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家に帰るとバッグを寝室に置いてマフラーを首から取った。制服から部屋着に着替えて椅子に座った。ばかだなぁ私。ただの罰ゲームに引っかかって泣いているなんて。テーブルに両腕を置いて泣きじゃくった。嗚咽を漏らしてまるで子供の様に。するとインターホンが鳴る。出る気にもなれず、放って置いた。だけどなかなかインターホンは鳴り止まず仕方なく受話器を取った。「はい...」「友梨奈、開けて」理佐の低い声が受話器越しに聞こえる。「お弁当箱忘れたでしょ。だから開けて」「...置いておいて」受
「さよなら」LINEの音で起こされ、理佐からのたった一言だけのメッセージ。その意味が分かった私は慌てて私服に着替えてマンションの屋上へと駆け出した。息を乱しながら屋上に辿り着くと、日が沈み出した空と理佐の姿がフェンスの向こう側に重なっていた。初めて会った日から私の心を全て奪った理佐。きっと一目惚れのようなものだった。当時私は14歳だったのに。綺麗な顔立ちで、スラッとした美しい体型。憧れ続けて18歳で告白したら、理佐も実は私も。と言ってくれてそこから同棲生活が始まった。でも最
そしてLIVE当日「リサ〜OKでたよ〜早く行こう」開演前ならいいと言う事で貸切状態の中たくさんの乗り物に乗った「そろそろ開園するから戻るよ〜」とやっさん私達はと言うと最後のワガママでお化け屋敷に入らせてもらう事に「入ってみたかったんだぁ〜」「私入ったけど怖かったよ」「リアクションチェックの時だ(笑)」「消したい過去だよ(笑)」「可愛かったよ」「そうゆうのいいから、早く行こう〜」「行こう行こう」私はホラーを見るのが好きなのでお化け屋敷も大丈夫だと思っていた「無理〜っ!!動
朝ご飯を食べていると、扉をノックして担当の金子先生が入ってきた。「あ、先生おはようございます」「平手さんおはよう。もうご飯食べれる様になりましたね」「はい」「吐くのは?」「いえ、もうありません」「じゃあもう退院出来ますね」「本当ですか?!」「ご両親に相談して決めましょうか」するとちょうど私のお母さんが中に入ってきた。お母さんは金子先生を見ると頭を下げる。「先生、お世話になっております」「いえ、友梨奈さんの事なんですがもう明日か明後日にでも退院出来ます」「そうですか、分か
4年前に書いた一つの小説物置の奥から1冊のノートが出てきて久々に読んだてっちゃんが男化しリサが学校の先生設定興味ある方いますか?いらっしゃったら投稿しようと思いますそれとりさぽんの長編も考えていますもしかしたらゆいぽんが男化するかも…
平手said平手「……情けない…」ふと、呟いた。渡邉「…」私が寝てるベットの側には理佐がいて、汗を拭いてくれている。咳も鼻水も無かったから風邪じゃない、と思ってた。怠かっただけ。思った通り風邪じゃなかった。あったのは、熱。渡邉「本当に気づかなかったの?熱」平手「気づかなかった…」気づいてたら休んでた…はず。渡邉「怠かったなら熱計ればよかったのに」平手「あ、そっか…」渡邉「え…?」その考えには至らなかった。至らなかった結果がこれだ。病院。レッスンで撮った振り付け
てちが亡くなったその後のお話です。苦手な方はバックしてください。ーーーーーー夜中にインターホンが鳴り、寝ていた私はなんだと思って警戒しながら受話器を取った。「はい」「理佐、開けて」「えっ...!?」思わず玄関に走り鍵を開けた。扉が開くと友梨奈が立っていた。「お邪魔します」と言って中に入る彼女。彼女は先月亡くなったのになんで?「理佐、なに固まってるの?」「ごめん...」リビングに行くと友梨奈はいつも座ってたマットの上に座る。私は友梨奈の好きなサイダーを出し、自分の分の
ケヤカケの収録の日この日は2期生がゲームに失敗したら1期生がプールに飛び込むと言う企画のものあるゲーム内でメンバーの誕生日を早い順に並べるというゲームの時のこと、私は2期生の誰にも誕生日を覚えてもらえていなかった内心ショックだったけどそれを言うのは責めてるようにも思えたので言わなかった「はぁ〜でも地味にショックかも…大丈夫って言ったけど、案外ダメージくらってるなぁ」でもそんな事を考えてるのも少しの間だけだったそれから数週間が経ち今日はモデルのお仕事の方に来ていた少し休憩をもらいふ
教室に戻るとリサと目が合うでもすぐ逸らされ、ふーちゃんに苦笑いを返して私は自分の席に戻るお昼をまだ食べていないこともあったので1人で食べることにした【どうだった?】【リサと本気で付き合うって言ってたよ】【ほんとに!?】【多分…リサはどこの温泉に行くとか言ってた?】【自分で聞いたら?】【出来ないからふーちゃんに聞いてる…朝のあの感じ見たでしょ(笑)】【リサも頑固だからなぁ(笑)】しばらくしてお昼が終わった午後からの授業は覚えていない後ろからリサをボーッと眺めて終わってたや
あの出来事があってからリサはアイツと別れた立ち直るのに時間がかかると思っていたら意外とケロッとしていたリサのことだから私達の前では出さないようにしているのかとも思ったがそうゆう訳でもなさそうでホントに吹っ切れたみたいだったあれから数ヶ月が経ったお昼休みの事私とリサとふーちゃんとほのでご飯を食べるようになっていた「リサってもう吹っ切れたの?」「ふーちゃん!!」「大丈夫だよ平手(笑)吹っ切れてるよ(笑)なんか思ったより平気なんだよね(笑)」「そうなんだ…それならよかった」「私ね旅行
リサside待ちに待った温泉旅行の日になった平手とのこともあって楽しみと不安が入り交じりながらも先輩と来れた事が何よりも嬉しかった朝は観光をして色んなものを食べたり綺麗な景色を見たりと楽しんだやっぱり先輩は優しくて平手が言っていることがいまいちピンとこなかった「やっぱり平手の勘違いだよ…」「ん?なんか言った?」「なんでもない。次あれ食べたい」「OK〜行こう」日も落ちてチェックインの時間も迫ってきていたので旅館に向かった「わぁ〜広〜い!!」「そりゃ初めての旅行で奮発したからな
私達が付き合い初めて1ヶ月が経った付き合ってわかったことがいくつかある平手はかなりの甘えん坊だ学校やバイトではかっこいいと言われることが多い平手だが私と2人の時は可愛いの方が多い今だってそうだ2人でテレビを見ているのだがずっとくっついていて私がトイレや飲み物を取りに行こうとするとすぐどこ行くの?と聞いてくる普段のギャップと違いすぎて毎日キュン死にしそうになっている「飲み物終わっちゃったから下に取りに行ってくるね。」と1階に行こうとすればテクテクと後ろからついてくる「ん?どうしたの
私はその夜リサを近くの公園に呼び出した「平手〜ごめん、お待たせ。電話してたら長引いちゃって(笑)」「全然いいよ〜遅くにごめんね」「ちょっと肌寒いね(笑)」私は黙って自分の羽織っているパーカーをリサにかけた「え、ありがとう。平手寒くないの?」「私暑がりだから大丈夫だよ」「平手って昔から優しいよね(笑)覚えてる?私がお母さんと喧嘩してここの公園で1人でいたら靴も履かずに走ってきてくれて(笑)」「あったねそんな事(笑)」「でもあの時よくわかったね。私がいる場所」「たまたまだよ(笑)
寮の前に着きリサの部屋を見ると明かりがついていたそのまま私はリサの部屋へと向かうピンポーン呼吸を整えず押したので緊張なのか走ったせいなのかわからないがずっとドキドキしていたガチャッと扉が開く「平手!?ど〜したの!?大丈夫!?とりあえず中に入りな」私は案内されるままリビングへ向かう「リサ、あのね…」と話出そうとするとリサが「平手朝はごめんっ!!」と謝ってきた「え?何に対して謝ってるの?」「その…朝突き飛ばして平手の気持ち考えないで無神経な言葉言ったなって…」「それは私が勝手にし
あの告白からというもの俺はあの人の事がすごく気になっていたでもその一方覚悟してねと言ってきた割に何もしてこないやっぱりからかわれてるだけだったのかな?そう思うとモヤモヤしていた会えば挨拶はするけどそれ以上は何もなくて…「なんで俺ばっか気になってんだよ‼︎」「平手、顔怖いぞ(笑)なんかあったか?」「なんでもない‼︎」でも愛貴ならいいアドバイスくれるかな…
平手side目を覚ませばリサはまだ寝ていた頭を撫でれば少し微笑んだ気がした「可愛い…リサが傷つかない結末はなかったのかな…私が口出したから余計に拗れちゃったのかな…」「それは違うよ!!私がちゃんと見てなかったから。平手はちゃんと辞めなって言ってくれた。それでも信じれなかった私の自業自得だから!!だから自分を責めないで」「リサ…」「いつもありがとうね。助けてくれて。見捨てないでくれて」「無事でよかった」「平手寝れなかったよね?ごめんね、ベッド占領しちゃって」「寝れたよ」「ウソだ
平手side病室に戻れば先生と看護師さんにこっぴどく叱られた歩くのもやっとなのに走るなんて、命を大事にしなさいと怒られた怒られている私を見てゆっか〜とリサは苦笑いだった「今日だけは安静にね!!酷いと傷口開くからね!!」「…はい」先生達は病室を出ていった「怒られちゃったね(笑)」「怒られるのは慣れてるから」「そんなに?(笑)」「色んな大人に怒られるよ(笑)私問題児だから(笑)」「てち元気そうだね?」「え?なんで?(笑)」「いや、明るくなったというか」私はリサの方を見る
それからカフェラテを飲みながら平手のバイト姿を見ていたが分かったことがいくつかある私と同じように平手目当てで来るお客さんがいること平手はここでかなり期待、信頼されていること平手を嫌いな人がいないくらいに平手は男女問わず色んな人に話しかけられていてお客さんも平手自身も心底楽しそうだった「平手楽しそう…あんな顔もするんだ…」と独り言を言っていると店長さんがやってきた「平手人気者でしょ?」「そうですね。かなりの(笑)平手目当ての人もいますよね。」「そうだね。あいつ無愛想に見えて人当たり
あの後カラオケを出て、今は私の家まで平手が送ってくれている「バイト大変?」「まぁ忙しい時は大変だけど楽しいよ。色んな人と話すの」「平手目当てのお客さんもいるもんね」「え?そんな人いないよ。純粋にあのお店が好きな人が来てるだけだよ」「ほんと鈍感…」「え?なに?」「平手ってよく鈍感って言われない?」「うーん…あっ!!前にねるとぴっぴに言われた(笑)」「なんで?」「なんか私好きな人いるんだけどその人の気持ちわかんないって言ったら鈍感すぎて相手可哀想って(笑)」「そうだったんだ…」
ご飯を食べ終え再び部屋に戻る「リサのお母さんのご飯めちゃくちゃ美味しかったっ!!ここの家の子になりたいなぁ(笑)そしたらリサとずっと一緒なのに〜(笑)」「なったらいいよ」「え?冗談だよ(笑)でもホントにいい家族だよね。羨ましい。」そうゆう平手の顔が一瞬曇ったのを私は見逃さなかった「あんまり上手くいってないの?」「うーん、上手くいってないというかうちの親出張ばっかりで家にあんまりいないからリサのお家の暖かさが羨ましいなとは思う。」「そうだったんだ…平手っ!!いつでも来ていいよ。うちは
リサside部屋を出て外の木の影に隠れるどうしよう…靴も履かずに出てきちゃった鞄も服も部屋だし…携帯だけは浴衣のポケットに入ってるけど誰にも心配かけたくないし…誰か助けて「見つけた〜部屋戻るぞ。こんなとこいたら変に思われるだろ!!」「嫌だ!!助けて、平手!!」「いるわけねーだろ。ばーか(笑)」私は目を疑った少し目をつぶっただけのはずだったのに目の前にいた先輩がなぜか奥の方に吹っ飛んでいる「え…なんで」「お前の言葉なんか信じるかよばーか(笑)あんたにリサはもったいない」
「最初はただそばにいて支えたいってだけだった。でも一緒にいる時間が増えて、てちの笑った顔、困った顔、怒った顔、色んな表情をするてちに惹かれていってる自分がいた。私が困ってる時いつもそばにいてくれて、欲しい時に欲しい言葉くれて、私が安心出来るように落ち着くまでそばに居てくれて…それと同時に私もてちのそんな存在になりたいって…てち…好き…てちが好きだよ」てちに抱きついたままそう伝えたてちは私の手を握り話し始めた「初めてあった時のこと覚えてる?」「覚えてるよ」「あの時私この子と仲良くなりたい
目的地に向かうためにバスに乗る。右手には友梨奈の左手が絡んでいる。この子と手を繋ぐのもこれで...デートが始まって早々に涙が出そうになったから、そこまで考えて辞めた。平手「バス、空いてて良かったね」理佐「日曜日の早朝だからね...笑」人が少なくて静かなバスの車内がとても寂しく思えた。あーどうしよう。泣いちゃうな。離れたくないな。私なんでこんな病気になっちゃったんだろう。きっと友梨奈のこと、たくさん傷つけちゃうな。私が死ぬなんて受け入れられないだろうから。平手「...理
昨日のことは何も触れずいつも通り2人で登校するその日のお昼休憩「えーーーーーっ!!てっちゃんにキスされた!?」咄嗟にねるの口を抑える「寝る声が大きいよ!!でも、私その時泣いててそれを止めるためにしたんだと思う」「だとしてもチューする?」「てちは優しいから…」「いやいやいやいや、リサ回路おかしくなっとる!!てっちゃんはねるが泣いててもチューすると思う?」「絶対しない」「でしょ?てっちゃんの気持ち聞かんと?」「それで突き放されたら?今の関係続けられなくなるのは辛い…それなら今のま