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星野富弘さん(78)死去のニュースが夕方テレビから流れてきて、料理をしている手が止まりました。詩画集全書を買いあさり読破している“大ファン”というわけでもなく、彼の詩画集カレンダーを毎年買って飾るとか、そういう入れ込み方をしていたわけでもなく。けれど、うちに一冊しかない詩画集を最初に手にしたときから、心身にすーっと沁み込んでくるような詩文と絵は二度と忘れることのない、時として一番辛い時にこそ思い出される「花の絵」と「言の葉たち」になっていたようです。星野富弘
授業中、学校敷地内での飛び降り自死。第一発見者は学校見回り職員の方。*その日は冬休み明けの健康診断があり、着替えが終わった順に生徒たちは自分のクラスに戻ることになっていました。が、クラスに戻って来ない生徒が1名、それが我が子でした。机の上に残されていた『いしょ』を生徒たちが発見して、担任をはじめその日学校に来ていたPTAの方々や見回り職員さんたちで校内を探し始めたらしいです。すると三階の渡り廊下に、上履きシューズがきちんと揃えて脱いであるのが見つかったそうで、そ
若葉の季節、新緑や空の色、パステルグリーンやパステルブルーはあの子が好きな色でした。富士山の散策コースで、家族でわいわいプチハイキングをしたときに撮ったこの写真を見ると、あの日のやわらかい陽射し、澄んだ空気、風に揺れる木々の優しい葉音を思い出し、元気に走り回っていた子供たちの姿も一気に甦ってきます。しかし、よくある家族の、よくある思い出アルバムの『ヒトコマ』になるはずだった写真が、そうではなくなりました。この写真も、ある意味『遺影』なのです。ある日、私は『自死
思い立ったが吉日。4月はじめ、平日狙いで『北欧の神秘』というノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画展を観に行きました。ケータイ画面越しに流れてきた広告の『北』というワードに惹かれたのか、広告に使われた『女神に蚤取りしてもらうトール(北欧神話に出てくる妖精?)』にときめいたのか。悲しい事が起きてからは、ある種の直感を『自身を導くもの』として生きてきたようにも思います。以前もブログで書いたとおり、お絵描き好きの有ちゃんをこころに伴って一緒にエンジョイできる神聖なスポ
2017年2月に、私は左肺全摘除の手術を控えていました。自身が学生時代に患った病気治療の後遺症で、風邪をひくたびに重たい肺炎を繰り返すこと20回近く、次に肺炎を起こせば命とりになりかねない、体力があるうちに元凶の左肺は全摘除したほうがよいと医師に言われ、予定していたわけです。しかし手術前の1月に、我が子の突然の自死。『いしょ』と題した手紙の最後のほうには大きめの文字で『マミーの肺の手術が成功することを願っています』と書いてありました。あの子自身思い悩んでいた最中(
2024年3月吉日、実家に預けっぱなしだった雛人形を箱から出しました。やっと飾ってあげることが出来ました。最後に飾って片付けた後、箱に仕舞ったのはアルツハイマー型認知症に罹患する前の母。有ちゃんが還って逝った3年後に母も老衰で彼の世へ逝きましたから、なんと12年間は箱詰めにされて押し入れの奥に仕舞われていたわけです。防腐剤やカビ・着物の虫よけ剤に記入された日付は、2012年3月となっていました。保存状態、バッチリンコでしょう?おっかなびっくり開封し
先日、生命保険の引継ぎの担当さんがうちに挨拶に来た時のこと。ご挨拶が済み、細かい説明を受けながらテーブルに広げられた書類の一枚に、家族の名前・生年月日・年齢等が記してある一覧があったのです。何気に目をやると、………え………有ちゃんの名前もフルネームで記載されたまんまでした。年齢、(今現在)21歳。………そっかぁ…そうだよなぁ……私の中では『永遠の14歳』なので、どうにもピンと来ない心境でその数字は暈しましたが、なんと表現した
こんばんは。千春です。ブログを読んでくださりありがとうございます。昨日の記事には思いもかけず暖かいコメントをありがとうございました『造花のアレンジメント』こんにちは。千春です。ブログを読んで頂きありがとうございます娘が亡くなって、位牌の前とお墓に生花を絶やさないようにしていますお墓、花入が6つあります暖かくなっ…ameblo.jp娘が亡くなって、グリーフケアを調べたりオンラインカウンセリングを受けたり自死遺族向けの電話に電話して話を聞いていただきました。調べるうちに分か
2月3日娘の三回忌を直前に控え、私は初めて”わかちあいの会”に参加した。ブログをフォローしている方が主催している会だ。最初に参加するならこの方の会に・・・と決めていた。その方のブログは、温かさを感じるし明るさも感じた。基本的に私は誰それ構わずフォローすることをしないタイプだが、私が最初にフォローしたのがその方のブログだった。初参加ということで、ちょっぴりドキドキ自己紹介から始まり、主催のポピーさんが上手に話を振ってくださった。ポピーさんは私のブログも丁寧に読んでくださって
午前中からぐんぐん気温が上昇していく初夏のようなさいたま市内。2024年4月13日(土曜日)、公共施設の集会室で対面の集いを開催しました。母子像『ずーっとね。02』/Y様作背景桜写真/ミナ様参加者は28名様。うち初参加者は3名様。はじめに全員の自己紹介、近況・現在の心境等のトークに、じっくり一時間あまりをかけて一巡。日本人にとって「春」という季節は特別なのですね。纏わる思い出に目を潤ませながら話し出す方々が多いように思いました。一巡後、受付で配られ
我が子に自死(自殺)で先立たれてから、これまで数カ所のわかちあいの会に継続的に参加してきましたが、私の知る限りで最短で遺品整理(処分)に至ったという方は、事後一日か二日でした。「亡き人を思い出すモノを置いておきたくなかった」というのがその理由でした。確かにそれも一理あるかもしれないけれど、一日か二日で片づける(ほぼ捨てた)なんてスゴイよなぁと……事後からまだ日の浅かった私は、目を白黒させてお話を聞いていました。でも考えてみれば、実家から離れて一人暮らしをしていた方を亡くされた場合などは、遺
2024年3月23日(第4土曜日)、星のしずく散策会を1年5ヵ月ぶりに行いました。場所は埼玉県川越市。🌈りえさんと🕷クロさんのご案内のもと小江戸王道コースを巡ります。(散策ルート&テキストガイド冊子/りえさん作)共催:公益社団法人埼玉県精神保健福祉協会参加者は27名様(うち散策会お初は🔰17名様)が、各々の用途に合わせて2ヵ所の駅①②に10時集合でスタートしました。↓③⇒【川越八幡宮Website】①K川越駅スタート班と、②H本川越駅スタート
ある日突然の、我が子の自死(自殺)というショッキングな出来事から生まれ出た“悲しみ”は、感情のコントロール不能、泣けば泣きっぱなし、時に放心状態に陥ったり、かと思えば怒りの矛先が自分に向かったり他人に向かったり、一番思いやらなければならないはずの同じ苦しみを味わった家族に向けられたり……、まるで手が付けられない癇癪を起こしたような状態が続く時期もありました。悪気は無いのであろう他者の言動にも神経質に傷つき怒り、時にそれは嫉みにも豹変したり、心の中は濁流で渦巻いていたようにも思います。
「おい、今朝お墓に行ったら、早くも綺麗なお花が供えてあったぞ。誰だろうな」3月17日(日曜日)朝、八戸の実家の父から電話がありました。そのお陰で彼岸入りであることに気がついた私。事後からずっと、春秋お彼岸入り日には主人の実家へ(有ちゃんの墓前お供え用)生花と菓子類が届くよう郵送手配していたのに、この8年め、すっかり忘れていたのです!(初日早朝から生花を供えてくれたのは、八戸在住の私の実妹と判明)有り難いな…。(私ときたら忘れていたのに)確か
【2024年開催報告過去ログ】⇒1/6、1/7アートワーク『香りはご馳走~想いをカタチに』手作りキャンドルワーク⇒第49回わかちあいの集い⇒第50回わかちあいの集い⇒第51回わかちあいの集い⇒第52回わかちあいの集い⇒3/15自死遺族等の権利保護研究会講演傾聴参加レポート⇒3/23春の川越小江戸散策会『時の鐘を鳴らしに』⇒第53回わかちあいの集い⇒第54回わかちあいの集い◆2023年度*各種イベント共催⇒公益社団法人埼玉県精神保健福祉協会様【2023年開催報告過去
◎2024年5月は対面の集いです。◆第55回は対面の集い<<この日は、より近い境遇でグループ分けをしたわかちあいを予定しています>>2024年5月18日(第3土曜日)受付13:15より※予約不要です。13:30~16:00わかちあいの集い(閉会後のクールダウン茶話会あり☆任意でどうぞ)会場⇒浦和コミュニティセンターコムナーレ10階【第1+2集会室】〒330-0055埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-110F(JR浦和駅東口徒歩1分コムナーレ10階)※武蔵浦和
お好みカラーアレンジメント*プリザーブドフラワー『色々花草~いろいろはなそう☆』アートワークショップのご案内です。◎しめきりました◎当日会場でお待ちしています☆◆案内人/チエさん・プリザーブドフラワーディプロマ取得「一人息子がお空に還ってから、2024年現在で3年めを歩んでおります。大切な人を想いながら、でも哀しみから切り離されたひとときを皆様と過ごせたらよいと思います」⇒Instagram🌟ワーク内容木のボックスタイプの器に、お好みカラーの薔薇と紫陽花のプリザ
毎年、とーーーーっても憂鬱なのが。4月5月。この時期は、小学1年生がピカピカのランドセル背負って、親御さんが見送ったり、お迎えに行ったり…そんな姿を目にするのが、たまらなく苦しいのですちゃーこもね…1年生になるはずだったから。そんなこんな…4月は気持ちのゆらぎが大きい私です。先日、わかちあいの会に参加してきました!そこで、私は…ちゃーこは小学校入学を楽しみしていたが、その願いは叶わなかった。ピカピカの1年生を目にするのがとても苦しい。家の前の
◆日本自殺予防学会「自殺予防と危機介入」第44巻1号に論壇「自殺の統計の健全な発展を願う—2022年警察庁自殺統計原票の見直しの問題を踏まえての提案—」が掲載。著者は竹島正、山内貴史(東京慈恵会医科大学)、井上顕(高知大学保健センター)、福永龍繁(科学警察研究所)。⇒https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:ap:ee357601-1e89-4696-9d47-2b121a31934f◎警察庁「自殺統計」のあり方について意見を述べています。
先日参加したがん遺族サロンでのこと。初めて参加された方の中に「いつも読んでいるブログにここの事が載っていたので来ました。」とおっしゃられた方がいてスタッフさんで私がブログをあげていることを知ってらした方が「りぼんさんのブログ見て来てくれたんじゃない?」と教えて下さりその方と繋がることが出来ました。確かに私があげたブログを見てグリーフケアというものがあることガン遺族サロンがあることを知ってサロンに来てくださったとのことで「来て良かった」とおっしゃって下さいました。私
スピリチュアル&グリーフケアココロとカラダの癒しHOMISH∼gowithʚkiyokaɞこの場では「話すこと」の大切さによく触れています。身近なところで話す人や場がない、または難しいと感じられる場合には自助グループや分ちあいの会、個人活動による傾聴が行われています。私もグリーフ専門士としてその一端を担いたい、と日々学びをしています(⁎ᵕᴗᵕ⁎)ただ分ちあいなどの「場」を近場で見つけられないという声もよく見聞きします。また、死別を経験されて未だ日
皆さま初めまして。子どもを病気や不慮の事故で亡くした親・家族の自助グループ、「小さないのち」です。子どもを亡くした親・家族、当事者だけで構成しているセルフ・ヘルプグループです。会の始まりは25年ほど前!会の代表が当時1歳の長女を突然の病気で亡くし、インターネットも無い時代、同じような経験をした親御さんとつながりたいと、あちらこちらにお手紙を出して…やっとつながった親御さんと立ち上げた会です。以来、変わらず当事者による当事者のための会として活動を続けています。