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ダイヤモンドバックテラピン(DBT)人気亜種の一つテキサスDBT。どちらかと言えば、オルナータDBT、カロリナコンセントリックに比べ地味な存在であったが、一躍スターダムにのし上げたのが、多くの方が認めるこの亜種の世界最高峰、JonathanHelmsのスーパーテキサンである。では、スーパーテキサン、普通のテキサスDBTとどこが違うのか?まず、テキサス亜種に特徴的な頭頂部の黒いひし形模様が薄いこと。さらに、一般的に、テキサスDBTの頭部の模様は、細かいスポットであるのに対し、スーパーテキサンは大
ダイヤモンドバックテラピン(DBT)の累代飼育を目指した時、真水でチャレンジしたら壁だらけ、汽水でも満足のいくブリーディングができるかどうか、微妙である。USブリーダーをもってしても、難易度が高く、癖のあるカメだと言われるが、それでも一定の繁殖数は確保できている。それは何故か?食用亀として養殖されていた時代に培われた飼育・繁殖ノウハウが、祖国のカメゆえ受け継がれていることもあるだろうが、最大の理由は、水場550L以上の産卵スペース装備のタブ、或いは池で、十分な紫外線を当てて飼育しているからで
今季の孵化一番乗りは、29℃温度依存性決定(TSD)管理の黒龍血統であった。3匹無事孵化してきたが、もちろん、1匹は、先月開催した雌雄決定個体の販売会で黒龍血統のオスをご購入された方へお譲りする予定である。残り2匹はどうしようか?やはり亜種に拘って繁殖、販売してきたダイヤモンドバックテラピン(DBT)ブリーダーとして、これまで黒龍血統をご購入して頂いた方々に、お詫びをすることに決めた。唐突な話で申し訳ございませんが、2021年から繁殖に成功し、カロリナコンセントリックとして愛されて
本国アメリカは元より、中国・韓国等のアジア諸国、ヨーロッパの国々では、オルナータダイヤモンドバックテラピン(DBT)が、7亜種の中で一番人気である。それにも関わらず、何故、日本ではカロリナコンセントリックを支持する人が多いのだろうか?DBTは、30年以上前から国内に輸入されているが、数でいったら7亜種中、ノーザン、カロリナ亜種が圧倒的に多く、国内に入ってきたDBTの質に関しても、他亜種に比べカロリナ亜種の質は高かったと思う。このような背景が、カロリナコンセントリックの支持層を広げていったのでは
景気回復の起爆剤になるかと期待して、来月の大阪万博開催に照準を合わせた今季のダイヤモンドバックテラピン(DBT)の繁殖。大阪万博の盛り上がりはイマイチだが、繁殖自体は順調に進んでいる。既に、オルナータDBT“まみえ代行血統”と“きゃり子血統(ギア5)”が2月孵化、現在、配合飼料に餌付け中である。昨年孵化の雌雄決定個体と合せて、イベント出展、販売会開催を考えている。さて、今期繁殖に用いる種親達のご紹介ですねまずは、種オス群団からです。続いて、種メス群団です。
国内でもかなりの人が所有するようになったオルナータダイヤモンドバックテラピン(DBT)のレアピンクヘッド。しかし、所詮、突然変異個体なので自然界で生存していく強さは無く、繁殖個体流通においても供給が途絶えれば、容易く個体数は激減していくだろう。DBTブリーダーの方はもとより、一般テラピン愛好家の方でも、オルナータDBTレアピンクヘッドの血を絶やさないためには、どんな形で累代していけば良いか、悩むところである。汽水屋のこれまでの経験から、オルナータDBTアルビノ個体、或いはオルナータDBTHet
昨年、私が、前回ご紹介したスーパーレアピンクヘッドを、世界のダイヤモンドバックテラピン(DBT)情報サイト「DiamondbackTerrapins」に投稿した時の話である。アメリカDBTブリーダー達から「この個体は、キャラメルピンク似のアルビノに近い個体ですね」というコメントを頂いた。この時は、私自身、まだオルナータDBTのレアピンクヘッドを、ヘテロアルビノ(HetAlbino)だと信じていたので「本個体は、今まで見たピンクヘッドの中で、一番透明感がある、アルビノに近い個体です」
ピンク色の頭部を持つオルナータダイヤモンドバックテラピン(DBT)をピンクヘッドと呼ぶ。アメリカDBTブリーダーJamesLee氏は、不完全ながら色素が欠損したピンクヘッドをオルナータDBTレアピンクヘッドと呼んで愛した。レアピンクヘッド“太郎”そして、爬虫類ショップHerptileLoversによって、海外から国内に輸入された初めてのオルナータDBTレアピンクヘッド、それがJamesLeeが創造した汽水屋のZEROである。ZEROさて、前回、私の8年間のオルナータ
哺乳動物のみならず、多くの爬虫類でアルビノ個体が確認されている。ダイヤモンドバックテラピン(DBT)においては、オルナータDBTのアルビノ個体が有名であり、僅かではあるが市場に出回ることがある。本来、アルビノは、メラニン色素の生合成に関わる酵素(チロシナーゼ)の欠損により生まれる白化個体であり、目の毛細血管が透けて瞳孔が赤色を呈する事により、他の突然変異個体と容易に区別できる。アルビノオルナータDBT(Angeli’sOrnateDBT)そして、アルビノオルナータDBTとノーマル
“せまい日本、そんなに急いでどこへ行く”46年前の全国交通安全運動のスローガンである。当時マイカーブームに沸き、その代償として交通事故、死亡事故が多発したが、この標語の登場により、事故が激減したという実績が残っている。“ダイヤモンドバックテラピン、そんなに急いで育ててどうするの”人間社会と同じで、DBTを急成長させた場合、トラブル、死亡事故が多発するようだ。さあ、里親さんの飼育個体が綺麗にならなかった原因を解明していきましょう。最初に、今回の話で重要となる、カメの甲羅の構造につ
昨日(2/11)はアクアリウムバスに出店参加させて頂きました。何人もの方々から、TBMの詳細はどんな感じですか?と質問を頂きました。正直嬉しかったですね、2023年の10月に第一回を実施してから今回の予告をしていましたが、しっかり憶えていてくれた方が居て、ありがとうございます。では、概要と参加ブリーダー募集について発表します。※ちょっと長いけど最後まで読んでください。◇第2回TurtleBreedersMarket日時:2024年4月21日(日曜日)10:30~15:00
一体、ダイヤモンドバックテラピン(DBT)は、何歳まで繁殖可能なのだろうか?この答えは、ワイルド個体の繁殖記録からでは年齢が特定できないため、推測の域を出ない。かと言って、DBTの場合、CB個体についても天寿を全うできない個体が多いので、繁殖経験豊富なブリーダーが情報開示しない限り不明のままである。享年11歳になるオルナータDBTペア、今季もこれまで通りの有精卵を産んでくれるのか?心配は尽きない。上の画像、オルナータDBTZJ血統種親の現在の様子ですが、2匹とも11歳とは思えないほど
水棲亀の飼育環境の作り方の悩みの種に陸場があります。最近は、100均の食器の水切り台を使っているのですが、その上に石やブロックを置くと、だんだんと歪んできます。またブロックって意外に乾かないんですよね。陸場の床に求められる要素は、乾きやすく軽いって事だと思っています。過去の中国から小さなプレートを購入してたのですが、小さいサイズしかなかったようでした。先日、友人のTwitterに似た石があり、教えてもらって購入しました。サイズは小:10cm×10cm中:30cm×1
「やっぱり亀が好き」シリーズ、第19弾は、ダイヤモンドバックテラピンです。ダイヤモンドバックテラピン(Malaclemysterrapin)キスイガメ、ダイヤモンドガメとも言われますが、私はダイヤモンドバックテラピンって呼んでます。このブログや私の事を知っている人は、「やっぱり亀が好き」シリーズにいつになったら「ダイヤモンドバックテラピン」が出てくるだろうかと期待してたんじゃないかと思います。語らせていただきます。まずはこの亀の特長です。なんと肌が白いのです。個体差があり