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指揮=シルヴァン・カンブルラン管弦楽:読売日本交響楽団テノール=ロバート・ディーン・スミス(ヴァルデマル)ソプラノ=レイチェル・ニコルズ(トーヴェ)メゾ・ソプラノ=クラウディア・マーンケ(森鳩)テノール=ユルゲン・ザッヒャー(道化師クラウス)バリトン=ディートリヒ・ヘンシェル(農夫・語り)合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=三澤洋史)カンブルランの読響常任指揮者の任期最後の公演シリーズの2回目はシェーンベルクの大作「グレの歌」。今年は大野和士都響、ジョナサン・ノット東響も演
「クラシックはこれを聴け」、今回はシェーンベルクの「浄められた夜」です。「浄夜」と書かれもしますが、「浄められた夜」の方が雰囲気が出ている感じがします。前にベルクの遺作「ヴァイオリン協奏曲」を紹介するために色々聴いてみましたが、ちょっと新ウィーン学派の中心メンバーである、シェーンベルク、ベルク、ヴィーヴェルンの音楽を聴いてみたくなりました。カラヤンがベルリン・フィルとクラシック音楽ファンを「あっ」と言わせた3枚組レコードを出したのが1970年代初頭、私もついつい買ってしまったものの、
シェーンベルクの浄夜の管弦楽版を聴きにいつもの奏楽堂上野公園の寒桜上野公園の寒桜いつも気にしないのですが今回は違う昨日ソーシャルで何気にシェーンベルクの浄夜のオケ版の演奏が奏楽堂であること知り、速攻でチケットゲットシェーンベルクの浄夜はヴァイオリンニストの石上真由子さんがどうしても演奏したいということで弦楽6重奏団を凄いメンバーで拝聴したのがきっかけで
内田光子の弾くモーツァルトのピアノ協奏曲「第25番ハ長調K.503」と「第27番変ロ長調K.595」は、天国で聴く音楽はこういうものかもしれない、と思わせた。中でも第25番の第3楽章展開部(第2エピソード)での内田とオーボエ、フルートの対話は天使たちが交わす言葉のようにこの世のものとは思えず、天上の世界へ誘われるようだった。一方で、マーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)の演奏は、ナチュラル・トランペットとバロックティンパニが使われ、ノン・ヴィブラートのピリオド的な音と音がぶ
世の中に天才と言われる人は数多いるが、新しい概念を見つけてくる創造性に長けた人が多い気もするが、他の人が作ったフォーマットの中で発揮する天才もいるらしい。戦国武将で言えば、織田信長は常に他人とは違うことをどんどんとやっていく前者であるが、豊臣秀吉が発展させたことや見つけてきたことは、ほとんどないという。なんとスティーブ・ジョブズも後者だというのだ…!しかしながら音楽の世界でも思い当たる後者の天才がいる。モーツァルトだ。モーツァルトはハイドンが敷いたフォーマットから大きく逸脱することはな
「クラシックはこれを聴け」、今回はシェーンベルクの交響詩「ペレアスとメリサンド」です。前回、シェーンベルクの「浄られた夜」を紹介したものの、結局その曲のことを理解できないままだったのがどうも心残りでした。そのリベンジという訳で、同じカラヤンとベルリン・フィルの画期的な新ウィーン学派の音楽を集めたレコードに収録されている、同じシェーンベルクの「ペレアスとメリザンド」を紹介します。前回の「浄られた夜」に引き続き、自分のチャレンジでもあります。チャレンジ度合いは前回よりも格段に増して