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バレエの楽譜は、いざ探そうと思ってもなかなか見つからないですよね。バレエ関係者の方も、そうでない方も、バレエ音楽に関心のある方が結構いらっしゃるようです。全幕もののピアノ楽譜をまとめました。まずは、割と定番かなと思う演目の楽譜です。◇ドン・キホーテMuzyka◇コッペリアP.K.SeliverstovコッペリアSchott◇くるみ割り人形Jurgensonくるみ割り人形Muzyka◇眠りの森の美女Jurgenson眠りの森の美女Forberg◇白鳥の湖
【公演情報】『2025年度バレエコース本公演』開催のお知らせ|バレエコース|洗足学園音楽大学洗足学園音楽大学の公式ホームページです。www.senzoku.ac.jpいま、リハーサルの真っ最中です。ぜひ、お越しください。
バレエクラスで、特にバーの最初の方は、基礎的なトレーニングと言えるような、踊りとは程遠いメニューが続きます。この辺りで、どんなことを考えてクラスを受けるかが、良いダンサーかそうでないかの違いなのですが、そう言った単純で退屈なことをやっているからこそ、音楽が助けてあげなければならないのです。助けると言っても、ただ、楽しい曲を弾けば良い、と言うことでもありません。ダンサーは(良いダンサーは)、そのエクササイズが何を狙ったのもか、いま、自分の体には何が必要なのか、を考えて、その動きに集中していま
音楽は文字通り「音を楽しむ」もので、まず演奏者が楽しみ感動しなければ、それが聴衆に伝わるわけはありません。ところでダンス、踊りは、身体・肉体の動きを楽しむ、と言って良いと思います。もちろん安易に楽しむのではなく、苦しい思いをした果てに楽しさが待っているのですが、それにしても、スポーツのように明確な記録や結果が全てであるのではなく、自らの中に「踊り=喜び」という感情があることは事実です(スポーツの場合は喜びがなくても結果が出れば良い)。なおかつ(プロの)ダンサーは、その「楽しみ」を表現として
バレエピアニストを目指す人が、ある意味、新鮮な驚きを感じることの一つに、バレエダンサーの多くが「何分の何拍子」と言うことを全く理解してないということです。バレエピアニストは、ピアノを習い始めて直ぐに4拍子と3拍子が出てきて、小さな頃から一小節に何拍入っているか、と言うことは、はっきりと意識していなくても無意識にとっくにわかっています。そしていつも音楽に合わせて踊っているダンサーも当然そうだろうと思っています。でも、実はそうではないのです。ダンサーは、まずバレエの動きを理解して、それができる
毎回同じように見えるクラスレッスンですが、優れた教師なら、その日のダンサーのコンディションや体調、スケジュール、前日の行動や翌日の予定、そして、何よりその場に漂う「空気」を読み取り、ダンサーたちにとってどういうクラスが最もふさわしいかを考えながらクラスを進めるものです。パの構成や順序などはもちろん、ちょっとしたポールドブラの違いやストレッチの入れ方、または絶妙なブレイクの入れ方など、毎回違った工夫が見られるはず。なぜ先週と違ったのか、どう違ったのか、その目的は何か?そして、優れたピアニス
こんにちは。愛知県でバレエピアニスト、ピアノ講師として活動している長田恵ですまた一段と冷えが増した今日、我が家はついにガスストーブを出しました寒さといえば、皆さん「じゃりン子チエ」という漫画をご存知ですか?関西でアニメ化され、映画にもなった人気作品です。寒くなると、いつもそのアニメのおばあはんが言っていた事を思い出すのです。「人間寒い時と腹減ってる時が一番あかん」と。ホントそういう時ってろくなこと考えないんですよねただ寒いだけでなく、落ち込んでる時なんて、まるで「この世の終わり」みた
全ての芸術・文化は、過去からの積み重ねです。過去の優れた作品や行為に刺激され、それを吸収し新たなものを作り上げようとして努力した結果なのです。バレエも長い間、優れたダンサー、振り付け家、作曲家など多くの人々が協力して作り上げてきたものです。バレエにかかわる人は、それを自覚しなくてはならないし、バレエピアニストは、それらの優れた財産を背負って弾かなければなりません。ちょっと荷が重いですが、理想は(理想だけでも)高く持ちたいものです。
こんにちは。愛知県でバレエピアニスト、ピアノ講師として活動している長田恵です11月になり、受験生は勉強がとても大変な時期になりましたね。中学受験する生徒ちゃんはピアノのレッスンが息抜きになっているのか、一緒に譜読みもしますが、雑談したりなんとなく愚痴を言ったりアメーバのようにグニャグニャ動いて喋ったりしながら楽しんでくれているようです(つまりとってもお疲れのご様子)そして中学生は期末テストの時期ですね。3年生にとっては受験に関わる大事なテストになります。近頃の中学生のカリキュラムは、私の
こんにちは✨仙台市泉区西中山《北中山・南中山・館》jouer*fleur(ジュエフルール)ピアノ教室です🎹HPはコチラ♫jouer*fleur’sPianoLessonjouer*fleur’sPianoLesson仙台市泉区西中山の小さなピアノ教室です♬小さなお子様から大人の方まで一人一人に合わせた細やかなレッスンを心掛けております。jouerfleur.amebaownd.comKAWAIのHPにも掲載されています♫jouer*fleurピアノ教室jouer*fleu
バレエピアニストの皆さんは、特に新人の頃はストレッチの伴奏をすることが多いと思います。ストレッチは実は奥が深いものです。バレエの動きは突き詰めればストレッチからできている、と言っても言い過ぎではありません。少し説明すると、ストレッチには「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」があって、運動をするときには必ずこの二つが必要です。スポーツ科学が発達してきて、ストレッチの重要性はますます注目されています。パフォーマンスの向上だけでなく、怪我の予防、疲労回復、効果的な筋力の向上、などにも正し
どのジャンルにも言えますが、楽譜を見て演奏するとしても、楽譜に釘付けで全く視線を変えない奏者は好ましくありません。オーケストラであっても、視界のどこかに指揮者のタクトが入っているのはもちろんのこと、わかりやすく視線を指揮者に向けることもある場合には必要です(たとえ本当は見ていなかったとしても)。バレエピアニストも、バレエ教師に対して、最低限でも、いわば「見てるふり」が必要です(本当に見るに越したことはないのですが、それが困難な場合でも)。先生は、こちらを見てくれない、つまりバレエ教師の指示を
音楽には「短調」と「長調」があります。これを文章で説明するのは不可能なので、実際の曲を聞いてもらうしかないのですが、「白鳥の湖」のテーマ曲は短調、「くるみ割り人形」の序曲は長調です。以前、ベテランのバレエピアニストが「日本人ダンサーのクラスで弾く時は、短調はよく気をつけて弾いてください」と言っていました。日本人は実は短調が大好きで、しかも多くの日本人は、短調を聞くと体を動かすどころか、動くのをやめてしまい悲しい気持ちに浸って気持ちよくなってしまう、ということらしいのです。さすがにバレエク
ローザンヌ国際バレエコンクールで、ヴァリエーションのCDをレコーディングする際のピアニストに選ばれたこともあるマリナ・サーガンのバレエレッスン楽譜です♪海外で活躍しているバレエピアニストが、自分の曲を楽譜にして販売していることは少ないですね。現在、カナダ・ナショナル・バレエスクールのプリンシパルピアニストとして活躍中です。Vo.1~Vol.4まで、それぞれCDも出ています。▼MarinaSurganLive楽譜▼MarinaSurganLiveレッスンC
こんにちは。愛知県在住のバレエピアニスト、ピアノ講師、作曲家の長田恵(おさだめぐみ)です今日は、原曲の拍の感じ方は上でも拍子を変えてアレンジするとそれが下に変わってしまうことがある、というお話のラストです私がバレエのレッスン中に振りを見てその場でアレンジをする場合、手順としては①講師が説明する振り付けの流れ、動きの特徴やポイント、サイズ(長さ、小節数)、拍子、雰囲気などをすぐに把握②それと並行して、そのパ自体の動きや雰囲気にも合う既存曲を2,3曲思い浮かべる③振り付けに合わせてそれら
バレエクラスで、ダンサーがピアニストの音を聞かずに踊っていると(音を外すと言います)、先生は「何で音を外すの?音は助けてくれるのよ」と言います。「音は動きを助けてくれる」つまり音なしではそれほど早く動けなかったり、高く飛べなかったり、滑らかに踊ってなかったりするときに、音楽に合わせて踊ろうとするだけで、あら、不思議、踊れなかったものが、踊れるようになる、という事です。もう少し言うと、良いダンサーは、音楽がないと(良い音楽がないと)、上手に踊れないのです。「音の助け」を上手に利用して踊る
こんにちは。愛知県在住のバレエピアニスト、ピアノ講師、作曲家の長田恵(おさだめぐみ)です昨日はグッと気温が下がり、一段と秋(明るさは冬⁈)の気配を感じる1日となりました🍂さて昨日の続きを。バレエのレッスンで、軽やかに上がるリズム感の2/4拍子の曲を6/8拍子にアレンジして弾いたら、下に落ちる感じ方に変わってしまったというお話でした。このように、バレエレッスンでは、既存曲をそのまま弾いたり即興で振り付けに合う音楽を作って弾いたりする以外に、振りを見てその場で既存曲をアレンジして弾くことが
こんにちは。愛知県在住のバレエピアニスト、ピアノ講師、作曲家の長田恵(おさだめぐみ)ですこの週末、愛知県では各市で教育展や秋のお祭りが開催されていました私達も次女の書道作品の展示を見がてら、少しだけ地元のお祭りを覗いてきました。さて、今日は拍の感じ方についてのお話です。実は最近のバレエレッスンで、講師の振り付けを見て弾いたアレンジがちょっとイマイチだった曲があったのですもちろんリズムは合っているし(合うように作る)踊れないわけではないのですが、なんだかシックリこない。上に上がりたい
はじめまして。愛知県でバレエレッスンピアニスト、ピアノとソルフェージュの講師として活動している長田恵(おさだめぐみ)と申します。バレエのレッスンピアニストとして活動する中、この春の次女の中学校進学を機に、ピアノ講師としての活動も再開しました(^^)いざレッスンを再開してみると、自身が子供を持つ前や我が子の児童期とはまた違った目線でお子さん達と関わらせて頂けていることを実感しています。ピアノの生徒さんだけでなく小さなバレリーナ達も、みんなそれぞれに面白くて可愛い❤️自分より1世代新しい方々
洗足学園クロスアーツでは洗足を目指すあなたを大学講師がしっかりバックアップします。高校生以上の洗足受験生予定の方対象をとしております。https://www.senzoku.ac.jp/music/admission/crossarts.htmlクロスアーツにてバレエピアノのレッスンを受けるには下記の2通り➀実技定期レッスン(月3回15.000円)②実技ワンレッスン(1回50分8000円)レッスン曜日・時間は担当講師と応相談中学生以下の方は、実技ワンレッスンでの実施となります。
洗足学園音楽大学ピアノコースでは、バレエピアノ専門の指導陣を配し、音楽大学でバレエピアノを専門的に学ぶことができます。バレエコースがあるため、バレエの授業の見学や実際の伴奏もでき、実践的に実力をつけていくことができます。また、バレエ関連科目(解剖学等)の履修も可能です。現在、多くの在学生や卒業生が、実際にバレエコースの授業の伴奏をしています。バレエピアニストとしての将来の進路も充実しています。バレエピアノに興味のある方はぜひ、洗足学園にお気軽にお問い合わせください。
バレエピアニストは一種の職人(スペシャリスト)です。職人の定義は、「ある専門分野において、高い技術を持った人」という意味です。この技術の習得には時間と努力が必要です。勿論、天賦の才能も必要ですが、それを生かす努力とかなりの長い時間が必要なのです。目鼻がつくまで、最低でも五年はかかります。ある程度納得する段階になるまでは、10年はかかるはずです。それを我慢できない短気な人は、バレエピアニストには向いていませんし、あらゆる職人には向いていないはずです。粘り強い努力、そして挫折しても諦めな
以前話しましたが、クラスレッスンで、名曲ばかり立て続けに聴いても、だんだんと飽きてくるものです。良いものとそうでないものとか並んでいると、良いものがより光ります。良い曲ばかりを並べ過ぎると、だんだん価値が分からなくなってくるからです。バレエピアノの選曲も同じです。わざとつまらない曲を並べて、タイミングを見て、空気を読んで、ここぞという時に名曲を弾いてみてください。多くの優れたバレエピアニストはそうしています。
2025年9月21日(日)に、東京バレエ団でご一緒しているピアニストの秦絢子さんをお迎えして、第11回目となる門下勉強会『バレエピアニストの即興演奏』について、レクチャー&実践をしていただきました。秦さんがこの勉強会のために即興に関する資料を作ってくださり、即興演奏のルーツについて解説頂きながら、事前に課題に出したスタイルの違う4曲を発展させていきました。(即興ってサラサラっと楽〜に弾いている気がしますが、それまでの下準備をしっかりやらないと、その境地には至れないのです…そのヒン
「つなぎのパ」という事を聞いたことがありますか?バレエはメインになるパ(動作)と、文字通り、そのつなぎになる補助的なパからできています。ダンサーはメインのパをお客様に見せようとします。「トンべ・パドブレ・グリッサード・グランパデシャ」だと、トンべ・パドブレ・グリッサードがつなぎのパ、グランパデシャがメインのパです。つなぎのパはあくまでも脇役です。ですから音楽もそれを表現しなくてはならないわけです。音楽にも大切な部分と、そうでない「つなぎ」の役割をする部分があるからです。
リラックスほどダンサーにとって重要なことはありません。ダンサーがバレエピアニストに何を望むか?過半数のダンサーが「リラックスさせて」と答えるはず。ただしダンサーの求めている「リラックス」とは、ただ、力を抜いてだらっとする、と言うことではありません。ダンサーが追求して、ついに追い求められないかもしれないほどの難しい課題は、「必要なところには力を入れて、不必要なところは脱力する」という事。うまく踊るには、これに尽きるんです。バレエピアニストも全く同じです。研究してみてくださいね。
勉強中のバレエピアニストが、先輩ピアニストを見学するのはとても良いことです。でも、ただ漫然と見学してもあまり意味はありません。先生がふりを出した時、自分が弾くとしたら何拍子のどんな曲を選曲し、テンポはどのくらいで、どんな表情で弾くだろうか?と考えて、実際にピアニストが弾き出す前にそれらを決定しておくのです。つまり先輩ピアニストよりも「早く」判断するのです。すると、実際に先輩ピアニストが弾き始めた曲と自分の予想がかなり違っていることがわかります。その時、先輩ピアニストの方が正しいことはほぼ
今週から多くの大学で後期授業が始まります。洗足学園のバレエピアノ養成のクラスも今週からスタートです。来年の3月まで長いようで短い半年です。バレエピアノはただピアノを弾くのではなく、いろんなことを要求されます。一つ一つ身につけていってくださいね。応援しています。