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今日はある投稿についての感想を元に電子ピアノではピアノが上手くならないのか、美しい響きの習得は不可能なのかについて、私の思うところを書いてみようと思います。みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですことの起こりはFBのフィードに流れてきたとあるピアノ指導者の方の投稿。電子ピアノの生徒相手のレッスンは粗悪品?そのお方のお教室は電子ピアノ不可。アコースティックピアノの生徒しか受け入
先日、ピアノ教室を開業している友人数人とオンラインでお茶会したのですが、「何歳までピアノ指導の仕事を続けるか」という話題が出ました。ちなみにこの友人たちみんな、お教室は満室状態。そして、満室にも関わらず、お問い合わせがひっきりなし。「お問い合わせのメールを開けるのがしんどいくらい来る」「もういいよっていうくらい来る」…と、コロナ禍の折に実に景気の良い話。そして、「週末のレッスン日なんて20人くらい教えている」「昼を食べる時間がない」「10分の休憩が
私はピアノを弾く時も結婚指輪をしています。ピアノの先生のお宅にレッスンにお伺いするときには、先生のピアノを傷つけないように曲によっては外すことがありますが、練習中・仕事中・演奏会本番も結婚指輪を絶対に外しません。これには理由があります。いつも指輪をすることによって、コンサート本番前に緊張しても、「この手は私のいつもの手」と指輪がついた手を見て少しの平常心を取り戻すことが出来ます。そして、結婚指輪を見て、「私
星乃珈琲店とコメダ珈琲。飲食店のグルーピングをすると、競合という立ち位置になる両チェーン。最近、私、夫と一緒に2日続きでお茶の水の星乃とアキバのコメダにそれぞれ入ったんですよね。結論を先に言うと、この両店、飲食を終えて店を出た後に残る印象が全く違うんです。みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですはじめましての方へ自己紹介↓公式プロフィールhttps://studio-ca
私がショックを受けたこのネットニュースの記事について2回連続でブログ記事にしたところ、反響が大きくて…正直、驚いています。子がいない「中高年単身女性」の知られざる貧困女性活躍の陰に埋もれ、声すら上げられない全世代で最も貧困率が高いのは65歳以上の高齢単身女性だ。女性活躍や少子化対策の陰に埋もれ、貧困にあえぐ中高年単身女性は存在しないかのごとく扱われている。一人暮らし世帯が4割に迫ろうとする今、頼れる人は…www.msn.comみなさまこんにちはNoMusic,No
【今日の仕事コーデ】昨日のブログ記事に頂いたコメントで、いつの間にか、『重い女の歌大会』みたいになってたのがめちゃくちゃ楽しかったです。私、皆さんのこと大好きだわ、ホント。今日は先シーズンまで在籍していたバレリーナちゃんとお茶をしました。彼女とは4年一緒に働いたけど、2人だけで会ったのは実は初めて。私が彼女を誘いました。彼女は30歳になったばかりだけれど、バレリーナとしてのキャリアを辞めて、ピラティスの先生をしています。
【昨日の仕事コーデ】【今日の仕事コーデ】夫に「この世で一番しょうもない話」と言われる、他人が見た夢の話。昨夜見た夢が強烈だったので、夫の反対を押し切り書きます。私は職業柄、日陰の仕事が多いのですが、プロの音楽家になるために頑張ってやってきた身としては、拍手を浴びる仕事をしたいと思うのも正直なところです。夢の中の私も、そのことを夫に話していました。夫は、「じゃ、オケの人にそれ伝えとくわ。」と言ってくれまし
「高島先生は結婚後の演奏活動の際に苗字をどうするか決める時にどういう考えで決断されましたか?ブログに書いてください」というリクエストを新婚の若い女性音楽家からいただいたので、今日はこのネタでいってみます!みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝です最近は、選択的夫婦別姓制が何度か国会で取り上げられ、世間のあちこちで通称としての旧姓使用を認める場が増えてきていますね。
今日の記事は大学院生向け…かな?いや、人間関係の話なので院生でない方にも興味深くお読みいただける…かな?みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝です先日の記事で私が博論提出までに5年を要したことを書きましたが、実は…実は博士課程の最初の2年間、研究室に行くのもいやなくらい研究に関して鬱になりまして、中退しようかと思ってたんですよね。今日はその話を書こうと思います。博士
音大の授業って、何かというと実技がくっついて回るので残酷なまでに誰が上手くて誰が下手くそかが関係者全員にわかってしまいます。同じ科目を履修してもそれが「オペラ実習」なら主役の人と脇の人がいる。「ピアノアンサンブル」なら協奏曲や室内楽の学内公演に出られる人と出られない人がいる。「卒業演奏会」にだって卒業生全員が出られるわけではない。(ちゃんと出席してやることやってれば、単位は平等に貰えますけどね)よくよく考えると、同じ学費を払っているのに、受ける教育
浅草入谷台東区のピアノ教室《高島ピアノ塾》主宰、バレエピアニスト・バレエ音楽研究者、コレペティトゥア兼歌曲伴奏者の高島登美枝です。本日もご来訪ありがとうございます。大人のアマチュアの方に比較的多く見受けられる事例なのですが、曲の難易度について根拠のない先入観を持っているケース。これはメンタルブロックになるので、はずしたほうが良いと私は思うんですよね。典型的なのが《幻想即興曲》や《月光》ソナタの第3楽章。ものすごい難曲だと思い込んでいる
PRESIDENTOnline掲載記事↓を肴に音大卒の人生設計の落とし穴について様々な角度から検証する真夏の短期集中連載。あきれた中年ニート「ピアノ教室の先生」名乗る55歳姉が親の5000万円を溶かした大罪長男にお金をせびる80歳母と姉会社員の男性(52)の実家には、母(80)と姉(55)が同居中だ(父は半年前に他界)。姉はピアノ教室の先生だが実入りはほぼない。親に衣食住のコストを依存するだけでなく、「ピアニストになるため」と月8万~20万円の小遣いを受け取っている。預貯金1億円が
不肖・高島、一応まだ個人事業主ですので、確定申告が終わると…納税...が待っております。税理士先生が「経費の使い方が甘かったですね」と苦笑しながら渡してくださった納付書を見ると7桁国庫に納めてまいりましたよみなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですはじめましての方へ自己紹介↓公式プロフィールhttps://studio-cannone.com/piano/profi
え~数日間更新をさぼりましたえろうすんまへんm(__)m(↑本音になるとネイティヴ語が出る…)実は週末にZoomウェビナーで私19kg、夫12kg痩せたらくらくダイエットの無料講座を開催してましたので、ちょっと忙しくて…期間限定アーカイブ視聴あり。こちらのリンクからどうぞ下記画像クリックでも飛べます。みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですはじめましての方へ自己紹介↓公式プロフ
ノクターンは漢字で書くと「夜想曲」。日本の西洋音楽黎明期の誰かが考え付いた当て字なのだろうけれど、なかなかうまいことあの楽曲形式を表現したものだと感心します。そう。ノクターンは「夜の音楽」。゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ところで「夜の音楽」と言われると私はいつももう一つの「夜」に関係する音楽である「セレナーデ」を連想してしまうのですが、これは私が声楽伴奏業だからでしょうね。声楽曲には「セレナーデ」と名のつく曲がたくさんありま
バレエの楽譜は、いざ探そうと思ってもなかなか見つからないですよね。バレエ関係者の方も、そうでない方も、バレエ音楽に関心のある方が結構いらっしゃるようです。全幕もののピアノ楽譜をまとめました。まずは、割と定番かなと思う演目の楽譜です。◇ジゼル◇ライモンダMuzykaライモンダBelaieff◇コッペリアP.K.SeliverstovコッペリアSchott◇くるみ割り人形Jurgensonくるみ割り人形Muzyka◇眠りの森の美女Jurgenson眠り
バレエピアノを勉強されている方は、なるべく先輩ピアニストを見学してください。出来るだけ、信頼できて上手なピアニスト。その時、一つ注意があります。先生が出したフリに、先輩ピアニストが曲をつけますが、皆さんは、先輩ピアニストが弾きだす前に、自分だったらどんな曲を弾くかを決めてください。その曲とピッタリの曲だったらまず合格です。でも、おそらく多くの場合、自分の考えた曲とは、テンポも表情も、もしかしたら拍子も違うかもしれません。そして、どうして自分はこう考えたのに、先輩ピアニストはこう判断し
浅草入谷台東区のピアノ教室《高島ピアノ塾》主宰、バレエピアニスト・歌曲伴奏者の高島登美枝です。本日もご来訪ありがとうございます。都美術館で開催中のフジタ展の感想、昨日は重たいネタでしたが、今日は軽めで゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆フジタという人は、「出世魚」っぽいというか、人生で出会ったさまざまな絵画技法の長所を積極的に取り入れて、どんどん脱皮していく画家ですね。生涯で画風がころころ変わるのですが、終始一貫しているのが作品の
何も申しません。まずはこの記事をお読みください。あきれた中年ニート「ピアノ教室の先生」名乗る55歳姉が親の5000万円を溶かした大罪長男にお金をせびる80歳母と姉会社員の男性(52)の実家には、母(80)と姉(55)が同居中だ(父は半年前に他界)。姉はピアノ教室の先生だが実入りはほぼない。親に衣食住のコストを依存するだけでなく、「ピアニストになるため」と月8万~20万円の小遣いを受け取っている。預貯金1億円が1100万円に激減した母親は、男性に「私と長女に経済的支援をするのは長男の当然
藝大大学院音校(修士課程)の入試。全ての専攻で音楽史の試験が課されます。あまり威張れた話ではないのですが、私は3週間の付け焼刃の勉強で、これを突破しました。ときどき受験生の方から音楽史攻略法についてご質問を受けるので、私が3週間で何をしたかを今日から短期集中連載でご紹介しましょう。但し、この連載、「受験に勝つ」ために何をすればよいかという考え方の根本の部分はみなさまのお役に立つと思いますが、「受験準備期間が充分にある良いコは真似しない方がいいよ~」と
今日のレッスン(自分が習う方)で、衝撃的というか悩ましいというか、大きな気づきがありました。楽譜のエディションの問題。ピアノ弾きのみなさま、モーツァルトの楽譜って、何をお使いですか?゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆私は昔から、結構、楽譜の版にはこだわるタチです。基本的には原典版主義者。ただ、原典版を手元に揃えた上で、演奏時には敢えての解釈版使用もあり、としています。いずれにしても、誰が校訂者・編集者かわからない正体不明の国産楽譜
不肖・高島、京都なう起業塾のビジネス合宿で八坂神社のすぐ南のお宿に泊まっております。みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですはじめましての方へ自己紹介↓公式プロフィールhttps://studio-cannone.com/piano/profile/非公式プロフィール(たぶんこれが一番おもしろいと思う…)https://studio-cannone.com/piano/nomusicno
藝大大学院音校(修士課程)の音楽史攻略法の続きです。昨日の復習ですが…【必要な行動】・可能な限りたくさん過去問を集める・自分がどの系統の音楽史で受けるか決める【傾向と対策】・全時代をむらなく勉強する必要がある・深さはそれほど必要ない…というわけで行動すべきことが判ったところで今日はその続き。具体的にどういう攻め方をしたか、を書きます。・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆【その4:とにかく1回通読】入試勉強としてやることはいたって
浅草台東区のピアノ教室《高島ピアノ塾》主宰、バレエピアニスト・歌曲伴奏者の高島登美枝です。本日もご来訪ありがとうございます。ハロウィンから一夜明け今日は古代ケルト人の新年。古代ケルトでは大晦日であるハロウィンから新年である11月の最初の数日は、死者が家族の元へ帰ってくる日だったそうです。この習俗をキリスト教が取り入れて、今日は全ての聖人の日「万聖節」明日は死者のために祈る日「万霊節」…となったとか。死者が家族の元へ帰ってくる日と言えば、日本では
昨日は朝から、生徒様のレッスンの合間をぬって12/17(土)《高島ピアノ塾》発表会のプログラム原稿を作ってました。みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですはじめましての方へ自己紹介↓公式プロフィールhttps://studio-cannone.com/piano/profile/非公式プロフィール(たぶんこれが一番おもしろいと思う…)https://studio-cannone.com
まもなく2021年も半分を過ぎますが、今年に入って急増したな、と感じるのが、大人からの音楽大学(大学院)の受験相談。ブログを始めた2018年以来、年に1-2件はあったのですが、この半年で5-6件、お受けしています。これ多分、コロナ禍で、自分の生き方を見つめ直す時間が誰にとっても増えたからでしょうね。・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆中高校生の音大受験相談と違って大人の場合、ご相談の背景となる事情は人それぞれ、多様かつ複雑なのですが、ざっく
浅草入谷台東区のピアノ教室《高島ピアノ塾》主宰、バレエピアニスト・バレエ音楽研究者、コレペティトゥア兼歌曲伴奏者の高島登美枝です。本日もご来訪ありがとうございます。今日、大学でバレエの先生方ともりあがった話題をシェアします。その話を切り出したバレエの先生はご自身もピアノをお弾きになれるし楽譜を読める方です。その方のスタジオにもう10年くらい通っている大人のバレエ愛好家の方が、振付は覚えられるのだけれどその動作を音に当てはめられない、という話が事
洗足学園バレエコースでは、前期公演に向けてのリハーサルが始まっていて、ピアニストは本番の演目を弾いています。もちろんリハーサルは本番のために行うのですが、実はクラスレッスンも本番のために行なっています。簡単に言うと、バレエダンサーの本番のある日のスケジュールはこのようになっています。①クラスレッスンのバー②クラスレッスンのセンター③リハーサル④本番洗足学園バレエコースでは③のリハーサルまでピアニストが関わっていて、これは非常に恵まれた状況です。ピアニストの皆さんは、クラスから、だ
今日はショッキングな話題まぁ、一種の極端な事例、と割り切ればいいのかもしれませんが…みなさまこんにちはNoMusic,NoLifeが人生の合言葉【ピアニスト×研究者×音楽起業家】の高島登美枝ですはじめましての方へ自己紹介↓公式プロフィールhttps://studio-cannone.com/piano/profile/非公式プロフィール(たぶんこれが一番おもしろいと思う…)https://studio-cannone.com/piano/nomusic
浅草台東区のピアノ教室《高島ピアノ塾》主宰、バレエピアニスト、音楽学研究者、コレペティトゥア兼歌曲伴奏者の高島登美枝です。本日もご来訪ありがとうございます。今から35年くらい前、昭和時代の話ですが、NHK教育テレビで半年間、故・中村紘子さんが公開レッスン番組をなさいました。東大を落ちて早稲田に入学はしたものの自暴自棄になっていた私が「やはり自分は音楽がやりたいのだ」と雷に打たれたように悟り、一度は手放した音楽に再び戻る引き金となった番組です。