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昨日、「保護室で便だらけになる人」という記事をアップしている。書きながら、北杜夫氏の「どくとるマンボウ医局記」に出てくる女性患者を思い出した。過去ログで、高校生の頃、北杜夫氏のほぼ全ての作品を読んだと記載しているが、それは大学2年くらいまでである。彼は極めて作品が少ないこともあり、読者が新しい作品をいつも待っているような作家だったと思う。(僕も待ちました。笑)この「どくとるマンボウ医局記」は1992年に中央公論文芸特集で初めて上梓され、その後、1993年に中央公論社から発行されている。19
過去ログでは、コントミン(クロルプロマジン)の副作用をかなり減らしたものがちょうどセロクエル(クエチアピン)に似ているといった記載がある。その理由は、コントミンおよびセロクエルはともにダーティーな薬であり(節操なくあらゆるレセプターに関与)、副作用として血圧低下を来しうること、肥満しやすいことなどの特徴が似ているからである。相違の1つとして、セロクエルは、コントミンに比べ錐体外路症状の出現がかなり少ない。また、コントミンは、うつの改善がほとんど見られないことに対し、セロクエルは双極性
認知症+糖尿病症例症例;70代女性。20年前から糖尿病で通院している。HgbA1c7.5~8.3。R1に入り、物忘れが目立つようになった。神経内科で軽い認知症と診断され、投薬を受けているが全く改善しない。幻覚、妄想が酷く、”警察が来る”、”交番に行く”と訴え、交番に3回行ってやっと納得する。”物がなくなる”との訴えもある。不安が強く一人にできないため、目が離せない。R1.11、夫に伴われ当院受診。HDS-R24点、数唱3/4、遅延再生4/6。現在の薬は、抑肝散7.5g、メマ
リエゾンや内科からの紹介で高齢者の診察をする際に、糖尿病が合併していて、セロクエル(クエチアピン)とジプレキサ(オランザピン)が使えないことはよくある。このような際に、鎮静目的で選択肢に挙がる薬物は、デパケン(バルプロ酸Na)メマリー(メマンチン)コントミン(クロルプロマジン)エビリファイ(アリピプラゾール)リスパダール(リスペリドン)一般的な眠剤くらいである。上の中ではリスパダール液がわりあい使われているが、紹介された時に既に処方されていることもあるし、高齢者にはやや重い
うつ病で1年以上休職した公務員も半年あまりの治療で完全復活症例:40代前半男性東京の大学を卒業後、東京で公務員、独身で一人暮らし。元々マラソンをするなど活発。H28.1、うつ病を発症、通院治療を受けるが仕事をこなせず休職。復職訓練を行うも上手くゆかず、休職が続く。(当然ながら主治医からは食事内容についての指導は全くない)H29.3、実家に帰り休養することになった。H29.3,当院初診。”眠りが浅い、頭が重い、体がしんどい、気持ちが沈む”。診察時、明らかに頭の回転が悪く、反
クエチアピンは就寝前頓服として処方されてるんだけど、これ飲むと翌朝まで残るだるさがレボトミンやウィンタミン、つまりフェノチアジン系抗精神病薬(古いタイプの精神科治療薬)に似てると思ったんだよな…。精神科医の方が書いてらっしゃるブログの過去記事をリブログ↓自分の体質(脳質?)的に言うとコントミンの副作用を減らしたのがセロクエルというよりコントミンの副作用から眠気をあえて残しつつ進化したのがセロクエルという感触だ。現在自分が頓服処方されてるクエチアピン(セロクエル)12.5㎎錠
コントミンはかなり古い定型抗精神病薬である。コントミンは鎮静作用が強いので、不眠や不穏の患者さんで糖尿病などがあり、クエチアピンが処方できない人に今でも処方されている。従ってコントミンはあった方が良い抗精神病薬だと思う。『コントミン』一般名:クロルプロマンジン(=ウインタミン)コントミンは初の抗精神病薬であり、1952年にフランス人のアンリ・ラボリにより発見されている。代表的なフェノチアジ…ameblo.jpコントミンはこれまでも溶出試験で基準を満たさないことが何度かあり、その度にロ
Yumeです。昨夜から、またヒルナミンに戻して寝ました。そもそもヒルナミンを止めたのは、寝過ぎて午前中いっぱい起きられなくなったから。止めて1週間くらいは寝起きも良く、日中は活動的になりました。しかし、すぐに不眠になりました。そこでコントミンに変えてもらいました。それも1週間試しましたが、全然ダメ。飲んでも飲まなくても変わりません。そこで昨夜から、ヒルナミンに戻してみました。しかし全然ダメ。寝てから3時間で覚醒。そこから寝付けません。ただ今、午前3時半くらい。どうにもこう