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第130審/日常の犯罪⑬ついに伏見組に壬生が見つかってしまった。すでにタイで見つかっていた菅原を張っていた出雲の子分が、菅原に金を貸しにきた壬生を目撃したのである。壬生はこれ、洗濯してるの?出雲は案外冷静だ。冷静すぎて超こわい。なにこのひと。彼は、部下に経緯を訊ねる。まず菅原は、伏見組とつながりがある現地の金融屋を通じて見つかった。ギャンブルで金が必要になり、念入りにタイまでかけていた指名手配に引っかかったわけだ。出雲がそこですぐ菅原をつかまえずに泳がせていたのが壬生発見に繋がったわけである
第132審/日常の犯罪⑮烏丸母がリモートで市田のインタビューを受けているところだ。烏丸母のそばには烏丸が付き添い、市田の近くには九条と、被害者のひとりだったのらがいる。烏丸母は烏丸晃子(あきこ)という名前だ。九条は、晃子同様、のらも苦しんできたのだと説明する。名前を言われて驚く晃子に、九条、烏丸両者からあの裁判を九条が傍聴していたこと、鞍馬検事は九条の父親であることが告げられる。そこへ遅れて薬師前がやってきた。のらが胸の内を明かそうというところだ。いまでも夢の中で犯人に襲われて、叫び声で娘
第140審/三つの裁判⑥服役中ののらを、彼女の娘・梨沙のかわいらしい手紙を携えて亀岡が訪れている。烏丸もいる。亀岡と烏丸のみの組み合わせっていままであったっけ?なにか新鮮な感じがある。梨沙の手紙はたくさんある。これは…たまらないなあ。なによりも罪を悔いる罰なんじゃないかな。お手紙にはとにかく会いたい気持ちがあふれている。薬師前が親戚に連絡をとって預かってもらってるみたいなはなしだったけど、どう説明してるのかなあ。唐突に烏丸がのらの好きな食べ物をたずねる。市田を経由したインタビューで和解し
第138審/三つの裁判④九条が曽我部に洗いざらい話すよう指示しているところだ。当初はセオリー通りカンモクパイ路線だったが、百井の件を経た出雲と通じる宇治、そして壬生からの連絡で、方向性を変えたのである。それはのらを裏切るということであって、曽我部も戸惑っている。のらを担当する亀岡は、やはりのらにカンモクを指示している。証拠がないからしゃべる利点がないし、証言可能な曽我部は沈黙するということを九条から聞いているからだ。亀岡はのらに娘のはなしをして励ましている。のらを取り調べる嵐山は、曽我部
第135審/三つの裁判①「日常の犯罪」もクライマックス、というところで新章である。と言っても、いわれなければ気づけないレベルではなしは連続している。ウシジマくんの形式とはもっとも異なる点だ。作品として章立ては息継ぎ程度の意味合いしかなさそうだ。九条の指示で曽我部が嵐山にのらの住所を伝え、のらが逮捕されたところだ。九条は屋上でたこ焼きを食べているところだが、例の「日本一のたこ焼き」ではなく、冷凍食品だという。行ってみたが臨時休業だったと。語の意味するものと意味されるものの異同、そしてそれを求め
第136審/三つの裁判②出雲につかまり、山奥で詰められる百井と求馬。目の前には大穴。おそらく壬生、菅原を埋めるために用意されたあれと思われる。井出と曽我部が嵐山に捕まったわけだが、それはどう考えても内部からの告発がなければ起こらなかったことなので、出雲は百井を疑っている。百井の立場からすれば、ヤクザに吸われそうになっていたわけだから、ありえるはなしだ。だが今回は最初から百井の仕事内容についての詰問に変わっている。いつだか、なんでキレてんだかよくわからなかった出雲のあの怒りだ。いま出雲は京極
第131審/日常の犯罪⑭2026年春、Netflixドラマ化に向けて、主演の柳楽優弥、松村北斗のコメントが掲載されている。ドラマ化については追って記事を書く(つもりだ)が、とりあえずビジュアル的には文句なく、製作者の履歴もいい感じで、かなり楽しみだ!薬師前が池田エライザなのもだいぶいいとおもう。というか池田エライザしかいない気がする…今回は巻頭カラー、九条と烏丸が、横並びの国会と皇居、立憲主義と象徴天皇制に、この国独特の構造をみている。「理屈で立って感情で揺れる」とは烏丸の見事な評言だ。ふ
第129審/日常の犯罪⑫百井らを詰め、農園を案内させようとする出雲。曽我部と百井は意味ありげに密かな視線を交わしている。出雲は井出というさっぱり顔の若者に車を出すように指示する。九条の事務所。訪れているのはのらである。百井に5000万で農園をゆずったタイミングで出雲が出てきたので、のらはうまいこと逃げられた感じになるのかと思われたが、ちがうみたい。のらのフルネームは野村乃蘭という。のらは本名だったのだ。なんか全体にかわいい名前だな。曽我部の紹介で来たという。のらと聞いて九条ははじめて理解し
第137審/三つの裁判③嵐山がのらを取り調べているところ。のらのフルネーム、特に漢字は忘れがちだが、野村乃羅である。かわいい響きの名前だよね。嵐山は、のらを告発した曽我部はぜんぶ吐いたといっておどかす。だから黙秘をやめろというはなしだが、曽我部もまたカンモクを続けているので、これはうそだ。そして偶然だが、これは前回、ヤクザの出雲が百井らを詰めていたときと同じやりかただ。のらは娘に会えないことがいちばん悲しい。黙秘はつらそうだ。のら担当の亀岡が九条に連絡をとる。大麻部屋の道具類は髭鼠が片付
第134審/日常の犯罪⑰タイに潜伏中の菅原と壬生がもぐもぐデートである。壬生はタイにも知人がいるらしく、菅原はそれが少し引っかかったようだが、ふつうに仕事に使えるからいつか紹介するつもりらしく、あやしいはなしではないっぽい。壬生が九条に電話だ。九条は運転中。助手席の烏丸と、例の「日本一のたこ焼き屋」のはなしをしている。隣に「世界一のタコス屋」ができたらしい。このはなしは、定義が曖昧なまま、なんなら空語のまま、それを拒むか、存在としてとにかく認めてしまうかという点で、蔵人の排中律的ロゴスと九
第121審/日常の犯罪④大麻の栽培をしているところだ。これは百井なのか、それともこのあと登場するのらなのか、よくわからない。しかし百井は栽培をしている様子はないし、はなしの流れからするとのらなのかな。で、そののらという人物から百井に電話がくる。のらは百井のボスで、女性っぽい。いわれてみると栽培している人物の顔は女性らしさがある。表情がちがいすぎるので、それでもまだ断定はできないが…要するに、インフルエンザで従業員が倒れたのでひとをまわしてほしいという内容だ。ふだんは闇金から債務者を400万
第124審/日常の犯罪⑦プッシャーの曽我部が、百井のボスであるのらのもとで大麻のグロワーの短期バイト。誰も入れてはいけないその部屋を何者かが訪れる。やってきたのは佐々木久馬である。これまでは「求馬」という字だったが、今回はこうなっている。事情があってのことかもしれないので、最新の表記にしたがう。監視カメラで様子をみていたのらは、久馬に警戒してなにか手を打つつもりらしい。久馬は、曽我部のスマホに勝手に入れたアプリで居場所がわかったらしい。だがGPSでは階層までわからないので、上かもと疑ってい