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TheGreatestShowOnEarth/Horizonsグレイテスト・ショウ・オン・アース/ホライゾンズ1970年リリース◆叙情美やヘヴィネスさが光る屈折感に満ちあふれたジャズロックグループ◆女性の眼球の瞳の部分にメンバーたちが写りこむという、ヒプノシスの手による強烈なインパクトのカヴァーデザインを象徴としたグレイテスト・ショウ・オン・アースのデビューアルバム。スプーキー・トゥースを思わせるブラスセクションを加えたバラエティーあふれるジャズロックであり、その淡いトー
GaryBoyle/TheDancerゲイリー・ボイル/ザ・ダンサー1977年リリース◆アイソトープをさらにグレードアップさせた天才ギタリスト、ゲイリー・ボイルの初ソロアルバム◆1976年に解散したアイソトープの中心人物でありギタリストでもあるゲイリー・ボイルが、翌年の1977年にリリースした初ソロアルバム。そのサウンドはツインキーボードを擁したことでメロディアスな楽曲が多くなり、雄弁なリズムセクション、華麗で奥行き感のあるユニゾンパートなど、ジャズロックの頂点ともいえる内容
Granada/España,año75グラナーダ/スペイン75年1975年リリース◆キーボード、ギター、フルートが一体となったジャズロック指向の強いコンセプト作◆スペインが誇るプログレッシヴロックグループ、グラナーダのセカンドアルバム。前作のメロトロンとピアノが中心だったキーボードが、本作からシンセサイザーとエレクトリックピアノとなり、ギターやフルートがせめぎ合うジャズとシンフォニックロックの間の領域を保ったインストゥメンタル作品となっている。本アルバムは多様なキーボードやヴ
SamlaMammasManna/Måltidサムラ・ママス・マンナ/ごはんですよ!1973年リリース◆並外れたテクニックとユーモアで突き進む北欧トラッドを融合したジャズロックの傑作◆既存の音楽ジャンルにとらわれず、孤高の音楽を創造し続けるスウェーデンが生んだ奇才&天才音楽集団、サムラ・ママス・マンナのセカンドアルバム。そのサウンドは北欧の民族的なダンス音楽と変拍子を融合させたジャズロックとなっており、独特のユーモアとジェントル・ジャイアント並みの驚異的な演奏を発揮した、まさ
NHK-FMのジャズロック特集に挑戦状じゃああ!!←お爺ちゃんって何で「じゃああ!」って言うんだろう?(^^)「ファノン・ジャズロック特集」の選曲に勝てるか!?なんつってー!そもそも挑戦!と言いながら既に自分の方が上だという言い方になっちょる。厚かましい人(^^;当然ですが勝ち負けの問題ではない。でも、NHKFMのオンエアー曲を少し拝見させて頂きましたが、明らかな偏りと、昔からの定石通りが多過ぎて私的には面白みのない選曲でしたね。←言うね、この人笑(楽曲が良
SoftMachine/Thirdソフト・マシーン/サード1970年リリース◆後のグループの方向性を決定づけた理知的で野心的なジャズロックの最高傑作◆サックスのエルトン・ディーン、さらにキース・ティペット・グループのホーン・プレイヤーらを迎えて制作されたソフト・マシーンのサードアルバム。レコード2枚組となった本作は、1曲が18分以上になる4曲を収録しており、これまでのサイケデリックな音楽性から明確なジャズロック指向に変化し、あらゆるアイデアが詰め込まれた異形の楽曲となっている。
今日はSwedenのPopWorkshopの2ndアルバムSongofThePterodactylです。中心メンバーは元MadeinSwendenのWlodekGulgowski、ZbigniewNamysłowskiやJanneSchafferのようで、リズム隊が1stと2ndで異なります。こちらには当時すでにアメリカで名を馳せていたTonyWilliamsが参加しており、ノリの大きなかっこいいドラムを叩いてます。リード陣も安定の演奏でテクニカルな北欧Jazz-Ro
Glass/NoStrangerToTheSkiesグラス/ノー・ストレンジャー・トゥ・ザ・スカイズ2000年リリース(1973年~1977年録音)◆プログレッシヴロックとジャズロックを新たな解釈で融合した隠れた逸品◆1968年に結成してオルタナティヴ・インストゥメンタル・ミュージックを切り開いてきたアメリカのプログレッシヴトリオ、グラスの2000年にリリースしたスタジオ兼ライヴレコーディングアルバム。そのアルバムはメロトロン、フェンダーローズ、エレクトリックピアノ、クラ
TheSoftMachine/TheSoftMachineソフト・マシーン/アート・ロックの彗星1968年リリース◆カンタベリーミュージックの礎を築いた異色のサイケデリックポップの歴史的名盤◆1960年代後半、ワイルド・フラワーズを始祖とし、キャラバンと共にカンタベリーシーンを築き上げてきた最重要グループ、ソフト・マシーンの記念すべきデビューアルバム。ジャズロックのパイオニア的な存在と言われるソフト・マシーンが、このデビューアルバムだけは、これまでの既成概念にとらわれない