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「週刊文春」の三宅香帆の連載コラムから私は「ミリしら」という言葉を初めて知ったのだが、たとえば、どう使うのかというと、「私、ちいかわはミリしらなんだけど」というふうに、1ミリも知らないことを「ミリしら」というのだそうである。この夏はとにかく、映画「ちいかわ」が話題を席巻していた。興行収入百億を超えたというニュースも目にしたが、その評判を知り、まさに私も「ミリしら」な状態から映画館に駆けつけたクチであった。私はエックスをほとんど見ないから「ちいかわ」がエックス発のマンガだということも知らず
ここだけの話、みうらじゅんとナンシー関を、密かに尊敬している。ナンシー関は、芸能人やスポーツ選手、政治家など、誰もが知る有名人を切り口にしながら、その人そのものよりも、そこに投影されている世間の本音を静かに、しかし容赦なく暴いていく人だった。何気ない一言や一瞬の表情ににじむ違和感を喝破し、見事に言語化する洞察力が際立っていた。一方のみうらじゅんは、ユニークな視点で、「普通」や「常識」に縛られて生きることのバカらしさを、ユーモアを交えて示してくる。説教はしない。笑っているうちに、こち