサーにとっては不快なものかもし
バレエダンサーは意外に音楽的知識はないものです。例えば今踊っているこの曲が何拍子か、と言うことがわかってないダンサーは沢山います。でも、踊りは問題ない。ピアニストの皆さんは不思議な思うかもしれません。でも、ダンサーは、いちいちこの曲が何拍子かとか、マズルカかポロネーズかとか、長調か短調かなどと、理屈で踊っているわけではなく、感覚で踊っているのです。ただしバレエ教師であれば、その辺りをわかっている方がスムーズに教えられることは確かです。ピアニストにとっても、三拍子で歌っているのに「二
メトロノームに合わせてバレエピアノの練習をすることはとても良いことです。クラシックピアノしか弾けない人は、メトロノームに合わせて弾くことが苦手な人が多くいます。確かに、クラシックの作品でメトロノームにきっちり合わせて弾くことは、音楽的でないと思われています。曲の冒頭に書いてある速度表示は、「このテンポでずっと弾いて欲しい」ということではなく、「このくらいの速さで始めてほしい」という意味で、テンポキープの意味ではありません。しかし、バレエピアノでは、原則的に速度は一定にキープされなければなり
以前も書いたと思いますが、もう一度書かせてください。先生がダンサーに注意することがよくありますが、その多くはピアニストへの注意だと思って聞いてください。もしそうでないとしたらそれで良いのですが、多くの場合、ピアニストにも一種の「責任」があります。脚が伸びないのであれば、ピアニストの責任であり、ジャンプが低いのであれば、そうであるかもしれません。ダンサーへの注意の間、他のことをしているのではなく、その注意を自分のこととして聞いてみてください。心の片隅に置いておいてくださいね。
『みんなが公平、みんなが修行、みんなが主役』。神ドイツのバレエ団等でご活躍のピアニストAYAさんのブログってコメント欄まで面白いよね〜誤字脱字で書きっぱなし(気づいたら直すけど)で気まぐれかつサイレント読者な私でもついついおしゃべりしたくなっちゃう(コメント欄で)でさ、最近の記事に泣いたープロのバレエダンサーの先生じゃなく、ピアニストからもエールが送られているそれだけで涙でるぅ。字が重いからこわくなりぎみだけど「念
「実技レッスン」が始まりました。これは前回書いたように、バレエピアニスト養成のためのクラスなのですが、「ピアニストが主役」だということで、先生も学生も、音楽、音に対して注意を向ける良い機会にもなっています。普段のレッスンでは、先生やダンサーは、なかなか音だけに集中することは難しいからです。お互い、いろんな発見があってとても有意義で楽しいレッスンになっています。新人ではない洗足学園のバレエピアニストの皆さんも、ぜひ見学に来てくださいね。
前回はバレエで使われてる曲から!バーレッスンしっとり編(どんだけやるつもり?)今回はバレエの演目じゃなさそうな曲!バーレッスンしっとり編(もしかしたら使われてるかもだが)いってみましょーうじゃーーーん目覚めよと呼ぶ声が聞こえバッハ『やばっ・・大好きすぎる今日ずっとタンジュでいいです先生!』舟歌チャイコフスキー『せつない・・揺れてしまうのは舟にのってるからです
幕ものバレエのサビの部分だけ踊るコンサートをガラコンサートというようですがバレエ始めた頃はなんだろう?って思った言葉の一つです。ガラは、「祝祭」「公的なパーティー」を意味するスペイン語とのこと。ということは!バレエのレッスン曲は1〜3分程度に名曲たちをアレンジしたり速攻曲だり毎回が、祝祭じゃーん!さてテーマに作ったのに使われてない好きな曲*の復活?としてバレエのレッスンでも使われる好きな曲でも書いちゃおっと!思いついた
2月に入りました。毎年、養成講座では、2月3月は「実技レッスン」が始まります。実際にバレエの先生にお越しいただき、バレエコースの学生に集まってもらい、養成ピアニストのためにクラスをやってもらいます。いよいよ、本格的なレッスンになってくるわけです。バレエコースの学生も、春休みでレッスンがなくなるのでちょうど良い機会だと思います。頑張ってくださいね。