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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・専門知識(a)冬にシベリア付近に現れるシベリア高気圧は、ユーラシア大陸北部において主として放射冷却によって形成される対流圏の下層1000〜2000m程度の背の低い寒冷な空気で満たされた高気圧です。したがって、本文の内容は誤りということになります。(b)春や秋に日本付近を西から東に移動する移動性高気圧は、高気圧の中心付近より東側では、下降気流により雲が発生しにくく晴天となりますが、西側に入りますと、南から暖かく湿った
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識(a)本文にあります通り、梅雨前線を維持している水蒸気輸送には、一方では、インド洋からチベット高原の南側を流れる湿った南西風(インドモンスーン)が梅雨前線に流れ込んでおり、もう一方では、太平洋高気圧の縁辺の沿って湿った南風が梅雨前線に流れ込んでいます。これら2つの湿った空気の流れによって大量の水蒸気が輸送されることにより梅雨前線が維持されています。したがって、本文の内容は正しいということになります。
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。(a)(ドナルド・アーレン最新気象百科丸善p269より引用)太平洋高気圧の成因は大気大循環を構成する一つであるハドレー循環で、図の亜熱帯高気圧に該当し、本文の通り下降域で発生していることがわかります。このことから背が高く安定した特徴をもつ高気圧となるわけです。したがって本文の内容は正しいということになります。(b)シベリア高気圧は冬季のユーラシア大陸、特にシベリア地域を中心とする広い範囲で強い放射冷却によって形成