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このNissanGTRR33は、サスペンションをローダウンし、さらにシャシーの調整を行ったため、当店で四輪アライメント調整を実施しました。調整前の数値調整可能な項目は前後輪のトーと後輪のキャンバーです。入庫時の前輪トーは大きく偏っていました:左前輪トー+0.1右前輪トー+1.8LFTOERFTOEいずれも過度なトーイン状態でした。調整後は基準値に修正し:左前輪+0.5右前輪+0.4後輪トーも同様に過度なトーイン状態で:左後輪+1.9右後
皆様、こんにちは!レースゲージです。以前に、「アライメントの糸を使ったトリック」のブログを書きましたが、分かりやすい図を用意しました。なぜ、糸(水糸)を使ったアライメント測定が出来ないのか?その理由がこちらです。上記の図は車を上空から見下ろした上面図として見てください。右前輪と右後輪が四角で、それぞれのタイヤから伸ばした延長線を書いていると思ってください。上記の図は右前輪も右後輪も車両中心線と平行です。フロントのトーはゼロ、リアのトーもゼロの状態です。そして、①「オフセッ
誰でもできるアライメント調整と、意外と知らない落とし穴を解説!今回は簡単に行えるアライメント確認の方法と、注意すべきポイントを分かりやすくご紹介します。使用するアイテムは「アルミカラーと糸」今回使用するのは、RaceGauge/BlueGauge製のアルミカラーです。簡単な測定方法手順はとてもシンプルです。車両の周りに糸を一周巻く糸は車両のハブ(ホイール中心)を通るようにセットします。糸をテープで固定ホイールとタイヤの段差部分にカラーを挟むこれだけの作業で、タイヤの整列
アライメント作業といえば、トー角、キャンバー角、キャスター角といった静的な数値の調整が一般的です。しかし、近年の車両設計やサスペンション構造の複雑化、タイヤ性能の高度化により、従来の「数値合わせ」だけでは本当に意味のあるアライメントは出せなくなってきています。本記事では、RaceGaugeプレミアムアライメントテスターを用いた「構造・挙動・ドライビング」を繋げる“生きたアライメント”の考え方と、それを実現する測定・整備手法について、皆様に向けて詳しくご紹介します。【従来アライメント測
車両中心線の定義方法について「個別トー角」とは、左右それぞれのタイヤ(前輪または後輪)の進行方向に対する角度を、車両の中心線(走行方向)に対して独立して測定したものです。通常、3Dアライメントテスターによる仮想中心線を定義しますが、実はこの3D式、ターゲット式では代用にならない問題に直面します。それは、すべての測定ターゲットはホイール基準(シャシ計測がない)のため、シャシーのズレを見落としてしまうからです。(他にもランナウト補正の精度問題などもあります)では、個別トー角を「正確に」測
皆様、こんにちは!レースゲージです。日々多くのお問合せをいただきありがとうございます。導入店続々と増加中です。トー角をミリ換算する計算方法を説明します。参考ブログhttps://ameblo.jp/ragegauge-japan/entry-12877318032.htmlスマホの電卓を使います。(三角関数です)基礎知識として、角度の「度」と「分」の換算は知っておく必要があります。1度=60分なので、A分を角度に換算する式は、「A÷60」「A/60」です。①A=15